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7.呪われしアルストメリー
2m
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(この国の……真実?)
「私は、口頭で先代の聖女様から伝えられたものと、この教会にある資料から拾える歴史なら、存じ上げておりますわ」
「先代は、お主と同じ魔人だったのか?」
「さあ、どうでしょう……」
「本当に、食えないおなごだな」
「お褒めいただき光栄ですわ」
(絶対それ、褒めてないよ!?)
もはや、プル……なんていう親しみを込めた愛称でなんか呼べない。
恐れ多すぎる。
もはや聖女様というよりも、姉さんと、呼ばせていただきたい。
めっちゃ年下だけど。
というか……。
「ふふふふ」
「うふふふふ」
……怖ぇえええ。
プルメリアと、中身イケオジのアザレアが、互いを見つめ合いながら微笑んでいる。
でもその微笑みは、ちっとも、微笑ましくない。
目が……笑っていない。
お互い、相手の目を見ながら互いの腹の中を探っている……という状況だろう。
そんな時だった。
「失礼ながら、私からも宜しいでしょうか」
ノアが、ものすっごい満面の笑みを浮かべて、2人の間に割り込んだ。
(この人、こんな笑い方するんだな)
子供のようなノアの笑顔に、一瞬ドキッとなってしまった。
だけど
「近づくな」
「近づかないでくださいまし」
プルメリアと中身イケオジのアザレアが、ささっと後退りした。
「ひどいですね」
ノアは笑顔のままそう言うと
「お前のような魔人に近寄られると、ろくな事がないと知っておるからな」
「あなたのような人に近寄られると、よろしくない事が起きますのよ」
これまた同時に、同じようなことを言う。
「ひどい言われようですね……カサブランカ様」
「えっ!?」
(い、いきなり話振られた!?)
「私は、そんなにひどい事をしておりませんよね?」
「えーと……?」
カサブランカとして、ノアとの関わりは……人によってはひどい事をされている。
私として、ノアとの関わりについては、ほとんど会話しかしていないので……ひどいひどくないの判定がイマイチ難しい。
そんな事を考えていると
「カサブランカ様に近づかないでくださいまし」
と、プルメリアが私とノアの間に入ってくる。
「カサブランカ様も」
「へ?」
「ノアとの距離を、極力2m以上は絶対死守してくださいね」
「え?」
「約束ですわよ」
「は、はぁ……」
あまりにも、真剣な目つきでプルメリアが言うので、後で理由を聞いてみようと思った。
「2mについては……ぜひ反論したいところですが……」
ノアが両手を上げながら、再び話出す。
「アルフィー殿」
「……何だ……」
すっごい機嫌が悪そうに答える、中身イケオジのアザレア。
どうしよう、このままアザレアの眉間に皺が寄ったままだと……。
別の意味でやっぱり心配になる。
「話をものすごーく前に戻しますけど、歴史への認識についてです」
「…………だから、何だと言うのだ…………」
「私も、聖女様もカサブランカ様も、歴史教育はそれなりに受けてはきています。でも……」
ノアは、ちらりと私の方を見ながら
「もしかすると、全員が同じ認識ではないかもしれませんね」
と言った。
(あ、なるほど。もしかして……?)
「どうです、ここは1度、アルフィー様のお力をお借りして、皆ですり合わせしません?持っている情報を」
ノアのこの言い回しで、完全に気づくことができた。
ノアはカサブランカではない、私のために動いてくれたのだろう。
カサブランカとしても、決して違和感がない方法で、正確な情報を私が知るために。
「私は、口頭で先代の聖女様から伝えられたものと、この教会にある資料から拾える歴史なら、存じ上げておりますわ」
「先代は、お主と同じ魔人だったのか?」
「さあ、どうでしょう……」
「本当に、食えないおなごだな」
「お褒めいただき光栄ですわ」
(絶対それ、褒めてないよ!?)
もはや、プル……なんていう親しみを込めた愛称でなんか呼べない。
恐れ多すぎる。
もはや聖女様というよりも、姉さんと、呼ばせていただきたい。
めっちゃ年下だけど。
というか……。
「ふふふふ」
「うふふふふ」
……怖ぇえええ。
プルメリアと、中身イケオジのアザレアが、互いを見つめ合いながら微笑んでいる。
でもその微笑みは、ちっとも、微笑ましくない。
目が……笑っていない。
お互い、相手の目を見ながら互いの腹の中を探っている……という状況だろう。
そんな時だった。
「失礼ながら、私からも宜しいでしょうか」
ノアが、ものすっごい満面の笑みを浮かべて、2人の間に割り込んだ。
(この人、こんな笑い方するんだな)
子供のようなノアの笑顔に、一瞬ドキッとなってしまった。
だけど
「近づくな」
「近づかないでくださいまし」
プルメリアと中身イケオジのアザレアが、ささっと後退りした。
「ひどいですね」
ノアは笑顔のままそう言うと
「お前のような魔人に近寄られると、ろくな事がないと知っておるからな」
「あなたのような人に近寄られると、よろしくない事が起きますのよ」
これまた同時に、同じようなことを言う。
「ひどい言われようですね……カサブランカ様」
「えっ!?」
(い、いきなり話振られた!?)
「私は、そんなにひどい事をしておりませんよね?」
「えーと……?」
カサブランカとして、ノアとの関わりは……人によってはひどい事をされている。
私として、ノアとの関わりについては、ほとんど会話しかしていないので……ひどいひどくないの判定がイマイチ難しい。
そんな事を考えていると
「カサブランカ様に近づかないでくださいまし」
と、プルメリアが私とノアの間に入ってくる。
「カサブランカ様も」
「へ?」
「ノアとの距離を、極力2m以上は絶対死守してくださいね」
「え?」
「約束ですわよ」
「は、はぁ……」
あまりにも、真剣な目つきでプルメリアが言うので、後で理由を聞いてみようと思った。
「2mについては……ぜひ反論したいところですが……」
ノアが両手を上げながら、再び話出す。
「アルフィー殿」
「……何だ……」
すっごい機嫌が悪そうに答える、中身イケオジのアザレア。
どうしよう、このままアザレアの眉間に皺が寄ったままだと……。
別の意味でやっぱり心配になる。
「話をものすごーく前に戻しますけど、歴史への認識についてです」
「…………だから、何だと言うのだ…………」
「私も、聖女様もカサブランカ様も、歴史教育はそれなりに受けてはきています。でも……」
ノアは、ちらりと私の方を見ながら
「もしかすると、全員が同じ認識ではないかもしれませんね」
と言った。
(あ、なるほど。もしかして……?)
「どうです、ここは1度、アルフィー様のお力をお借りして、皆ですり合わせしません?持っている情報を」
ノアのこの言い回しで、完全に気づくことができた。
ノアはカサブランカではない、私のために動いてくれたのだろう。
カサブランカとしても、決して違和感がない方法で、正確な情報を私が知るために。
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