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7.呪われしアルストメリー
だから、頭を抱えたいのはこっちだっつうの
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エディ王子とメルキオール。
カサブランカとステラ。
この2人が、同じ条件……つまり、魂の核を持った状態のせいで魔を持つということは……。
「他の魔人も、魂の核が同じということであってる?」
「そう考えた方が自然……だとは思いますが……」
つまり、そうじゃないケースもあるということか。
私がそこをまさに突こうとした時だった。
「あの方は、私の体を使ってから、どんどん魔を増幅させていきました。一方で私もまた……あの方の魔のせいで、取り返しがつかないことに……」
と、ステラがぶつぶつ言い出した。
独り言だったのかもしれないが、私は拾ってしまった。
「あの方って……メルキオールのこと?」
「……メルキオールが私を犯すことがなければ、きっと今のようなアルストメリーにはならなかったはずです……」
ステラの声に、メルキオールへの恨みが含まれていることは、分かった。
「あっ……」
そして、そのことにステラ自身も気がついたようだ。
「申し訳ございません、話が逸れましたね」
「いえ……」
むしろ、かなり重要な話な気がするので、もうちょっと続けて欲しいな、と思った。
けれど、それ以上ステラがエディ王子とメルキオールについて言及することはなかった。
その代わりに、ステラが私に話し続けたのは、人間を構成する3つ……体と心、そして魂についての話だった。
体の記憶、心の記憶、魂の記憶はそれぞれが独立している。
その記憶をつないでいるのも、また人体の中に存在する間。
そして、私が知りたい内容の記憶を持つカサブランカは、カサブランカとして現在の生を受け、これまで生きてきた記憶の全てをもつ、心のカサブランカの方だということ。
「私もまた、心のカサブランカによって無理やり肉体から切り離され、死者の魂の核が封印されるこの場所へと……追いやられてしまったのですから……」
などと、ステラ自身も心のカサブランカによってなされた分離という行為に、頭を抱えているらしかった。
(だから、頭を抱えたいのはこっちだっつうの)
カサブランカとステラ。
この2人が、同じ条件……つまり、魂の核を持った状態のせいで魔を持つということは……。
「他の魔人も、魂の核が同じということであってる?」
「そう考えた方が自然……だとは思いますが……」
つまり、そうじゃないケースもあるということか。
私がそこをまさに突こうとした時だった。
「あの方は、私の体を使ってから、どんどん魔を増幅させていきました。一方で私もまた……あの方の魔のせいで、取り返しがつかないことに……」
と、ステラがぶつぶつ言い出した。
独り言だったのかもしれないが、私は拾ってしまった。
「あの方って……メルキオールのこと?」
「……メルキオールが私を犯すことがなければ、きっと今のようなアルストメリーにはならなかったはずです……」
ステラの声に、メルキオールへの恨みが含まれていることは、分かった。
「あっ……」
そして、そのことにステラ自身も気がついたようだ。
「申し訳ございません、話が逸れましたね」
「いえ……」
むしろ、かなり重要な話な気がするので、もうちょっと続けて欲しいな、と思った。
けれど、それ以上ステラがエディ王子とメルキオールについて言及することはなかった。
その代わりに、ステラが私に話し続けたのは、人間を構成する3つ……体と心、そして魂についての話だった。
体の記憶、心の記憶、魂の記憶はそれぞれが独立している。
その記憶をつないでいるのも、また人体の中に存在する間。
そして、私が知りたい内容の記憶を持つカサブランカは、カサブランカとして現在の生を受け、これまで生きてきた記憶の全てをもつ、心のカサブランカの方だということ。
「私もまた、心のカサブランカによって無理やり肉体から切り離され、死者の魂の核が封印されるこの場所へと……追いやられてしまったのですから……」
などと、ステラ自身も心のカサブランカによってなされた分離という行為に、頭を抱えているらしかった。
(だから、頭を抱えたいのはこっちだっつうの)
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