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7.呪われしアルストメリー
新たな性的嗜好の目覚め?
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数十秒、脳内で色々シミュレーションをした結果、私はあえて、どちらも選ばないという選択肢をとった。
正確に言うならば、
「その答えを知りたいなら、私に協力して」
と、この問いそのものを利用することを決めた、の方が正しい。
「なっ……!?」
エディ王子は、こういう返しが来ることは想定外だったのか、顔を真っ赤にしながら
「ふざけるな!!」
と怒鳴ってきた。
現世でいうところの、パワハラ上司になりやすい典型気質かな、と私は推測した。
こういうやつの扱いは、自分の直属の上司で生存権……つまり給料を握られている場合は非常にめんどくさい。
実際、こういうやつの下で働かされた時は、呪いの藁人形を通販で手に入れたくなるくらいには、精神病んだ。
でも、今の私は違う。
この男の生存権よりもっと大事なものを握っているのは……誰だ?
「私に、そんなことを言ってもいいの?」
「なんだと……?」
私は、わざわざ自分で自分の首を絞める体制を取った。
「何をする気だ……!?」
「ねえ……知ってる?」
私は、ぐっと首を絞める手に力をこめたフリをしながら
「この体の主導権、今私が握っちゃってるんだよね、きゃは」
と、エディ王子に状況を理解してもらうようにした。
エディ王子は、空気が読めず、パワハラ気質がある、結婚したくない男に間違いなくランクインするようなタイプだが、それでも頭脳レベルはまあまあ高いのだろう。
瞬時に私の言いたいことを理解したらしく、ぐっと彼が感情的に言おうとした何らかの言葉を飲み込んだ。
私は、ダメ押しに
「この体が大事なんでしょ?じゃあ……私の言うこと聞いてくれたら嬉しいなーあはは」
と言った。
私はそこまで演技は得意ではないので、どこまで自分のセリフで言いたい事が伝わったかは分からないが、エディ王子にはこれだけ伝わったなら勝ちになる。
私に協力しないと、カサブランカは戻ってこないよ。
これは、真実なのだから。
もう1度、私とエディ王子の睨めっこが始まった。
唯一違うのは、今度は圧倒的に私が優位の立場にあること。
エディ王子が、カサブランカの肉体が人質になっている事実をしっかり理解して、私に屈服するか否かを決めるための時間。
「ねえ、どうするの?私に従う?従わない?」
エディ王子が、本当に悔しそうにこちらを見ながら、歯軋りしている。
それを見ながら、私は全く別のことを考えてしまっている。
(あ、なるほど)
私は今まで、どSや女王様と呼ばれる人間の性的嗜好が理解できず、感情移入が難しかった。
でも、今体感している。
「…………お前に従うから、カシーを傷つけるのはやめてくれ……」
エディ王子が、本当に悔しそうに私に頭を下げるのを見た瞬間、強いものを屈服させたという興奮が私を支配する。
ゾクゾクした。
もう1度この喜びを味わいたいと思った。
今の私なら、きっと本物の悪役令嬢認定されても、おかしくない。
正確に言うならば、
「その答えを知りたいなら、私に協力して」
と、この問いそのものを利用することを決めた、の方が正しい。
「なっ……!?」
エディ王子は、こういう返しが来ることは想定外だったのか、顔を真っ赤にしながら
「ふざけるな!!」
と怒鳴ってきた。
現世でいうところの、パワハラ上司になりやすい典型気質かな、と私は推測した。
こういうやつの扱いは、自分の直属の上司で生存権……つまり給料を握られている場合は非常にめんどくさい。
実際、こういうやつの下で働かされた時は、呪いの藁人形を通販で手に入れたくなるくらいには、精神病んだ。
でも、今の私は違う。
この男の生存権よりもっと大事なものを握っているのは……誰だ?
「私に、そんなことを言ってもいいの?」
「なんだと……?」
私は、わざわざ自分で自分の首を絞める体制を取った。
「何をする気だ……!?」
「ねえ……知ってる?」
私は、ぐっと首を絞める手に力をこめたフリをしながら
「この体の主導権、今私が握っちゃってるんだよね、きゃは」
と、エディ王子に状況を理解してもらうようにした。
エディ王子は、空気が読めず、パワハラ気質がある、結婚したくない男に間違いなくランクインするようなタイプだが、それでも頭脳レベルはまあまあ高いのだろう。
瞬時に私の言いたいことを理解したらしく、ぐっと彼が感情的に言おうとした何らかの言葉を飲み込んだ。
私は、ダメ押しに
「この体が大事なんでしょ?じゃあ……私の言うこと聞いてくれたら嬉しいなーあはは」
と言った。
私はそこまで演技は得意ではないので、どこまで自分のセリフで言いたい事が伝わったかは分からないが、エディ王子にはこれだけ伝わったなら勝ちになる。
私に協力しないと、カサブランカは戻ってこないよ。
これは、真実なのだから。
もう1度、私とエディ王子の睨めっこが始まった。
唯一違うのは、今度は圧倒的に私が優位の立場にあること。
エディ王子が、カサブランカの肉体が人質になっている事実をしっかり理解して、私に屈服するか否かを決めるための時間。
「ねえ、どうするの?私に従う?従わない?」
エディ王子が、本当に悔しそうにこちらを見ながら、歯軋りしている。
それを見ながら、私は全く別のことを考えてしまっている。
(あ、なるほど)
私は今まで、どSや女王様と呼ばれる人間の性的嗜好が理解できず、感情移入が難しかった。
でも、今体感している。
「…………お前に従うから、カシーを傷つけるのはやめてくれ……」
エディ王子が、本当に悔しそうに私に頭を下げるのを見た瞬間、強いものを屈服させたという興奮が私を支配する。
ゾクゾクした。
もう1度この喜びを味わいたいと思った。
今の私なら、きっと本物の悪役令嬢認定されても、おかしくない。
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