【R18】処女だったのに、異世界転生したら俺様王子の伽の相手として調教されていました

桜葉詩織

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8.神から与えられたのは、罰と……

まさか、ノアは私の前世の……

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「つかぬことお聞きしますが……ノア…………さん？」
「何です？改まって」
「いえ……嫌な予感が、ひしひしと……」
「ら、ランカ？」

私の変貌っぷりに、エディ王子が驚いている。

「ごめん王子。ちょっと黙って」
「お、おう……」

（ほんとごめん、このやりとり一体何回目だろう……）

とはいえ、やはりこの話も、第三者交えて話をするとややこしくなるので、エディ王子にはこう言っておいた。

「危険なことはないとは思うけど、私が危なそうと思ったら助けてほしい」

犬のような目で頷いてくれたので

（あ、この子は人に頼られるのがやっぱり好きなんだろうな。特にカサブランカに……）

などと考えてしまった。
こうして、エディ王子に大人しくなってもらったところで、再び私はノアと向き合う。
いや、もしかするともう、呼び捨てにはできないかもしれない。
この問いかけをすると。

「あの……もし知らなければ、いいんだけど……今から言う言葉に、心当たりがあったり……？」

私は、そのまま色々な言葉を並べた。
私が前世でよく使っていたビジネス用語。
当時流行していたアプリゲームの名前。
そして……自分が働いていた会社名と部署……。
もちろん、エディ王子はこれらを聞いたところで、ちんぷんかんぷんな様子だった。
当然だ。
この世界に、そんな単語があるはずないのだから。
そしてノアは、知らない方が自然だ。
私の仮説が、普通に間違っていたら。
いや、そうであってほしい。
もし、万が一合っていたとしたら……。

「あの、ど、どうでしょう……？」

私が

（頼む！違うと言ってくれ！頼む頼む！）

と心の中で念じながら、ノアの回答を待つ。
ノアは、しばらく笑顔のまま無言を貫く。
かと思いきや、くくくと喉を鳴らすように笑ってから言ったのだ。

私が働いていた場所で、直前まで私が関わらされていたプロジェクトの名前を。
そしてそれは、私以外たった1人しかその存在を知らない。
その1人というのは、私が前世で関わった人間の中で最も苦手にしていた上司。

「それって……つまり……？」

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