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8.神から与えられたのは、罰と……
俺はきっと、過去に向き合わないといけない気がする
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「その2人が、どうしたの?」
私が尋ねると、エディ王子は大きなため息をつきながら、逆にこう尋ねた。
「少し、話しておきたいことがあってな」
「話しておきたいこと?」
「ああ。もしかすると、カシーの記憶と照らし合わせると、何かヒントになるかもしれないと思って……」
そう言いながらも、エディ王子の呼吸が少し苦しそうだった。
「だ、大丈夫……?」
「何が……」
「無理、してるんじゃない?」
こんな状態に自分を追い込んでまで、エディ王子は一体私に何を話したいのか。
話すというのなら、真剣に受け止めなければいけない。
でも、話すことがこの人に苦痛になるのなら、私はとめなくてはいけないのではないだろうか……とも、思った。
でも……。
「大丈夫だ。俺はきっと、過去に向き合わないといけない気がする」
その一言で、何となく分かってしまった。
きっとこれは、エディ王子なりの私へのエールなのかもしれない。
私と弟の様子を見たエディ王子なりの。
「分かった。ちゃんと聞く」
お互い事をしたばかりで、何も来ていないまま布団の中にくるまっている状態。
だからこそ、今なら隠しているものをさらけ出せる気がした。
「カシーの記憶は……読めるんだよな?」
「うん」
「じゃあ、俺とカシーの出会いは……」
そう言われて、私は「うーん……」と唸りながらある景色を思い出す。
「水を、キャンディーにしてくれた日?」
私がそう言うと、エディ王子は男のくせに、花が開いたような微笑みを浮かべながら、この体を抱き寄せた。
「そうか、カシーは、覚えててくれたんだな……」
カサブランカがその事実を覚えている。
それだけで感動するエディ王子を、私は可愛いなと言う思いと、寂しいという気持ちの両方を抱えながら、家族のようにハグしてやった。
「そうだよ。カシーは覚えてたね。よかったよかった」
私はそう言いながら「それで?」と続きを促した。
エディ王子は、この体をハグしたまま、言葉を続けた。
「俺は、ある時までは王家の人間としては認められていなかった。当時は、ノアだけが……王家の息子で、俺は王家にとっては正しくない存在だったんだ。でも……ある出来事が、俺を正式な王位継承者にしてしまったんだ」
「それって……」
「正式な名前はわからないんだが……」
エディ王子が語ったのは、正妃の息子でもあるノアと一緒にやらされたと言う、球体を光らせるだけの儀式。
その儀式によって、本来は王位継承権がなかったはずのエディ王子が、王位継承権を持つことになったこと。
私は、ポツリポツリと語るエディ王子の話を聞きながら、自分が持つ2種類の情報……前世の小説で得た知識と、この数日間の怒涛の日々で知った知識を脳内で照らし合わせていた。
私が尋ねると、エディ王子は大きなため息をつきながら、逆にこう尋ねた。
「少し、話しておきたいことがあってな」
「話しておきたいこと?」
「ああ。もしかすると、カシーの記憶と照らし合わせると、何かヒントになるかもしれないと思って……」
そう言いながらも、エディ王子の呼吸が少し苦しそうだった。
「だ、大丈夫……?」
「何が……」
「無理、してるんじゃない?」
こんな状態に自分を追い込んでまで、エディ王子は一体私に何を話したいのか。
話すというのなら、真剣に受け止めなければいけない。
でも、話すことがこの人に苦痛になるのなら、私はとめなくてはいけないのではないだろうか……とも、思った。
でも……。
「大丈夫だ。俺はきっと、過去に向き合わないといけない気がする」
その一言で、何となく分かってしまった。
きっとこれは、エディ王子なりの私へのエールなのかもしれない。
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お互い事をしたばかりで、何も来ていないまま布団の中にくるまっている状態。
だからこそ、今なら隠しているものをさらけ出せる気がした。
「カシーの記憶は……読めるんだよな?」
「うん」
「じゃあ、俺とカシーの出会いは……」
そう言われて、私は「うーん……」と唸りながらある景色を思い出す。
「水を、キャンディーにしてくれた日?」
私がそう言うと、エディ王子は男のくせに、花が開いたような微笑みを浮かべながら、この体を抱き寄せた。
「そうか、カシーは、覚えててくれたんだな……」
カサブランカがその事実を覚えている。
それだけで感動するエディ王子を、私は可愛いなと言う思いと、寂しいという気持ちの両方を抱えながら、家族のようにハグしてやった。
「そうだよ。カシーは覚えてたね。よかったよかった」
私はそう言いながら「それで?」と続きを促した。
エディ王子は、この体をハグしたまま、言葉を続けた。
「俺は、ある時までは王家の人間としては認められていなかった。当時は、ノアだけが……王家の息子で、俺は王家にとっては正しくない存在だったんだ。でも……ある出来事が、俺を正式な王位継承者にしてしまったんだ」
「それって……」
「正式な名前はわからないんだが……」
エディ王子が語ったのは、正妃の息子でもあるノアと一緒にやらされたと言う、球体を光らせるだけの儀式。
その儀式によって、本来は王位継承権がなかったはずのエディ王子が、王位継承権を持つことになったこと。
私は、ポツリポツリと語るエディ王子の話を聞きながら、自分が持つ2種類の情報……前世の小説で得た知識と、この数日間の怒涛の日々で知った知識を脳内で照らし合わせていた。
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