PrettyGirls(可愛い少女達)ーレディースバンドの物語ー【学生時代とセミプロ時代】

本庄 太鳳

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中学最後の学祭 2日目

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麗奈と葉月は一緒に帰り、そのまま新垣の家に行った。
今日は、すぐにレッスンではなくリビングに通されていた。
優は、2人に紅茶を出してくれた。
吾郎は、渋い顔をしていた。
こりゃ、完全に怒られモードだと2人は感知していた。
吾郎は突然笑い出して、腹を抱えて笑っていた。

「今日のは一段と傑作だったな。なんだ、あのリボンはよー どっかのアイドルかよ。」

「あ 先生。私達が麗奈につけたんですよ。ヘッドマイク外れないようにと。」

「ヘッドマイクだって調整できるだろ? あんなの外れることないよ。麗奈。おりゃ、見てて笑い堪えるのが必死で演奏聞くどころじゃなかったぜ。」

「まぁまぁ、貴方。この娘達も初めて扱ってわからなかったでしょうからね。無理ないわよ。でも、初めて歌っても大丈夫だったわね。」

「はい、優さん。ちょっと離して設定したので変わらなかったですね。いつもそんなにマイクには近づいていないので。」

「でも、客席に飛び込んで行くのは中学までよ。これから有名になってくると、あんなことしてると。触られたり、ギターも傷ついちゃったりするからね。今日は部員がちゃんとサポートしてくれてたからよかったけどね。入場の時だけにしなさいよ。」

「はい、気が付くと飛び降りてたから・・・・・・・・・」

「まぁ、いいわ。紅茶飲んだら練習しましょうね。」

この日は、8時まで何時ものように4時間練習をしていた。
今日はぐっすり寝かそうと、麗奈にはギターを2本置いて行かせていた。
明日、7時に取りにきますと言い2人はぐっすり帰った。
両親も弟も姉も食事をしないで、待ってくれていた。

「ただいま帰りました。今日はありがとうございました。お姉ちゃんも来てくれてありがとう。」

「ほら、手を洗っておいで。ご飯食べれないじゃないの。」

洗面所で手を洗いうがいをして、ダイニングに戻った。

「お姉ちゃん、1番カッコよかったよ。友達にも自慢できたんだ。」

幸平の頭を、麗奈は優しく撫でていた。

「あんたが近づいて来たのもびっくりしたけど、まさか抱きつくなんてね。恥ずかしかったわよ、友達とみんなで見てたのにね。」

「ごめんなさい。」

「でも、家ではこんなだけど。みんなに感謝してるんだなって、お父さんも嬉しかったよ。いつまでも、その気持を忘れないでいなさいね。」

なぜか、今日は田中家はすき焼きだった。
大半の肉は、姉と父が食べてが・・・・・・・・・

「お風呂先に入っていいわよ。疲れたからすぐ寝るでしょ?」

「はい、じゃ、お先にいただきます。」

着替えを持って、風呂に入っていた。
汚れた髪の毛と、身体を洗い。
ゆっくりと、湯船に浸かっていた。
この頃は、脇毛の処理も面倒になってきていたが恥ずかしいので多少生えてくると剃っていた。
風呂から上がると、部屋に行き。
通帳と印鑑を持って、母のところに行った。

「お母さん、えっと1万下ろしてくれませんか?」

「あら、使っちゃうの? なんか必要だったのかしら?」

「えっと、今日つけてたマイクとかエレキのワイヤレスの代金で葉月さんが立て替えたみたいで、返さないといけないので。おねがいします。」

「わかったわ。この1万でとにかく葉月さんにお金を返しなさいね。お父さんからのプレゼントだから通帳はいいからね。」

「ありがとうございます。」

麗奈は1万と通帳と印鑑を受け取り、部屋に戻った。
お金は、財布に入れて鞄に入れておいた。 
そのまま今日は、就寝していた。

翌朝は、母は早く起きていて挨拶をするとシャワーを浴びてリビングで寛いでいた。

「麗奈は、TVは見ないのね。今、流行ってる音楽とか聞かないの?」

「なにが流行ってるかもわからないし、ジャンルも違うから。見たいけど、練習と勉強あるから時間ないです。」

「ちゃんと、勉強してるのね?」

「大体は学校で聞いてればわかるけど、1年の時から毎日2時間くらい勉強してるから、中間とか期末のテスト前に勉強とかしてないですよ。」

「受験前は、少し休んで勉強したら?」

「受験前は、家では練習しないようにします。でも1週間くらい前からですけどね。」

朝食ができると、姉と弟を起こしてきた。 
父は母が、起こしにいった。
5人で、久しぶりの朝食だった。 
やはり姉の茉莉子がいると、いいものだった。

「中学最後のライブね。頑張ってね。今日も家族総出で聞きに行くわよ。」

玄関まで、みんなに見送られて家を出ていった。

「本当にユーフォ辞めた時はどうなるかと思ったけどね。安心したわ。」

「だって、あの娘。私より音楽のセンスあるって、言ったでしょ?ギターのチューニングなんて、チューナー無しでやってるわよ。私は音大行ってるけど。音大生でも、絶対音感持ってる人は半数以下ですからね。それだけ凄いってことよ。」

「まぁ、人間1個は取り柄があるもんだな。」

「そうそう、それとあの努力ね。良い人と巡り会えたのも良かったかも知れないわね。新垣さんの目に、止まるなんて。聞いたら、昔の新垣さんのバンドのメンバーにみんな教えてもらってるみたいよ。だからバンドのレベルも、上がったのね。昔は、ベースとドラムが足引っ張ってたのにね。今は、格段と進歩してるわよ。麗奈がアレンジして弾きだすと、昔はオロオロしてたけどね、あの2人。今はバッチリだものね。」

「じゃ、今日はもっと楽しみかな。早めに行って良い席確保しないとな。」

7時半に学校につき、音楽室に行くと。
すでに何人か、器材を用意していた。
麗奈もみんなに挨拶すると、器材を運んでいた。

「先輩、ヘッドマイク貸して貰えますか?」

「ええ いいけど、まだ無理だと思うわよ。」

「スタンドマイクとどうちがうんですか?」

「それは声量があれば大丈夫ですけどね。マイク固定だから、口とマイクの距離が一定だから・・・・・・・・・・・・・」

そこへ、あすか達3人が音楽室に入ってきた。

「あれ、なにやってるのかな?ヘッドマイクつけて」

「貸してくれと言われたので貸したけど、無理じゃないかと言いましたけど。」

「まぁ、できるなら借りなよ。一度やってみな。」

音量を小さくして、演奏をし始めて歌い始めていた。
普通には歌えていたが、声が苦しい高音などいつもマイクを近づけて歌ってる場面では声が小さくなっていた。

「メリットとデメリットがあるのね。ある程度の歌唱力があれば、一定の距離を保つヘッドがいいのよね。まだ、不安定な人は高音とかギリギリって人はどうしてもマイクに近づいて歌うでしょ?それができないのがヘッドなのね。理解できたかしら?」

「そうね、麗奈の場合。今では4オクターブ半は余裕で出てるから通用するのよ。ボイトレも毎日してるしね。してないと無理なのね。」

「そうなんですね。残念。カッコいいと思ったのに。」

「いつかなれるわよ、自宅でボイトレもできるしね。まぁ、教えて貰ったほうが早いんだけどね。がんばりなさいね。」

昼まで、通しでみんな練習をし始めていた。
11時頃、あすかは全員分の弁当を買いに4人行かせていた。
部費などは、こんな食事代とかにも賄われていた。
11時半から、みんなで昼食を食べだした。
麗奈は、まだ1回も歌っていなかった。 
麗奈達は、演奏も流して弾いていた。
自分のパートを確かめる様にして、音合わせをしていた。
早朝の後輩に声をかけられてからは、口を開いていない麗奈だった。

あすか達3人も、ほとんど口を開かず黙々と練習していた。
新入部員があすかのところに近づき、聞いてきていた。

「どうしたら、そんなに上手くなれるんですか? 教えてください。」

「練習するだけでしょ?私も前まではバンドの足を引っ張っていると言われましたからね。週に何時間練習してるの?」

指を折って彼らは数え始めていた。

「15くらいですかね」

「20です」

「10です」

「14です」

「でしょ?私達受験生で勉強も毎日2時間やってるけど、週に50時間以上は練習してるわよ。努力とか練習は嘘をつかないのよ。勉強もやって、練習もできるはずよ。上手くなりたいなら頑張って練習することね。多分、他のみんなは、貴方達4人よりも練習してますからね。音が出ればいいじゃなくて、綺麗な音を奏でるように努力してね。」

4人は努力が足りないと納得して、あすかから離れていった。

昼を食べ終わり、少し休憩をすると。
12時半に、器材を運び出していた。
全て運び終わると、麗奈は後輩のチューニングを確かめていた。
これには、4人の新入部員もびっくりしていた。
チューナー無しで、チューニングなど見たことがなかったからだった。
全てのチューニングを終え、自分の分もチューニングをしていた。
出番までギターは、ケースに収められていた。
客席を見ると、今日は前から5列目に通路を挟んで家族が座っていた。
昨日言われたけど、不安なので髪の毛の間にヘッドマイクの上部を通し。
ヘアゴムでポニーテールにすると、貰ったリボンをゴムの上からリボンにして結んでいた。

「麗奈、ちょっと長さ歪よ。直してあげるわね。」

葉月が、リボンを結び直してくれていた。
後輩たちの出番になり、みんなでセッティングを始めた。
昨日やったので、今日は簡単にできていた。
みんな部員は両サイドと、後部席後ろ・前列などに配置していた。
相変わらず、麗奈はこんな時は役にたたないので。
サポートに、回っていた。
ステージ脇で、出ていく部員の背中を軽く叩いて送り出していた。

昨日と同様、部員の拍手と歓声が湧き上がり。
客席の観客も、つられて拍手をしていた。
無事5曲を演奏して、Bグループに引き継いでいた。
イヤモニとギターとベースだけの交換で、時間はかからなかった。
今度も、部員の背中を軽く叩いてステージに送り出していた。
ラスト2曲になると、あすか達が袖に集まってきていた。

「最後のライブだね。気合いれていこう。」

4人は円陣を組んで声をあげずに、天に向かって人差し指をあげていた。
最後のチューニングを終えると、後輩たちがステージから袖にさがってきた。
大至急、ドラムセットとレスポール・ベースが立てかけられた。
水が何本も用意され、タオルも置かれステージはモップをかけられていた。
もちろん、譜面台も引き下げられていた。
麗奈は昨日の様に、体育館の脇を通って入り口の前で待機していた。
昨日の様子をしってる部員は、扉を開ける準備を2人でしていた。

ステージが明るくなり、3人が登場して演奏を始めていた。
後輩は、あすかの合図で扉を開けた。
扉の向こうには、笑顔で飛び跳ねてる麗奈がいた。
昨日の今日で、大人気のバンドだった。
途中で後ろの方に新垣夫妻がいたので、一例をして手を振っていた。
中央を半分まで進むと、ギターの演奏を始めていた。
イントロが終わると、家族の前まで来て歌い始めていた。
父や母・弟・姉にハイタッチして歌っていた。
間奏に入ると、その場で速弾きを始めていた。
どうしても、家族に見て欲しかった麗奈だった。 
家族にお辞儀をすると、ステージに駆け上がっていった。

麗奈がステージに上がると、一曲目は終わった。

「みなさーーーーーーーーーーーーーん  
こんにちわーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学祭楽しんでますかーーーーーーーーーーーー  
もっとたのしんでねぇーーーーーーーーー
私達Pretty Girlsの最後の学祭になりましたぁーーーーーーーーー
今日は、思いっきり演奏して歌いますから、聞いてくださいねぇーーーーーーー
【君に夢中】【恋にぞっこん】 いきまーーーーーーーーーーーーーーーーす」

軽快でパワフルなドラムの音・重低音を響かせる安定したベース・思った通りの音を出してくれてるシンセ。
麗奈は、もうぶっ飛んでいた。 
ステージを、走り回り。
お客さんを眺めてジャンプしたり、ステップしたりしていた。

「ありがとーーーーーーーーーーーーー   
もうご存知のメンバー紹介ーーーーーーーー
我らがリーダー 時には厳しく、でもとっても優しい ドラム  ASUKA--ーーーーーー
無口だけど、ベースはおしゃべり ベース AYAーーーーーーーーーーーーーー
ノリまくると止まらない お嬢様ジンセ  HAZUKIーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、ギター兼ボーカル担当の私 REIでーーす  よろしくーーーーーーーー
中学・高校と恋の季節ですよねーーーーーーーーーーーーーーー
そんな貴方にプレゼントーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【彼女の唇】【涙を拭いながら】 いくよーーーーーーーーーーー」

レスポールに変えて、麗奈は弾きだしていた。 
触ったのかチューニングが狂っていて、直しながら弾いていた。
2曲は、麗奈はしんみりと歌っていた。 
時々、歌だけを歌って。
そんな時は、ベースがカバーしていた。 
ドラムもこんな曲は、音は控えめにしていた。
シンセも、ピアノの音を奏でていた。 
観客は、うっとりと聞き惚れていた。
2曲共、音域は広くブレス無しのフレーズが多かった。
2曲を歌い終わり、客席から嵐の様な拍手が巻き起こっていた。

麗奈は水を一口、口に含むとゆっくりと飲み。

「私達の学祭は最後になりますけどーーーーーーーーーーー
是非、来年は素晴らしい後輩の演奏も聞きにきてくださいねーーーーー  
おねがいしまーーーーーーーーーーーーーーす
私達、4人も同じ高校で続けていきまーーーーーーーーーーーーーーーーーーす
よろしくねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

「どこだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

「校名言ってよーーーーーーーーーーーー」

「まだ、合格できるかわからないけどねーーーーーーーーーーーーー
桜花へ4人進学しまーーーーーーーーーーーーーーーす
それでは、両親・師匠・学校関係者などなどに感謝する曲でーーす
【Thank You】【LOVE】 続けてきいてねーーーーーーーー」

あすかを見て、掌を見せて、待ってのサインをだした。
水を飲み、深呼吸をすると。
これは絶対音感がなければ出来ない事で、Aメロは独唱だった。
半音でも外れれば、アウトの曲だった。 
しかも、高音も高く長かった。
Bメロから、かすかなドラムの音が聞こえてきた。
Bメロの最後になってやっとシンセとベースが弾きだしていた。
この2曲は麗奈は、大人しく歌っていた。
みんなへのお礼を、歌で表現していた。     
父や母は、泣き出していた。
親の協力や師匠との出会いなどなければ、今の自分は存在しなかった。
顧問を引き受けてくれた美羽先生、前回の公演をさせてくれた学校。
そして、いつも聞いてくれてる学校の仲間。

2曲を歌い終わり、麗奈も涙ぐんでいた。
彩香にタオルを渡されて、涙を拭っていた。

「あっは ごめんなさいねーーーーーーーーーーー
いっつも、先生におこられまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーす
ステージでなくなーーーーーってね   
今日は許してね 優先生ーーーーーーーーーーーーー
私達の師匠、紹介しまーーーーーーーーーーーーーーーす
先生いいよねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギターリスト  新垣吾郎ーーーーーーーーーーーーー  
ありがとーーーーーーーーーーーーーーー
声楽家兼シンセの達人 新垣優ーーーーーーーーーーーー 
ありがとうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みんな、2人にお世話になってまーーーーーーーーーーーーす
そして、いつも器材運びやってくれてる あすかさんのおとーーーーーーーさん
ありがとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みんなみんな だいすきでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーす
今日という日を一生わすれませーーーーーーーーーーーーーーん
最後の曲になりましたーーーーーーーーーーーーー 【夢を抱いて】」

後ろを向き、ギターチェンジすると。
水を飲んで、OKサインをあすかに出した。
イントロから突っ走り、トレモロ・チョーキング・ビブラート・ハマリング・プリング・ピックスクラッチ・ライトハンドなどで狂った様にイントロを弾き始めていた。
これには、流石に3人はついていけず、ドラムだけリズムを刻み2人は休憩していた。
長いイントロが終わると、会場から拍手が巻き起こっていた。
軽快なリズムで歌い始め、部員達も手拍子をし始めていた。
曲が終わり、4人はいつもの挨拶をしてステージ脇に引っ込んでいた。
渡されたタオルで汗を拭い、水を飲んでいた。

いつもの様にアンコールが鳴り響き。
2回のアンコールで、3曲を演奏し最後のライブを終えた。
みんなで器材を片付けて、器具庫にしまうと。
あすかが、急に言い出した。

「去年の募金箱どうなったのかしらね?見てないけど。」

「ああ グランドでやった時、器材のレンタル料を寄付してもらったのよね。自腹で12500円ずつだったかしらね。」

器材庫の片隅に積み重なれていた10個の箱を取り出し、みんなで開けて数え始めていた。
結構金額があり、11万ほどだった。    5万は4人で分けていた。
後は、部費にと2年に渡した。   
あすかから、部長発表があり。
2年のドラムの男子が、任命された。
副部長は、男子のベースと律子だった。
部長にこっそりと、新入部員の退部届けを渡した。

「これで、私達は卒部します。これからも努力して今まで以上の活躍をすることを期待しますね。貴方達なら、可能ですからね。」

私物のヘッドマイクなどを持って、後輩に見送られ学校を後にしていた。
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