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第27回 夏祭2日目
しおりを挟む6時前に、目を覚ましシャワーを浴びた。
母が用意してくれたブラを、身に着けて着替えた。
7時に出かけると言った麗奈の為に、母も早起きをして朝食を作っていた。
父も姉も幸平も、起きてきていた。
みんなで食卓を囲み、話しをしながら食べた。
片付けをし、顔を洗うと髪の毛を束ねてギターを背負いバックを持って玄関で靴を履いていた。
みんなに見送られて、家を後にしていた。
まだ朝なので、そんなに日差しも強くなかったが蝉の声がうるさかった。
会場に着くと、大会実行委員の人々にお辞儀をしながら中学生ブースの方に足を向けた。
まだ8時前なので、だれも来ておらず木陰で途中で買ってきたペットの紅茶を飲んでいた。
やっと、後輩達は姿を続々と現し器材を導入していた。
葉月・彩香・あすかも木陰に集まってきていた。
「おはようございます。」
「相変わらず早いな麗奈は。ちょっと、声でもかけに行こうか。」
4人は、後輩の元に駆け寄りエールを贈っていた。
「先輩達、昨日感動しました。今日もあのブースですか?何時ですか?」
「ああ 今年もメインのトリだから19時からだよ。時間あったらきてね。」
麗奈は、相変わらず無口で後輩のチューニングをしていた。
麗奈を知らない1年は、本当に合ってるのかよと口々に言っていた。
プログラムでは、2番目の組と4番目の間に生意気2年が入っていた。
また、客0からはキツイなと麗奈達は不安だった。
みんな、座席に座らせて
いよいよ10時の組がスタートしていた。
立ち上がって、大きな拍手と歓声で迎えられた。
ほとんどが部員なのだが、お客さんも注目して集まってきていた。
コピーなので、手拍子したりして盛り上げていた。
朝はどうしてもお客様は不安すくなかったが、それでも部員以外50人を集めていた。
上出来だった。
拍手の中、後輩は演奏を終了して袖に下がっていた。
片付けもスムーズに行われ、好感が持てていた。
途中で立ち上がるのも悪いので、次のグループの途中から後ろで見始めていた。
2組目の後輩の演奏が始まり、お客様も落ち着いて座っているので安心していた。
中学生のブースの近くで待ち合わせにしてもらったので、続々と部員が集まっていた。
麗奈達も、ゆっくりと気づかれない様に動いて集合場所に集まっていた。
集合して、今日の予定を続々あすかから発表されていた。
14時に、メインステージ裏にて集合。
それより器材運搬を近くの木陰に移し、17時から最終調整。
18時には、器材をメインの横に持ってきて18時半に袖に移動だった。
中学生ブースがガヤガヤし始めて、みんなはブースを見ていた。
観客が待ってても、次のバンドが出てこなかったのであった。
呆れて、立ち去る者も出てくる始末だった。
「おい、あいつら今度は無言で棄権かよ。」
あすかは、少し怒っていた。
1番オロオロしてるのは、次に出演の4組目だった。
麗奈達も、香織に言って後輩の元に駆けつけていた。
「おい、どうしたの?実行委員なんだって?」
「次のバンドが来ないから、準備して出てくれって言われたけど。お客さんも減ってきてるし、もう。困っちゃってます。」
「OKわかったよ。1発カマスから、後は客を釘付けにしちゃいな。楽しめばいいからね。」
麗奈と彩香は少しチューニングを始めていた。
先生に言い許可を貰うと、後輩のイヤモニを貰うとつけていた。
「よし、じゃ一発やるかーーー」
セッティングされた中、麗奈達は手を振って登場していた。
「前の組が棄権しちゃったので、後輩の為に1曲披露しまーーーーーーーーーす
もっと もっと たのしんでくださいねーーーーーーーーーーーーーーー
1曲得した気分でーーーーーーーーーーーーーーーーす いくよ」
ノリノリの演奏と、最初からバスドラとベースの力強いサウンドで道行く人を振り返らせお客さんを集め始めていた。
途中からキーボードとエレキが入り、軽快なリズムを刻み始めていた。
長いイントロが終わり、澄み切った綺麗な声が流れ出していた。
コピーなので、麗奈は余裕で歌っていた。
間奏では、左右で演奏を始めていた。
狂ったように、間奏をアドリブで弾き始めていた。
3人は呆れてたが、楽しんでいた。
ドラムもベースも力強くリズムを刻み、エレキと歌声で観客を魅了していた。
キーボード葉月も、アドリブを入れていた。
1曲終了すると、マイクを持ち。
「こんにちわーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ありがとーーーーーーーーーーーー
後輩達の準備もできましたーーーーーーーー
聞いていってあげてくださいねーーーーーーーーーーー
未熟な演奏ですけど、毎日部活と家で練習してきましたーーーーーーーーーーー
来年の期待の新人でーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーす
聞いてあげてねーーーーーーーーーーー」
ボーカルが出てくると、ハイタッチをして。
舞台袖に、下がっていった。
後輩達に、頑張るようにエールを贈りその場から立ち去っていた。
麗奈達は、昼食がまだなので。
4人で買いに行き、メインの会場のすぐ側で昼食を取った。
麗奈は昼食が終わると、恒例の睡眠タイムだった。
木にもたれて、ウトウトしてるとすぐに寝てしまっていた。
香織は、呆れてしまっていた。
みんなは、いつもの事だとクスクスと笑っていた。
集合時間だったが、香織はそのまま寝かせておくように言った。
葉月の代わりに、香織が肩を貸して寝かせていた。
その間に、新垣達が通って話しをしていたが麗奈の寝顔を見てみんな爆笑していた。
「おい、こいつ本当に寝てるぜ。緊張しないのかな?」
「お静かに。小さな声でね。おっさん。まぁ、恒例だから仕方ないみたいよ。」
「おれには、到底真似できねえな。便所ばっか行ってたからな。」
新垣達に、4人の父兄は挨拶をしていた。
麗奈が寝てるのを見て、笑っていた。
麗奈の一家も来て、起こそうとしたが香織は止めていた。
「お嬢さん、度胸満点ですよ。今日も安心して見ててくださいね。」
「先生方、いつも娘がお世話になってます。寝ちゃうなんで。こっちが恥ずかしいですよ。」
「お姉ちゃん、寝ちゃってるね。お母さん。カッコいいお姉ちゃん今日も見たいな。」
「きっと、1番かっこいいお姉ちゃんが見れるわよ。期待しててね。」
香織は幸平に言うと、頭を撫でていた。
みんなは、様々な場所に散っていった。
16時過ぎに、香織に声をかけらた。
「麗奈さん。おはよう。」
「おはようございます 先生。あれ、寝ちゃったみたいです」
「後、3時間だからね。身体を目覚めさせてね。準備もしてね。」
みんなに笑われながら、麗奈は立ち上がり2回3回ジャンプしていた。
朝から飲んでた生ぬるい紅茶で、喉を潤していた。
あすかの号令でみんな輪になって集まると、夏祭2回目の一斉掛け声をあげていた。
通りすがる人は、振り向いていたがみんな気にしてなかった。
チューニング・ヘッドマイク・イヤモニ全ての準備を整えて4人は再び円陣を組んでいた。
トイレとかも、しっかり済ませていた。
あすかを残して、3人は所定の位置に付いていた。今まで見つかっていたので隠れていた。
彩香はベースを肩にかけ。麗奈はストラトを肩に担いでいた。
前の組のアンコールが終わると、部員達はセッティングを始めていた。
香織も、ミキサーの位置に付いていた。
セッティングが終わると、手拍子が響き始めていた。
あすかは、頭の上で一緒に手拍子してステージに上がると大歓声が巻き起こった。
迫力あるドラムの音が鳴り響き始め、ドラムのソロ演奏が続いていた。
右から隠れて演奏し、ベース音が鳴り響いていた。
ドラムの音は少し小さくなり、ベースソロで観衆を圧倒していた。
彩香は、右からステージに上がっていた。
左から、頭の上で手拍子をしながら葉月がステージに上がるとベース音は小さくなり。
シンセのソロが始まって、観衆は歓声をあげていた。
もう、ボーカルが出てくる位置を察知して観客は中央後部を見ていた。
麗奈は、観客の間から姿を現していた。
母と姉の間に、隠れていたのだった。
突然の出来事に、会場はどよめいていた。
ギター片手に中央を歩き始め、演奏をしていた。
左右のお客さんにお辞儀をしながら演奏をして、前に歩きだしていた。
途中から、あすか達にサインを送り歌がスタートしていた。
振り返っては、歌い。
ゆっくりと、ステージに向かっていた。
間奏では、激しくギタを弾き始めていた。
そのまま歩きながら、歌い出し。
1曲終わる頃に、ステージに上がっていた。
観客達は、すでに総立ちだった。
「みなさーーーーーーーーーーーーーーーーん
こんばんわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お祭りたのしんでますかーーーーーーーーーーーーーーーー
良い思い出をたくさん作れましたかーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昨日は、あっちのブースでしたけどーーーーーーーーーーー
今日は、こーーーーーーーーーーーーーんな大きなブースでーーーーーす
とっても とっても 感謝してまーーーーーーーーーーーーす
やっぱり大きなステージは気持ちいいですよねーーーーーーーーーーーーー
最高でーーーーーーーーーーーーーーーーす ありがとうーーーーーーーーー
【涙のKiss】【貴女に口づけ】 いきまーーーーーーーーーーーーーす」
水を飲み、ギターチェンジするとスタートしていた。
ドラムは正確で、メリハリを効かせていた。
ベースも、同様であった。
シンセは音を色々と変えて、アレンジしていた。
最初は大人しく弾いていたギターも、間奏からは暴れまわっていた。
左右に動き、身体を激しく動かして。
ギターは、歯切れ良いサウンドを響かせていた。
動き回っても、麗奈は普通に歌い続けていた。
中央で立膝を付いて演奏すると、大歓声が巻き上がっていた。
2曲終了すると、水を飲み。
残りのペットの中の水を、客席に撒き散らしていた。
「楽しいですかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私はさいこうでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーす
色々な人に何年も支えられて、ここまできました。そしてこれからもでーーす
みんな、ありがとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Pretty Girlsでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーす
メンバーしょうかーーーーーーーーーーーーーーーーい
我らがリーダー リズムマシン ドラム ASUKAーーーーーーーーーーーーーーーー
ソロベースは得意です ベース兄弟 ベース AYAーーーーーーーーーーーーーー
気品溢れるサウンドに男性はメロメロ シンセ HAZUKIーーーーーーーーーーーーー
ギター兼ボーカル担当 私 REIでーーーーーーーーーーーーーーす
鬼の教官 でもすごく優しい ミキサー 佐藤香織ーーーーーーーーーーーー
そして、出場出来てない部員13人にも、大きな拍手をーーーーーーーーーーーー」
会場は、大きな拍手に包まれていた。
Ovationに持ち変えて、水を飲むと。
「お聞き苦しい 慣れないアコースティクでの演奏でーーーーーーーーーーす
みなさーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
耳栓の用意してねーーーーーーーーーーーーーーーー
【カモメ】【夏祭り】【風鈴】いきまーーーーーーーーーーーーーーーーす」
観客は、笑いながら拍手をしていた。
小気味良いOvationのサウンドが、鳴り響いてきていた。
心地よい、綺麗な音色だった。
昨日指摘された、チョーキング・ハマリングなども改善されていた。
もう、歌は言うまでもなかった。
透き通った伸びのある声、高低音を難なく歌い上げ感情も入っていて人々を釘付けにした。
高音でも、惜しげもなく声量ある歌声で遠くまで届くように歌っていた。
ドラム・ベース・シンセは、歌に応じて音色やボリュームを変えていた。
流石に、このOvationの音は最高だった。
麗奈はストロークなどでも、しっかりとしていた。
まぁ、基礎ではあるのだがアコースティック半月未満とは思えなかった。
3曲を終了すると、大歓声が巻き起こっていた。
レスポールに変えると、水を飲み 客席に挨拶していた。
「こんな素晴らしいステージにあげさせてもらい 実行委員会の皆さんに感謝ーーーーーーー
支えてくれてる家族に感謝ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新垣先生とのその仲間に感謝ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部活のみんなに感謝ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、なによりも下手な演奏を聞いてくれてるお客様に感謝ーーーーーーーーーー
みんな みんな 感謝でーーーーーーーーーーーーーーーーーす
最高に幸せなステージでーーーーーーーーーーーーーーーす
死んでもいいかしらね、なんて、まだ、しにたくなーーーーーーーーーーーーーい
来年もここで演奏したーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい
夜もふけてきましたね。【打ち上げ花火】【恋人たちのKiss】
聞いてねーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
麗奈は、水を飲んで合図をした。
この曲のイントロと同時に、ステージ裏から花火が打ち上げられていた。
観客は、総立ちで盛り上がっていた。
去年聞いてた人は、手拍子をし始めた。
麗奈はステージ上を飛んだり跳ねたりして、縦横無尽に駆け回っていた。
葉月やあすかの元にも近づき、激しく踊って歌っていた。
彩香とは、背中を合わせて演奏したりしていた。
彩香もつられて、激しくノッてきていた。
2人は間奏では、左右に別れて弾いていた。
中央で交差すると、左右入れ替わって演奏した。
彩香がノッてきたので、みんなに合図してベースソロを弾かせていた。
観客は、彩香のソロに大声援を贈っていた。
彩香のソロ中に、麗奈はストラトに持ち変えて水を飲んでいた。
メンバーは、悪い予感がしていた。
ここはレスポールなのにと・・・・・・・
彩香のソロを横からギターで横取りして、速弾きを始めていた。
やっぱりと、メンバーは納得していた。
チョーキング・トレモロ・ハンマリングなど酷使していた。
大観衆で観客ノリノリ麗奈は、彩香に身体をぶつけられていた。
やっと麗奈は、歌い始めていた。
大きな歓声に、包まれていた。
「きもちいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さいこうーーーーーーー みんな ありがとーーーーーーーーーーーー」
水を飲み、再び話しかけて。
「来年は、もっと上手くなってもどってきまーーーーーーーーーーーーす
みなさん 今日はありがとーーーーーーーーーーーー
最後の曲でーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーす
【夏の思い出】」
ドン ドン ドン ドン
バスドラの音が強く響き渡り、ベース・シンセが加わっていた。
イントロは、そのまま弾かず麗奈は歌い始めていた。
Aメロ Bメロも終わり、メンバーはあっけに取られていた。
サビに入ると、勢いよく弾き始めていた。
ドラムや他のベース・シンセも負けじと音を奏でていた。
間奏では、最後とばかりに跳ね回っていた。
両サイドで、両膝を付き演奏していた。
そして、歌い終わると恒例の横一列で手を繋ぎお辞儀をして手を振りながら消えていた。
袖に戻り、タオルで顔・手・首などを拭いていた。
水を飲んでいても、アンコールの手拍子始めていた止まなかった。
4人は、再び出てきて。
「アンコール ありがとーーーーーーーーーーーーーーーー
これから音楽の季節にはいりまーーーーーーーーーーーーす
オータムフェアー 学祭 などなど、参加しまーーーーーーーーーーす
是非、学祭にも聞きにきてねーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「どこだーーーーーーーーーーーーーー」
「がっこうはーーーーーーーーーーー」
「あ わからないですよねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桜花女子学園でーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーす
待ってますねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それでは、【恋心】【夜汽車】」
レスポールに持ち変えて、あすかの合図でスタートしていた。
2曲はしっとりとした曲で、ムーディーな曲だった。
麗奈は歌いながら、ゆっくりとステージ上を移動していた。
最初の曲は、高音だけだった。
1曲歌うと、水を飲み。
2曲目を、歌っていた。
低音から高音までのこの曲を、難なく歌い上げていた。
これは、恋人達の夏の出来事の歌だった。
歌い終わると、各自お辞儀をして袖に帰った。
顔や手・首をタオルで拭い水を飲んでいた。
観客の声援は、収まらなかった。
部員達に最後、2曲終わったら出るように言いステージに戻ると大歓声が巻き起こっていた。
「ありがとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みんなーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あいしてるよーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大好きだよーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
感謝してまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーす
夜も遅くなり、帰り道に注意してくださいねーーーーーーーーーーーーーー
本当のラストになりまーーーーーーーーーーーーーす
【夜空】【星の彼方に】」
麗奈は、何を思ったかOvationに持ち替えていた。
アンプの上にピックを置き、スリーフィンガーで弾きだしていた。
そもそも、この2曲は香織の指導の元フォーク系に作られていた。
1曲目の途中の間奏から、ピッキングにしていた。
間奏では、ハマリングやチョーキングを駆使していた。
スピードある指使いは、素人でもわかった。
2曲を演奏し終わると、部員を手招きして整列するとみんなで手を繋いで挨拶した。
そして、4人はそのまま手を振って観客に別れを告げた。
部員達は、セットを手早く片付けていた。
麗奈は運ばれてきた、ギターを次々にケースに閉まっていた。
器材を片付け、あすかの家の車に乗せると香織を中心にして。
「今日は、ご苦労様でした。明日からは部活はしばらくはお休みですが、練習に勉強に励んでくださいね。明日、8時から10時まで学校にいますので、その間に器材運搬おねがいしますね。それでは帰り道に気をつけて。解散します。」
麗奈は、レスポールを背負い、両手にストラトとOvationを持ちバッグを持ってあるきだしていた。
コートは姉に渡したので、無く。
ステージ衣装のまま、歩いていた。
途中で家族が待っていて、一旦荷物を下ろすと。
コートを羽織り、姉と父がギターを1本づつ持ってくれた。
「さて、今日はなんのご馳走しようかしらって。帰ったら9時ですけどね。」
「しかし、我が妹ながら大したもんだよ。聞く度に上達してるよね。」
「お姉ちゃんに、褒められちゃった。嬉しいよ。お母さん。」
「よかったわね。幸平なんてずっと飛び上がってたわよ。」
「そうだな。昨日食べなかった焼き肉でも、帰ったらみんなで食べよう。」
5人は、9時前にマンションに着いた。
ギターを部屋に片付け、手を洗ってうがいをしてからキッチンに向かった。
「麗奈は座ってな。これでも一人暮らしで料理は出来るようになったのよ。」
まぁ、野菜は母が切って、姉は盛り付けだけだったが・・・・・・・・・
幸平は興奮してるのか、まだ目が冴えていた。
5人で食事をして、幸平を先に風呂に入れると麗奈は2番目に入っていいと言われた。
家族が待ってるので、30分くらいで出てきた。
「お母さん、ちょと勉強してから寝ますね。おやすみなさい。」
麗奈は部屋で1時間勉強をすると、0時前に寝ていた。
「おい、あいついつも勉強してるのか?」
「ええ そうみたいですよ。顧問が厳しくて、50点以下だとイベント参加できないとかでね。まぁ、ギター始めてから毎日勉強はしてるみたいですけどね。」
「まぁ、なんかに集中すると勉強もやるもんだな。茉莉子もそうだったからな。」
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