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『特典会』
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知人に聞いてみたところ、『特典会』とは、アイドル達とチェキを撮ったり10秒動画を撮ったりできる、交流の会らしい。
まずは物販でチェキ券なんかを買ってから、目当てのメンバーのレーンに並ぶ流れになっている。
料金は、チェキはピンショット500円、ツーショット1000円、肩組み1500円、ハグ、お姫様抱っこ2000円、パイ揉み3000円、手コキ3500円、キス4000円、手マン5000円、肛門指入れ、痴漢5500円、クンニ6000円、フェラ7000円、イラマ8000円、挿入10000円、AF12000円、10秒ハメ撮り20000円、10秒AFハメ撮り25000円。
となっている。私は、風俗のメニュー表を見ているのではないかと目を疑ったが、これで正常らしい。私が昔、ネットやテレビで観て知っている地下アイドル業界には、こんな過激なサービスなんか無かったハズだ。いつの間にか随分と変わってしまったものだ……
フェラや挿入はゴムが支給される。AFの場合はローションも用意されていた。知人と私が券を購入している最中に、既にメンバーの喘ぎ声が漏れ聞こえてきた。早速、10秒ハメ撮りをやっているのかもしれない。知人は50000円分ぐらい購入していた。私は、ももりんに痴漢で5500円、もえかにイラマで7000円、みずりんに10秒AFハメ撮り25000円の予定なので、合計37500円になった。
痴漢を選んだのはお得感があると思ったからだ。後ろから抱き付いて、オッパイを揉めて、マンコにもアナルにも指で悪戯ができてしまう。それぞれ単体でやればハグ2000円、パイ揉み3000円、手マン5000円、肛門指入れ5500円で合計15500円(後で知ったが、痴漢は肛門指入れNGらしいので、実際は10000円になる)掛かるところを5500円で全部できるのだ。ももりんを選んだのは身体がムッチリとしていて柔らかそうだったからだ。後ろから密着して滅茶苦茶にしてやりたい……
もえかにイラマを選んだのは、ライブでヤっているところを見て、私もヤりたくなったというのが理由だ。こんなキレイなアイドルを、イラマで物みたいに扱えるなんて、想像しただけでゾクゾクした。
そして、最後は10秒AFハメ撮り。ロリっぽいみずりんとAFなんて、最高だろうと思った。身体も小さいし、きっと締まりも抜群なハズだ。
流れのイメージとしては、先ずはももりんの柔らかい身体を痴漢して自らの欲情を高め、次にもえかのイラマで程よい刺激をペニスに与え、最後はロリっ子みずりんのキツキツアナルに締め付けられて10秒以内にフィニッシュを迎えるという盤石な構えだった。しかし、実際はそう上手くはいかなかった。折角ももりんを痴漢することで高められた欲情が、次の列に並んでいる最中に鎮火され、もえかのイラマで程よい刺激を貰っても、みずりんの所にたどり着く頃には、待ち時間でそれも無くなってしまっていた。おまけにみずりんにAFを頼むと、「もううんざり」と言わんばかりの態度で、業務的にコンドームとローションを付けられ「はい、早くして」みたいな態度を取られ、萎えかけた。しかし、肛門にカリを当てがってやると「ん…」と、オンナの声を漏らし、そのまま挿入を進めていくと「ぁ、ぁ、ぁ!ちょっと待って!」と、焦った声を上げたのには興奮した。(もうちょっとでイけそう!)というところでスタッフに「ハイ、そこまでですよ~」と身体を引き剝がされ、悔しい思いをした。イメージ通りにいかず、フィニッシュまで到達できなくて残念ではあったが、それはそれで少し安心した。彼女たちは見た目もえげつないぐらい可愛いし、舞台での歌もダンスも、その他パフォーマンスも全て完璧だった。それでいて『そんなこと』まで完璧にされてしまうと、それはそれで怖いというか、病的なものまで感じてしまう。そこまでやってしまうと、風俗業界にまで影響が出てしまいそうだ。
ちなみに彼女たちの人気は、地下アイドルの中でも『上の下クラス』らしい。「ここまでやってもそんな位置に留まってしまうのか!?」と、私は知人に驚きの声を上げずにはいられなかった。彼が言うには、「この程度はどの地下アイドルも当たり前にヤっている」とのことだった。
それを聞いて、この業界の競争の激しさに私は危機感を覚えた。恐らく彼女たちの人気は短命に終わるだろう。まず単純に、彼女たちの身体が酷使によって、早い段階で疲弊してしまうこと。それと、ソコまでヤってしまうと、男と言う動物は飽きるからだ。ソレを求めていながら、ヤってしまえば飽きるのがオスという生き物なのだ。だから、ソレは絶対に与えてはならないエサなのだ。目の前にぶら下げたニンジンを食わせてしまうと、馬が走るのをやめてしまうのと同じだ。なるべく長い距離を走らせようと思うのなら、ニンジンは食わせてはいけない。それと同じで、男には永遠にヤらせずに、どんな味がするのか一生妄想させて、搾り取るのがベターな戦略だ。そのことが分かっていたから、私の知っている時代のアイドルは、その線を越えるようなことはしなかった。それをどこかの段階で、誰かが変えてしまったのだろう。
このような競争がまかり通ってしまっているのは、一つに『ある種の人間』が増えたことが考えられる。『ある種の人間』とは、例えば、隣国の水域を汚せば自国の水域に魚が集まってくるからといって、周囲の海を汚し続け、最後には魚が住めない海にしてしまい、結果として自分自身も魚が取れなくなってしまうという、誰もが損をしてしまうだけの迷惑行為をしてしまうような人間のことだ。
果たして、そういう人間が増えてしまったような場が、健全な市場と言えるだろうか。そういう人間が好き勝手に行動した結果、この異常な競争がまかり通ってしまっているのだと、私には思えてならない。彼らの中には、マネトラやハニトラ、脅し等といった、子供じみたやり方で主導権を握ろうとする人間もいる。目の前の自分の利益だけしか見えなくて、全体のイメージができなくなってしまうような未成熟な人間だから、そんな幼い行動がとれてしまうのだ。成人年齢を満たしているというだけの、中身が未成熟な人間が、身の丈に合わない舞台に立って、市場を荒らしているのだ。大人の集まる会議に、子供が入り込んでしまったようなものだ。自分の思い通りにならなくて、癇癪を起こして泣き出した子供が、会議を中断させてしまったのだ。保護者は責任を取らなければならない。自分勝手な衝動で業界全体に不利益を被らせ、迷惑の掛かる行動をとらせてしまった責任を取らなければならない。しかし、その保護者自身も子供となると、もう手の施しようがない。
このような状況では、真摯に努力する人間が報われることは少なく、むしろ一時的な話題性を狙った過激な手法が評価されやすくなる。だが、こうした刹那的な人気は持続性がなく、ファンが去るのも時間の問題だろう。結局、彼らの手元には何も残らず、業界全体が荒廃するだけだ。
本来、エンターテインメントの世界は夢を提供し、見る者に希望や癒しを与える場だ。しかし、こうした競争の果てに待っているのは、互いに消耗し合うだけの無味乾燥な未来かもしれない。
とは言っても、私も飽きるまでは利用させてもらう。さて、今度はどのメンバーと10秒AFハメ撮りしようかな……
まずは物販でチェキ券なんかを買ってから、目当てのメンバーのレーンに並ぶ流れになっている。
料金は、チェキはピンショット500円、ツーショット1000円、肩組み1500円、ハグ、お姫様抱っこ2000円、パイ揉み3000円、手コキ3500円、キス4000円、手マン5000円、肛門指入れ、痴漢5500円、クンニ6000円、フェラ7000円、イラマ8000円、挿入10000円、AF12000円、10秒ハメ撮り20000円、10秒AFハメ撮り25000円。
となっている。私は、風俗のメニュー表を見ているのではないかと目を疑ったが、これで正常らしい。私が昔、ネットやテレビで観て知っている地下アイドル業界には、こんな過激なサービスなんか無かったハズだ。いつの間にか随分と変わってしまったものだ……
フェラや挿入はゴムが支給される。AFの場合はローションも用意されていた。知人と私が券を購入している最中に、既にメンバーの喘ぎ声が漏れ聞こえてきた。早速、10秒ハメ撮りをやっているのかもしれない。知人は50000円分ぐらい購入していた。私は、ももりんに痴漢で5500円、もえかにイラマで7000円、みずりんに10秒AFハメ撮り25000円の予定なので、合計37500円になった。
痴漢を選んだのはお得感があると思ったからだ。後ろから抱き付いて、オッパイを揉めて、マンコにもアナルにも指で悪戯ができてしまう。それぞれ単体でやればハグ2000円、パイ揉み3000円、手マン5000円、肛門指入れ5500円で合計15500円(後で知ったが、痴漢は肛門指入れNGらしいので、実際は10000円になる)掛かるところを5500円で全部できるのだ。ももりんを選んだのは身体がムッチリとしていて柔らかそうだったからだ。後ろから密着して滅茶苦茶にしてやりたい……
もえかにイラマを選んだのは、ライブでヤっているところを見て、私もヤりたくなったというのが理由だ。こんなキレイなアイドルを、イラマで物みたいに扱えるなんて、想像しただけでゾクゾクした。
そして、最後は10秒AFハメ撮り。ロリっぽいみずりんとAFなんて、最高だろうと思った。身体も小さいし、きっと締まりも抜群なハズだ。
流れのイメージとしては、先ずはももりんの柔らかい身体を痴漢して自らの欲情を高め、次にもえかのイラマで程よい刺激をペニスに与え、最後はロリっ子みずりんのキツキツアナルに締め付けられて10秒以内にフィニッシュを迎えるという盤石な構えだった。しかし、実際はそう上手くはいかなかった。折角ももりんを痴漢することで高められた欲情が、次の列に並んでいる最中に鎮火され、もえかのイラマで程よい刺激を貰っても、みずりんの所にたどり着く頃には、待ち時間でそれも無くなってしまっていた。おまけにみずりんにAFを頼むと、「もううんざり」と言わんばかりの態度で、業務的にコンドームとローションを付けられ「はい、早くして」みたいな態度を取られ、萎えかけた。しかし、肛門にカリを当てがってやると「ん…」と、オンナの声を漏らし、そのまま挿入を進めていくと「ぁ、ぁ、ぁ!ちょっと待って!」と、焦った声を上げたのには興奮した。(もうちょっとでイけそう!)というところでスタッフに「ハイ、そこまでですよ~」と身体を引き剝がされ、悔しい思いをした。イメージ通りにいかず、フィニッシュまで到達できなくて残念ではあったが、それはそれで少し安心した。彼女たちは見た目もえげつないぐらい可愛いし、舞台での歌もダンスも、その他パフォーマンスも全て完璧だった。それでいて『そんなこと』まで完璧にされてしまうと、それはそれで怖いというか、病的なものまで感じてしまう。そこまでやってしまうと、風俗業界にまで影響が出てしまいそうだ。
ちなみに彼女たちの人気は、地下アイドルの中でも『上の下クラス』らしい。「ここまでやってもそんな位置に留まってしまうのか!?」と、私は知人に驚きの声を上げずにはいられなかった。彼が言うには、「この程度はどの地下アイドルも当たり前にヤっている」とのことだった。
それを聞いて、この業界の競争の激しさに私は危機感を覚えた。恐らく彼女たちの人気は短命に終わるだろう。まず単純に、彼女たちの身体が酷使によって、早い段階で疲弊してしまうこと。それと、ソコまでヤってしまうと、男と言う動物は飽きるからだ。ソレを求めていながら、ヤってしまえば飽きるのがオスという生き物なのだ。だから、ソレは絶対に与えてはならないエサなのだ。目の前にぶら下げたニンジンを食わせてしまうと、馬が走るのをやめてしまうのと同じだ。なるべく長い距離を走らせようと思うのなら、ニンジンは食わせてはいけない。それと同じで、男には永遠にヤらせずに、どんな味がするのか一生妄想させて、搾り取るのがベターな戦略だ。そのことが分かっていたから、私の知っている時代のアイドルは、その線を越えるようなことはしなかった。それをどこかの段階で、誰かが変えてしまったのだろう。
このような競争がまかり通ってしまっているのは、一つに『ある種の人間』が増えたことが考えられる。『ある種の人間』とは、例えば、隣国の水域を汚せば自国の水域に魚が集まってくるからといって、周囲の海を汚し続け、最後には魚が住めない海にしてしまい、結果として自分自身も魚が取れなくなってしまうという、誰もが損をしてしまうだけの迷惑行為をしてしまうような人間のことだ。
果たして、そういう人間が増えてしまったような場が、健全な市場と言えるだろうか。そういう人間が好き勝手に行動した結果、この異常な競争がまかり通ってしまっているのだと、私には思えてならない。彼らの中には、マネトラやハニトラ、脅し等といった、子供じみたやり方で主導権を握ろうとする人間もいる。目の前の自分の利益だけしか見えなくて、全体のイメージができなくなってしまうような未成熟な人間だから、そんな幼い行動がとれてしまうのだ。成人年齢を満たしているというだけの、中身が未成熟な人間が、身の丈に合わない舞台に立って、市場を荒らしているのだ。大人の集まる会議に、子供が入り込んでしまったようなものだ。自分の思い通りにならなくて、癇癪を起こして泣き出した子供が、会議を中断させてしまったのだ。保護者は責任を取らなければならない。自分勝手な衝動で業界全体に不利益を被らせ、迷惑の掛かる行動をとらせてしまった責任を取らなければならない。しかし、その保護者自身も子供となると、もう手の施しようがない。
このような状況では、真摯に努力する人間が報われることは少なく、むしろ一時的な話題性を狙った過激な手法が評価されやすくなる。だが、こうした刹那的な人気は持続性がなく、ファンが去るのも時間の問題だろう。結局、彼らの手元には何も残らず、業界全体が荒廃するだけだ。
本来、エンターテインメントの世界は夢を提供し、見る者に希望や癒しを与える場だ。しかし、こうした競争の果てに待っているのは、互いに消耗し合うだけの無味乾燥な未来かもしれない。
とは言っても、私も飽きるまでは利用させてもらう。さて、今度はどのメンバーと10秒AFハメ撮りしようかな……
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