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スタンションポールを絶対に離さない女
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今日のライブは私たちがトリで、少しダンスで間違えてしまったところとかあったりしましたが、たくさん盛り上がって、ファンの人たちと一体になれて、すごくいいライブになりました。
しかし、終わってからのチェキのとき、一人の太った帽子のファンの人が断りもなく肩を抱き寄せてきて、気持ち悪い鼻息を吹きかけてきました。凄く怖くて、何も言えずに耐えていると、スタッフの人が助けてくれました。私は気が弱く、強引に責めてこられたりすると怖くて何も言えなくなってしまう性格なので、こういったことがよくあります。
更衣室で着替えようとすると、私の私服がありません。メンバーのみんなに聞いても誰も分かりませんでした。嫌な気分になってきました。私はまだこのグループに入って間もないのですが、割と人気が出てしまい、私服が無くなったのは嫉妬や妬みによる嫌がらせかな?と直感しました。打ち上げがあったのですが、メンバーに対する不信感が出てしまい、私はそのままステージ衣装で帰ることにしました。衣装は黒を基調とした、紫のフリルやリボンで飾り付けされた、大きく膨らんだスカートが特徴的なゴスロリ衣装でした。このまま外に出れば少し目立ってしまうかもしれませんが、そんなことを言っている場合ではありませんでした。電車の時間が迫っています。これを逃すとまた暫く待たなければならないので、私は急ぎました。なんとかギリギリで間に合い、私はスタンションポールを両手で握りしめ、安堵のため息をつきました。そして、目的地に到着するまで、「このスタンションポールを握り続けよう」と、心に決めました。私はたまにこういう遊びをします。「横断歩道を渡るときに白いところしか通らない」とか「マンホールを絶対踏まない」とか「靴下は必ず左から履く」とか。占いとかも好きで、今日の私のラッキーアイテムは「スタンションポール」でした。
その電車には、さっきのライブのお客さんがたくさん乗っていました。私の事を見て、みんなびっくりしていました。たくさん話しかけられ、対応が大変でした。その中には、チェキの時、私に怖い思いをさせてきた、太った帽子のファンの人がいて、目を輝かせていました。少し嫌な予感がしました。
電車が走り出すと、大きく揺れました。それでバランスを崩してしまった一人の男の人が、私にぶつかりました。それを見ていた太った帽子の人が、その男の人に対して「マロンたんに気安く触るな」などと言って怒りました。しかし、そのあと、さっきよりも小さな揺れだったのに、太った帽子の人がオーバーにバランスを崩し、私に抱きついてきました。逃げようにも、満員電車で身動きが取れないし、怖くて声も出せず、そして、スタンションポールから手を離してはいけませんでした。
太った帽子の人は、謝ってすぐに離れましたが、胸を触られたし、お尻には何か固いモノを当てられました。それを見て笑う人とかいて、ぶつかったことを冗談にしようとする雰囲気がして、何だか嫌な感じでした。
その後も電車が揺れるたびに、周囲の誰かがバランスを崩し、私にぶつかり、どさくさに紛れて胸やお尻を触り、冗談の雰囲気でごまかそうとしてきました。私は怖くて声は出せないし、身動きも取れませんでした。
一人の人がサイリュウムを取り出して見せびらかしたのをきっかけに、周囲の人たちが次々とサイリュウムを取り出しました。私の周囲を囲む全員がサイリュウムを手にし、私に対してケチャをはじめました。しかし、電車が揺れるたびに、そのかざされたサイリュウムが身体のあちこちを刺激してきました。
誰かが後ろから、大きく膨らんだスカートの中に入ろうとしてきました。流石に悲鳴が漏れてしまったのですが、強引に口を塞がれてしまいました。恐怖がより一層大きくなります。スタンションポールを握っておかなければならないので、手で抵抗もできません。恥ずかしながら、私のアソコはサイリュウム等の刺激により、ジュンとした滲むような感覚が込み上げてきてしまっていました。濡れていることがバレたら終わると思いました。スカートの中でたくさん、くすぐったいことをされています。
私は終わったと思いました。
しかし、終わってからのチェキのとき、一人の太った帽子のファンの人が断りもなく肩を抱き寄せてきて、気持ち悪い鼻息を吹きかけてきました。凄く怖くて、何も言えずに耐えていると、スタッフの人が助けてくれました。私は気が弱く、強引に責めてこられたりすると怖くて何も言えなくなってしまう性格なので、こういったことがよくあります。
更衣室で着替えようとすると、私の私服がありません。メンバーのみんなに聞いても誰も分かりませんでした。嫌な気分になってきました。私はまだこのグループに入って間もないのですが、割と人気が出てしまい、私服が無くなったのは嫉妬や妬みによる嫌がらせかな?と直感しました。打ち上げがあったのですが、メンバーに対する不信感が出てしまい、私はそのままステージ衣装で帰ることにしました。衣装は黒を基調とした、紫のフリルやリボンで飾り付けされた、大きく膨らんだスカートが特徴的なゴスロリ衣装でした。このまま外に出れば少し目立ってしまうかもしれませんが、そんなことを言っている場合ではありませんでした。電車の時間が迫っています。これを逃すとまた暫く待たなければならないので、私は急ぎました。なんとかギリギリで間に合い、私はスタンションポールを両手で握りしめ、安堵のため息をつきました。そして、目的地に到着するまで、「このスタンションポールを握り続けよう」と、心に決めました。私はたまにこういう遊びをします。「横断歩道を渡るときに白いところしか通らない」とか「マンホールを絶対踏まない」とか「靴下は必ず左から履く」とか。占いとかも好きで、今日の私のラッキーアイテムは「スタンションポール」でした。
その電車には、さっきのライブのお客さんがたくさん乗っていました。私の事を見て、みんなびっくりしていました。たくさん話しかけられ、対応が大変でした。その中には、チェキの時、私に怖い思いをさせてきた、太った帽子のファンの人がいて、目を輝かせていました。少し嫌な予感がしました。
電車が走り出すと、大きく揺れました。それでバランスを崩してしまった一人の男の人が、私にぶつかりました。それを見ていた太った帽子の人が、その男の人に対して「マロンたんに気安く触るな」などと言って怒りました。しかし、そのあと、さっきよりも小さな揺れだったのに、太った帽子の人がオーバーにバランスを崩し、私に抱きついてきました。逃げようにも、満員電車で身動きが取れないし、怖くて声も出せず、そして、スタンションポールから手を離してはいけませんでした。
太った帽子の人は、謝ってすぐに離れましたが、胸を触られたし、お尻には何か固いモノを当てられました。それを見て笑う人とかいて、ぶつかったことを冗談にしようとする雰囲気がして、何だか嫌な感じでした。
その後も電車が揺れるたびに、周囲の誰かがバランスを崩し、私にぶつかり、どさくさに紛れて胸やお尻を触り、冗談の雰囲気でごまかそうとしてきました。私は怖くて声は出せないし、身動きも取れませんでした。
一人の人がサイリュウムを取り出して見せびらかしたのをきっかけに、周囲の人たちが次々とサイリュウムを取り出しました。私の周囲を囲む全員がサイリュウムを手にし、私に対してケチャをはじめました。しかし、電車が揺れるたびに、そのかざされたサイリュウムが身体のあちこちを刺激してきました。
誰かが後ろから、大きく膨らんだスカートの中に入ろうとしてきました。流石に悲鳴が漏れてしまったのですが、強引に口を塞がれてしまいました。恐怖がより一層大きくなります。スタンションポールを握っておかなければならないので、手で抵抗もできません。恥ずかしながら、私のアソコはサイリュウム等の刺激により、ジュンとした滲むような感覚が込み上げてきてしまっていました。濡れていることがバレたら終わると思いました。スカートの中でたくさん、くすぐったいことをされています。
私は終わったと思いました。
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