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鐘技怪異談W❹巻【完結】
128話「水のせい」
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「壱」
蒸し暑い早朝の真夏日。
ジリリと照らす太陽が人々の水分奪う。
その暑さに負けずジョギングする夢道亜矢も毎日欠かさずやっている。
時々水分補給と塩飴を摂取しながら対策も欠かせない。
1時間ジョギングした後は、64回の素振りを行なって冷水シャワーを浴びる。
そんな時に水に関する怪異談が思いついたのでネットサーフィンしながら水に関するオカルトを調べて怪異談を作成して部活に披露することになった。
ーーカネワザウォーター専門店ーー
ここは水だけを取り扱う専門店である。
生活飲料水はもちろんこと、絵の具に使う水や洗い物に使う生活用水などさまざまな水が売られている。
そんな俺も好んでこの店をひいきにしていた。
そしてポリタンクを持って早速飲料水の専用の自動販売機でお金を払って蛇口から水を入れた。
その水が満タンになるまでに俺はいろいろと店内を見てまわる。
そこに何やら見慣れないお札が売られていたのでその場にいた店員に声をかけた。
「すみません。このお札なんですかね?」
「はい。このお札は書かれたモノを貼り付けて飲むとそのままになる商品になります」
そのまま?一体どういうことなんだろうと店員がそのことについて説明した。
そのお札に好きなモノを書いてコップに貼り付けて水を入れるとそのままになるらしい。
試しに試飲してオレンジと書かれたお札を貼り付けたモノを飲んでみるとたしかにオレンジジュースの味がした。
少々値段が張るが気に入った俺はいくつかお札を購入した。
ーー水野のアパート自室ーー
「ただいま」
1人寂しく帰宅すると早速ポリタンクからガラスコップに水を汲み一杯飲む。
俺の名前は水野誠。25歳。
水が大の好きで水道局に勤めてる。
早速俺は先程購入したお札にコーラを書いて飲むとコーラの味になった。
そこでいろいろ試してお酒の銘柄も試したり工夫して一気にお札がなくなってしまった。
どうやらお札は一回限りなので節約のために大きい入れ物にしようと決めた。
「ニ」
ーー鐘技水道局ーー
「おい!水野お前飲んでるだろ?」
「あ、はい。すみません」
「頼むよ。酒飲むなら仕事終わってからにしろよな」
上司にこっぴどく叱られてしまった。
どうやら、あのお札は中身も変えてしまうほどだった。
だから試しに酔わないお酒と書くと実際に酔わない酒もできた。
つまり、このお札は書かれた通りになるなら実際アレを試す事にしたのだ。
ーーーーーー
「話してなぁに?」
「まずこれを飲んでくれないか?」
俺は付き合ってる彼女を部屋を呼び出してお札に貼り付けてある水を飲ませた。
お札には『水野が好きになる』と書いてある。
そして見事彼女の頬が赤くなったの見ると上手く成功したようだ。
俺はすかさずそこでプロポーズすると彼女は承諾して俺は思わずガッツポーズした。
「三」
彼女の誘いで俺は車を走らせてとあるキャンプ場に向かっていた。
数年後、俺と彼女は籍に入れて結婚した。
彼女はよき妻になったが友人達がいうには彼女は浮気してるみたいだった。
そう、俺はミスを犯したのだ。
『水野が好きになる』には俺以外の水野姓にも好きになるのは必然だったから。
でも、彼女に関しては俺のことを好きになってるから、目を瞑っていた。
……しかし、アレは無理だった。
ーーとあるキャンプ場ーー
結構な人だかりができていた。
老若男女問わず溢れていたからな。
そう、彼らは水野という姓を持つ人たちだったから。
この場所は水野という場所であり、彼女が俺が知らない所で徐々に仲間を増やしていたらしい。
そしてあの世の人たちもいたからな。
その後、俺と彼女は喧嘩別れして現在の俺は別の姓を名乗っている。
そして現在でも水野という場所には水野達が溢れていた。
「四」
亜矢がその怪異談を披露した後、夢を見る。
彼女は昔から不気味な夢を見るのが、好きだった。
亜矢がその湖に潜り込んで泳ぐとき違和感を感じて目を覚ましてしまう。
そう、実際にベッドに濡れていたからだ。
早朝、ベッドの布団を乾かすときに両親へ言い訳するとき亜矢は『水のせい』と答えていた。
水のせい 完
蒸し暑い早朝の真夏日。
ジリリと照らす太陽が人々の水分奪う。
その暑さに負けずジョギングする夢道亜矢も毎日欠かさずやっている。
時々水分補給と塩飴を摂取しながら対策も欠かせない。
1時間ジョギングした後は、64回の素振りを行なって冷水シャワーを浴びる。
そんな時に水に関する怪異談が思いついたのでネットサーフィンしながら水に関するオカルトを調べて怪異談を作成して部活に披露することになった。
ーーカネワザウォーター専門店ーー
ここは水だけを取り扱う専門店である。
生活飲料水はもちろんこと、絵の具に使う水や洗い物に使う生活用水などさまざまな水が売られている。
そんな俺も好んでこの店をひいきにしていた。
そしてポリタンクを持って早速飲料水の専用の自動販売機でお金を払って蛇口から水を入れた。
その水が満タンになるまでに俺はいろいろと店内を見てまわる。
そこに何やら見慣れないお札が売られていたのでその場にいた店員に声をかけた。
「すみません。このお札なんですかね?」
「はい。このお札は書かれたモノを貼り付けて飲むとそのままになる商品になります」
そのまま?一体どういうことなんだろうと店員がそのことについて説明した。
そのお札に好きなモノを書いてコップに貼り付けて水を入れるとそのままになるらしい。
試しに試飲してオレンジと書かれたお札を貼り付けたモノを飲んでみるとたしかにオレンジジュースの味がした。
少々値段が張るが気に入った俺はいくつかお札を購入した。
ーー水野のアパート自室ーー
「ただいま」
1人寂しく帰宅すると早速ポリタンクからガラスコップに水を汲み一杯飲む。
俺の名前は水野誠。25歳。
水が大の好きで水道局に勤めてる。
早速俺は先程購入したお札にコーラを書いて飲むとコーラの味になった。
そこでいろいろ試してお酒の銘柄も試したり工夫して一気にお札がなくなってしまった。
どうやらお札は一回限りなので節約のために大きい入れ物にしようと決めた。
「ニ」
ーー鐘技水道局ーー
「おい!水野お前飲んでるだろ?」
「あ、はい。すみません」
「頼むよ。酒飲むなら仕事終わってからにしろよな」
上司にこっぴどく叱られてしまった。
どうやら、あのお札は中身も変えてしまうほどだった。
だから試しに酔わないお酒と書くと実際に酔わない酒もできた。
つまり、このお札は書かれた通りになるなら実際アレを試す事にしたのだ。
ーーーーーー
「話してなぁに?」
「まずこれを飲んでくれないか?」
俺は付き合ってる彼女を部屋を呼び出してお札に貼り付けてある水を飲ませた。
お札には『水野が好きになる』と書いてある。
そして見事彼女の頬が赤くなったの見ると上手く成功したようだ。
俺はすかさずそこでプロポーズすると彼女は承諾して俺は思わずガッツポーズした。
「三」
彼女の誘いで俺は車を走らせてとあるキャンプ場に向かっていた。
数年後、俺と彼女は籍に入れて結婚した。
彼女はよき妻になったが友人達がいうには彼女は浮気してるみたいだった。
そう、俺はミスを犯したのだ。
『水野が好きになる』には俺以外の水野姓にも好きになるのは必然だったから。
でも、彼女に関しては俺のことを好きになってるから、目を瞑っていた。
……しかし、アレは無理だった。
ーーとあるキャンプ場ーー
結構な人だかりができていた。
老若男女問わず溢れていたからな。
そう、彼らは水野という姓を持つ人たちだったから。
この場所は水野という場所であり、彼女が俺が知らない所で徐々に仲間を増やしていたらしい。
そしてあの世の人たちもいたからな。
その後、俺と彼女は喧嘩別れして現在の俺は別の姓を名乗っている。
そして現在でも水野という場所には水野達が溢れていた。
「四」
亜矢がその怪異談を披露した後、夢を見る。
彼女は昔から不気味な夢を見るのが、好きだった。
亜矢がその湖に潜り込んで泳ぐとき違和感を感じて目を覚ましてしまう。
そう、実際にベッドに濡れていたからだ。
早朝、ベッドの布団を乾かすときに両親へ言い訳するとき亜矢は『水のせい』と答えていた。
水のせい 完
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