その部屋に残るのは、甘い香りだけ。

ロウバイ

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全ての始まり

全ての始まり

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 恋に道筋のようなものは、確かに存在すると思う。順番ともいったところだろうか。一般的によく言われる人生といったようなものと似ていて、誰もが口を揃えて自信満々に答えることができる、簡単なものだ。
二人はどこかで運命的な出会いを果たし、やがて紆余曲折を経て結ばれる。愛し愛され合って、子供を産み、その子供を加えた家族という新しい形で人生に愛を満たしていく。子供はそのうち成長し家を出て、少し広くなった家でゆったりと二人きりの余生を過ごす。そんな、幸福を具現化したようなものがきっと恋の道筋で、正しい一人の人間としての人生。

―――それなら、俺たちは正しいと言えるのだろうか。幸せであると、胸を張って人前に出れるのだろうか。

そんなことをふと、ハジメが居ない部屋で思った。
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