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第一章:わけもわからず、世界は回る
第2話:太陽みたいな彼女は、お人好しが過ぎる
しおりを挟むあの訳の分からない駅から、どうやって逃げ出したのか。正直、あまり覚えていない。
ただ、鬼の形相で刀を振り回す武士の怒声と、ひっくり返した焼き鳥屋台の親父の罵声と、四方八方から飛んでくる「何事だ!」という野次馬たちの怒号が、悪夢の三重奏となって鼓膜を揺さぶっていたことだけは確かだ。俺、神田駿(かんだしゅん)、二十二歳。異世界に来て、ものの数分で街中のヘイトを一身に集めるという、輝かしい実績を打ち立てた。ラノベの主人公なら、この時点で「厄災を呼ぶ男」みたいな二つ名がついてもおかしくない。嬉しくもなんともないが。
息も絶え絶えに逃げ込んだのは、日が差さない、ひんやりと湿った路地裏だった。背中を壁に預け、ずるずるとその場に座り込む。ぜいぜいと繰り返す自分の荒い呼吸だけが、やけに大きく聞こえた。心臓が、肋骨の内側で暴れ狂う野生動物のように、ドッドッドッと激しく脈打っている。
どれくらいそうしていただろうか。ようやく呼吸が落ち着き、思考がゆっくりと現実の輪郭を取り戻し始めると、別の、もっと切実な感覚が腹の底から湧き上がってきた。
ぐぅぅぅぅぅ………。
我ながら情けないほど盛大に、腹の虫が鳴いた。空腹。そういえば、最後に飯を食ったのはいつだったか。昨日の夜、ラノベの最新刊を読む前に食べたカップラーメンが最後だ。もう半日以上、何も口にしていない。急激な空腹感が、まるで巨大な手に胃袋を直接掴まれたかのように、きりきりと痛んだ。
顔を上げると、路地裏の隙間から見える空は、燃えるような茜色に染まっていた。夕暮れだ。どこからか、ふわりと風に乗って、甘辛い醤油の焦げる香りが漂ってくる。誰かの家の夕食の匂いだ。その香ばしい匂いは、俺の空っぽの胃袋にとって、慈悲深い福音であると同時に、残酷な拷問でもあった。
街は、昼間の混沌とした喧騒とは違う、穏やかな活気に満ち始めていた。家々の窓からは、家族の団欒を思わせる温かい橙色の光が漏れ、石畳の上を往来する人々の影を長く、長く伸ばしている。楽しげな話し声、子供のはしゃぐ声。そのどれもが、今の俺には遠い世界の出来事のように感じられた。金も、知り合いも、生きる術もない。ポケットの中には、虚しいほどに何もない。あるのは、このヨレヨレのTシャツとジーンズだけ。
孤独だった。生まれて初めて、骨の髄まで染み渡るような孤独を感じていた。
「くそっ…」
思わず悪態が漏れる。ラノベの主人公なら、今頃どうなっている?
普通なら、絶体絶命のピンチに陥ったところで、偶然通りかかったギルドの美少女マスターに保護されるとか、王女様の乗る馬車に轢かれそうになったところを助けたのが縁で城に招待されるとか、そういう「お約束」があるはずだろう。なのに、なんだこの現実は。武士に追いかけ回され、腹を空かせて路地裏で犬のようにうずくまるだけ。思い通りにならない。何もかもが、俺の知っている物語の法則から外れている。
この、「こうなるべきだ」という俺のささやかな期待と、目の前にあるどうしようもない現実との間にある、巨大な溝。その溝の深さが、今の俺の苦しみの正体だったのかもしれない。だが、そんな哲学的なことを考えても、腹は膨れない。
「何か、何か食い物を…」
ふらつく足で立ち上がり、まるで亡霊のように、しかし鼻だけは夕食の匂いを敏感に嗅ぎ分けながら、俺は再び雑踏の中へと踏み出した。活気はあるが、どこか油断ならない空気がこの街にはある。すれ違う人々の服装は相変わらずバラバラで、腰に刀を差した浪人風の男の隣を、とんがり帽子を被った胡散臭い魔法使いが通り過ぎていく。誰もがお互いを気にも留めていないようでいて、その実、油断なく観察しあっているような、奇妙な緊張感が漂っていた。
その時だった。
一本脇に入った、さらに薄暗い路地裏から、男たちの下品な笑い声と、か細い女性の抵抗するような声が聞こえてきたのは。
「おいおい、いいじゃねえか、ちょっと付き合えよ」
「嫌です、離してください!」
「つれねえこと言うなよ。金に困ってんだろ? いい稼ぎになるぜ?」
(うわ、出た…)
俺のラノベ脳が、即座に状況を分析し、テロップを脳内に表示した。
《イベント発生:ヒロイン救出クエスト》
これだ。これぞ王道。これぞお約束。ここで颯爽と登場し、チンピラどもを叩きのめし、お嬢さんを助ける。そうすれば、感謝した彼女から「お礼に食事でも…」となり、宿と食事にありつける。あわよくば、彼女が有力者の娘だったりして、今後の生活の足がかりまで掴めるかもしれない。まさに一石三鳥のビッグチャンス!
空腹と孤独で鈍っていた思考が、途端に現金な計算高さでフル回転を始める。危険? もちろんあるだろう。だが、ラノベの主人公はリスクを冒してこそリターンを得るのだ。それに、俺にはあの「空間を歪ませる」だけの、地味だが謎の能力がある。どうにかなるはずだ。
俺は、意を決して路地裏へと足を踏み入れた。
そこには、予想通り、見るからに柄の悪い、チンピラとしか形容しようのない男たちが三人、一人の若い女性を取り囲んでいた。
「お前ら、その汚い手をお嬢さんから離しな!」
我ながら、どこで覚えたんだというくらいベタなセリフを吐きながら、俺は三人の前に立ちはだかった。ラノベ主人公になりきって、腕を組み、仁王立ち。気分はもう、伝説の勇者だ。
三人のチンピラは、きょとんとした顔で俺を見た。そして、次の瞬間、腹を抱えて笑い出した。
「なんだこのヒョロガリは」
「勇者ごっこか? お坊ちゃん」
「怪我したくなかったら、とっとと消えな」
リーダー格と思しき、一番ガタイのいい男が、面倒くさそうに片手で俺を払いのける。
俺は、そのあまりに軽い一突きで、まるで紙人形のようにいとも簡単に吹き飛ばされ、無様に地面に転がった。背中を強打し、肺から空気が押し出される。
「ぐえっ!」
情けない悲鳴が漏れた。口の中に、泥と鉄の味が広がる。痛い。めちゃくちゃ痛い。これが現実。これが暴力。ラノベみたいに、都合よく覚醒したりはしないのだ。
「何だこのガキは。おい、さっさと行くぞ」
チンピラたちは、地面で呻く俺にはもう興味を失い、再び女性の方へと向き直った。女性の顔が、絶望に歪む。
(くそっ…! このままじゃ…!)
薄れゆく意識の中、俺はヤケクソだった。もはや狙いも、勝算も、何もなかった。ただ、このまま無様に終わってたまるかという、最後の意地だった。
俺は、地面に這いつくばったまま、一番手前にいたチンピラの、その憎たらしいツラの目の前に向かって、ありったけの精神を集中させた。
(歪めっ…!)
チンピラの顔の前、半径三十センチほどの空間が、真夏の陽炎のようにぐにゃりと歪んだ。それはもう、ただの嫌がらせのつもりだった。
「うおっ、なんだこりゃ!?」
目の前の空間が歪んだことに驚き、チンピラがたじろぐ。それを見て、リーダー格の男が苛立ったように叫んだ。
「何やってんだ! さっさと片付けろ!」
その声に、一番手前のチンピラは我に返り、女性の腕を掴もうと、大きく拳を振り上げた。
そして、奇跡は起きた。
いや、奇跡というよりは、物理法則を無視した悪夢のようなピタゴラスイッチ、と言うべきか。
まず、チンピラの振り上げた拳が、歪んだ空間に突っ込んだ。そのせいで、拳のベクトルが奇妙に内側へと逸れたのだ。
彼の拳は、本来そこにあるはずのない軌道を描き、隣にいた仲間のチンピラの顔面、その鼻っ柱に見事なクリーンヒットを果たした。
「ぐべらっ!?」
殴られた仲間は、白目を剥いて派手な音を立てて吹っ飛んだ。そして、その吹っ飛んだ体が、勢い余って背後にいたリーダー格の男の足に絡みつく。
「なっ…うわっ!?」
リーダー格の男は、完璧なまでにバランスを崩し、盛大にすっ転んだ。その際、頭を路地裏の壁に思い切り打ち付け、「ぐふっ」という短い悲鳴を残して、完全に沈黙した。
残ったのは、自分の拳で仲間をKOしてしまった、一番手前のチンピラだけだ。彼は、何が起きたのか全く理解できず、自分の拳と、地面に転がる仲間二人を、交互に見て呆然としている。
しん、と静まり返った路地裏。
俺も、何が起きたのか分からず、ただ呆然と、そのシュールな光景を見つめていた。
俺の、空間を歪ませるだけの地味な能力。それは、単体では何の攻撃力も持たない。だが、そこへ「チンピラの拳」という別の要素が加わり、相互作用を起こした結果、誰も予測しなかった「三連自滅コンボ」という驚異的な現象が創発されたのだ。これぞまさに、複雑系の奇跡。いや、ただのドタバタ喜劇か。
「あ、あの…」
か細い声に、俺ははっと我に返った。助けられた女性が、恐る恐るこちらを見ている。
俺は慌てて立ち上がり、服の泥を払った。
「だ、大丈夫ですか、お嬢さん」
声が少し上ずってしまった。
彼女は、俺に駆け寄ってきた。そして、彼女が笑った瞬間、俺は息を呑んだ。
まるで、太陽そのものが人の形になったかのようだった。
彼女の笑顔は、薄暗く、湿っぽかった路地裏の空気を、一瞬にして吹き飛ばしてしまうほどの、底抜けの明るさに満ちていた。心配そうに俺の手を取り、大きな瞳で俺の顔を覗き込む。
「大丈夫!? あなた、すごい力を持ってるのね! ありがとう! 私、千夏(ちなつ)って言います!」
千夏と名乗った彼女の手は、驚くほど温かかった。彼女からは、陽だまりのような匂いと、石鹸のような清潔な香りがした。その底抜けに明るい声と、一点の曇りもない笑顔に、俺はこの世界に来て初めて、人の温かさというものに触れた気がした。さっきまで孤独と空腹で凍りついていた心が、じんわりと解けていくのを感じた。
「俺は…シュン。神田駿」
「シュン、ね。本当にありがとう! 怪我はない?」
「ああ、大したことは…」
言いかけたところで、再び、俺の腹が盛大に鳴った。
ぐぅぅぅぅぅぅぅぅ………。
静まり返った路地裏に、あまりにも間抜けな音が響き渡る。
千夏は、一瞬きょとんとした顔をしたが、すぐにくすくすと笑い出した。
「ふふっ、お腹すいてるんだね。そうだ! お礼にご馳走するよ! 何が食べたい?」
***
千夏に連れてこられたのは、街の大通りに面した、活気のある大衆食堂だった。
店内は、もうもうと立ち上る湯気と、肉の煮える香ばしい匂い、そして様々な種族の客たちの陽気な話し声で満ちていた。壁は煤で黒ずみ、使い込まれた木のテーブルは、あちこち傷だらけだ。だが、その全てが、この店が人々に愛されている証のように思えた。
「ここの肉煮込みが安くて美味しいんだよ! おばちゃーん、肉煮込み定食二つ!」
千夏が慣れた様子で注文すると、威勢のいい返事が返ってきた。
運ばれてきた肉煮込みは、大きな皿にたっぷりと盛られ、湯気と共に食欲をそそる匂いを放っていた。隣には、ほかほかの白飯と、シンプルな野菜の味噌汁。俺は、もう我慢できなかった。
「い、いただきます!」
ほとんど無我夢中で、肉と飯をかき込んだ。柔らかく煮込まれた肉は、口の中でほろりと崩れ、甘辛いタレが染み込んだ飯が、空っぽの胃袋に染み渡っていく。美味い。涙が出るほど、美味かった。
「ふふ、すごい食べっぷりだね。よっぽどお腹がすいてたんだ」
向かいの席で、千夏が頬杖をつきながら、嬉しそうに俺を見ていた。
「ああ…死ぬかと思った」
「無事でよかった。本当に、助けてくれてありがとうね。シュンがいなかったら、どうなってたか」
「いや、俺は別に…ほとんど偶然みたいなもんだし」
そう言うと、千夏は首を横に振った。
「ううん、偶然じゃないよ。シュンが、助けようとしてくれたからだよ。その気持ちが、すごい力を引き出したんだよ」
彼女は、何の疑いもなく、まっすぐにそう言った。その純粋な瞳に見つめられると、なんだかむず痒いような、照れ臭いような気持ちになる。
「それにしても、シュンはどこから来たの? あまりこの辺の人間には見えないけど」
「え? あー…、遠くから。ちょっと、色々あって…」
さすがに、別の世界から来ました、とは言えない。適当に言葉を濁すと、千夏はそれ以上深くは聞いてこなかった。
「そっか。大変だったんだね。行く当てとかはあるの?」
「いや、それが全く…」
俺が正直に答えると、彼女は「うーん」と少し考え込み、そして、また太陽のようににぱっと笑った。
「じゃあ、よかったら私が世話してあげる! 私が泊まってる安宿、一部屋空いてたはずだから!」
「え、いいのかよ!? いや、でも金が…」
「いいのいいの! お礼なんだから! お金なんて、これから二人で稼げばいいじゃない!」
なんというお人好し。この世界には、こんな天使みたいな人間が存在するのか。
だが、その時。俺のラノベに毒されきった脳の片隅で、冷静なツッコミ担当の俺が囁いた。
(おいおい、待て待て。こんないい子、いるか? 普通。初対面の、素性も知れない男に、飯を奢るだけじゃなく、宿まで世話してくれるなんて。ラノベの定石だと、こういうお人好しすぎるキャラは、何か裏があるかのどっちかだぞ。実はとんでもない腹黒キャラで、後で俺を奴隷として売り飛ばすつもりとか。あるいは、行く先々でトラブルを呼び寄せる、超弩級のトラブルメーカーとか…)
人の優しさを、素直に受け取れない。俺もずいぶん捻くれてしまったものだ。だが、この訳の分からない世界で生き抜くには、それくらいの警戒心は必要だろう。
ふと、路地裏での出来事を思い出す。
そうだ、あの時。チンピラたちが自滅して、俺が呆然としていた時、彼女は一瞬だけ、ゴミでも見るかのような、凍てつくほど冷たい目を、地面に転がる男たちに向けていたような気がする。
あれは、俺の見間違いだったのだろうか。それとも…。
「どうしたの、シュン? 難しい顔して」
「あ、いや、なんでもない。本当に、助かるよ。ありがとう、千夏」
俺の疑念を打ち消すように、千夏はまた、一点の曇りもない笑顔を向けた。
食堂の古びたランプの光が、彼女の耳で揺れる、質素だが美しい翡翠の耳飾りをキラリと照らした。
食事を終え、千夏に案内されたのは、街の少し外れにある、古いが清潔な安宿だった。部屋は狭いが、暖かい毛布のあるベッドと、小さなテーブルがあるだけで、今の俺には天国のように思えた。
「じゃあ、私は隣の部屋だから。何かあったら、いつでも呼んでね。おやすみ、シュン」
「ああ、おやすみ。本当に、何から何までありがとう」
千夏が部屋を出ていくのを見送り、俺はベッドに倒れ込んだ。
満腹感と、柔らかいベッドの感触。そして、何よりも、この世界で初めて得た「味方」という存在の安心感。疲労がどっと押し寄せ、意識が急速に遠のいていく。
天井を見上げながら、俺はぼんやりと考えていた。
千夏は、本当にただのお人好しなのだろうか。それとも、何か別の目的が…?
まあ、いいか。少なくとも、今夜は暖かい場所で眠れる。明日のことは、明日考えよう。
どうなってんだ、この世界は。
そして、これから、どうなるんだ、俺は。
期待と不安がごちゃ混ぜになった、複雑な気持ちのまま、俺はこの世界で初めての夜の、深い眠りへと落ちていった。
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