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第一章:わけもわからず、世界は回る
第8話:呪いの正体は、知識の暴走
しおりを挟む書物の山に埋もれるようにして座り込む少女、小夜との奇妙な対峙が続いていた。いや、対峙しているのは俺と、彼女の肩の上で偉そうに佇む一羽のカラス、式神のヤタとの間、と言うべきか。当の本人は、長い前髪の奥で膝を抱え、俺たちという異物がこの空間に存在している事実そのものに耐えるかのように、微動だにしない。
「だからさ、俺たちはあんたをどうこうしようってんじゃないんだ。この屋敷の呪いを解いてくれりゃ、それでいい」
俺の言葉は、ヤタという黒いフィルターを通して、か細い少女の声へと変換される。
「……お帰り、ください。この結界は、わたくしが、わたくしであるために必要なものです」
「いやいや、あんたのためかもしんないけど、街の人は迷惑してんだって。近づいただけで体調不良になるって、立派な公害だからな?」
「……公、害……」
ヤタが発した言葉に、書物の山の奥で少女の肩がびくりと震えたのが見えた。少し、言い過ぎただろうか。だが、こちらも依頼で来ているのだ。引くわけにはいかない。隣では千夏が「駿くん、そんな言い方したら可哀想だよ」と、眉を八の字に下げて俺の袖を引いている。彼女の太陽のような優しさは、こういう時、少しだけ歯がゆい。
「とにかく! このままじゃ依頼達成にならないんだよ。なあ、ちょっと顔を上げて話そうぜ。俺、神田駿。こっちは千夏。あんたの名前は?」
できるだけ親しみを込めて、もう一度歩み寄ろうとした、その時だった。
ぐらり、と。
予兆は全くなかった。まるで、世界そのものが巨大な揺り籠に乗せられ、乱暴に揺さぶられたかのような、不快な振動が足元から突き上げてきた。床に積み上げられた書物の塔が、ジェンガのように危うげに傾ぎ、数冊がばさばさと音を立てて落下する。分厚い埃が、一斉に宙を舞った。
「な、なんだ? 地震か!?」
俺が叫ぶのと、千夏が俺の腕にしがみついてくるのは、ほぼ同時だった。だが、これはただの地震ではなかった。揺れは断続的に続き、まるで巨大な心臓が不規則な鼓動を刻むかのように、屋敷全体を脈打たせている。そして、それだけではなかった。
「……この音……」
千夏が耳を澄ます。最初は、揺れによって軋む家鳴りのように聞こえていた音が、次第に 一定なリズムと音階を伴い始めた。
キィィィィン、という、金属を限界まで締め上げたような甲高い音。
ゴウン、ゴウン、と、腹の底に響く重く低い駆動音。
それは、この古びた木造の屋敷には到底そぐわない、機械的で、無機質で、それでいてどこか有機的な、生命の叫びにも似た不協和音だった。音は、明らかにこの床の下――地下から響いてきている。
決定的な変化は、光だった。
今まで板で打ち付けられた窓から差し込む月の光だけが頼りだった薄暗い書斎に、新たな光源が出現したのだ。床板の隙間、壁のひび割れ、家具と床の僅かな隙間。屋敷のあらゆる亀裂という亀裂から、青白い燐光が、まるで血管を流れる血液のように漏れ出し、不気味な文様を闇の中に描き出していた。
「な、なんなんだよ、これ……」
背筋を、冷たい汗が流れ落ちる。これは、俺の知っているどんな怪奇現象とも違う。もっと根源的で、物理法則そのものが悲鳴を上げているような、異質な恐怖。
その時、今まで沈黙を保っていた小夜が、初めて動いた。いや、彼女の肩に乗っていたヤタが、翼をばたつかせ、金切り声を上げたのだ。
「ち、違います! これは、わたくしの張った結界ではありませぬ! 何か……何かもっと、得体の知れないものが、この屋敷の底で目覚めようとしています!」
ヤタが叫ぶ。その声はもはや可憐な少女のものではなく、恐怖に引きつった、素の少年の声に近い。その声に呼応するかのように、小夜が顔を上げた。長い前髪の隙間から覗く大きな瞳は、恐怖に見開かれ、青白い光を反射してきらめいていた。彼女の唇が、声にならない音を紡ぐ。
「……いや……いや……!」
この屋敷に満ちていた「呪い」の正体は、彼女が張った結界ではなかったのか? だとしたら、今、この屋敷を震わせているこの現象こそが、本当の――。
「行くぞ、千夏!」
俺は、恐怖で固まりそうになる脚に活を入れ、千夏の手を引いた。光と音の源は、地下だ。そこに全ての答えがあるはずだ。
「駿くん、危ないよ!」
「ここにいたって、屋敷ごと潰されるかもしれねぇだろ! どうせなら、原因をぶん殴って止める!」
我ながら無茶苦茶な理屈だったが、じっとしているよりはずっとマシだった。俺は書斎の隅にある、地下へと続く古びた扉に目を向けた。その扉の隙間からは、一際強い光が漏れ出している。
「おい、あんたも来い!」
俺は、震える小夜に声をかけた。彼女は怯えたように首を横に振る。
「あんたの家だろ! 何が起きてるか、最後まで見届けろ!」
俺の言葉が届いたのか、あるいは千夏が彼女に駆け寄り、その小さな手を握ったからか。小夜は、おずおずと、しかし確かに頷くと、書物の山から立ち上がった。三人と一羽は、まるで巨大な獣の喉の奥へと続くような、暗く長い階段を、一歩ずつ下りていった。
階段を下りるにつれて、異変はより顕著になった。空気が、まるで嵐の前の静けさのように、ピリピリと肌を刺す。鼻腔をくすぐるのは、埃やカビの匂いではなく、雷が落ちた後のような、乾いたオゾンの匂いだ。壁に手を触れると、びりびりと微かな振動が伝わってくる。
ゴウン、ゴウン、という駆動音は、もはや遠い音響ではない。一歩階段を下りるごとに、それは俺自身の心臓の鼓動と共鳴し、内側から体を揺さぶる轟音へと変わっていった。青白い光はますます強くなり、俺たちの影を、まるで亡霊のように壁に長く、歪に引き伸ばしていた。
やがて、重厚な木製の扉の前にたどり着く。ここが、全ての元凶だ。俺はごくりと唾を飲み込み、千夏と小夜を背後に庇うようにして、軋む扉に全体重をかけて押し開けた。
その先に広がっていた光景に、俺は息を呑んだ。
そこは、書斎以上に広大な、知識の迷宮だった。
視界の限り、床から天井まで届く巨大な本棚が、まるで古代の遺跡のように、あるいは森の木々のように、無秩序に、しかし圧倒的な密度で林立している。革で装丁された分厚い古書、羊皮紙の巻物、粘土板に刻まれた古代文字。あらゆる時代、あらゆる文化の知識が、ここに集められ、眠っている。むせ返るほどに濃い、古紙とインク、そして革の匂いが、時の流れそのもののように、この空間を支配していた。
だが、その静謐なはずの知識の聖域は今、冒涜的な光と音に蹂躙されていた。
部屋の中央。本棚の円環の中心に、直径二メートルほどの、黒曜石のような滑らかな球体が浮かんでいた。それこそが、この屋敷に眠るという「古代遺物」なのだろう。球体の表面には、見たこともない複雑な幾何学模様が刻まれており、その文様が、心臓の鼓動に合わせて、青白い光を激しく明滅させている。
キィィィィン、という甲高い悲鳴のような音は、この球体から発せられていた。光が強まるたびに、周囲の空気がガラスのように軋む。球体の放つ光が、舞い上がる無数の埃を、まるで銀河の星々のように照らし出し、幻想的でありながら、終末的な光景を創り出していた。
「ひっ……」
俺の背後で、小夜が小さな悲鳴を上げた。千夏も、そのあまりに異様な光景に言葉を失っている。
その、世界の終わりのような光景の、ど真ん中に。
制御盤らしき複雑な機械がいくつも並んだ台の前で、一人の女性が、頭を抱えて蹲っていた。
牛乳瓶の底のように分厚い眼鏡。あちこちがインクや薬品のシミで汚れた、よれよれの白衣。無造作に束ねられた髪は、ところどころが爆発したかのように跳ねている。俺たちの気配に気づいたのか、彼女はゆっくりと顔を上げた。
眼鏡の奥の大きな瞳は、完全にパニックに陥っており、涙で潤んでいた。彼女は、救いを求めるように俺たちを見ると、わっと泣き崩れるようにして叫んだ。
「うわーん、どうしましょうー! 計算式を一つ、たった一つだけ間違えたら、なんか変なスイッチが入っちゃいましたーっ!」
そのあまりに場違いな、緊張感の欠片もない叫び声に、俺と千夏は、ぽかんと口を開けて固まるしかなかった。この世界の危機一髪な状況のど真ん中で、これほどまでに完璧なドジっ子属性を発揮する人間が、果たして存在するのだろうか。
彼女こそが、この屋敷に潜んでいたもう一人の住人。世界のあらゆる知識を愛し、探求する賢者の一族の末裔、栞(しおり)だった。
「え、えーっと……つまり、あんたがこれを?」
俺が呆然と尋ねると、栞と名乗った彼女は、しゃっくりをしながら、支離滅裂な説明を始めた。要領を得ない彼女の話を、千夏が母親のように根気よく聞き出し、俺が頭の中でパズルのピースを組み立てていく。そして、数分後。俺たちは、この世の終わりみたいな状況が、二人の天才の、あまりに個人的で、そしてあまりに間抜けな理由によって引き起こされたという、信じがたい事実を理解することになった。
まず、栞。彼女は、世界の全ての知識が記録されているという伝説の図書館「アカシャの図書館」の存在を追い求める、若き研究者だった。古文書を読み解き、この屋敷の地下に、古代の超文明が遺した情報集積装置――目の前で青白く明滅している「星詠みの球(ほしよみのたま)」が眠っていることを突き止めた。そして、その知的好奇心に抗えず、数ヶ月前からこの屋敷に無断で住み着き、研究を続けていたのだという。
「それで、今日の午後、ついに起動シーケンスの解読に成功したんです! でも、最後の起動式の円周率の計算を、小数点以下三十桁目で一桁、間違えちゃって……てへっ」
「てへっ、じゃねぇよ!」
俺は思わず叫んだ。こいつは、とんでもないレベルのドジっ子だ。
栞のドジによって、「星詠みの球」は、外部からの情報を取り込み、エネルギーに変換して無限に増幅させるという、暴走モードに突入してしまった。そして、この地下書庫に眠る、何千年分もの膨大な知識を、猛烈な勢いで吸収し始めたのだ。
「ちょ、ちょっと待て。じゃあ、小夜の張ってた、あの強力な結界は?」
俺の疑問に、小夜がびくりと体を震わせた。栞は、涙を拭いながら答える。
「それです! それが一番の問題なんです! 本来なら、暴走したエネルギーは外部に少しずつ放出されて、いずれは鎮静化するはずでした。でも、この屋敷全体が、観測史上最高レベルの、超強力な霊的結界で完全に封鎖されちゃってるんです! エネルギーの逃げ場が、どこにもありません!」
俺は、天を仰いだ。全てのピースが、最悪の形で組み合わさってしまった。
一人は、極度の人見知りが故に、誰にも邪魔されないよう、屋敷を鉄壁の引きこもり要塞にしてしまった、天才陰陽師。
もう一人は、溢れる知識欲と致命的なドジが同居する、天才トラブルメーカー賢者。
本来なら、決して交わるはずのなかった二つの孤独な才能が、この古い屋敷で偶然に出会ってしまった。その結果、生まれたのが、この閉鎖空間でのエネルギー暴走という、破滅的な化学反応(バッド・ケミストリー)だったのだ。
これぞまさに、複雑系の悪夢。個々の要素は、ただ自分の目的(引きこもりたい・研究したい)のために行動していただけ。だが、その意図せぬ相互作用が、誰一人望んでいない、破局的な結果を創発(エマージェンス)させてしまった。
「天才と天才が出会うと、ロクなことにならねぇ……」
俺の口から、乾いた呟きが漏れた。その言葉に、栞が、絶望的な事実を付け加える。
「あの……このままエネルギーの指数関数的増幅が続いた場合、私の計算によりますと……」
彼女は、震える指で眼鏡をくいと押し上げた。
「あと半刻(はんとき)……約一時間ほどで臨界点に達し、この屋敷を中心とした半径一キロ圏内が、物理的に、跡形もなく消滅します」
しん、と。地下書庫に、一瞬の静寂が訪れた。
ゴウン、と脈打つ古代遺物の駆動音だけが、俺たちに残された僅かな時間を、冷酷に、そして正確に、カウントダウンしているようだった。
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