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最終決戦編
第44話『常世の神、降臨』
しおりを挟む歪んだ森の奥深くへと進む一行の足取りは、まるで粘度の高い水の中を進むかのようだった。空気そのものが意思を持って彼らの進入を拒んでいるかのように、一歩踏み出すごとに、全身に重くのしかかってくる。周囲の木々は、苦悶に身をよじる罪人のように、ありえない角度に幹をねじ曲げ、枝を天に突き上げている。葉の一枚一枚は、まるで時間が凍り付いたかのように、風もないのに微動だにしない。
「おい……今、なんか見えなかったか?」
先頭を歩いていた猛が、不意に足を止めて後ろを振り返った。その視線の先、一行がたった今通り過ぎたはずの空間に、陽炎のようにゆらりと人影が立ち上った。それは、毛皮を纏い、石槍を手にした、原始の狩人の姿だった。狩人は、悠人たちを認識することなく、ただ虚空を見つめ、やがて音もなく霧散した。
「時空の残滓……いや、ゴーストデータだね」
莉奈が、ヘルメットに装着した特殊ゴーグルを操作しながら、早口で呟く。
「この空間、過去のあらゆる時代のデータが、地層みたいに折り重なって、時々バグって表面に漏れ出してきてる。縄文、弥生、戦国、江戸……見て、あそこ」
莉奈が指差す先では、落ち武者と思しき鎧姿の男が、血まみれの刀を杖にしてよろよろと歩き、やがて崩れ落ちるように消えていった。その隣では、着物姿の町娘が楽しそうに手毬をついている。全てが無音で、現実感のないパントマイムのようだ。
「なんちゅう悪趣味なテーマパークや……」
アキラが顔を引きつらせる。
「こんなとこにいたら、どっちが現実か分からんようになってまうわ」
さらに進むと、今度は重力の法則が狂い始めた。地面に落ちているはずの苔むした巨岩が、ふわり、ふわりと、まるで水中の浮き草のように、地上数メートルの位置で静止している。健吾が、その一つに恐る恐るレンチで触れると、岩はゆっくりと回転し、健吾の力を受け流すように明後日の方向へと漂っていった。
「……だめだ。物理の教科書を全部燃やしたくなる」
健吾は、力なくそう呟き、天を仰いだ。
そんな狂った光景の中を、悠人はただ黙々と歩いていた。仲間たちが感じる驚愕や恐怖を、彼はもう感じていなかった。なぜなら、この世界の歪みは、彼が何百年も感じてきた、自分自身の魂の歪みと、全く同じ質のものだったからだ。過去と現在が混濁し、未来が見えず、ただ終わらない停滞だけが支配する空間。ここは、彼の心の風景そのものだった。
やがて、一行は森の最奥、全ての歪みが収束する場所にたどり着いた。
そこは、嘘のように静かで、穏やかな空間だった。
これまで彼らを苦しめてきた重圧は消え、まるで春の陽だまりのような、暖かく、そして懐かしい空気が満ちている。小さな広場の中心には、風雨に晒されながらも、凛とした佇まいを保つ、小さな木の祠が一つ。周囲には、この狂った森の中ではありえないほど、生命力に満ちた草花が咲き乱れ、柔らかな光が木々の隙間から、祝福のように降り注いでいた。
「ここだ……」
悠人が、絞り出すように言った。
彼は、その光景に見覚えがあった。何百年も前の、まだ彼がただの「人」であった頃の記憶。
ふと、彼の目に、幻が映った。
祠の前で、小さな子供が、光り輝く少年と楽しそうに話している。
『えいえんって、なあに?』
子供が、無垢な瞳で少年に問いかける。
『ずっと、終わらないことだよ。楽しいことが、ずーっと続くんだ。悲しいことも、痛いことも、全部なくなって、幸せな時間だけが、いつまでも、いつまでも続くことさ』
少年が、優しい声で答える。
『すごい!じゃあ、おれも、えいえんになりたい!おまえみたいに!』
『いいよ。じゃあ、約束だ』
その、あまりに無邪気で、残酷な約束の光景に、悠人の胸が締め付けられる。あの時の自分は、知らなかったのだ。終わらないということは、悲しみや苦しみもまた、永遠に終わらないということなのだと。
「悠人さん……」
栞が、彼の背中にそっと手を当てた。彼女には、悠人が見ている記憶の断片が、痛みと共に流れ込んできていた。
悠人は、こくりと頷くと、覚悟を決めたように、祠へと一歩、また一歩と歩み寄った。そして、震える指先で、祠の古びた扉に、そっと触れた。
その瞬間、世界から、音が消えた。
鳥の声も、木々のざわめきも、仲間たちの息遣いさえも、全てが絶対的な無に帰した。
次の瞬間、ピシリ、と空間そのものに亀裂が走る音がした。まるで、巨大なガラスのドームが内側からの圧力に耐えきれずにひび割れるように、祠を中心として、空間に無数の亀裂が放射状に広がっていく。
亀裂の隙間から、純粋な光が、奔流となって溢れ出した。それは、太陽の光でも、月の光でもない。始まりも終わりもない、ただ「在る」という絶対的な存在感だけを放つ、原初の光。
光が収まった時、そこに「それ」は立っていた。
音もなく、気配もなく、まるで最初からそこにいたかのように。
年の頃は、十歳ほどだろうか。悠人の記憶の中にある姿と、寸分違わぬ「少年」だった。
その身に纏うのは、時代を超越した、シンプルな純白の衣。素足のまま、緑の苔の上に静かに立っている。
そして、その瞳。
漆黒の瞳は、まるで夜空そのものを切り取って嵌め込んだかのように、無数の星々を内包して、深く、静かに輝いていた。しかし、その瞳には、喜びも、怒りも、悲しみも、いかなる感情の色も浮かんでいない。ただ、万物を等しく映し出す、完全な鏡面。それが、そこに在った。
「てめえが……!常世の神かァァァッ!!」
最初に動いたのは、猛だった。理屈よりも先に、本能が叫んでいた。こいつが、悠人を苦しめてきた元凶だと。
猛は、獣のような雄叫びを上げて、大地を蹴った。鍛え上げられた全身の筋肉が爆発的な推進力を生み、その拳は、小型トラックほどの破壊力を秘めて、神と名乗る少年の顔面に叩き込まれる――はずだった。
しかし、猛の拳は、少年の数センチ手前で、まるで分厚いゼリーにでも突っ込んだかのように、ぴたりと止まった。
「なっ……!?」
どれだけ力を込めても、拳は一ミリも前に進まない。見えない、しかし絶対的な壁が、そこには存在していた。
「無駄だ!物理的な攻撃は一切通用しない!」
莉奈の悲鳴のような声が響く。彼女のゴーグルは、激しく火花を散らし、煙を噴いていた。
「スキャン不能!存在確率が、常に0と1の間を揺らいでる!そこに『いる』のに『いない』!?何これ、無理無理無理!あたしの脳のCPUがオーバーヒートで焼き切れるって!」
「貴様が、この世界の法秩序を著しく侵害した張本人か!」
慧が、いつもの調子で六法全書を片手に叫ぶ。
「貴様の不法行為に基づき、我が依頼人、藤原悠人に対する原状回復、及び、これまでに彼が被った精神的損害に対する慰謝料として――」
しかし、神は、慧の存在などまるで認識していないかのように、一瞥さえくれなかった。その視線は、ただ一人、悠人にだけ向けられていた。
「やあ」
神が、初めて口を開いた。その声は、少年のものとも、老人のものとも、男のものとも、女のものともつかない、ただ純粋な「音」の響きを持っていた。
「久しぶりだね、悠人」
その、あまりに穏やかで、親しげな声に、悠人は奥歯を噛み締めた。数百年の憎悪と、殺意と、そしてほんのわずかな懇願を込めて、目の前の少年を睨みつける。
「……お前のせいで、俺がどれだけの時間を……!」
「うん、見ていたよ」
神は、悠人の言葉を遮るように、こくりと頷いた。
「全部、見ていた。君が、愛する人々に先立たれて絶望する姿も、死を求めてさまよい続けた姿も、そして、この奇妙で、最高に面白い仲間たちと出会い、少しずつ変わっていく姿も。全部ね」
その口調は、まるで、お気に入りの連続ドラマを第一話から最終話まで、欠かさず見てきた視聴者のようだった。
「君が、私の予想を遥かに超えて、面白い物語を紡いでくれたこと、心から感謝するよ」
その言葉には、悪意も、敵意も、嘲笑さえも、ひとかけらも感じられなかった。
ただ、純粋な、一点の曇りもない、最高のエンターテイメントを鑑賞し終えた観客が、主演俳優に送るような、心からの賛辞だけがあった。
その、あまりに屈託のない感謝の言葉が、どんな罵詈雑言よりも、悠人の心を深く抉った。
神は、動揺する一行を、まるで背景の一部のように眺めながら、世界の「真実」を語り始めた。その口調は、子供が、自分の作った自慢のジオラマについて説明する時のように、楽しげだった。
「僕はね、箱庭を作るのが好きなんだ。たくさんの砂粒(すなつぶ)を用意して、それに、いくつかの簡単な『決まりごと』を与える。あとは、ただじっと待つだけ。するとね、砂粒は勝手に集まって星になり、水が生まれ、やがて、生命という、僕にも予測できないような、とても美しい模様を描き出し始めるんだ。僕は、それを眺めているのが、何よりも好きなのさ」
それは、あまりに壮大で、しかし、あまりに無邪気な告白だった。
莉奈が、呆然と呟く。
「複雑系……自己組織化……創発……。こいつ、この世界を、自分のシミュレーションゲームか何かだと思ってる……?」
「君たちの世界は、僕のコレクションの中でも、最高傑作の一つだよ」
神は、満足げに続ける。
「感情、文化、歴史、愛、憎しみ……実に複雑で、予測不能で、美しい模様を描いてくれた。僕は、君たち人間が大好きだよ。僕が作ったどんな星々よりも、君たちは美しいからね」
そして、その感情のない瞳で、再び悠人を真っ直ぐに見つめた。
「ある日、ふと、ちょっとした『実験』を思いついたんだ。この、全てが移ろい、変化し続ける完璧な流れの中に、たった一つだけ、絶対に『変わらない』という、小さな石ころを投げ込んだら、どんな面白い波紋が広がるんだろう、ってね」
その言葉の意味を理解した瞬間、悠人は全身の血が凍りつくのを感じた。
「その石ころが、君だよ、藤原悠人」
「君という、たった一つの『バグ』は、僕の期待を遥かに超える、素晴らしい仕事をしてくれた。君は、苦しみ、もがき、死を願いながら、その矛盾を抱えたまま、この世界を歩き続けた。その、ありえない存在が放つエネルギーが、周りの人間たちと、実に奇妙で面白い化学反応を起こし始めたんだ。君が旅をすることで、僕が最初に設定した因果の線が、ぐちゃぐちゃに絡み合い、誰も予測できなかった、全く新しい模様を描き出した」
神は、悠人の後ろに立つ仲間たちを、初めて品定めするように、一人一人見渡した。
「君たちの旅は、僕が何億年も見てきたシミュレーションの中で、最高の即興劇(インプロビゼーション)だったよ。本当に、素晴らしかった」
「ふざけんのも、大概にせえよッ!!」
アキラの、怒りに震える声が、静寂を切り裂いた。
「あんたの『遊び』や『実験』のために、この男が、悠人が!どれだけ苦しんで、どれだけ泣いて、どれだけ死にたいって願い続けてきたか、あんたに分かるんか!」
その叫びは、仲間たち全員の心の叫びだった。
しかし、神は、その激しい怒りを向けられても、心底不思議そうに、ただ小さく首を傾げただけだった。
「苦しみ?」
その声には、何の抑揚もなかった。
「苦しみ? 喜び? 悲しみ? 怒り? ……ああ、それらのことかい。それらはすべて、物語を彩るための、美しい『色』じゃないか」
神は、まるで画家にでもなったかのように、虚空に指を走らせた。
「単色の絵よりも、たくさんの色を使った方が、美しい絵になるだろう? 君たちの『苦しみ』という色は、特に深みがあって、複雑で、光の当たり方で色合いが変わる、僕のお気に入りの色だったよ。それがあったからこそ、君たちの物語は、こんなにも美しくなったんだ」
その言葉に、一行は戦慄した。
目の前にいる存在は、善でも、悪でもない。ただ、理解の範疇を、完全に超越している。人間の価値観も、倫理も、道徳も、一切通用しない。美しい絵を描くために、絵の具の苦痛など考えない画家のように。美しい音楽を奏でるために、楽器の痛みなど気にしない演奏家のように。
この神にとって、自分たちの人生は、その程度のものなのだ。
神は、満足げに一つ、手を叩いた。パチン、という乾いた音が、森に響く。
「さて、素晴らしい劇だったけれど、そろそろカーテンコールだ。でも、ただ終わらせるだけじゃ、つまらないだろう?」
神は、悠人に向かって、にっこりと、子供のような無邪気な笑顔を見せた。
「最後のフィナーレは、この物語の最高の主人公(ヒーロー)である君に、演出してもらおうと思ってね」
「君という、愛すべきバグを、どうやって修正するべきか。君の物語を、ハッピーエンドにするか、バッドエンドにするか、あるいは、ほろ苦いビターエンドにするか。その選択権を、君に与えよう」
その言葉と共に、神は、すっと指を鳴らした。
その瞬間、悠人の意識は、まるで巨大な掃除機に吸い込まれるかのように、肉体から猛烈な勢いで引きずり出された。
「悠人ッ!?」
「悠人さん!」
仲間たちの悲鳴が、遠ざかっていく。彼の目の前が、真っ白な光で満たされていく。
現実世界では、仲間たちの目の前から、悠人の姿が、陽炎のようにかき消えた。
そして、彼らが呆然と立ち尽くす空間に、巨大な三つのスクリーンが、まるで蜃気楼のように浮かび上がった。
一つ目のスクリーンには、どこまでも続く、完全な闇が映し出されていた。
二つ目のスクリーンには、暖かな光に満ちた、ありふれた家庭の食卓が映っていた。
三つ目のスクリーンには、満天の星空の下、孤独な玉座に腰掛ける、王の姿が映っていた。
「さあ、主人公。君の魂に、最後の問いを始めようか」
神の無邪気な声だけが、静まり返った約束の森に、残酷に響き渡っていた。
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