無詠唱? キャンピングカーで大冒険。虐げられた少女を拾った俺は、規格外の力と文明の利器で彼女を全力で救う件

Gaku

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第13章:最強の荷物持ち

第61話:凸凹パーティと、最強の荷物持ち 〜欠けた穴こそが、誰かとつながるための形である〜

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 春の光が、暴力的なまでに世界を祝福していた。

 王都から遠く離れた、北の大平原。
 視界の限り広がる緑の絨毯には、赤、黄、白、紫と、数え切れないほどの野花が咲き乱れている。
 風が吹くたびに、花の香りが甘く濃厚な波となって押し寄せ、鼻腔をくすぐる。空は高く、雲は千切った綿菓子のように頼りなく飛び、太陽は「さあ、まどろみなさい」と囁くように、柔らかく暖かい日差しを投げかけていた。

 晩春。
 世界が最も美しく、そして命の喜びに満ち溢れ、同時にどこか気だるげな季節。

 そんな絵画のように美しい風景の中を、一組の旅人たちが歩いていた。
 のちに歴史書に記され、「伝説」として語り継がれることになる「最強の勇者パーティ」。
 だが、その実態は――教科書には決して載せられない、カオス(混沌)の極みだった。

「あー、腹減った。なあシルヴィア、昼飯まだ? 俺、もう一歩も歩けない」

 情けない声を上げて芝生に大の字になったのは、このパーティのリーダーであり、「人族最強」の称号を持つ勇者、アランだった。
 燃えるような赤髪に、不敵な面構え。背中には伝説の聖剣「エクスカリバー」を背負っている。
 だが、その聖剣は今、彼の背中で斜めにずり落ち、マントは泥だらけ、そして何より――靴紐が、左右とも盛大に解けていた。

「……アラン。さっき朝ごはんを食べたばかりでしょう? それに、靴紐を結んでください。今日だけで三回目ですよ、転ぶの」

 呆れ果てた声で答えたのは、小柄な少女、シルヴィアだ。
 彼女の背中には、自分の体重の倍はありそうな巨大なリュックサックが鎮座している。
 鍋、釜、テント、保存食、予備の武器、薬草、そしてメンバーの着替え。
 生活に必要なありとあらゆる物資が、テトリスのように隙間なく詰め込まれたその荷物を、彼女は涼しい顔で(内心では悲鳴を上げながら)背負っていた。

「結んでくれよ、シルヴィアァ~」
 アランが子供のように駄々をこねる。
「蝶々結びができないんだよ。俺がやると、なぜか縦結びになって、最終的に団子になって解けなくなるんだ」

「はぁ……。あなたは剣の扱いは神業なのに、どうして指先はそんなに不器用なんですか。自分のことは自分でやると誓ったのは、どこの誰でしたっけ?」

 シルヴィアが深いため息をつきながら膝をつき、アランの靴紐を結び直そうとしたその時。

「お待ちになって! その結び賃、銀貨一枚になりますわよ!」

 シャリーン! と硬貨の音が響いた。
 日傘を優雅に差して歩いていた絶世の美女、聖女のエレナだ。
 聖職者にあるまじきスリットの入った法衣を着こなし、慈愛に満ちた聖母のような微笑みを浮かべているが、その目は獲物を狙う商人のようにギラついている。

「エレナ……仲間から金を取ろうとしないでください」
「あら、技術には対価が必要ですわ。神への祈りも、靴紐結びも、等しく労働ですもの。タダ働きは経済を停滞させますわよ? 感謝の気持ちを形(カネ)にする、それが大人のマナーですわ」
「聖女のセリフじゃない!」

 シルヴィアがツッコミを入れていると、前方から「フンッ! ヌンッ!」という暑苦しい呼吸音が聞こえてきた。
 戦士のガルドだ。
 彼は岩のような筋肉を見せつけるように上半身裸になり、歩きながらポージングの練習をしていた。

「おい見ろよシルヴィア! 今日の上腕二頭筋は機嫌がいいぞ! 『おはよう、世界。今日も重力に逆らってるかい?』って語りかけてきやがる!」
「筋肉は喋りません! 服を着てください! 日焼けしますよ!」
「日焼けこそが筋肉への最高のスパイスだ! 見ろ、この大胸筋の谷間を!」
「見たくありません!」

 さらに、後方からはブツブツと不気味な独り言が聞こえてくる。
 賢者のレインだ。
 瓶底眼鏡をかけた彼は、歩きながら分厚い魔導書を読みふけり、足元の可憐な花を踏み荒らしていることに気づいていない。

「ふむ……この花の花粉における魔力伝導率は……興味深い。これを粉末にして鼻から直接吸い込めば、脳内のシナプスがショートして一時的に覚醒状態に……あるいは永眠するか……」
「やめてください! それはトリカブトの一種です! 永眠しかしませんよ!」

 シルヴィアは叫び、走り、レインの襟首を掴んで崖から落ちそうになるのを引き戻し、ガルドに服を投げつけ、アランの靴紐を固結びし、エレナの手から請求書をひったくった。

「……ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」

 シルヴィアは肩で息をして、その場にへたり込んだ。
 春の陽気とは裏腹に、彼女の心は冬の荒波のように荒れていた。

(無理……もう無理です……)

 彼女は空を見上げた。
 雲がのんびりと流れている。鳥が楽しそうに歌っている。
 世界はこんなにも平和で、秩序があるのに、私の周りだけカオス(混沌)の嵐が吹き荒れている。

「……解散しましょう」

 シルヴィアの口から、ポツリと本音が漏れた。

「え?」
 アランが、寝転がったまま顔を上げた。

 シルヴィアは立ち上がり、リュックを地面に叩きつけ、涙目で叫んだ。

「もう限界です! 解散です! あなたたち、社会不適合者にも程があります! 靴も履けない、金に汚い、筋肉と会話する、毒を吸おうとする……こんな人たちと世界なんて救えるわけないじゃないですかぁぁぁ!!」

 彼女の叫びが、大平原に木霊した。
 草むらからウサギが驚いて飛び出す。
 世界最強の4人が、鳩が豆鉄砲を食らったような顔で固まった。

***

 その日の昼食は、重苦しい沈黙の中で行われた。
 ……はずだった。

「うめぇ! なんだこれ、このスープ最高じゃん! 野菜の甘みが染み渡るぜ!」
「おかわりですわ! 追加料金は払いませんことよ! ……悔しいけれど、お店の味より美味しいですわ」
「筋肉が喜んでいる! 鶏肉のプロテインだ! 細胞の一つ一つが歓喜の歌を歌っているぞ!」
「ふむ……香辛料の配合が絶妙だ。疲労回復効果のある薬草を隠し味に使っているな。成分分析を……」

 彼らは、シルヴィアが作った野菜スープを、野生動物のような勢いで貪り食っていた。
 シルヴィアは、自分のお椀を虚ろな目で眺めていた。

 解散を宣言したのに。
 怒って荷物をまとめたのに。
 「腹減った」「飯食ってから話し合おうぜ」というアランの一言で、なし崩し的に食事を作らされてしまった。
 しかも、悲しいかな、長年の習慣とは恐ろしいもので、無意識のうちに全員の好みに合わせた味付けにし、体調に合わせた栄養バランスまで完璧に整えてしまっていたのだ。

(……私、なんでここにいるんだろう)

 シルヴィアは深いため息をついた。
 彼女には、特別な才能はない。
 アランのような一騎当千の剣技も、エレナのような奇跡の治癒魔法も、ガルドのような山を砕く怪力も、レインのような万物の理を知る知識もない。
 ただの、村娘だ。
 幼馴染のアランが「勇者」に選ばれた時、心配で勢い余ってついてきてしまっただけの、ただの「お世話係」。

 戦いになれば、岩陰に隠れていることしかできない。
 彼らの足手まといにしかならない。
 こんな自分が、伝説のパーティにいる資格なんてない。

「……ねえ、アラン」

 シルヴィアは、スプーンを置いて言った。

「さっきの話、本気だからね」

 アランの手が止まる。
 彼は口の周りをスープで汚したまま、シルヴィアを見た。

「私、次の街で抜けるから。代わりのサポーターを雇って。……もっと強くて、荷物持ち以上のことができる人を。私みたいな、洗濯と料理しかできない女なんて、勇者パーティには不要よ」

 シルヴィアは俯いた。
 涙がこぼれそうになるのを、必死で堪える。
 本当は、離れたくない。
 バカで、手がかかって、どうしようもない彼らのことが、大好きだから。
 でも、だからこそ、自分の無力さが許せなかった。
 彼らが強くなればなるほど、自分だけが取り残されていくような焦燥感に、押しつぶされそうだった。

 沈黙が落ちた。
 風が、草を揺らす「サワサワ」という音だけが聞こえる。

 カチャン。
 アランが、スプーンを置いた。

「……わかった。シルヴィアがそう言うなら、仕方ねぇ」

 心臓が、ドクンと跳ねた。
 あっさりとした肯定。
 ああ、やっぱり。彼もそう思っていたんだ。私が邪魔だと。幼馴染のよしみで置いてくれていただけなんだ。

 アランは立ち上がった。
 そして、自分の剣――世界に一本しかない、人類の希望である伝説の聖剣「エクスカリバー」を、鞘ごと腰から外した。

 ドスン。
 彼はそれを、シルヴィアの目の前に置いた。

「え?」
「じゃあ、俺も勇者を辞めるわ」

 アランは、あくびをしながら言った。

「はあ!?」
 シルヴィアが素っ頓狂な声を上げる。
 エレナたちも、「また始まった」という顔でスープを啜っている。

「だって無理だろ」
 アランは、地面に大の字に寝転がった。春の草の匂いを胸いっぱいに吸い込みながら。

「お前がいなくなったら、誰が俺の靴紐を結ぶんだよ? 誰が宿の手配をするんだ? 誰が地図を見て道案内するんだ? 俺たち、お前がいなかったら、この草原から出ることもできずに野垂れ死にだぜ?」

「そ、そんなこと……他の人を雇えば……」

「他の奴じゃダメだ」
 アランは、空を見上げたまま言った。

「俺の靴紐の絶妙な結び加減を知ってるのは、お前だけだ。エレナがぼったくろうとするのを実力行使で止められるのも、ガルドの筋肉語を翻訳できるのも、レインの暴走をハリセン一発で止められるのも、世界中でお前しかいねぇ」

 彼は、寝転がったままシルヴィアの方を向き、ニカっと笑った。

「いいか、シルヴィア。俺たちは『強い』かもしれない。でも、『生活』ができねぇんだよ」

 アランは、自分の胸を指差した。

「俺たちは、剣を振るうことしかできない。魔法を撃つことしかできない。……一人じゃ、飯を食うことさえままならない、欠陥品なんだ」

 エレナが、優雅に紅茶(食後の一杯)を飲みながら補足する。
「そうですわね。私、お金の計算は得意ですけど、買い出しに行くとついつい光り物に目がなくて、高い宝石を買ってしまって食費がなくなりますもの。シルヴィアさんが鬼の形相で財布の紐を握ってくれないと、三日で破産しますわ」

 ガルドが力こぶを作って笑う。
「俺もよぉ、力が強すぎて、宿屋のドアノブを回そうとすると握り潰しちまうんだ。お前が『優しくね』って言ってくれないと、世界中のドアを破壊して、賠償金で首が回らなくなる」

 レインが眼鏡を光らせる。
「私の知識は宇宙の真理に届くが、明日の天気がわからない。君が『雨が降るから洗濯物を取り込んで』と言ってくれなければ、私の貴重な論文は雨に濡れて紙屑になる」

 彼らは、口々に自分の「ダメなところ」を自慢するように語った。
 そして、最後にアランが言った。

「俺たちは、凸凹(でこぼこ)なんだよ。尖ってるところと、凹んでるところがある。……お前は、その隙間を埋めてくれる、たった一つのピースなんだ」

 アランは身を起こし、シルヴィアの目の前まで顔を寄せた。

「お前は『足手まとい』なんかじゃない。……お前がいるから、俺たちは『勇者パーティ』でいられるんだ。お前こそが、このパーティの心臓であり、最強の司令塔なんだよ」

 シルヴィアの目から、堰を切ったように涙が溢れ出した。
 
 最強。
 剣も魔法も使えない私を、彼らはそう呼んだ。
 生活能力皆無な彼らを支える、ただの「お母さん役」。
 でも、その役割がなければ、彼らは輝けない。
 私がいることで、彼らは戦える。彼らがいることで、私の料理は意味を持つ。

 それは、この世の真理の一つ、「縁起(えんぎ)」の世界だった。
 「これがあるから、かれがある」。
 単独で完璧な存在などいない。全ての存在は、他者との関係性の中で成り立っている。網の目のように繋がり、支え合い、補い合うことで初めて、世界は回る。
 勇者という「光」は、それを支える「影」があって初めて存在できるのだ。

「……ばか」

 シルヴィアは、涙を拭いながら悪態をついた。

「本当に……あなたたちは、バカなんですから……!」

「おう、知ってる!」
 アランが笑い、シルヴィアの頭をくしゃくしゃに撫でた。
「だから、頼むぜ。俺たちの『最強の荷物持ち』さんよ」

 シルヴィアは、泣きながら笑った。
 もう、辞めるとは言わなかった。
 このどうしようもない、手のかかる、愛すべき馬鹿たちの面倒を、最後まで見てやろうと決めたから。

 風が吹き抜ける。
 草原の花々が、一斉に揺れて色の波を作る。
 アランが「よし、昼寝だ!」と再び寝転がり、エレナが「日焼け止めを塗り直さなくては」と騒ぎ、ガルドが腹筋を始め、レインが草花に話しかけ始める。

 いつもの、騒がしくて、愛おしい日常。
 シルヴィアは、リュックから裁縫道具を取り出し、アランのマントのほつれを縫い始めた。

 彼女は知らなかった。
 この「当たり前の日常」が、どれほど脆く、儚い奇跡の上に成り立っているのかを。
 そして数十年後、自分が「ギルドマスター」として、一人で冷たい書類の山に向かうことになる未来を。

 今の彼女にあるのは、春の陽だまりと、仲間の寝息と、チクチクと針を動かす穏やかな時間だけだった。
 それは、永遠に続くと思われた、青春の青い1ページ。

 アランの寝顔を見つめながら、シルヴィアは小さく呟いた。

「……靴紐くらい、自分で結べるようになってくださいよ」

 その願いが、最期の瞬間に、悲しい形で叶えられることになるとは知らずに。

***

 後の世。
 ギルドマスター室で、シルヴィアが完璧に仕事をこなし、部下たちに的確な指示を出している姿。
 机の上に書類が綺麗に積まれ、無駄のない動きで処理していくその姿は、「冷徹で有能な上司」として畏れられている。
 だがそれは、彼女が望んだ姿ではない。
 かつて、だらしない仲間たちの尻拭いを一身に背負い、彼らを生かすために走り回っていた少女時代の、悲しい名残(習慣)だったのだ。
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