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第2部:討伐部隊・転機編
第46話:嘘と真実の境界線
しおりを挟むその言葉は、音という物理的な振動を伴わなかった。
まるで、脳という閉ざされた宇宙に直接、恒星が生まれたかのような絶対的な熱量と光を伴って、宮沢譲の意識のど真ん中に、それは、ただ「在った」。
『戦いの始まりは、あなたたち人類が、私たちの未来そのものである【始祖の卵】を盗み出したこと』
譲の思考回路が、焼き切れたヒューズのようにけたたましい音を立てて停止した。全身の血が逆流し、耳の奥でキーンという金属音が鳴り響く。目の前に立つ、溶かした白金(プラチナ)のような銀髪を揺らす少女――エヴァと名乗った、この世の美という概念をすべて凝縮して形にしたような存在――が、何を言っているのか、理解することを脳が全力で拒絶していた。
「……ふざ、けるな」
やっとの思いで絞り出した声は、自分でも驚くほどに掠れ、震えていた。喉がカラカラに乾き、まるで砂漠を何日も彷徨ったかのようだ。脳が警報を鳴らしている。許容量を超えた情報だ。理解不能なバグだ。これは敵の精神攻撃(プロパガンダ)だ。信じてはいけない。信じてしまえば、自分が自分でなくなってしまう。
そう結論づけようとする理性の壁を、しかし、過去の記憶が津波のように打ち破り、鮮明すぎる悪夢が意識のスクリーンに叩きつけられた。
――あの日。まだ十歳にも満たなかった、夏の日の午後。
蟬の声が、まるで世界の終わりを告げるサイレンのように、耳鳴りと混じり合って鳴り響いていた。生暖かい風が運んでくるのは、甘い花の香りではなく、鉄が錆びたような血の匂いと、肉が焼ける異臭だった。家の壁に開いた巨大な風穴。そこから見えたリビングは、もう彼が知っている温かい場所ではなかった。
怪物の、黒曜石のようにぎらつく鉤爪が振り下ろされる。甲高い金属音。いや、違う。それは、人間の骨が砕ける、鈍く湿った音だった。優しい父の、分厚い胸板をいとも容易く貫いた鉤爪が、無慈悲に引き抜かれる。噴き上がった血飛沫が、壁にかけてあった家族写真を、真っ赤に染め上げた。
『あなた……逃げて……!』
助けを求める母の最後の声。恐怖と絶望に歪んだその顔を、彼は忘れたことなど一瞬たりともない。あの光景こそが、彼の世界の原点。あの絶対的な悪夢こそが、彼が戦う理由のすべて。
目の前の、神々しいとすら思える少女の姿と、脳裏に焼き付いて離れない、両親の身体を引き裂いたおぞましい怪物の姿が、どうしても、どうしても結びつかない。
「お前たちが……! お前たちのような怪物が、被害者だなんて……そんな話、信じられるかッ!!」
憎悪と混乱が入り混じった絶叫が、何万年もの静寂を保ってきたであろう地下の巨大空洞に、醜い不協和音となって響き渡った。信じてきた「正義」と、突きつけられた「真実」。そのあまりに巨大すぎる乖離に引き裂かれ、譲の魂は甲高い悲鳴を上げていた。
それは、彼がこれまで経験してきたどんな挫折や屈辱よりも、もっと根源的で、もっとどうしようもない苦しみ。
譲の、魂からの拒絶。その激しい感情の奔流に対し、エヴァはただ静かに、そして深く哀しみの色を湛えた瞳を伏せた。彼女は、言葉で反論するという無粋な行為を選ばなかった。その代わりに、再びその細く白い手を、そっと宙にかざした。
すると、洞窟の壁一面を埋め尽くす、乳白色の巨大な結晶体が、まるで彼女の意志に応えるかのように、一斉に脈動を始めた。淡い青白い光が、寄せては返す波のように明滅し、結晶体の内部から無数の光の粒子が解き放たれる。それはまるで、洞窟そのものが一個の巨大な脳となり、記憶を再生しようとしているかのようだった。光の粒子は万華鏡のように舞い踊り、譲の身体を優しく、しかし抗いがたい力で包み込んでいく。
それは、彼女個人の記憶ではなかった。
この星――地球そのものに刻み込まれた、遥かなる時間の記録だった。
譲の脳内に、人間という種が産声を上げる遥か以前の光景が、暴力的なまでの情報量となって流れ込んでくる。
――灼熱のマグマが、原始の海を真っ赤に染め上げ、分厚い水蒸気の雲が空を覆う。巨大な隕石が絶え間なく降り注ぎ、生命の存在を許さない、灼熱の地獄。
――気が遠くなるほどの時が過ぎ、海に最初の生命が生まれる。複雑なアミノ酸のスープ。そして、単細胞生物たちの終わりなき捕食と分裂。
――巨大なシダ植物が、天を突くように鬱蒼と茂る森。湿った土の匂い。巨大な昆虫の羽音。恐竜たちが大地を揺らし、闊歩する。
その壮大な生命の絵巻物の中で、譲は、エヴァの一族の姿を見た。彼らは、特定の時代にだけ存在する支配者ではなかった。彼らは、まるで星そのものの意志が具現化したかのように、常にそこに「在った」。
ある時は、生態系の頂点に君臨し、増えすぎた種を捕食することで、種の多様性を維持する。
ある時は、巨大な火山の噴火を予知し、そのエネルギーを地殻の奥深くへと逃がすことで、大絶滅を防ぐ。
ある時は、大地を駆け巡り、星にとって毒となる物質を体内に取り込み、無害な結晶体へと変質させる。
彼らの姿は、譲が知っている「怪物」のそれとは全く違っていた。それは、人間の身体に存在する免疫細胞の働きに酷似していた。体内に侵入した異物や、異常増殖したガン細胞を排除し、身体全体の恒常性(ホメオスタシス)を維持するための、必要不可欠な存在。
彼らは破壊者ではなかった。この星の繊細で複雑なバランスを維持するための、**『調整者(レギュレーター)』**だったのだ。
その、何億年にもわたる壮大な星の記録の中で、人類の歴史は、瞬きするよりもなお短い、フィルムのほんの一コマに過ぎなかった。そして、そのあまりにも短い期間に、人類という種がいかに爆発的に増殖し、他の種を絶滅の淵に追いやり、森を焼き、海を汚し、星の資源を一方的に食い尽くしてきたか。その客観的で、一切の感情を排した無慈悲な「データ」が、譲の脳に直接叩きつけられる。
譲たちが教えられてきた「正義」とは。英雄たちが命を懸けて守ろうとした「人類の平和」とは。この星の、気の遠くなるような長い歴史から見れば、ほんの僅かな例外期間における、極めて自己中心的で、傲慢な視点に過ぎなかったのかもしれない。
人類全体が、自分たちが何をしているのか、この星に対してどれほど巨大な「癌細胞」と化しているのか、全く知らないままに生きてきた。その無知こそが、この悲劇の連鎖を生み出していた。
そう、これこそが『無明』。真実を知らない、という根源的な病。その病に、人類全体が、そして自分自身もが、深く冒されていたのだ。
その頃、地上は、まるで空に穴が開いたかのような豪雨に見舞われていた。
宮沢譲のID信号がロストし、MIA(戦闘中行方不明)と判定されてから、既に数時間が経過していた。第7廃工場地帯における探索作戦は中止を余儀なくされ、部隊は、癒えることのない深い爪痕を心に残したまま、基地へと撤退の途についていた。
ずぶ濡れのまま司令室に戻った朝倉颯太は、メインモニターに冷たく表示された譲のID――【SIGNAL LOST】――の文字を、唇から血が滲むほど強く噛み締めながら、ただ見つめていた。雨に濡れた前髪から滴り落ちる雫が、彼の頬を伝い、まるで涙のように顎の先で弾ける。
「俺が……俺が、譲の警告を信じていれば……」
脳裏に響く、親友の最後の悲痛な叫び。『今すぐ全軍を後退させろ! この工場は巨大な罠の可能性がある!』。あの時、指揮官としての立場と、親友を信じたい気持ちとの間で揺れ動き、結局は組織のプロトコルを優先してしまった自分の判断が、彼を死に追いやった。親友一人守れなかった後悔と、怪物を殲滅しきれなかった無力感が、彼の心を業火のように焼き尽くしていく。
隣で、橘陽葵が声を殺して泣いていた。そのか細い肩を抱きしめてやることもできず、颯太はただ、モニターの無機質な光の中に、憎悪の対象を探していた。
「弔い合戦だ」
誰に言うでもなく、しかし司令室の重い空気にはっきりと響いたその呟きは、復讐の誓いだった。彼の、太陽のように明るく、誰からも慕われた純粋な正義感は、親友を失った(と思い込んだ)深い悲しみと自責の念によって、より過激で、より視野の狭い、冷たい憎悪へと急速に変質し始めていた。その瞳に宿る光は、もはや英雄のそれではなく、獲物だけを見据える狩人の、飢えた光だった。
地下の静謐な空洞で、宮沢譲は膝から崩れ落ちていた。
星の記憶がもたらした情報の奔流は、彼の超人的な脳の処理能力を遥かに超え、思考は麻痺し、全身が鉛のように重い。しかし、それ以上に彼を打ちのめしていたのは、自分たちの戦いが、両親の仇を討つという崇高な復讐劇などでは全くなく、この星の壮大で完璧な自然の摂理に対する、無知で、傲慢で、滑稽な反逆に過ぎなかったのかもしれないという、おぞましい事実だった。
「じゃあ……じゃあ、父さんと母さんは、なんのために死んだんだ……?」
それは、ただの調整だったのか? 増えすぎた種を、免疫細胞が間引くような、自然現象の一つだったというのか?
「俺は、なんのために……」
声にならない問いが、乾いた唇から吐息と共に漏れる。
信じるべき正義。討つべき絶対的な悪。目指すべき英雄の姿。
彼が人生の全てを懸けて築き上げてきた、その全ての価値観が、足元から音を立てて崩れ去っていく。まるで、乾いた砂で作られた城が、風に吹かれて跡形もなく消えていくように。その後に残ったのは、あまりにも広大で、冷たい虚無だけだった。
エヴァは、そんな彼の隣に静かに寄り添い、ただ沈黙していた。彼女の銀色の髪から放たれる柔らかな光が、まるで月の光のように、絶望に沈む彼の肩をそっと照らしている。彼女は、彼の魂が、この巨大すぎる真実を受け止め、自らの力で再び立ち上がるのを、ただ静かに、辛抱強く待っていた。
宮沢譲の世界は、もう二度と、元の場所には戻らないところまで、来てしまっていた。
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