47 / 70
第2部:討伐部隊・転機編
第47話:君の名は
しおりを挟む脳が、融解していた。宮沢譲という人間を構成してきた、経験、知識、信念、そして憎悪といったあらゆる要素が、目の前の少女から放たれる、あまりにも純粋な光によってドロドロに溶かされ、原型を留めないカオスと化していた。
信じていた正義は、ただの傲慢な独り善がりだったのかもしれない。
討つべき絶対悪は、ただ未来を奪われた被害者だったのかもしれない。
父の、母の、そして数えきれない仲間たちの死は、壮大な悲劇ではなく、人類が仕組んだ巨大な茶番劇の上で起きた、無意味で滑稽な事故だったのかもしれない。
思考が渦を巻き、意識が暗転しかける。足元が崩れ、奈落へと落ちていく感覚。その、完全な自己の崩壊寸前で、譲の口からかろうじて一つの問いが、意味のある言葉として紡ぎ出された。
「お前は……お前たちは、いったい、何者なんだ……?」
それは、これまで彼が口にしてきた「怪物」という、憎悪と恐怖を塗り固めた記号に対する問いではなかった。目の前に立つ、この世のものとは思えぬほど美しく、そして哀しい瞳をした、たった一人の存在に対する、初めての純粋な問いかけだった。人類の兵士としてではなく、ただの宮沢譲という一人の人間としての、魂からの問いだった。
その問いに、目の前の少女は、初めて穏やかに、本当に穏やかに微笑んだ。それは、何万年もの孤独な夜を越えて、ようやく夜明けの光を見つけたかのような、切なくて、温かい微笑みだった。
彼女の唇は動かない。だが、譲の心の中に、再び鈴の音のように透き通った声が、そっと染み込んでくる。
『私たちは、あなたたちが呼ぶような、個を区別するための名前は持たないの。私たちは皆、一つの大きな流れの中にある、小さな雫のようなものだから。でも……』
少女は、少しだけはにかむように視線を伏せ、そして再び譲の目を真っ直ぐに見つめた。
『あなたと話すために、仮の名を名乗るなら――私の名は、エヴァ』
エヴァ。
その、たった三つの音の響きが、譲の中で巨大な化学反応を引き起こした。彼の世界を覆っていた「怪物」という、分厚く、どす黒く、均一な一枚岩の概念に、初めて亀裂が入る。その亀裂から光が差し込み、巨大な主語の奥に隠されていた、無数の個の存在を照らし出した。
目の前にいるのは、両親を殺した不特定の「怪物」ではない。
「エヴァ」という名前を持つ、たった一人の少女なのだ。
それは、世界の全ては相互に関係し合って成り立っているという、揺るぎない法則――『縁起』の始まりだった。譲とエヴァ。この二つの個が出会うという「縁」が、彼の心をがんじがらめに縛り付けていた憎悪の鎖を、静かに解きほぐし始めていた。
「エヴァ……」
その名を、確かめるように自分の声で口にしてみる。すると、ほんの少しだけ、この非現実的な光景に実感が伴った気がした。彼女が、少しだけ身近な存在に感じられた。譲は、まだ沸騰したままの思考を必死に整理するように、ゆっくりと、しかし核心に迫る問いを投げかけた。
「なぜ……なぜ、僕にこんな話をしたんだ? 君たちは、人類を憎んでいるんじゃないのか?」
エヴァの瞳に、再び深い哀しみの色が浮かんだ。彼女は、洞窟の壁に淡い光を放つ結晶体にそっと触れながら、その記憶を譲の心に流れ込ませてくる。
『憎しみという感情は、私たちには理解が難しい。私たちの行動原理は、もっとずっと単純。目的は、ただ一つ。奪われた卵を取り戻すこと。そのために、私たちは地上に出て、あなたたちと戦った』
譲の脳裏に、エヴァの一族が戦う姿が映し出される。彼らの動きには、憎悪や怒りといった感情の揺らぎがない。あるのは、目的を遂行するための、純粋で、直線的で、恐ろしいほどに合理的な意志だけ。それは、まるで自然現象そのもののようだった。
『でも、あなたたちは違った。あなたたちは、とても複雑。言葉の裏に、別の意図を隠す。事実を捻じ曲げ、自分たちに都合の良い物語を作る。私たちは、あなたたちのその「嘘」や「欺瞞」という概念を、どうしても理解することができなかった』
彼らは、純粋な力で卵を取り返そうとした。しかし、人類はプロパガンダで彼らを「絶対悪」に仕立て上げ、世論を味方につけ、組織的に彼らを殲滅しようとした。純粋さが、複雑な悪意の前に、ただただ無力に打ち砕かれていく。
『だから、あなたに会って、分かったの』
エヴァは譲から視線を外さずに続けた。
『あなたは、他の人間とは違う。あなたは、私たちのことも、あなたたち自身のことも、その両方を理解できる場所に立っている。その頭脳は、複雑な嘘の構造を解き明かすことができる。だから、あなたに、決めてほしかった。この、あまりにも悲しい戦いを終わらせる方法を』
彼女は、卵の中にいる同胞への想いを語った。それは、まだ見ぬ弟か妹の誕生を心待ちにする、姉の純粋な愛情そのものだった。そして、これまでの永い戦いで失った、多くの仲間への悲しみを語った。その瞳に浮かぶ、深く、静かな哀しみは、譲が仲間を失った時に感じる、あの胸が張り裂けそうな痛みと、何一つ変わらないものだった。
なぜだろう。敵のはずなのに。両親の仇である可能性が、まだ消えたわけではないのに。エヴァが悲しむ姿を見ていると、自分の胸が締め付けられるように痛む。彼女の痛みが、自分のことのように感じられる。
譲の心に、生まれて初めて、怪物に対する憎悪や恐怖以外の感情が芽生え始めていた。それは、敵意ではなく、寄り添いたい、その涙を拭ってやりたいという、温かく、そしてどうしようもなく切ない感情。理屈では説明できない、魂の共鳴。
ああ、そうか。
「怪物」なんて、最初からどこにもいなかったんだ。
ただ、自分たちと同じように仲間を愛し、失うことを悲しみ、必死に未来を繋ごうとしている、一つの生命体がそこにいるだけだったのだ。人類が勝手に貼り付けた「怪物」というレッテル(我)の奥にある、その本質に触れた瞬間、譲の世界は、もう二度と元には戻らない、決定的な変容を遂げた。
その頃、地上は、冷たい雨と、それ以上に冷たい情報によって支配されていた。
防衛隊本部、その最深部に位置する巨大な情報アーカイブ室。空調の低い唸りだけが響くその無機質な空間で、神楽院玲奈は一人、膨大なデータと向き合っていた。彼女の雪のように白い指が、空中に投影されたホログラムキーボードの上を滑るように舞う。その動きは、超一流のピアニストが難解な協奏曲を奏でるかのようだったが、彼女の表情は分厚い氷のように、一切の感情を映し出していなかった。
公式発表では、「宮沢譲は怪物の奇襲により戦死」とされている。追悼式も行われ、部隊の誰もがその事実を受け入れ、悲しみを憎悪へと変え、次の戦いに備えようとしていた。
しかし、玲奈だけは、その結論を、細胞の一つに至るまで信じていなかった。
彼女の脳は、並のスーパーコンピュータを遥かに凌駕する情報処理能力を持つ。そして、彼女の直感と論理は、常に一つの同じ答えを告げていた。「あの宮沢譲が、あれほど無様に、何の痕跡も残さずに死ぬはずがない」と。彼の死は、あまりにも「物語」として出来すぎていた。まるで、誰かが書いた陳腐な脚本のようだと。
玲奈は、父である神楽院総帥の権力を使い、通常では絶対に閲覧不可能な、最高機密レベルの資料へとアクセスしていた。彼女が調べていたのは、過去数十年分に及ぶ、第7廃工場地帯における全ての戦闘報告書。何千、何万という無味乾燥なレポートの中から、彼女は、ある奇妙で、不気味な共通点を見つけ出していた。
それは、大規模な作戦が行われるたびに、必ず数名の兵士が「MIA(戦闘中行方不明)」として記録されているという事実だった。戦場では珍しくない事象。だが、異常なのはその先だった。彼らの詳細な状況を記した報告書が、例外なく、その大部分を黒インクで塗り潰されていたのだ。それも、乱雑な塗り潰し方ではない。まるで、何か特定のキーワード、特定の事象だけを、寸分の狂いもなく隠蔽しようとするかのような、冷徹で知的な意思を感じさせる検閲だった。
「隠している。この組織は、あの場所で起きている何かを、意図的に」
玲奈の氷の瞳に、真実を探求する者の、鋭く、そして危険な光が宿った。譲の失踪は、単なる事故ではない。この巨大な嘘の中心に、彼は巻き込まれたのだ。ならば、自分がやるべきことは一つ。この嘘を暴き、そして、彼を連れ戻す。ただ、それだけだ。
地下の静謐な空洞で、譲は人生最大の岐路に立たされていた。
彼の心は、二つの巨大な引力によって引き裂かれそうになっていた。片方は、過去。両親を惨殺された、決して消えることのない憎悪と復讐心。もう片方は、現在。目の前で哀しみに暮れるエヴァへの、芽生え始めた共感と慈悲。
彼の心の中は、もはやどちらに転ぶか誰にも予測できない、無数の感情が相互作用し合う『複雑系』そのものだった。
このまま彼女を見捨て、人類の兵士として地上へ戻るのか。両親の仇を討つという、本来の目的を果たすために。
それとも、人類を裏切り、彼女の語る「真実」に賭けるのか。たとえ、それが仲間たちを、そして自分を育ててくれた世界そのものを、敵に回すことになったとしても。
どちらを選んでも、彼は何かを失い、誰かを裏切ることになる。正解など、どこにもない。
長い、永遠にも感じられる沈黙が、二人と、そしてこの星の運命を包み込んでいた。
やがて、譲はゆっくりと顔を上げた。その瞳には、もう迷いはなかった。憎しみでも、同情でもない、ただ静かで、澄み切った決意の色だけがそこにあった。
「君の話が、本当かどうか。それを、この目で確かめる。僕が知りたかったのは、それだけだ」
それは、過去の経験という名のプログラムにただ従うのではなく、教えられた正義にただ流されるのでもなく、彼自身の『自由意志』による、生まれて初めての、本当の意味での主体的な選択だった。
そして、彼はエヴァの、光を湛えた瞳を真っ直ぐに見つめ返し、震える声で、しかし彼の人生で最も力強い言葉で、誓いを立てた。
「もし、君の話が本当なら……」
「その時は、僕が、君たちの卵を取り返す。たとえ、人類全てを敵に回すことになっても」
その言葉が、静寂の空洞に響き渡った瞬間。
エヴァの、大きくて澄んだ瞳から、光る結晶のような一筋の涙が、静かに、静かにこぼれ落ちた。それは、何万年という長すぎた孤独の終わりを告げる、あまりにも美しい涙だった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ゲームコインをザクザク現金化。還暦オジ、田舎で世界を攻略中
あ、まん。
ファンタジー
仕事一筋40年。
結婚もせずに会社に尽くしてきた二瓶豆丸。
定年を迎え、静かな余生を求めて山奥へ移住する。
だが、突如世界が“数値化”され、現実がゲームのように変貌。
唯一の趣味だった15年続けた積みゲー「モリモリ」が、 なぜか現実世界とリンクし始める。
化け物が徘徊する世界で出会ったひとりの少女、滝川歩茶。
彼女を守るため、豆丸は“積みゲー”スキルを駆使して立ち上がる。
現金化されるコイン、召喚されるゲームキャラたち、 そして迫りくる謎の敵――。
これは、還暦オジが挑む、〝人生最後の積みゲー〟であり〝世界最後の攻略戦〟である。
王命って何ですか? 虐げられ才女は理不尽な我慢をやめることにした
まるまる⭐️
恋愛
【第18回恋愛小説大賞において優秀賞を頂戴致しました。応援頂いた読者の皆様に心よりの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました】
その日、貴族裁判所前には多くの貴族達が傍聴券を求め、所狭しと行列を作っていた。
貴族達にとって注目すべき裁判が開かれるからだ。
現国王の妹王女の嫁ぎ先である建国以来の名門侯爵家が、新興貴族である伯爵家から訴えを起こされたこの裁判。
人々の関心を集めないはずがない。
裁判の冒頭、証言台に立った伯爵家長女は涙ながらに訴えた。
「私には婚約者がいました…。
彼を愛していました。でも、私とその方の婚約は破棄され、私は意に沿わぬ男性の元へと嫁ぎ、侯爵夫人となったのです。
そう…。誰も覆す事の出来ない王命と言う理不尽な制度によって…。
ですが、理不尽な制度には理不尽な扱いが待っていました…」
裁判開始早々、王命を理不尽だと公衆の面前で公言した彼女。裁判での証言でなければ不敬罪に問われても可笑しくはない発言だ。
だが、彼女はそんな事は全て承知の上であえてこの言葉を発した。
彼女はこれより少し前、嫁ぎ先の侯爵家から彼女の有責で離縁されている。原因は彼女の不貞行為だ。彼女はそれを否定し、この裁判に於いて自身の無実を証明しようとしているのだ。
次々に積み重ねられていく証言に次第に追い込まれていく侯爵家。明らかになっていく真実を傍聴席の貴族達は息を飲んで見守る。
裁判の最後、彼女は傍聴席に向かって訴えかけた。
「王命って何ですか?」と。
✳︎不定期更新、設定ゆるゆるです。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる