詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku

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第2章:学園生活と仲間との絆

第14話:アンナの秘密特訓 〜身体強化魔法ってこんな使い方もできるのか〜

夜と朝の境界線は、いつだって曖昧で、そして息を呑むほどに美しい。
まだ太陽が地平線の向こう側に隠れている時間帯。王都魔法学園の空は、深い藍色から透明な青灰色へと、ゆっくりと、水彩絵の具を滲ませるようにグラデーションを変えつつあった。
冷たい夜露をたっぷりと吸い込んだ大気が、肺の奥底まで染み渡るように冷んやりとしている。

ガクは、自分の吐く息が白い靄となって空気に溶けていくのをぼんやりと見つめながら、誰もいない寮の裏庭を歩いていた。
「ザクッ……ザクッ……」
湿った土と、朝露に濡れた短い芝生を、革靴の裏が規則正しく噛み締める音だけが響く。
この時間の静寂は、特別な重さを持っている。遠くの街の喧騒はまだ届かず、鳥たちすらも眠りの中だ。耳の奥で、自分自身の心臓の鼓動「ドクン、ドクン」という低い音が、まるで水底で聞いているかのように響くほどの、完全な無音。
ガクはこの「世界に自分一人しかいない」ような圧倒的な静けさが、前世から嫌いではなかった。

だが、その完璧な静寂のタペストリーを、無残に引き裂く音が唐突に響き渡った。

「ブンッ……!! ……ブンッ……!!」

風を無理やりにねじ伏せるような、鋭く、重い空洞音。
ガクは足を止めた。
(なんだ……?)
音のする方へ、音を立てないようにゆっくりと近づく。
薄暗い木立を抜けた先、寮の裏庭のさらに奥まった開けた場所。
そこに、一人の少女のシルエットがあった。

アンナだった。

「ッ……シィッ……!!」
短い呼気と共に、彼女は手にした木剣を、親の仇でも打つかのような凄まじい勢いで振り下ろしていた。
普段の、教室で大口を開けて笑い、レオの小難しい理論を「うるさい!」と一蹴する快活な彼女の姿は、そこには微塵もなかった。
彼女の顔は蒼白で、額からは玉のような汗が、滝のように流れ落ちている。いや、それはただの汗ではない。
(冷や汗だ……)
ガクの目にはっきりと見えた。プレッシャーに押し潰されそうになりながら、それでも無理やり体を動かしている時に滲み出る、あの特有の粘り気のある汗。
木剣を握る彼女の指関節は、血の気が引いて真っ白になっていた。

「もっと……速く……! もっと……!」
彼女の呟きは、呪詛のように重苦しかった。
ガクは黙って見ていたが、素人の彼から見ても、アンナの素振りには「無理」があった。
彼女の心は、「強くあらねばならない」という強烈な執着に完全に囚われていた。肩には石臼でも乗っているかのようにガチガチに力が入り、剣の軌道はブレて、無駄な力が空回りしている。
思い通りに動かない自分の身体に対する苛立ちが、さらなる力みを生み、悪循環の螺旋に陥っている。

(このままじゃ、筋肉か関節をぶっ壊すぞ……)
見かねたガクは、木立の影から一歩踏み出した。
踏んだ枯れ枝が、「パキッ」と乾いた音を立てる。

「うひゃあっ!?」
アンナが、素振りの途中でカエルのように奇妙な悲鳴を上げた。
驚きのあまり手からすっぽ抜けた木剣が、クルクルと宙を舞い、ガクの足元にカランと転がる。
「ちょっ、おま、ガク!? なんでこんな朝早くに……!」
顔を真っ赤にして、アンナが慌てて汗を拭う。
「散歩。たまたま音が聞こえて」
ガクは木剣を拾い上げ、彼女に差し出した。
「毎朝、ここでやってたのか?」
アンナは、差し出された木剣を受け取ろうと手を伸ばしたが、そのまま中途半端な空中で動きを止め、少し気まずそうに視線を逸らした。
冷たい朝の空気に、気まずい沈黙が降りた。

「……うちはさ」
ぽつりと、アンナが口を開いた。
「代々の騎士の家系でね。お父さんも、二人の兄貴も、冗談みたいに強いの。剣を持たせたらバケモノみたいに速くて、重くて。……でも、私だけ」
アンナは、自分の両手をギュッと握りしめた。
「私だけ、全然足りてない気がして。女だから筋力が足りないとか、そういう言い訳はしたくない。でも、どうやってもあいつらの背中に追いつけない。焦れば焦るほど、剣が重くなるの」

普段の強気な彼女からは想像もつかない、素直で、ひどく脆い言葉だった。
「強くならなきゃ」という過剰なこだわりが、彼女の才能を分厚い殻で覆い隠し、身動きを取れなくさせている。
ガクは、東の空が白み始め、うっすらとオレンジ色の光が雲の縁を染め始めたのを見つめた。

その時、ガクの脳裏に、先週の魔法史の授業で老教師が黒板に書いていた一文が、雷のように閃いた。

『無属性魔法——身体強化魔法。術者の肉体そのものに魔力を通すことで、反射速度や筋力を一時的に底上げする技術』

(……これだ)
ガクは、前世の知識と今の魔法の感覚を繋ぎ合わせた。
「アンナ。ちょっと待ってて」
「え? 何?」

ガクは目を閉じ、自分の右腕に意識を集中させた。
詠唱も術式もいらない。必要なのは、極限まで鮮明な「感覚」のイメージだ。
(魔力は、外に出すだけじゃない。内側に留め、循環させる……)
ガクは、自分の血管の中を、温かく、そして炭酸水のようにシュワシュワとはじける微細なエネルギーが、血流に乗って指の先まで駆け巡る様子を想像した。
ドクン、ドクンという心臓のポンプに合わせて、光の粒が全身の筋肉の繊維一本一本に行き渡り、細胞を内側から発光させるような感覚。

「……っ!」
ガクが目を開けると、右腕が、まるで風船になったかのように信じられないほど軽く感じられた。試しに軽く腕を振ってみる。
「シュッ!!」
ただの素振りが、空気を切り裂く鋭い音を立てた。

「いける」
ガクはニヤリと笑った。
「アンナ、魔法で自分を強化したことはあるか?」
「は? 身体強化魔法? 知ってるけど、あれは魔力操作が繊細すぎて、私みたいな脳筋には向いてないって言われてるのよ。力を込めようとすると、魔力が暴発するか霧散するかで……」

「それは、アンナが『力でねじ伏せよう』としてるからだ」
ガクは、アンナの前に立った。
「いいか。強く握るな。気合を入れるな。筋肉を岩みたいに固くするんじゃなくて、水風船みたいに柔軟にするイメージだ」
「水風船?」
「やってみろ。体の中の魔力を、血液と一緒に流すんだ。熱いお茶を飲んで、胃から全身にホワァ~ッと温かさが広がるあの感じだ。便秘の時に踏ん張るような顔すんなよ」
「だっ、誰が便秘よ!!」

アンナは顔を真っ赤にして怒鳴ったが、ガクの言葉の「具体的な俗っぽさ」が、逆に彼女の肩の力を抜いた。

「いいから、深呼吸。……お茶が、広がる」
ガクの静かな声に合わせて、アンナが目を閉じる。
最初は、案の定「フンヌゥゥゥッ!!」と顔を険しくして筋肉をプルプルと震わせていたが、ガクが横から「違う違う、それは肩こりが悪化するやつ。もっとダラァ~ッとして」とツッコミを入れる。
思い通りにいかない自分の体に執着し、力を込めようとするから失敗する。その無駄なこだわりを捨てる。

数分間の格闘の末。
「……あっ」
アンナの口から、小さな声が漏れた。
彼女の身体を覆っていた見えない強張りが、スッと解けた。
朝日に照らされた彼女の肌の表面に、極薄い、目に見えないほどの魔力のオーラが、呼吸に合わせて静かに明滅している。
(魔力が、血液に溶け込んだ……)

「なんか……体が、羽みたいに軽い。自分の体重が半分になったみたい……」
アンナが、信じられないというように自分の手のひらを見つめた。

「よし、そのままの感覚で、木剣を振ってみろ。絶対に、力を入れるなよ。ただ『剣を落とす』感覚だ」
「……わかった」

アンナが、木剣を軽く握り、上段に構える。
そして、無造作に振り下ろした。

——ヒュゴォォォォッ!!!

木剣が空気を裂く音ではなく、空気を「圧縮して爆発させた」ような轟音が響いた。
アンナの振った木剣から発生した凄まじい風圧が、前方の芝生をV字型にえぐり飛ばし、さらにその奥にあった寮の物干し竿を直撃。干してあった男子生徒のシーツや下着類が、竜巻に巻き込まれたかのように空高く舞い上がった。

「…………えっ?」
アンナが、アホ面を晒して硬直した。

「やりすぎだバカ!! 力入れるなって言ったろ!!」
「いっ、入れてないわよ!? ちょっと小指に力が入っただけ……うわあああ!? パンツが飛んでった!!」

自分の想像を絶するパワーにパニックになったアンナは、「回収しなきゃ!」と叫んで、なぜかその場で大ジャンプをした。
しかし、身体強化状態のジャンプ力は、彼女の予想を遥かに超えていた。

「とぉっ!」
ビョォォォォン!!
「……え?」

アンナの体は、カエルのように空高く跳ね上がり、そのまま学園の二階建ての屋根の高さまで到達してしまった。
朝焼けの空を背景に、木剣を持ったまま空中を漂うアンナのシルエット。
「嘘でしょおおおおお!?」
重力に従い、彼女は頭から真っ逆さまに落下し——ドサァァァッ!!——寮の裏の、綺麗に刈り込まれた巨大なツツジの植え込みに、見事に脳天から突き刺さった。
二本の足だけが、植え込みから「V」の字に飛び出して、ピクピクと痙攣している。

沈黙。
朝の清々しい空気に、またしても気まずい静寂が降りた。

「……おーい、生きてるかー」
ガクが植え込みを覗き込むと、枝葉にまみれ、顔中傷だらけになったアンナが「……速っ……なにこれ、私……天才……?」と、白目を剥きながら親指を立てていた。
ガクは額を押さえて天を仰いだ。
(こいつらと一緒にいると、本当にドタバタが絶えない……)

だが、その日から、二人の「秘密の早朝特訓」が日課になった。
太陽が昇る前の薄暗い裏庭で、ガクはアンナに「魔力の流し方」と「イメージの作り方」を根気よく教え続けた。
アンナの成長は目覚ましかった。執着を捨て、感覚を掴んだ彼女は、本来の騎士としての天性のセンスを爆発させた。
身体強化を纏った彼女の剣は、もはや目で追うことすら不可能な速度と、岩を両断するほどの破壊力を手に入れていた。

ただし、剣術の実戦形式の組手となると、話は別だった。
「っしゃあ! ガク、一本勝負!!」
「ちょ、待っ……!」
身体強化したガクでさえ、純粋な剣の技術と反射神経では、アンナの足元にも及ばない。
特訓の後半は、大抵の場合、ガクがアンナの木剣のラッシュをギリギリで躱し続け、最後は「面ァ!!」という気合いと共に脳天をカチ割られて地面に這いつくばる、というオチがお約束になっていた。

「はっはっは! 魔法の制御はアンタの勝ちだけど、剣はまだまだ私の方が上ね!」
芝生の上に大の字に倒れてゼエゼエと息を切らすガクを見下ろし、アンナが腰に手を当てて快活に笑う。
その笑顔には、もう最初の日のような焦りや冷や汗は微塵もなかった。
コンプレックスという執着を捨て去った彼女の顔は、朝日の光を浴びて、どこまでも清々しく、力強かった。
ガクもまた、全身の痛みに顔をしかめながらも、不思議と悪い気はしていなかった。
「……スパルタすぎだろ、お前……」

そんな二人のドタバタ特訓を、ある朝、早起きしてきたレオが寮の窓から眺めていた。
朝食の食堂で、レオはパンを齧りながら、ガクに言った。
「ガクって、実は人に教えるの、すごく向いてるよね」
「……そうかな。毎朝ボコボコにされてるだけだけど」
ガクが、青あざができた頬をさすりながら溜め息をつく。
「うん。君の説明は、小難しい理論じゃなくて、すごく『感覚的』でわかりやすい。僕もこの前、実感したし」
レオが眼鏡を光らせて微笑む。

ガクは、向かいの席で山盛りのベーコンエッグを猛烈な勢いで平らげているアンナと、その横で紅茶を啜るレオを見た。
理論オタクのレオ。直感脳筋のアンナ。そして、前世の知識で魔法をハックするガク。
バラバラで、いつも何かが思い通りにいかなくて、ドタバタばかりしている。
だけど、気付けばこの三人でいる時が、一番自然に笑えている自分がいた。

「まあ、悪くないかもな」
ガクが小さく呟くと、アンナが口の周りにケチャップをつけたまま「ん? なんか言った?」と首を傾げた。
「いや、口の周り拭けよって言ったんだ」
「うるさいわね!」

窓の外では、完全に昇りきった太陽が、学園の敷地を明るく照らし出していた。
風が心地よく吹き抜け、平和な一日が始まる。

「そういえば」と、レオが思い出したように言った。
「来週から、学園祭の準備が本格的に始まるね。僕たちのクラスの出し物、どうしようか」

その言葉が、新たなる、そして学園史上最大級の「大爆笑と混乱のドタバタ劇」の幕開けの合図になるとは、この時のガクはまだ知る由もなかった。
ただ、彼の前世で培われた「ある特定の知識」が、異世界の常識を根底から覆すことになる予感だけが、微かに風の中に混じっていた。
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