詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku

文字の大きさ
34 / 101
第4章:王女と腐敗の王国

第34話:不正の証拠を暴け! 〜魔法って、こんな使い方もできるんだな(そして、完璧な証拠は壁越しに作られる)〜

昨夜の阿鼻叫喚が嘘のように、王都の朝は白々しく、そして無慈悲なほどに美しく明けていた。

宿屋の二階の窓から差し込む朝日が、木枠の影を床板に長く伸ばしている。空気中に漂う微細な埃が、光の帯に捕らえられて金色の砂のようにゆっくりと乱舞していた。開け放たれた窓から吹き込む風は、朝露の湿り気と、どこかのパン屋から漂ってくる香ばしい小麦の匂いを運んでくる。遠くで小鳥が「チチチ」と高く澄んだ声で鳴き、馬車が石畳を転がる「ゴロゴロ」という音が微かに響く。
この世界は、今日も完璧な朝を迎えていた。

だが、ガクたちの泊まる大部屋の中だけは、地獄の底のような重苦しい空気が漂っていた。

「……頭が、割れるように痛い……。俺は、昨夜、何を……?」

部屋の隅で、巨大な毛布の塊がうめき声を上げている。ハガンだった。
彼の顔色は茹で上がったカニのように赤黒く、両手で頭を抱え込みながら、震える巨体を丸めている。その横には、木桶と水差しが置かれていた。

「あなたが何をしたか、最初から最後まで克明に説明してあげましょうか? 広間の中央で『俺は風になる!』と叫びながらステップを踏み出そうとしたあなたを、私がドレスの裾を破り捨てて背後から首を絞め落とし、ドルセンが『急病人が出た!』と叫んで馬車に放り込むまでの、あの血を吐くような三十分間を」

サラの声は、氷点下の吹雪よりも冷たかった。
彼女の美しい赤い髪はボサボサに乱れ、目の下にはくっきりと隈ができている。彼女の「完璧な潜入ミッション」という執着は、ハガンの食欲とアルコールへの欲望の前に、木端微塵に粉砕されたのだ。
サラの放つ殺気に当てられ、ハガンは「ヒッ」と短い悲鳴を上げて毛布の奥深くへと潜り込んだ。

(……怒りすぎて逆に静かになっているサラさん、怖いな)

ガクは、壁際で息を潜めながら、そっと冷や汗を拭った。
昨夜の夜会は、文字通りの大惨事だった。ハガンを回収して逃げるように屋敷を後にしたため、肝心の「腐敗貴族の密談の場所と日時」を聞き出すことなど到底不可能だった。

「まあ、よいではないか」
ドルセンが、分厚い本から顔を上げずに言った。「おかげでわしは、あの忌々しい形状の皿から解放され、早々に宿に戻って図書館の資料を読み込むことができた。結果として、極めて有意義な夜だったと言える」
「ドルセンさん、お願いだから今は黙っててください」ガクは慌てて制止した。サラの右手が、無意識に短剣の柄に伸びかけていたからだ。

「……昨夜の失敗は、取り返さなければなりません」
サラが、ギリッと歯を食いしばりながら言った。その声の震えから、彼女が自分の「完璧さ」を傷つけられたことへの執着で、どれほどの苦しみを感じているかが痛いほど伝わってきた。

「取り返せますよ」
ガクは、努めて明るい声で言った。
「昨夜、収穫がゼロだったわけじゃない。面白いことがわかったんです」

サラが、鋭い視線をガクに向けた。
「面白いこと?」

「ええ。俺の魔法の話です」
ガクは、自分の喉仏に指を当てて説明を始めた。
「音って、空気の振動ですよね。俺の魔法は、イメージで魔力を形にして物理現象に干渉できる。昨夜、あの馬鹿騒ぎの中で試してみたんですが……特定の方向から来る空気の振動だけを増幅させて、遠くの声を鮮明に聞き取ることができたんです。逆に、自分の周囲の音を打ち消して、完全な無音の空間を作ることも」

サラの目が、スッと細められた。プロフェッショナルの目だった。彼女の中で渦巻いていた怒りの執着が、「任務遂行」という別のベクトルへと瞬時に切り替わるのが見えた。
「つまり……密室でされている密談を、外から盗聴できると?」

「建物の構造次第ですけど、壁越しでも可能だと思います。音の波の通り道だけを『筒』のようにイメージして、それ以外のノイズを魔力で相殺すれば」

「素晴らしいわ……」
サラが、ごくりと唾を飲み込んだ。「それができれば、潜入のリスクを極限まで減らせる。でも、肝心の『いつ、どこで』密談が行われるかがわからないわ」

「それについては、わしに任せろ」
ドルセンが、ドサリと分厚い書類の束をテーブルに放り出した。埃が舞い上がり、朝の光の中でキラキラと光る。
「昨日、王立魔法図書館で調べてきた。王都の貴族たちの過去の取引記録だ。不自然な数字が複数あった。帳簿の誤魔化し方が、素人目には完璧に見えるが、数学的な規則性から外れている箇所がいくつもある。この数字を操作した時期と、関わった貴族の名前はすでに割り出している」
ドルセンは、紙の表面を指でトントンと叩いた。彼の「知識への執着」が、見事に機能した瞬間だった。

「この人物たちの動向さえ掴めれば……」
「私から、アリシア殿下に連絡を取ります。王城の内部にいる殿下なら、彼らのスケジュールの隙間を特定できるはずです」
サラが立ち上がり、素早く身支度を始めた。
昨夜の絶望的な状況から一転、パズルのピースが「カチリ」と音を立ててはまっていく。それぞれの過剰なこだわりが、正しい方向へ向けられた時、このパーティーは恐ろしいほどの推進力を発揮するのだ。

ガクは、窓の外の青空を見上げながら、深く息を吸い込んだ。
(あとは、俺の魔法の精度次第だ。……やってやる)

三日後の、深夜。

月は厚い雲に隠れ、王都の高級住宅街は、重く冷たい闇に沈んでいた。
目的の屋敷は、高い石造りの塀に囲まれ、庭には見事な針葉樹が植えられている。冷たい夜風が吹き抜けるたび、針葉樹の葉が「ザワザワ、ザワザワ」と不気味な音を立てて揺れた。

ガクは、屋敷の裏手、監視の死角となる外壁に文字通り「張り付いて」いた。
足元は、黒い革靴のつま先だけがわずかな石の出っ張りに掛かっている状態だ。指先は石造りの壁の目地に食い込ませている。石の表面は氷のように冷たく、ガクの体温を容赦なく奪っていく。
「スゥー……ハァー……」
極度の緊張で、口の中がカラカラに乾いていた。額から流れた冷や汗が、一筋、ツーッと頬を伝って顎から落ちた。

(落ち着け。五感に集中しろ)

ガクは目を閉じ、自分の意識を「今、ここ」の感覚だけに研ぎ澄ませた。
風の音。遠くで犬が吠える声。警備の兵士が玉砂利を踏む「ジャリッ、ジャリッ」という足音。
そして、自分の胸ポケットに入っている、銀色の小さな塊の重み。
それは、作戦の前にサラがアリシア王女から借り受けてきた「証言記録の魔道具」だった。周囲の音を魔力的な振動として内部の結晶に刻み込む、王家秘伝の希少な道具だという。

(俺が音を集め、この魔道具に流し込む。完璧な証拠を作るんだ)

ガクは、壁の向こう側、二階にある一室へと意識を向けた。
アリシアからの情報によれば、今夜、あの部屋で腐敗貴族たちの秘密裏の会合が開かれているはずだ。

ガクは、魔力を練り上げた。
まずは、「無音の空間」の作成。
自分の周囲一メートルの空間を満たす空気の分子をイメージし、外から来る音の波に対して、完全に逆位相の魔力の波をぶつける。

——スゥッ。

世界から、音が消えた。
風の音も、警備の足音も、すべてが遮断された。まるで深い水底に沈んだかのような、絶対的な静寂。自分の心臓の鼓動だけが「ドクン、ドクン」と巨大な鐘の音のように頭蓋骨の中で響き渡る。
この静寂は、精神を削る。自分が世界から切り離されたような圧倒的な孤独感。

だが、恐怖という執着に囚われている暇はない。
ガクは、次のステップへと移行した。
壁の向こう側、二階の部屋から漏れ出る微細な空気の振動。それを捉え、細い「筒」のような魔力の経路を作り出し、自分の耳元と、胸ポケットの魔道具へと一直線に繋ぐ。

(来い……!)

無音の世界に、突然、ノイズが混じった。
『……ザザッ……だから、言っただろう。北部の関所を通る物資は、例の商会を噛ませて……』

聞こえた!
分厚い石壁と窓ガラスを隔てているにもかかわらず、男の低く濁った声が、すぐ隣で話しているかのように鮮明に鼓膜を打った。

『税収の横流し額だが、今月は金貨五千枚だ。アリシア王女が妙に嗅ぎ回っているようだが、小娘に何ができる』
『左様。騎士団の第四部隊長には、既に口止め料を上乗せしてある。我々の取引経路は完璧だ。王都の富は、我々が正当に管理してやればいいのだ』

醜悪な笑い声が交差する。
税収の横流し額、共犯者の名前、取引の具体的な経路、そして騎士団への賄賂の事実。
彼らの欲望と傲慢さが煮詰まったような密談のすべてが、ガクの作った「音の筒」を通って、胸ポケットの魔道具へと吸い込まれ、魔力的な記録として刻み込まれていく。

(……人間の強欲っていうのは、前世も異世界も変わらないな)
ガクは、冷たい壁に張り付きながら、内心で冷ややかに笑った。
彼らは「自分たちは絶対に安全だ」という過剰な慢心に囚われている。密室という物理的な壁が、自分たちの悪意を守ってくれると信じ込んでいる。
その執着が、魔法という規格外の力の前ではいかに無力で滑稽なものか、彼らは思い知りもしないのだ。

約三十分後。
密談が終わり、椅子が引かれる「ギギッ」という音が聞こえたのを確認し、ガクはゆっくりと魔法を解いた。

——ザワザワザワッ!
一気に、夜の風の音と現実のノイズが鼓膜に押し寄せてくる。
ガクは小さく息を吐き出し、張り詰めていた筋肉を緩めた。手足が小刻みに震えている。極度の集中力の代償だった。
壁から音もなく飛び降り、闇に紛れて屋敷の敷地から抜け出す。石畳を歩く靴音すらも、風の魔法で相殺しながら、待ち合わせの場所へと急いだ。

屋敷から数ブロック離れた、魔力灯の光も届かない薄暗い路地裏。
湿った苔の匂いと、下水溝からの饐えた匂いが混ざり合うその場所で、三つの人影が待っていた。

「……遅いわね」
闇の中から、サラの声がした。彼女の気配の消し方は、さすがプロフェッショナルだった。
「申し訳ない。会合が長引いて」

ガクが路地裏に足を踏み入れると、ドルセンがマントの奥から顔を出した。
「どうだった? 成果は」

ガクは、胸ポケットから銀色の魔道具を取り出した。
月の光をわずかに反射するその小さな塊は、今や、王都の権力図をひっくり返す爆弾だ。

「取れた」
ガクが短く答えると、サラが一歩前に出た。彼女の瞳が、暗闇の中でらんらんと輝いている。
「全部?」
「全部。横流しの額、関与した貴族と騎士の名前、取引のルート。一言一句、すべて録音されている」

サラが、魔道具を受け取り、愛おしそうにその表面を撫でた。
「……お見事」

普段は他人に厳しいサラが、心からの賞賛を口にした。彼女の「完璧な仕事」への執着が、最高の形で満たされた瞬間だった。

ドルセンが、フンと鼻を鳴らした。
「わしの調査した帳簿の記録と、この音声記録。二つが揃えば、奴らが言い逃れできる余地は数学的に皆無だ。次は、これをいかにして提出するか、その段取りだな」
ドルセンの目は、すでに法廷(あるいはそれに準ずる場)での論戦を思い描き、知識で相手を打ち負かす快感に酔いしれていた。

(これで、アリシア王女を縛り付けていた鎖を、一つ壊せる)
ガクの胸の中に、重い仕事をやり遂げた後のような、確かな充足感と清々しさが広がった。
完璧な証拠だ。正面から、正攻法で悪を断罪できる。

その、張り詰めた達成感に満ちた路地裏の空気を。

「いやぁ~! 俺、今日はマジで何もしてなかったな!!」

ハガンの、底抜けに明るく、そして信じられないほど空気を読まない大声が粉砕した。
路地裏の壁に反響し、ガクとサラは思わず肩をビクッと震わせた。

「しっ!! 声が大きいですハガン!!!」
サラが瞬時にハガンの首に腕を回し、強烈なヘッドロックを極める。
「グェッ!?」

「あなたねぇ……今回は、前回みたいに暴走しないように、ただ路地の入り口で見張りを頼んだだけじゃないの!」
サラがギリギリと腕を締め上げながら、小声で怒鳴る。

「そ、そうだけどよぉ……。お前らがなんかカッコよく作戦決めてるのに、俺だけ突っ立ってただけだぜ? 俺のこの鍛え上げられた筋肉が泣いてるぜ……」
ハガンは首を絞められながらも、無駄に発達した大胸筋をピクピクと動かして不満をアピールした。

ガクは、その滑稽すぎるやり取りを見て、ふっと笑みをこぼした。

「外で見張っててくれてたじゃないですか」
ガクが言うと、ハガンは目を丸くした。
「……それだけか?」

「それが大事なんですよ」
ガクは、路地裏の入り口を指差した。
「あなたがそこに巨大な壁として立っていてくれたおかげで、誰もこの路地に入ってこようとしなかった。あなたの存在そのものが、最高の防壁だったんです」

「……おおっ! そうか! 俺の肉体が、お前らを守っていたということか!! ガハハハハ!」
ハガンが単純に喜び、サラのヘッドロックを力技で引き剥がしてガッツポーズをした。

「……まぁ、そういうことにしておきましょう」
サラがやれやれとため息をつき、乱れた髪を直す。ドルセンは「馬鹿につける薬はないな」と呆れ返っていた。

冷たい夜の風が路地裏を吹き抜け、ガクの汗ばんだ前髪を揺らした。

(思い通りにいかない仲間たち。それぞれの過剰なこだわり。でも、だからこそ、一人じゃできないことができる)

ガクは、手の中にある「完璧な証拠」の重みを感じながら、夜空を見上げた。
雲の切れ間から、鋭い月光が差し込んでいる。

「さあ、帰ろう。明日は、いよいよ反撃の時だ」

彼らが作り上げた「完璧な証拠」が、王都の腐敗をどのように焼き尽くすのか。
そして、孤独に耐え続けてきたアリシア王女の瞳に、どんな光を灯すことができるのか。

(えっ、次はどうなるの!? この証拠をどうやって王に突きつけるんだ!? そして、ハガンはついに筋肉を役立てる日が来るのか!?)
感想 106

あなたにおすすめの小説

チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました

Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である! 主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない! 旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む! 基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。 王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。

悪徳領主の息子に転生しました

アルト
ファンタジー
 悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。  領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。  そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。 「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」  こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。  一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。  これなんて無理ゲー??

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜

のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、 偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。 水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは―― 古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。 村を立て直し、仲間と絆を築きながら、 やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。 辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、 静かに進む策略と復讐の物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!

ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。 ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。 そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。 問題は一つ。 兄様との関係が、どうしようもなく悪い。 僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。 このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない! 追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。 それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!! それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります! 5/9から小説になろうでも掲載中

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。