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師弟編
第2話 女神様、加護……くれてますよね?
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気が付くと俺はまた別の所に居た。
ここが何処かと懸命に辺りを見ようとするが、視界がぼんやりとしており、身体には力が入らない。
しかしながら意識は時間が経つほどにはっきりしてくる。
時折周りから聞こえる声で、俺が異世界に転生したことを知る。
なぜならば周りの声は俺が今まで聞いたことのない言語だったからだ。
言葉を発してみようとしたがうまく発音することができない。
しばらくしてから気づいたのだが……どうやら俺は赤ちゃんのようだ。
何かトラブルがあったようだが……とりあえず俺は無事に転生に成功したらしい。
俺は転生前の女神とのやりとりを思い出す。
加護を受けようとしている中で何者かに襲撃されたような気がする。
それに怒る女神様、崩れる空間、落ちていく俺。
既に一度死んだ身ではあったが、俺はあの瞬間再び死んだと思った。
怒れる女神の顔を思い出す。
温厚そうな見た目とは裏腹に、あれ程醜悪な顔も持ち合わせているのか。
俺はこの世界の神をやっているというあの女性のことが怖くなっていた。
それに……。
襲われたときに女神が言っていた……『マゾク』という言葉。
マゾク……魔族のことだろうか。
よくあるゲームや小説なんかでは、人間側と対立する人型の敵だ。
この世界でも同じように人間と魔族が戦っているんだろうか。
その魔族が……あの時女神を襲った?
俺が加護を受けようとしている最中に?
いくら何でもタイミングが良すぎるのではないだろうか。
何か……作為的な物を感じた。
だが……。
そんなことよりもといったら女神様に失礼なのかもしれないが、俺には気になることがある。
女神の加護……貰えてますよね?
俺の気のせいかもしれませんが、なんか加護もらう前に転生したような気がするんですけど。
確か加護の内容は身体能力の強化と魔力の強化とかいってたっけ?
俺はもう一度身体を動かそうとしてみるが、やはり体は上手く動かすことが出来ない。
魔力の出し方なんて分からないがとりあえず魔力が出るようなイメージをし、力を込めでみると、今度は自身の尻から別の物が出た。
そのあとしばらく試行錯誤してみるが、出てきたのは、結局数えきれない程の屁ばかりであった。
ま、まぁ無事転生に成功しているわけだし、ちゃんと加護って貰えているよね……?
答えて女神様!!
俺は心に念じてみるが彼女からの返答はなかった。
俺のこと見てますよね、女神様?
そこから俺は隙あらば身体を動かしてみたり、魔力を出せるか色々と奮闘してみた。
そのおかげはわからないが、運動能力は他の赤ちゃんと比べて非常に高く育っているようだった。
これが加護の力か!!
……たぶん違うと思う。
魔力については全く進展がないんですが。
言葉についても最初は周りの人が何を言っているが、なんとなく分かるようになってきた。
どうやら俺の名前はシリウス・フォーマルハウトというらしい。
俺が生まれたこの家は小さいながらも貴族の家のようだ。
俺のいつも近くに居る女の人は母ではなく、所謂乳母だ。
両親には数える程しかあったことがない。
この乳母のおばさんは、子守唄代わりに俺の両親の悪口を言っている。
俺が言葉を理解していないと思っているのか言いたい放題だ。
どうやら俺の両親にそうとういびられているらしい。
いつもこの子守唄の最後は『坊ちゃんはああいう人間にはならないようにしてくださいね。』だ。
どういう歌だよ。
そんな環境の中で俺は育てられることになる。
1年後……やっと二本足で自由に歩けるようになった頃、とある事件が発生する。
なんと俺の両親が俺を残して失踪したのだ。
後に聞いたことだが色んな方面に借金していたらしい。……つまり夜逃げだ。
金食い虫と判断されたのか俺は置いてけぼりにされた。
確かにあの人たち……俺に興味なさそうだったな。
親なのに名前、覚えてないや。
あれ?顔はどんなだったっけ?……まぁいっか。
俺はどうなるんだろうとぼやーっとしてたら、いつのまにかこの街の孤児院に預けられることになったようだ。
この世界にも孤児院があることに少しばかり驚く。
というわけで俺はこの世界でも孤児になったのだ。
ここが何処かと懸命に辺りを見ようとするが、視界がぼんやりとしており、身体には力が入らない。
しかしながら意識は時間が経つほどにはっきりしてくる。
時折周りから聞こえる声で、俺が異世界に転生したことを知る。
なぜならば周りの声は俺が今まで聞いたことのない言語だったからだ。
言葉を発してみようとしたがうまく発音することができない。
しばらくしてから気づいたのだが……どうやら俺は赤ちゃんのようだ。
何かトラブルがあったようだが……とりあえず俺は無事に転生に成功したらしい。
俺は転生前の女神とのやりとりを思い出す。
加護を受けようとしている中で何者かに襲撃されたような気がする。
それに怒る女神様、崩れる空間、落ちていく俺。
既に一度死んだ身ではあったが、俺はあの瞬間再び死んだと思った。
怒れる女神の顔を思い出す。
温厚そうな見た目とは裏腹に、あれ程醜悪な顔も持ち合わせているのか。
俺はこの世界の神をやっているというあの女性のことが怖くなっていた。
それに……。
襲われたときに女神が言っていた……『マゾク』という言葉。
マゾク……魔族のことだろうか。
よくあるゲームや小説なんかでは、人間側と対立する人型の敵だ。
この世界でも同じように人間と魔族が戦っているんだろうか。
その魔族が……あの時女神を襲った?
俺が加護を受けようとしている最中に?
いくら何でもタイミングが良すぎるのではないだろうか。
何か……作為的な物を感じた。
だが……。
そんなことよりもといったら女神様に失礼なのかもしれないが、俺には気になることがある。
女神の加護……貰えてますよね?
俺の気のせいかもしれませんが、なんか加護もらう前に転生したような気がするんですけど。
確か加護の内容は身体能力の強化と魔力の強化とかいってたっけ?
俺はもう一度身体を動かそうとしてみるが、やはり体は上手く動かすことが出来ない。
魔力の出し方なんて分からないがとりあえず魔力が出るようなイメージをし、力を込めでみると、今度は自身の尻から別の物が出た。
そのあとしばらく試行錯誤してみるが、出てきたのは、結局数えきれない程の屁ばかりであった。
ま、まぁ無事転生に成功しているわけだし、ちゃんと加護って貰えているよね……?
答えて女神様!!
俺は心に念じてみるが彼女からの返答はなかった。
俺のこと見てますよね、女神様?
そこから俺は隙あらば身体を動かしてみたり、魔力を出せるか色々と奮闘してみた。
そのおかげはわからないが、運動能力は他の赤ちゃんと比べて非常に高く育っているようだった。
これが加護の力か!!
……たぶん違うと思う。
魔力については全く進展がないんですが。
言葉についても最初は周りの人が何を言っているが、なんとなく分かるようになってきた。
どうやら俺の名前はシリウス・フォーマルハウトというらしい。
俺が生まれたこの家は小さいながらも貴族の家のようだ。
俺のいつも近くに居る女の人は母ではなく、所謂乳母だ。
両親には数える程しかあったことがない。
この乳母のおばさんは、子守唄代わりに俺の両親の悪口を言っている。
俺が言葉を理解していないと思っているのか言いたい放題だ。
どうやら俺の両親にそうとういびられているらしい。
いつもこの子守唄の最後は『坊ちゃんはああいう人間にはならないようにしてくださいね。』だ。
どういう歌だよ。
そんな環境の中で俺は育てられることになる。
1年後……やっと二本足で自由に歩けるようになった頃、とある事件が発生する。
なんと俺の両親が俺を残して失踪したのだ。
後に聞いたことだが色んな方面に借金していたらしい。……つまり夜逃げだ。
金食い虫と判断されたのか俺は置いてけぼりにされた。
確かにあの人たち……俺に興味なさそうだったな。
親なのに名前、覚えてないや。
あれ?顔はどんなだったっけ?……まぁいっか。
俺はどうなるんだろうとぼやーっとしてたら、いつのまにかこの街の孤児院に預けられることになったようだ。
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というわけで俺はこの世界でも孤児になったのだ。
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