23 / 72
師弟編
第22話 飲みすぎは良くないよね。
しおりを挟む
それから数多の実験という名の暴飲を繰り返すことによって分かったことがある。
濃度の高い薬は味も濃く、美味い。
ではなく、ティアドラの提示した理論が正しかったということだ。
まず俺達は対象となる薬の選定を行う。
せっかく実験を行うのだ。数値化して定量化できるものが良い。
そう提案すると少し考えた後に彼女が持ってきたのが千里眼の薬だ。
この薬を飲むと飲んだ者の目が良くなり、遠くの物でもはっきりと見える効果がある。
俺は初めて見たのだが、これは街とかでは結構メジャーな薬のようだ。
主に近視などの症状の緩和といった治療を目的として使用される。
俺達はこの薬を濃度ごとに10段階に分ける。そしてこれらの薬を飲み、視力を測定することで定量化を行った。
「なぁ、視力ってどうやって測るんだ?」
眼科なんかで用いられるCの形をした測定器がこの世界にもあるのだろうか。
「おぉ、そうじゃった・・・えーと、どこにあったかのぅ。」
しばらくして彼女は持ってきた。俺が知っている視力測定器そのものを。
あ、この世界にもあるんだ。
ってかなんでこの家にあるんだよ。
よくみると前の世界では平仮名で書かれていた部分はこの世界の言葉となっている。
「ほれ。」
ティアドラは俺に測定時に使う片目を隠す黒いスプーン状のものを渡してくる。
あ、それもあるんですね。
俺は片目を隠し、彼女が床にチョークで書いた線の上に立つ。
・・・そのチョークの跡、掃除するのは誰なんですかねぇ。
こうして俺達の実験が始まる。
まずはベースとなる薬を飲まない状態の俺の視力を測定後、最も魔力の薄い薬から飲んで測定していった。
・・・ん?薬10本も飲むの!?
結果は一目瞭然だった。
薄いものから5段階目ぐらいまでは視力は上昇するのだがさほど効果に差は出なかった。
だが6段階目ぐらいになると差が顕著に出始め、8段階目以降にもなると一番小さいものでも簡単に見えてしまうため、測定器自体の距離を離して測定を行った。
「それでは、結果をまとめてみるかのぅ。」
薬を飲みすぎて気分の悪くなっている俺を無視してティアドラは机に向かう。
うぅ・・・。8歳の肉体では薬を飲むのも一苦労だ。・・・気持ち悪い。
腹を摩りながら俺もなんとか机に向かうと、彼女は紙に丁寧にグラフを書き、数値化した視力の値を記入していた。
「ほれ!いつまで腑抜けた顔をしておる、グラフを見てみよ!」
俺は涙目になりながらグラフをのぞき込む。
するとそこには見事な二次曲線が引かれていた。
「これは・・・。」
「ワシの予想が正しかった、というわけじゃな!」
ティアドラが嬉しそうに笑いながら満足げに頷く。
「見てみるのじゃ。この曲線は5段階目まではあまり変動がない、じゃが6段階目からは急上昇しておるな。10段階目は1段階目と比べると・・・大体20倍くらいじゃろうか。」
何!?20倍だと!!
俺は計算してみる。
たしか俺の作れる強化薬の薬が約0.5割アップだったから・・・。
薬の原液が今回でいう10段階目だとすると・・・10割アップの効果、つまり2倍だ。
自身のステータスを2倍にまで高めることが出来る。
これほどの効果が期待できるのであれば・・・俺は他の人とも同等に戦えるだろう。
俺は手に力がこもる。
「まぁまだ1種類の薬しか試しておらんし、試行回数も満足とは言えんがな。これからまた実験して確証を高めていく必要があるな。これからも頼むぞ!フハハハハ!」
笑いながらバシバシと俺の背中をたたくティアドラに俺は返事をするのだった。
「ヤバイ・・・出てくる・・・!」
「・・・・・・え?」
その後は大惨事でした。
次の日、俺はティアドラと共に庭に出てきていた。
庭は薬草などを採取する畑の横にあり、25メートルプール程の広さがある。
昨日はあれから俺は寝込んでいたのだが、どうやらティアドラが片づけをしたようで次の日には綺麗になっていた。
汚したことを謝ると逆に無理させたことを謝られた。
そんなこんなで俺はここにいる。何するんだろ?
「さて、お主に一つ聞きたい。お主が強くなるためにはどうすればいいと思う?」
俺が強くなる方法?
この間彼女が以前言っていたことを思い出す。
「この間ティアドラ自身が言ってたじゃないか。効果の高い薬の材料を見つけることと薬の純度を最大限まで高めること、だろ?」
今さらその復習だろうか。
それと庭に出てきたことと何が関係あるんだろう。
「うむ、その通りじゃ。じゃが他にももう一つ、もっと手っ取り早い方法があることに気づいてのぅ。」
そういいつつ彼女は俺に木の枝のようなものを放り投げてくる。
慌ててそれを受け取り、まじまじと見つめる。
枝と思われたそれは木を削りだしたもので、磨き上げ、若干の反りがあった。・・・どこかで見覚えがある。
「ってこれ木刀じゃないか!?」
それは元の世界にもあった木刀であった。
視力測定器もそうだが、前の世界と共通しているところもあるんだね。
「そうじゃ、昨日あれから考えておったのじゃ。薬の力でステータスを割合アップさせることは可能じゃ。じゃが薬を飲む前の・・・言うなれば『基礎ステータス』が高ければ更なる効果が期待できるとな。まぁ当たり前の話じゃが。」
要は本来の力が1で2倍の効果の薬を飲めば力は2となる。だが本来の力が2であれば薬を飲むことで得られる力は4になるということだ。
「まぁそりゃその通りなんだけど・・・ティアドラが鍛えてくれるのか?武器を振るっているところなんて見たことないけど。」
怒りのアイアンクローはいっぱい見たことあるんですがね。
すると俺の言葉に彼女の目が輝き、そしてニヤリと笑った。
「フフフフフ。舐めるではない、お主が思っている以上にワシは長生きしておるでのぅ。薬師をする前は暇つぶしに剣の修行などもしておったのじゃよ。今日は普段の研究を忘れて、目一杯身体を動かすことにしようではないか。」
不敵に笑うがアンタ爆弾発言してるよ。
俺はティアドラは見かけによらず年齢は結構上だということはなんとなく知っていた。
俺が思っている以上ってことはそれ以上に上ってことなんだろうか。
この世界の平均寿命ってどうなってるんだろう。
「さて、白銀姫流の極意をお主に伝授してやろうぞ!!」
あ、その二つ名意外と気に入ってたりするのかな?
彼女も木刀を手に取ると剣先を俺に向けて身構える。
俺もいまいち持ち方なんてわからないがそれっぽく持って備えた。
俺はその日、ティアドラにボッコボコにされるのだった。
・・・この人強すぎ。
濃度の高い薬は味も濃く、美味い。
ではなく、ティアドラの提示した理論が正しかったということだ。
まず俺達は対象となる薬の選定を行う。
せっかく実験を行うのだ。数値化して定量化できるものが良い。
そう提案すると少し考えた後に彼女が持ってきたのが千里眼の薬だ。
この薬を飲むと飲んだ者の目が良くなり、遠くの物でもはっきりと見える効果がある。
俺は初めて見たのだが、これは街とかでは結構メジャーな薬のようだ。
主に近視などの症状の緩和といった治療を目的として使用される。
俺達はこの薬を濃度ごとに10段階に分ける。そしてこれらの薬を飲み、視力を測定することで定量化を行った。
「なぁ、視力ってどうやって測るんだ?」
眼科なんかで用いられるCの形をした測定器がこの世界にもあるのだろうか。
「おぉ、そうじゃった・・・えーと、どこにあったかのぅ。」
しばらくして彼女は持ってきた。俺が知っている視力測定器そのものを。
あ、この世界にもあるんだ。
ってかなんでこの家にあるんだよ。
よくみると前の世界では平仮名で書かれていた部分はこの世界の言葉となっている。
「ほれ。」
ティアドラは俺に測定時に使う片目を隠す黒いスプーン状のものを渡してくる。
あ、それもあるんですね。
俺は片目を隠し、彼女が床にチョークで書いた線の上に立つ。
・・・そのチョークの跡、掃除するのは誰なんですかねぇ。
こうして俺達の実験が始まる。
まずはベースとなる薬を飲まない状態の俺の視力を測定後、最も魔力の薄い薬から飲んで測定していった。
・・・ん?薬10本も飲むの!?
結果は一目瞭然だった。
薄いものから5段階目ぐらいまでは視力は上昇するのだがさほど効果に差は出なかった。
だが6段階目ぐらいになると差が顕著に出始め、8段階目以降にもなると一番小さいものでも簡単に見えてしまうため、測定器自体の距離を離して測定を行った。
「それでは、結果をまとめてみるかのぅ。」
薬を飲みすぎて気分の悪くなっている俺を無視してティアドラは机に向かう。
うぅ・・・。8歳の肉体では薬を飲むのも一苦労だ。・・・気持ち悪い。
腹を摩りながら俺もなんとか机に向かうと、彼女は紙に丁寧にグラフを書き、数値化した視力の値を記入していた。
「ほれ!いつまで腑抜けた顔をしておる、グラフを見てみよ!」
俺は涙目になりながらグラフをのぞき込む。
するとそこには見事な二次曲線が引かれていた。
「これは・・・。」
「ワシの予想が正しかった、というわけじゃな!」
ティアドラが嬉しそうに笑いながら満足げに頷く。
「見てみるのじゃ。この曲線は5段階目まではあまり変動がない、じゃが6段階目からは急上昇しておるな。10段階目は1段階目と比べると・・・大体20倍くらいじゃろうか。」
何!?20倍だと!!
俺は計算してみる。
たしか俺の作れる強化薬の薬が約0.5割アップだったから・・・。
薬の原液が今回でいう10段階目だとすると・・・10割アップの効果、つまり2倍だ。
自身のステータスを2倍にまで高めることが出来る。
これほどの効果が期待できるのであれば・・・俺は他の人とも同等に戦えるだろう。
俺は手に力がこもる。
「まぁまだ1種類の薬しか試しておらんし、試行回数も満足とは言えんがな。これからまた実験して確証を高めていく必要があるな。これからも頼むぞ!フハハハハ!」
笑いながらバシバシと俺の背中をたたくティアドラに俺は返事をするのだった。
「ヤバイ・・・出てくる・・・!」
「・・・・・・え?」
その後は大惨事でした。
次の日、俺はティアドラと共に庭に出てきていた。
庭は薬草などを採取する畑の横にあり、25メートルプール程の広さがある。
昨日はあれから俺は寝込んでいたのだが、どうやらティアドラが片づけをしたようで次の日には綺麗になっていた。
汚したことを謝ると逆に無理させたことを謝られた。
そんなこんなで俺はここにいる。何するんだろ?
「さて、お主に一つ聞きたい。お主が強くなるためにはどうすればいいと思う?」
俺が強くなる方法?
この間彼女が以前言っていたことを思い出す。
「この間ティアドラ自身が言ってたじゃないか。効果の高い薬の材料を見つけることと薬の純度を最大限まで高めること、だろ?」
今さらその復習だろうか。
それと庭に出てきたことと何が関係あるんだろう。
「うむ、その通りじゃ。じゃが他にももう一つ、もっと手っ取り早い方法があることに気づいてのぅ。」
そういいつつ彼女は俺に木の枝のようなものを放り投げてくる。
慌ててそれを受け取り、まじまじと見つめる。
枝と思われたそれは木を削りだしたもので、磨き上げ、若干の反りがあった。・・・どこかで見覚えがある。
「ってこれ木刀じゃないか!?」
それは元の世界にもあった木刀であった。
視力測定器もそうだが、前の世界と共通しているところもあるんだね。
「そうじゃ、昨日あれから考えておったのじゃ。薬の力でステータスを割合アップさせることは可能じゃ。じゃが薬を飲む前の・・・言うなれば『基礎ステータス』が高ければ更なる効果が期待できるとな。まぁ当たり前の話じゃが。」
要は本来の力が1で2倍の効果の薬を飲めば力は2となる。だが本来の力が2であれば薬を飲むことで得られる力は4になるということだ。
「まぁそりゃその通りなんだけど・・・ティアドラが鍛えてくれるのか?武器を振るっているところなんて見たことないけど。」
怒りのアイアンクローはいっぱい見たことあるんですがね。
すると俺の言葉に彼女の目が輝き、そしてニヤリと笑った。
「フフフフフ。舐めるではない、お主が思っている以上にワシは長生きしておるでのぅ。薬師をする前は暇つぶしに剣の修行などもしておったのじゃよ。今日は普段の研究を忘れて、目一杯身体を動かすことにしようではないか。」
不敵に笑うがアンタ爆弾発言してるよ。
俺はティアドラは見かけによらず年齢は結構上だということはなんとなく知っていた。
俺が思っている以上ってことはそれ以上に上ってことなんだろうか。
この世界の平均寿命ってどうなってるんだろう。
「さて、白銀姫流の極意をお主に伝授してやろうぞ!!」
あ、その二つ名意外と気に入ってたりするのかな?
彼女も木刀を手に取ると剣先を俺に向けて身構える。
俺もいまいち持ち方なんてわからないがそれっぽく持って備えた。
俺はその日、ティアドラにボッコボコにされるのだった。
・・・この人強すぎ。
0
あなたにおすすめの小説
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
才能に打ち砕かれた日から、僕の最強は始まった
雷覇
ファンタジー
ワノクニ、蒼神流・蒼月道場。
天城蒼真は幼き頃から剣を学び、努力を重ねてきた。
だがある日、異世界から来た「勇者」瀬名隼人との出会いが、すべてを変える。
鍛錬も経験もない隼人は、生まれながらの天才。
一目見ただけで蒼真と幼馴染の朱音の剣筋を見切り、打ち破った。
朱音は琴音の命で、隼人の旅に同行することを決意する。
悔しさを抱えた蒼真は、道場を後にする。
目指すは“修羅の山”――魔族が封印され、誰も生きて戻らぬ死地へと旅立つ。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
竹桜
ファンタジー
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる