37 / 37
エピローグ
エピローグ
しおりを挟む
トマスと村長フリッツの悪行が明るみに出た翌日、二人は王都からやってきた騎士団に連行されていった。
それからさらに二日後、使者がやってきて二人の処遇について説明された。然るべき罰が下されることが決まったということだった。
診療所はイーライが引き継ぐこととなり、村長の娘であるナタリーは親戚の家に引っ越すこととなり、村長の後任はそれまでフリッツの補佐をしていたベン・オークが選出された。
果たしてそれから五日経った頃だ。
日常に戻りつつあったある日――グレティアはシャルヴァとともに時忘れの森の中にある屋敷を訪れていた。
「今日は来てくれてありがとう。はじめまして、僕はテオ」
柔らかい微笑みで迎えてくれたのは驚くほど見目麗しい青年だった。
青みがかった黒髪に翠玉の瞳。シャルヴァとは系統の違う美青年である。
「は、はじめまして。グレティアです。ご招待、ありがとうございます。それに、村のことも、テオさんのお力添えがあったそうで……。本当にありがとうございました」
グレティアは緊張しながらもなんとかぺこりとお辞儀した。
応接室に通されて席につく。
すぐにお茶の支度を整えたテオが戻ってきてカップを差し出してくれた。
(この人が森に住む魔導士……。もっと年配の方だと思ってた……)
グレティアはそんなことを思いながら、ちらりとテオを窺う。
「そんなに畏まらなくて大丈夫だよ。今日はゆっくりしていって」
目が合ったテオはにっこりと笑ったあと、グレティアの隣に座るシャルヴァに視線を向けた。
「シャルヴァも数日ぶりだね。解決してよかった」
「そうだな。感謝している。――これで約束は果たした。借りはなしだ」
「うん。顔色を見る限り、魔力の補充もできてるみたいだね」
「――……グレティアのおかげだ」
そう言って不敵に笑んだシャルヴァがグレティアの方を見た。
魔力の補充という言葉を聞いて、夜の営み――正確には夜どころか時間問わず求められているのだが――のことを言われているのだと察したグレティアはぱっと下を向いた。
「…………」
なんだか恥ずかしくて顔が熱くなる。
そんなグレティアの反応にテオがくすりと笑みをこぼした。その反応にさらに恥ずかしくなってしまう。
「あ、あの……っ、このお茶、とっても美味しいですね」
話題を変えようと、グレティアは思い切ってそう口にした。
「それならよかった。――ああ、そうだ。気に入ってもらえたなら茶葉がたくさん余ってるから、よかったら持っていくといい」
笑顔のテオに、グレティアはそんなと慌てる。
「いえ、申し訳ないです」
「遠慮しないで。こっちの棚に他の種類のもあるんだ。どうぞ」
立ち上がったテオがにこやかに棚を案内してくれる。
そこまでしてもらうと無碍に断るのも心苦しくなる。グレティアはテオを追いかけて立ち上がるとシャルヴァに行ってくるねと視線で合図して棚の方に向かった。
結果的に気まずい話題から逃れることができたのでよかったのかもしれない。
「わあ、たくさんあるんですね」
実際、棚には様々な茶葉の入ったガラス瓶がたくさん並んでいた。
種類ごとに分けられた茶葉の瓶にはそれぞれ名称が書いてある札が付いている。
「うん。好きなのを持っていっていいよ。今飲んだのはこれ。こっちの棚には香草があるから、欲しいのがあったら言って?」
「ありがとうございます」
グレティアはほくほくとした気持ちで棚に目を走らせた。
「ゆっくり見ていて。僕はあっちに戻ってるね」
「はい」
気を利かしてくれたのだろう、テオをそう言ってシャルヴァのいる長椅子の方に戻っていった。
グレティアを案内し終わって帰ってきたテオが意味深な笑みを浮かべているのを見て、シャルヴァは怪訝に眉を寄せた。
「……なんだ?」
「ん、いや……」
テオはちらりとグレティアを見て、それからまたシャルヴァに視線を戻した。
「もったいぶるな。言いたいことがあるなら言え」
「ん〰️〰️。ぶしつけだけど、どのくらいの頻度で魔力の補充をしてる?」
「は? そんなこと聞いてどうする気だ?」
テオの質問にシャルヴァはあからさまに不機嫌な顔を見せた。
それを見て、テオが違う違うと続ける。
「くだらない好奇心で聞いてるんじゃないよ。精力の吸収は人間には負担が大きい。君が特定の誰かに執着するなんて初めてだろ? 無茶しすぎて彼女の命を脅かさないよう忠告しておこうかと思ったんだけど――」
「…………」
「まあ、様子を見る限りじゃ心配はなさそうだし、余計なお世話だったね」
そう続けて肩をすくめたテオに、シャルヴァはそういえばと目を丸くした。それからはっとしてテオを見返す。
目が合ったテオはなんだと言わんばかりに小首をかしげる。
「頻度は――人の食事よりは多くしているかもしれない……」
「え…………」
思い出しながら呟いたシャルヴァの言葉に、テオが彼には珍しく愕然とした表情を浮かべた。
「負担か……。そうか、そうだな。忘れていた」
「え? いや、ちょっと待て。忘れてたって……。え⁉ まさか、毎日、じゃないよね?」
「…………」
シャルヴァが黙り込むと、テオが顔をひきつらせたままグレティアの方を見た。
楽しそうに棚の茶葉を眺めている彼女に衰弱という雰囲気は皆無だ。むしろ元気そうである。
「あー。うん……。おそらく、潜在的精力が強いのと、よほど君との相性がいいんだろうね。とにかく幸せそうでなによりだよ」
テオはあははと笑うと、それからふと真剣な表情になった。
「……だけど、無理はさせちゃだめだよ? 生命に関わるから」
「ああ、わかっている。吸収自体は少し控えるようにする」
「――心配しかないよ」
はあ、と息を吐き出したテオをよそに、シャルヴァは改めてグレティアを見た。
ちょうど茶葉を選び終わったのか、瓶を二つ抱えて嬉しそうに駆け寄ってくる。
「テオさん。お言葉に甘えてこちらとこちらを少し分けていただいてもいいですか?」
そんなグレティアにシャルヴァは目を細めたあと、そっと席を立つ。そして彼女のもとに歩み寄ると、後ろから腕を回して抱きすくめた。
「きゃっ……。え、ちょ、シャルヴァ⁉」
突然のことに驚いた様子で、グレティアが声を上げた。
シャルヴァはなにも答えずただグレティアのうなじに顔を埋めた。石鹸のような清潔で甘い香りが鼻腔をくすぐる。それだけでずくんと腰が重くなるのを感じた。
(まずいな……)
一度意識してしまうとなかなか引き離すのは難しい。
「あ、あの……?」
「……」
グレティアはどうしたらいいのかと戸惑っている様子だ。そこにテオが椅子に座ったまま呆れたように溜息をつく。
「まったく、君ってやつは……。言ってるそばからこれだ」
「……なんだ」
シャルヴァはテオをじろりと睨む。しかしテオは怯むことなく続けた。
「本当に心配しかないよ」
「問題ない。グレティアのことは俺が誰よりわかっている。危険にさらしたりしない」
「……それならいいけどね」
テオがやれやれと肩を竦める。
なにが起きてるのかわからず狼狽えるグレティアの頬にシャルヴァはちゅ♡ と優しい口づけを落とした。
了
それからさらに二日後、使者がやってきて二人の処遇について説明された。然るべき罰が下されることが決まったということだった。
診療所はイーライが引き継ぐこととなり、村長の娘であるナタリーは親戚の家に引っ越すこととなり、村長の後任はそれまでフリッツの補佐をしていたベン・オークが選出された。
果たしてそれから五日経った頃だ。
日常に戻りつつあったある日――グレティアはシャルヴァとともに時忘れの森の中にある屋敷を訪れていた。
「今日は来てくれてありがとう。はじめまして、僕はテオ」
柔らかい微笑みで迎えてくれたのは驚くほど見目麗しい青年だった。
青みがかった黒髪に翠玉の瞳。シャルヴァとは系統の違う美青年である。
「は、はじめまして。グレティアです。ご招待、ありがとうございます。それに、村のことも、テオさんのお力添えがあったそうで……。本当にありがとうございました」
グレティアは緊張しながらもなんとかぺこりとお辞儀した。
応接室に通されて席につく。
すぐにお茶の支度を整えたテオが戻ってきてカップを差し出してくれた。
(この人が森に住む魔導士……。もっと年配の方だと思ってた……)
グレティアはそんなことを思いながら、ちらりとテオを窺う。
「そんなに畏まらなくて大丈夫だよ。今日はゆっくりしていって」
目が合ったテオはにっこりと笑ったあと、グレティアの隣に座るシャルヴァに視線を向けた。
「シャルヴァも数日ぶりだね。解決してよかった」
「そうだな。感謝している。――これで約束は果たした。借りはなしだ」
「うん。顔色を見る限り、魔力の補充もできてるみたいだね」
「――……グレティアのおかげだ」
そう言って不敵に笑んだシャルヴァがグレティアの方を見た。
魔力の補充という言葉を聞いて、夜の営み――正確には夜どころか時間問わず求められているのだが――のことを言われているのだと察したグレティアはぱっと下を向いた。
「…………」
なんだか恥ずかしくて顔が熱くなる。
そんなグレティアの反応にテオがくすりと笑みをこぼした。その反応にさらに恥ずかしくなってしまう。
「あ、あの……っ、このお茶、とっても美味しいですね」
話題を変えようと、グレティアは思い切ってそう口にした。
「それならよかった。――ああ、そうだ。気に入ってもらえたなら茶葉がたくさん余ってるから、よかったら持っていくといい」
笑顔のテオに、グレティアはそんなと慌てる。
「いえ、申し訳ないです」
「遠慮しないで。こっちの棚に他の種類のもあるんだ。どうぞ」
立ち上がったテオがにこやかに棚を案内してくれる。
そこまでしてもらうと無碍に断るのも心苦しくなる。グレティアはテオを追いかけて立ち上がるとシャルヴァに行ってくるねと視線で合図して棚の方に向かった。
結果的に気まずい話題から逃れることができたのでよかったのかもしれない。
「わあ、たくさんあるんですね」
実際、棚には様々な茶葉の入ったガラス瓶がたくさん並んでいた。
種類ごとに分けられた茶葉の瓶にはそれぞれ名称が書いてある札が付いている。
「うん。好きなのを持っていっていいよ。今飲んだのはこれ。こっちの棚には香草があるから、欲しいのがあったら言って?」
「ありがとうございます」
グレティアはほくほくとした気持ちで棚に目を走らせた。
「ゆっくり見ていて。僕はあっちに戻ってるね」
「はい」
気を利かしてくれたのだろう、テオをそう言ってシャルヴァのいる長椅子の方に戻っていった。
グレティアを案内し終わって帰ってきたテオが意味深な笑みを浮かべているのを見て、シャルヴァは怪訝に眉を寄せた。
「……なんだ?」
「ん、いや……」
テオはちらりとグレティアを見て、それからまたシャルヴァに視線を戻した。
「もったいぶるな。言いたいことがあるなら言え」
「ん〰️〰️。ぶしつけだけど、どのくらいの頻度で魔力の補充をしてる?」
「は? そんなこと聞いてどうする気だ?」
テオの質問にシャルヴァはあからさまに不機嫌な顔を見せた。
それを見て、テオが違う違うと続ける。
「くだらない好奇心で聞いてるんじゃないよ。精力の吸収は人間には負担が大きい。君が特定の誰かに執着するなんて初めてだろ? 無茶しすぎて彼女の命を脅かさないよう忠告しておこうかと思ったんだけど――」
「…………」
「まあ、様子を見る限りじゃ心配はなさそうだし、余計なお世話だったね」
そう続けて肩をすくめたテオに、シャルヴァはそういえばと目を丸くした。それからはっとしてテオを見返す。
目が合ったテオはなんだと言わんばかりに小首をかしげる。
「頻度は――人の食事よりは多くしているかもしれない……」
「え…………」
思い出しながら呟いたシャルヴァの言葉に、テオが彼には珍しく愕然とした表情を浮かべた。
「負担か……。そうか、そうだな。忘れていた」
「え? いや、ちょっと待て。忘れてたって……。え⁉ まさか、毎日、じゃないよね?」
「…………」
シャルヴァが黙り込むと、テオが顔をひきつらせたままグレティアの方を見た。
楽しそうに棚の茶葉を眺めている彼女に衰弱という雰囲気は皆無だ。むしろ元気そうである。
「あー。うん……。おそらく、潜在的精力が強いのと、よほど君との相性がいいんだろうね。とにかく幸せそうでなによりだよ」
テオはあははと笑うと、それからふと真剣な表情になった。
「……だけど、無理はさせちゃだめだよ? 生命に関わるから」
「ああ、わかっている。吸収自体は少し控えるようにする」
「――心配しかないよ」
はあ、と息を吐き出したテオをよそに、シャルヴァは改めてグレティアを見た。
ちょうど茶葉を選び終わったのか、瓶を二つ抱えて嬉しそうに駆け寄ってくる。
「テオさん。お言葉に甘えてこちらとこちらを少し分けていただいてもいいですか?」
そんなグレティアにシャルヴァは目を細めたあと、そっと席を立つ。そして彼女のもとに歩み寄ると、後ろから腕を回して抱きすくめた。
「きゃっ……。え、ちょ、シャルヴァ⁉」
突然のことに驚いた様子で、グレティアが声を上げた。
シャルヴァはなにも答えずただグレティアのうなじに顔を埋めた。石鹸のような清潔で甘い香りが鼻腔をくすぐる。それだけでずくんと腰が重くなるのを感じた。
(まずいな……)
一度意識してしまうとなかなか引き離すのは難しい。
「あ、あの……?」
「……」
グレティアはどうしたらいいのかと戸惑っている様子だ。そこにテオが椅子に座ったまま呆れたように溜息をつく。
「まったく、君ってやつは……。言ってるそばからこれだ」
「……なんだ」
シャルヴァはテオをじろりと睨む。しかしテオは怯むことなく続けた。
「本当に心配しかないよ」
「問題ない。グレティアのことは俺が誰よりわかっている。危険にさらしたりしない」
「……それならいいけどね」
テオがやれやれと肩を竦める。
なにが起きてるのかわからず狼狽えるグレティアの頬にシャルヴァはちゅ♡ と優しい口づけを落とした。
了
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
黒騎士団の娼婦
イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
いなくなった伯爵令嬢の代わりとして育てられました。本物が見つかって今度は彼女の婚約者だった辺境伯様に嫁ぎます。
りつ
恋愛
~身代わり令嬢は強面辺境伯に溺愛される~
行方不明になった伯爵家の娘によく似ていると孤児院から引き取られたマリア。孤独を抱えながら必死に伯爵夫妻の望む子どもを演じる。数年後、ようやく伯爵家での暮らしにも慣れてきた矢先、夫妻の本当の娘であるヒルデが見つかる。自分とは違う天真爛漫な性格をしたヒルデはあっという間に伯爵家に馴染み、マリアの婚約者もヒルデに惹かれてしまう……。
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる