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【おまけ話】4.5話 白輝会の女子トーク
蒸気の立ちこめる浴場の中、ミルティ=クラウゼはひとり、静かにタオルを絞っていた。
薄く汗を滲ませた肌に、湯気がまとわりついては消えていく。
まどろむような温かさの中、ぽつんとした静けさに包まれているのが、心地いい。
この浴場は、白輝会の魔法少女たち専用の共同設備。
浄化と安定を促す魔法結界が張られており、肉体と精神の疲労を整える役割がある。
――あれから、三日。
ミルティは鏡に映った自分を見つめながら、ふうっと静かに息を吐いた。。
額からこぼれる雫が、鎖骨のくぼみを伝って落ちていく。
三日前、《黄昏ノ誓盟 暗刃会》との初めての合同任務。
相手は影士キザシ。
任務自体は成功に終わったけれど、ミルティにとっては、それだけでは片づけられない記憶が残った。
(ノクスがあんな……。あれって結局はヤキモチってことなんだよね……)
鏡に映る自分の鎖骨の下、赤い鬱血痕。
「――っ」
ノクスに触れられた感覚が蘇りそうになって、ミルティは小さくかぶりを振った。
と、そのときだ。
ガララ――。
「おっつかれ~! あれ、もう上がっちゃうとこ?」
明るい声とともに、浴場の引き戸が開かれる。
突然かけられた声に、ミルティはびくりと肩を跳ねさせた。
振り返ると、そこにはバスタオル一枚を巻いた先輩魔法少女――リーナ=サマリエの姿があった。
その後ろから、ゆったりとした動きでついてくるのは、同じく先輩のカレン=ノルティアだ。
「ふふ、ミルティちゃん、顔真っ赤。湯あたり? それとも、思い出し笑いでもしてたのかしら?」
「い、いえ! そんなこと……っ!」
慌てて否定するミルティを見て、リーナがにやにやと笑いながら近づいてくる。
「ふ~ん……そっかぁ。合同任務から三日。話題になってるよ? “白輝のマジメちゃんが、あのキザシと組んだ”って」
「え……⁉」
「で? どうだった? キザシ。背ぇ高かった? ムッキムキなんでしょ~?」
唐突な質問にミルティが言葉を失っていると、
さらにたたみかけるようにリーナが顔を寄せてくる。
「……筋肉って、触った?」
「はいっ……⁉」
「だから、筋肉よ、筋肉! ……触らせてもらったりした?」
「し、してません! そんな必要はないと思います!」
即座に否定するミルティ。
だが、首まで真っ赤になって否定すればするほど、かえって怪しさは増していくばかりだった。
「なんだぁ、ざんねん。でもさぁ、ああいう鍛えてる系って、ちょっと興味湧いたりしないの? かっこいいな~♡ みたいな」
「わ、湧きませんっ!」
ミルティがきっぱり言い切ると、リーナがちぇ~と唇を尖らせた。
やっと終わった、とため息をついたミルティだったが、次はカレンが微笑みながら口を挟んでくる。
「そういえばミルティちゃん、胸元破れちゃったんですって? ――見られたりしちゃった?」
「えっ⁉ なんで、それを……⁉ いえ、違うんです。破れましたけど、見られたりとかはなくて……」
ミルティは見る間に真っ赤になってしどろもどろに答えた。
頭の中を支配しているのは『キザシに見られた』ことではない。ノクスの顔だ。あの夜の空気を思い出してしまって、一気に体温が上がる。
「あれれ~? お顔が真っ赤だぞ~? なにを想像してるのかな~?」
リーナが意地悪く笑いながらミルティに詰め寄ってくる。
「ち、違います! べ、別に何も。そもそも、どこからそんな話を聞いたんですか?」
「堅物のあのキザシが真っ赤な顔でミルティを連れ帰ってきたって噂になってたわ」
にこにことカレンが続ける。
「全部、でまかせです。キザシさんはきちんと紳士な対応をしてくれました」
「そっかぁ……。なにかあれば面白かったのに」
「あら、でも、紳士な対応ってことは、ミルティちゃんにとってキザシさんは好印象だったのかしら?」
「――っ⁉」
なんでそうなるんですか⁉ という言葉が咄嗟に出ず、ミルティは目を見開いて口をパクパクとさせた。
「おやおや、熱愛発覚かな~?」
リーナが満足そうに言いながら湯船に身を沈めた。
ミルティは「違いますっ」とリーナに向かって言うが、そこで、カレンがふと首を傾げた。
「ねえ、ミルティちゃん。……それ、どうしたの?」
「……え?」
カレンの視線が向いているのは、ミルティの左鎖骨の下。
湯気にまぎれて目立たないが、白い肌にはくっきりと赤い、円形の痕が残っている。
「あ……」
ミルティはとっさにタオルを引き寄せて胸元を隠す。
「え、えっとっ、これは……っ、虫刺され、です」
「虫刺され、ねぇ……」
カレンが静かに、けれどなにかを含んだような声で言った。
「なになに? ちょっと見せて~?」
リーナがにやにやと笑って湯船から身を乗り出す。
ミルティはぶんぶんと首を振って拒否するが、先輩たちの目の色は完全に獲物を見つけた獣の目だ。
「もしかして――キザシにつけられた、とか?」
「ちがいますっ!!」
浴室にびしりと響く、ミルティの声。
それは今日一番の勢いだった。
真っ赤になった頬、揺れる瞳、強く握られたタオルの端。
ほんの一瞬、浴場が静けさに包まれる。
「へえ……、なるほど」
「…………ふふっ」
リーナとカレンが、まるで合図を決めたかのように、にやりと笑い合った。
「さて、ミルティ。あんたの彼氏はどんな人?」
「さっきからずっと頬が赤いままだし、キスマークもあるし、否定は強めだし。これはもう、確定よね」
「ええっ⁉」
ミルティは、慣れない話題に完全に思考を追い越されていた。
「な、なにも、ないですっ……! その、ちょっとのぼせただけですから……!」
ミルティはあわててタオルを引き寄せながら、立ち上がった。
それから、湯気の中を逃げるように浴場の出口へ向かう。
「お、お先に失礼しますっ!」
引き戸ががらりと閉まる音と、ぱたぱたと裸足で駆ける足音が遠ざかっていく。
残された浴場に、再びふわりと静かな湯気が広がった。
「……あらあら。ちょっとからかいすぎちゃったかしら。それにしてもミルティちゃんに彼氏ができたとなったら、泣く男性は多いでしょうね」
カレンが、湯船のふちに手をかけながら微笑む。
「だねー。キザシとのことが色々言われるのも、暗刃会にもファンが多いからだし。ま、面白そうだから――しばらくは、ここだけの秘密にしとこっか」
リーナが口元に指をあてて、ふふっと笑った。
✢
夜の風が、薄く開け放たれた窓から吹き込んでいた。
ミルティは窓を閉めたあと、ベッドの端に座って、膝の上で指をもじもじと絡めていた。
「今日、これを……先輩たちに見られてからかわれたんです」
鎖骨の下を指し示して、となりをちらと見上げる。
真横に座っていたノクスが不思議そうに小首をかしげて、ミルティの顔を覗き込む。
「これって……? ああ、キスマーク♡」
ミルティの言っていることを理解して、彼はその整った顔ににやりと笑みを浮かべた。
なんとなく上機嫌に見えるのは気のせいではないのかもしれない。
「で、ミルティはどうしたの?」
「彼氏はどんな人って言われて――」
「うん。僕のこと……言った?」
「…………いえ、逃げ出しました」
「そっか……」
ノクスの声は静かだった。
ふ、とミルティの視界に影が落ちる。
ノクスは身をかがめて、ミルティの鎖骨の下――薄く残る痕にそっと指先を添えた。
「言えばよかったのに……」
ノクスの囁きにミルティが顔を上げるのと、ベッドに押し倒されるのはほぼ同時だった。
「ノクス……?」
「なんでもない。――……見られてからかわれちゃったなら、次はもっと見えないところにつけておくね♡」
「えっ……?」
戸惑うミルティの両足が大きく開かれる。
ノクスは小さく笑うと、その足の間に顔を埋めた。
「や、ちょ、ノクスっ……⁉」
内腿の――足の付け根あたりをちゅう♡ と吸われる。
「ここなら絶対見られないでしょ?」
顔を上げたノクスがにやりと笑って唇を舐めた。
「……――っ!」
壮絶な色気を含んだその表情に、ミルティは反論もできず、ただ顔を覆った。
(了)
薄く汗を滲ませた肌に、湯気がまとわりついては消えていく。
まどろむような温かさの中、ぽつんとした静けさに包まれているのが、心地いい。
この浴場は、白輝会の魔法少女たち専用の共同設備。
浄化と安定を促す魔法結界が張られており、肉体と精神の疲労を整える役割がある。
――あれから、三日。
ミルティは鏡に映った自分を見つめながら、ふうっと静かに息を吐いた。。
額からこぼれる雫が、鎖骨のくぼみを伝って落ちていく。
三日前、《黄昏ノ誓盟 暗刃会》との初めての合同任務。
相手は影士キザシ。
任務自体は成功に終わったけれど、ミルティにとっては、それだけでは片づけられない記憶が残った。
(ノクスがあんな……。あれって結局はヤキモチってことなんだよね……)
鏡に映る自分の鎖骨の下、赤い鬱血痕。
「――っ」
ノクスに触れられた感覚が蘇りそうになって、ミルティは小さくかぶりを振った。
と、そのときだ。
ガララ――。
「おっつかれ~! あれ、もう上がっちゃうとこ?」
明るい声とともに、浴場の引き戸が開かれる。
突然かけられた声に、ミルティはびくりと肩を跳ねさせた。
振り返ると、そこにはバスタオル一枚を巻いた先輩魔法少女――リーナ=サマリエの姿があった。
その後ろから、ゆったりとした動きでついてくるのは、同じく先輩のカレン=ノルティアだ。
「ふふ、ミルティちゃん、顔真っ赤。湯あたり? それとも、思い出し笑いでもしてたのかしら?」
「い、いえ! そんなこと……っ!」
慌てて否定するミルティを見て、リーナがにやにやと笑いながら近づいてくる。
「ふ~ん……そっかぁ。合同任務から三日。話題になってるよ? “白輝のマジメちゃんが、あのキザシと組んだ”って」
「え……⁉」
「で? どうだった? キザシ。背ぇ高かった? ムッキムキなんでしょ~?」
唐突な質問にミルティが言葉を失っていると、
さらにたたみかけるようにリーナが顔を寄せてくる。
「……筋肉って、触った?」
「はいっ……⁉」
「だから、筋肉よ、筋肉! ……触らせてもらったりした?」
「し、してません! そんな必要はないと思います!」
即座に否定するミルティ。
だが、首まで真っ赤になって否定すればするほど、かえって怪しさは増していくばかりだった。
「なんだぁ、ざんねん。でもさぁ、ああいう鍛えてる系って、ちょっと興味湧いたりしないの? かっこいいな~♡ みたいな」
「わ、湧きませんっ!」
ミルティがきっぱり言い切ると、リーナがちぇ~と唇を尖らせた。
やっと終わった、とため息をついたミルティだったが、次はカレンが微笑みながら口を挟んでくる。
「そういえばミルティちゃん、胸元破れちゃったんですって? ――見られたりしちゃった?」
「えっ⁉ なんで、それを……⁉ いえ、違うんです。破れましたけど、見られたりとかはなくて……」
ミルティは見る間に真っ赤になってしどろもどろに答えた。
頭の中を支配しているのは『キザシに見られた』ことではない。ノクスの顔だ。あの夜の空気を思い出してしまって、一気に体温が上がる。
「あれれ~? お顔が真っ赤だぞ~? なにを想像してるのかな~?」
リーナが意地悪く笑いながらミルティに詰め寄ってくる。
「ち、違います! べ、別に何も。そもそも、どこからそんな話を聞いたんですか?」
「堅物のあのキザシが真っ赤な顔でミルティを連れ帰ってきたって噂になってたわ」
にこにことカレンが続ける。
「全部、でまかせです。キザシさんはきちんと紳士な対応をしてくれました」
「そっかぁ……。なにかあれば面白かったのに」
「あら、でも、紳士な対応ってことは、ミルティちゃんにとってキザシさんは好印象だったのかしら?」
「――っ⁉」
なんでそうなるんですか⁉ という言葉が咄嗟に出ず、ミルティは目を見開いて口をパクパクとさせた。
「おやおや、熱愛発覚かな~?」
リーナが満足そうに言いながら湯船に身を沈めた。
ミルティは「違いますっ」とリーナに向かって言うが、そこで、カレンがふと首を傾げた。
「ねえ、ミルティちゃん。……それ、どうしたの?」
「……え?」
カレンの視線が向いているのは、ミルティの左鎖骨の下。
湯気にまぎれて目立たないが、白い肌にはくっきりと赤い、円形の痕が残っている。
「あ……」
ミルティはとっさにタオルを引き寄せて胸元を隠す。
「え、えっとっ、これは……っ、虫刺され、です」
「虫刺され、ねぇ……」
カレンが静かに、けれどなにかを含んだような声で言った。
「なになに? ちょっと見せて~?」
リーナがにやにやと笑って湯船から身を乗り出す。
ミルティはぶんぶんと首を振って拒否するが、先輩たちの目の色は完全に獲物を見つけた獣の目だ。
「もしかして――キザシにつけられた、とか?」
「ちがいますっ!!」
浴室にびしりと響く、ミルティの声。
それは今日一番の勢いだった。
真っ赤になった頬、揺れる瞳、強く握られたタオルの端。
ほんの一瞬、浴場が静けさに包まれる。
「へえ……、なるほど」
「…………ふふっ」
リーナとカレンが、まるで合図を決めたかのように、にやりと笑い合った。
「さて、ミルティ。あんたの彼氏はどんな人?」
「さっきからずっと頬が赤いままだし、キスマークもあるし、否定は強めだし。これはもう、確定よね」
「ええっ⁉」
ミルティは、慣れない話題に完全に思考を追い越されていた。
「な、なにも、ないですっ……! その、ちょっとのぼせただけですから……!」
ミルティはあわててタオルを引き寄せながら、立ち上がった。
それから、湯気の中を逃げるように浴場の出口へ向かう。
「お、お先に失礼しますっ!」
引き戸ががらりと閉まる音と、ぱたぱたと裸足で駆ける足音が遠ざかっていく。
残された浴場に、再びふわりと静かな湯気が広がった。
「……あらあら。ちょっとからかいすぎちゃったかしら。それにしてもミルティちゃんに彼氏ができたとなったら、泣く男性は多いでしょうね」
カレンが、湯船のふちに手をかけながら微笑む。
「だねー。キザシとのことが色々言われるのも、暗刃会にもファンが多いからだし。ま、面白そうだから――しばらくは、ここだけの秘密にしとこっか」
リーナが口元に指をあてて、ふふっと笑った。
✢
夜の風が、薄く開け放たれた窓から吹き込んでいた。
ミルティは窓を閉めたあと、ベッドの端に座って、膝の上で指をもじもじと絡めていた。
「今日、これを……先輩たちに見られてからかわれたんです」
鎖骨の下を指し示して、となりをちらと見上げる。
真横に座っていたノクスが不思議そうに小首をかしげて、ミルティの顔を覗き込む。
「これって……? ああ、キスマーク♡」
ミルティの言っていることを理解して、彼はその整った顔ににやりと笑みを浮かべた。
なんとなく上機嫌に見えるのは気のせいではないのかもしれない。
「で、ミルティはどうしたの?」
「彼氏はどんな人って言われて――」
「うん。僕のこと……言った?」
「…………いえ、逃げ出しました」
「そっか……」
ノクスの声は静かだった。
ふ、とミルティの視界に影が落ちる。
ノクスは身をかがめて、ミルティの鎖骨の下――薄く残る痕にそっと指先を添えた。
「言えばよかったのに……」
ノクスの囁きにミルティが顔を上げるのと、ベッドに押し倒されるのはほぼ同時だった。
「ノクス……?」
「なんでもない。――……見られてからかわれちゃったなら、次はもっと見えないところにつけておくね♡」
「えっ……?」
戸惑うミルティの両足が大きく開かれる。
ノクスは小さく笑うと、その足の間に顔を埋めた。
「や、ちょ、ノクスっ……⁉」
内腿の――足の付け根あたりをちゅう♡ と吸われる。
「ここなら絶対見られないでしょ?」
顔を上げたノクスがにやりと笑って唇を舐めた。
「……――っ!」
壮絶な色気を含んだその表情に、ミルティは反論もできず、ただ顔を覆った。
(了)
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