28 / 34
第五章
ばーか(5/9)
しおりを挟む
「なんだアレは!?」
城塞を攻撃していた星術が弾かれた。人間たちの眼前に広がるは城の前方をすっぽり覆うほどの光の帯。
「直接出てきやがったか……エリク……ッ!!」
光の帯が霧散すると、門扉が中から開いた。そこから現れるは武装した人外の者たち。しかしてその先頭を往く者は神の加護厚き人間。旅装束のよれたローブを身に纏い、手に錫杖を携えたその姿はまさしく迷える者たちの先導者。
その隣にいた狼牙族が胸が膨れるほど大きく息を吸い込んだ。
アオオ――――ンッ
戦場に響いた遠吠え。それの意味するものを人間たちはすぐに思い知った。
「おい、見ろ!」
兵士の一人が樹海の方を指さして叫んだ。他の者がその指の先を追うと、樹海の中から一匹の獣がこちらに向けて進み出たところだった。
「人猟犬……?」
普通の狼より一回り大柄な三つ目の魔獣。樹海に生息している魔獣でありなんら珍しいものではない、が……
「おいおい……どんどん増えるぞ……」
一匹の後ろからもう一匹、その隣から一匹、さらにその隣から……樹海の中から大量の人猟犬が姿を現した。元々が群れを作る魔獣とはいえ、この数は偶然というにはあまりに多すぎる。あらかじめ呼び集めておいて樹海の中に身を隠させていたのだろう。
「おっさん。森の中を進んでたら今頃俺たちはあいつらの腹の中だったな」
フォルがアルフレードに苦笑を投げかけると、歴戦の将軍はフンッと鼻を鳴らした。フォルの言う通り、少数の部隊であの数の魔獣を相手にしていれば全滅は免れない。
だがそれは少数の部隊だったらの話だ。
「うろたえるなァッ!! 魔獣の数はせいぜい五十だ! 魔族と合わせてもまだ我らには三倍の差がある! 正面から戦って負けるはずがないッ!!」
一瞬動揺した兵たちだったが将軍の檄によってすぐさま士気を取り戻した。そもそも数に違いがありすぎる。多少数が増えようが敵が籠城戦を捨てたのは寧ろこちらに有利。
「怯むなぁ!! 城から出たことを後悔させてやれ! 突撃ィッ!!」
雄たけびを上げて迫りくる人間の兵士たちに対して、魔族の先導者はその錫杖を大きく振り上げた。
「――彼の軍勢に力を与え給え!」
カァン!
錫杖が地を打つ音と同時に広がった光の輪。それに触れた魔族、魔獣にあの淡い輝きが宿る。
「僕たちの居場所を勝ちとるんだッ!!」
エリクがこれほどのまでの大声で叫ぶのをフォルたちは初めて耳にした。それは驚愕に値するが、今はそれ以上に驚くべき事象がある。
「この数全員に〈光輝〉だと!? ふざけてんのかッ!?」
兵たちと共に進軍していた〈フォーマルハウト〉も敵軍と接敵する。人猟犬の素早い一撃を回避しつつ、フォルも反撃。回避されるが前足に浅い傷がつく。
「我が星に乞うッ!」
傷口が広がり、怯んだ一体の首を側面から急接近したミアの短剣が掻き切る。
「強いけどまだマシ……これって……」
「おそらく〈光輝陣〉です! 〈光輝〉より出力は落ちますが複数にかけることができる信仰術です! それでもこの数は規格外ですが!!」
油断なく〈フォーマルハウト〉のメンバーに〈光輝〉を回しているナナカ。本来なら彼女のように〈光輝〉は単体への術。複数を強化するのは〈光輝陣〉なのだ。流石のエリクもこの数全てを強化するために術のレベルを下げたということか。
それでも――
「うああああ!?」
兵士の一人が人猟犬に覆いかぶさられ喉を食い千切られる。ここに集まっている兵士は精鋭ではない。メイシス王国基準ではいたって普通の練度の兵たちだ。ちゃんと訓練されてはいるがそれでも戦闘経験が豊富なベテラン揃いではなく、これが初めての実戦だという者もいる。
例えフォルたちにとっては十分なんとかなる相手だとしても、兵士たちには〈光輝陣〉によって強化された魔獣は大きな脅威だった。なにより術で強化されているのは人猟犬だけではない。
グオオオオオッ!!
巨大な鉄塊が一薙ぎで複数の兵士を吹き飛ばす。強化された大柄な魔族には近づくことさえままならない。人猟犬が突っ込んできたせいで陣形は崩れ、両陣営が入り乱れる戦場では星術も誤射の危険があり、まとも撃てない状態だった。
「これは……まずいんじゃないか!?」
フォルがアルフレードに判断を仰ごうと振り向いた刹那、その横を軍馬に跨った将軍が駆け抜ける。
「ぬぅん!」
騎乗用の突撃槍の一撃が一体の魔族の胸を貫く。突き刺さった魔族の遺体を歳に見合わぬ力で振り払った歴戦の将軍がその突撃槍を敵陣の中心へ向けて叫んだ。
「自分たちの尻拭いは自分たちでするのだろう!? 冒険者共! 進めッ! 敵の親玉を討てッ!! それまでは持ちこたえてみせる!!」
「――サンキューおっさん! 〈フォーマルハウト〉行くぞォッ!」
「アルフレード将軍と呼べェッ!!」
アルフレードの援護を受け、〈フォーマルハウト〉が敵陣のただ中へと突撃していく。フォルたちの身のこなしであれば抜けることは容易かった。
そして辿りつく。相交える。
「エリクッ!!」
城塞前、周囲でどちらの陣営のものかも分からぬ断末魔が鳴り響く中、かつての仲間たちは視線を交錯させた。
「フォル、ミア、シャラ……」
エリクは順に〈フォーマルハウト〉のメンバーに視線を送った。そして初めて見る顔の神官に気付き、目を細める。
「そいつが僕の代わりか」
「代わりじゃねぇよ。新しいメンバーのナナカだ。てめぇの代用じゃねぇ」
険のある物言いにエリクが顔を顰める。
「……聞いたぞ。四ツ星に降格したんだって?」
一転、裏切者は笑った。
「これでどれだけ僕が君たちを支えていたのか分かったんじゃないか? 僕がいなきゃ君たちは五ツ星になれなかった!」
「エリク、あんた……ッ!」
ミアが前に出ようとするがそれをフォルが押さえる。
「それなのに君たちは僕を役立たずだとクビにして……! 当然の結果だ!」
「……そうだな」
否定せず、その言葉を肯定したフォル。
「俺たちはお前がどれだけパーティーに貢献しているか気付いていなかった。知ろうともしなかった」
「いまさら……っ!!」
「だけど、お前をクビにしたことを間違いだったなんて思ってねぇよ」
城塞を攻撃していた星術が弾かれた。人間たちの眼前に広がるは城の前方をすっぽり覆うほどの光の帯。
「直接出てきやがったか……エリク……ッ!!」
光の帯が霧散すると、門扉が中から開いた。そこから現れるは武装した人外の者たち。しかしてその先頭を往く者は神の加護厚き人間。旅装束のよれたローブを身に纏い、手に錫杖を携えたその姿はまさしく迷える者たちの先導者。
その隣にいた狼牙族が胸が膨れるほど大きく息を吸い込んだ。
アオオ――――ンッ
戦場に響いた遠吠え。それの意味するものを人間たちはすぐに思い知った。
「おい、見ろ!」
兵士の一人が樹海の方を指さして叫んだ。他の者がその指の先を追うと、樹海の中から一匹の獣がこちらに向けて進み出たところだった。
「人猟犬……?」
普通の狼より一回り大柄な三つ目の魔獣。樹海に生息している魔獣でありなんら珍しいものではない、が……
「おいおい……どんどん増えるぞ……」
一匹の後ろからもう一匹、その隣から一匹、さらにその隣から……樹海の中から大量の人猟犬が姿を現した。元々が群れを作る魔獣とはいえ、この数は偶然というにはあまりに多すぎる。あらかじめ呼び集めておいて樹海の中に身を隠させていたのだろう。
「おっさん。森の中を進んでたら今頃俺たちはあいつらの腹の中だったな」
フォルがアルフレードに苦笑を投げかけると、歴戦の将軍はフンッと鼻を鳴らした。フォルの言う通り、少数の部隊であの数の魔獣を相手にしていれば全滅は免れない。
だがそれは少数の部隊だったらの話だ。
「うろたえるなァッ!! 魔獣の数はせいぜい五十だ! 魔族と合わせてもまだ我らには三倍の差がある! 正面から戦って負けるはずがないッ!!」
一瞬動揺した兵たちだったが将軍の檄によってすぐさま士気を取り戻した。そもそも数に違いがありすぎる。多少数が増えようが敵が籠城戦を捨てたのは寧ろこちらに有利。
「怯むなぁ!! 城から出たことを後悔させてやれ! 突撃ィッ!!」
雄たけびを上げて迫りくる人間の兵士たちに対して、魔族の先導者はその錫杖を大きく振り上げた。
「――彼の軍勢に力を与え給え!」
カァン!
錫杖が地を打つ音と同時に広がった光の輪。それに触れた魔族、魔獣にあの淡い輝きが宿る。
「僕たちの居場所を勝ちとるんだッ!!」
エリクがこれほどのまでの大声で叫ぶのをフォルたちは初めて耳にした。それは驚愕に値するが、今はそれ以上に驚くべき事象がある。
「この数全員に〈光輝〉だと!? ふざけてんのかッ!?」
兵たちと共に進軍していた〈フォーマルハウト〉も敵軍と接敵する。人猟犬の素早い一撃を回避しつつ、フォルも反撃。回避されるが前足に浅い傷がつく。
「我が星に乞うッ!」
傷口が広がり、怯んだ一体の首を側面から急接近したミアの短剣が掻き切る。
「強いけどまだマシ……これって……」
「おそらく〈光輝陣〉です! 〈光輝〉より出力は落ちますが複数にかけることができる信仰術です! それでもこの数は規格外ですが!!」
油断なく〈フォーマルハウト〉のメンバーに〈光輝〉を回しているナナカ。本来なら彼女のように〈光輝〉は単体への術。複数を強化するのは〈光輝陣〉なのだ。流石のエリクもこの数全てを強化するために術のレベルを下げたということか。
それでも――
「うああああ!?」
兵士の一人が人猟犬に覆いかぶさられ喉を食い千切られる。ここに集まっている兵士は精鋭ではない。メイシス王国基準ではいたって普通の練度の兵たちだ。ちゃんと訓練されてはいるがそれでも戦闘経験が豊富なベテラン揃いではなく、これが初めての実戦だという者もいる。
例えフォルたちにとっては十分なんとかなる相手だとしても、兵士たちには〈光輝陣〉によって強化された魔獣は大きな脅威だった。なにより術で強化されているのは人猟犬だけではない。
グオオオオオッ!!
巨大な鉄塊が一薙ぎで複数の兵士を吹き飛ばす。強化された大柄な魔族には近づくことさえままならない。人猟犬が突っ込んできたせいで陣形は崩れ、両陣営が入り乱れる戦場では星術も誤射の危険があり、まとも撃てない状態だった。
「これは……まずいんじゃないか!?」
フォルがアルフレードに判断を仰ごうと振り向いた刹那、その横を軍馬に跨った将軍が駆け抜ける。
「ぬぅん!」
騎乗用の突撃槍の一撃が一体の魔族の胸を貫く。突き刺さった魔族の遺体を歳に見合わぬ力で振り払った歴戦の将軍がその突撃槍を敵陣の中心へ向けて叫んだ。
「自分たちの尻拭いは自分たちでするのだろう!? 冒険者共! 進めッ! 敵の親玉を討てッ!! それまでは持ちこたえてみせる!!」
「――サンキューおっさん! 〈フォーマルハウト〉行くぞォッ!」
「アルフレード将軍と呼べェッ!!」
アルフレードの援護を受け、〈フォーマルハウト〉が敵陣のただ中へと突撃していく。フォルたちの身のこなしであれば抜けることは容易かった。
そして辿りつく。相交える。
「エリクッ!!」
城塞前、周囲でどちらの陣営のものかも分からぬ断末魔が鳴り響く中、かつての仲間たちは視線を交錯させた。
「フォル、ミア、シャラ……」
エリクは順に〈フォーマルハウト〉のメンバーに視線を送った。そして初めて見る顔の神官に気付き、目を細める。
「そいつが僕の代わりか」
「代わりじゃねぇよ。新しいメンバーのナナカだ。てめぇの代用じゃねぇ」
険のある物言いにエリクが顔を顰める。
「……聞いたぞ。四ツ星に降格したんだって?」
一転、裏切者は笑った。
「これでどれだけ僕が君たちを支えていたのか分かったんじゃないか? 僕がいなきゃ君たちは五ツ星になれなかった!」
「エリク、あんた……ッ!」
ミアが前に出ようとするがそれをフォルが押さえる。
「それなのに君たちは僕を役立たずだとクビにして……! 当然の結果だ!」
「……そうだな」
否定せず、その言葉を肯定したフォル。
「俺たちはお前がどれだけパーティーに貢献しているか気付いていなかった。知ろうともしなかった」
「いまさら……っ!!」
「だけど、お前をクビにしたことを間違いだったなんて思ってねぇよ」
0
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
外れスキル【畑耕し】で辺境追放された俺、チート能力だったと判明し、スローライフを送っていたら、いつの間にか最強国家の食糧事情を掌握していた件
☆ほしい
ファンタジー
勇者パーティーで「役立たず」と蔑まれ、役立たずスキル【畑耕し】と共に辺境の地へ追放された農夫のアルス。
しかし、そのスキルは一度種をまけば無限に作物が収穫でき、しかも極上の品質になるという規格外のチート能力だった!
辺境でひっそりと自給自足のスローライフを始めたアルスだったが、彼の作る作物はあまりにも美味しく、栄養価も高いため、あっという間に噂が広まってしまう。
飢饉に苦しむ隣国、貴重な薬草を求める冒険者、そしてアルスを追放した勇者パーティーまでもが、彼の元を訪れるように。
「もう誰にも迷惑はかけない」と静かに暮らしたいアルスだったが、彼の作る作物は国家間のバランスをも揺るがし始め、いつしか世界情勢の中心に…!?
元・役立たず農夫の、無自覚な成り上がり譚、開幕!
Sランクパーティを追放されたヒーラーの俺、禁忌スキル【完全蘇生】に覚醒する。俺を捨てたパーティがボスに全滅させられ泣きついてきたが、もう遅い
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティ【熾天の剣】で《ヒール》しか使えないアレンは、「無能」と蔑まれ追放された。絶望の淵で彼が覚醒したのは、死者さえ完全に蘇らせる禁忌のユニークスキル【完全蘇生】だった。
故郷の辺境で、心に傷を負ったエルフの少女や元女騎士といった“真の仲間”と出会ったアレンは、新パーティ【黎明の翼】を結成。回復魔法の常識を覆す戦術で「死なないパーティ」として名を馳せていく。
一方、アレンを失った元パーティは急速に凋落し、高難易度ダンジョンで全滅。泣きながら戻ってきてくれと懇願する彼らに、アレンは冷たく言い放つ。
「もう遅い」と。
これは、無能と蔑まれたヒーラーが最強の英雄となる、痛快な逆転ファンタジー!
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる