初戀

槙野 シオ

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第十話 禍福は糾える縄で縛れ

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九月になってもまだ日中の気温は真夏のそれと変わりなく、半袖でも汗ばむ日々が続いていた。教室の中にいれば冷房のおかげでうだることはなかったけれど、休み時間毎にあふれ返るギャラリーが好きになれず僕は教室から逃げ出していた。

好きになれないのはイケメンに餓えたギャラリーなのか、それともその餓えを満たすように笑顔で応えるイケメンの振舞いなのか。どっちにしろ教室の居心地が悪いことに変わりはないんだから、正解なんてどーでもいい。

……別に、久御山に好きだって言われたわけでもないし、付き合ってるわけでもない。夏休みの間、何度かエッチはしたけどそれだって久御山から求められたときだけだ。

なんか…着々と、立派なセフレに進化してないか?


購買の横にある自販機でお茶を買って立ち上がろうとしたとき、思いっきり誰かとぶつかり僕はあっさりと転がった。

「ごっ…ごめんなさい! 休み時間終わりそうだったから焦ってて」
「あ、うん、大丈夫…えっと、大丈夫ですか?」
「えっ、あっ、だいじょう…ぶ…」

周りで笑い声があがる。はいはい、どうせ僕は小さくて頼りないヒョロ眼鏡ですよ…これが久御山ならぶつかられても相手を受け止めて支えるイケメンっぷりを発揮しただろうけど。

「男子、潰れてんじゃねえの」
「あの巨体でし掛かられてもアンラッキースケベだわ」
「痩せてから赤くなれっつのな」

慌ててぶつかったほうを振り返ると……女子が赤面しながらうつむいていた。こういうときの悪意に満ちたヒソヒソ話って本当に救いようがないな。

「…とりあえず、保健室行こう」
「えっ……」
「腕、擦り剥いてる」


保健室に行くと、入口には「外出中」の札がさがっていて小田切先生保健の先生は留守のようだった。まあ、傷口を洗ってワセリンを塗るくらいなら僕にでもできる。上履きの色を見ると同学年みたいだし、無駄に緊張する必要もなさそうだ。

「あの、先生いないみたいだから…」
「うん、大丈夫だよ。座って」

腕の下にトレイを置いて精製水を掛けると、彼女が顔をしかめた気がした。

「あ、ごめん、痛かった?」
「いえ、全然大丈夫です!」

ワゴンの上に並んでいる瓶やチューブの中からワセリンを選び傷口に伸ばす。湿潤テープとかって置いてあるのかな……

「あ、あの……ごめんなさい…」
「…え、何が?」
「わたし、こんなだから、その…重かったでしょ…」
「いや、全然」

そんなことにまで気が回らなかった、というのが正しかった。確かにそう言われてみれば体格がいいというか、体重だけなら僕ふたり分くらいはありそうな身体を目一杯小さく縮こまらせて、彼女は申し訳なさそうに俯いた。

「ごめん、僕そういうことに疎いっていうか…気にしたことなくて」
「あ、ううん! ち、違うの! 学校でこんな親切にしてもらったの、初めて…で…」

うん、更にごめん……僕、女の子に興味がないから体格とか気にしたこともないし、こうして手当てのために触れたりすることにもまったくときめいたりしないんだ……言えないけど…


そのとき保健室の扉が音を立てて開き、僕を呼ぶ声が聞こえた。

「戻って来ないから探しに来てみれば…大丈夫なの?」
「あれ、久御山……なんでここだってわかったんだ?」
「や、保健室行ったって聞いたから」
「あ、そうなんだ…僕は大丈夫だけど」
「…あれ、藍田あいだじゃん。怪我したのって藍田なの?」
「あ、うん、あっ、でも、かすり傷で全然大丈夫…」
「そうなの? 見してみ?」

久御山は彼女の……藍田の腕をそっと支えながら傷口を確かめ、「お、手当て済みかー」と笑った。

「残念だったな、久御山」
「ふっ、せっかくイイとこ見せて株上げようと思ったのに」

藍田は真っ赤な顔で緊張気味に笑いながら、もう一度僕にごめんなさい、と言って保健室から出て行った。ああ、まあそうなるよな。久御山もわざとなのか鈍いのか、女子にはエエ顔するのが身体に染み付いてるみたいで、いまの一連の振舞いを藍田がどう思ったか、なんてことはまったく気にしてないみたいだった。


「久御山、知り合い?」
「隣のクラスじゃん、藍田」
「あ、そうなんだ……知らなかった」
「この前の合同授業で一緒だったじゃん、ほら、課外の」
「そうだったっけ…全然憶えてないな…」
「他人に興味なさ過ぎだろ」

そう言って久御山は笑った。

「おまえは興味持たれ過ぎだろ…」
「んー、まあそれで困ることもそうないから」
「…毎日毎時間、ファンサービスも大変だね」
「なに、妬いてんの?」
「妬いてませんけど」
「じゃあちょうどベッドもあることだし、ちょっと休んでく?」
「何が "じゃあ" で "ちょうど" なんだよ!」
「まあ細かいことはいいじゃん」
「いくないだろ、学校だぞ……」

ヤれれば誰でも、どこでもいいのかよ。久御山の言った「細かいことはいいじゃん」が、頭の中で何度も響いた。悪かったな、どうせ僕は細かいことを気にする小さい人間だよ。

大体、都築さんのことだって完全に久御山の自業自得じゃないか。とっかえひっかえ違う女の子連れ込んで、挙句の果てにさん…3Pとか…ありえないだろ……どこまで下半身緩いんだよ! って、それは僕も他人のことは…言えないけど…でも日替わりで相手を替えたりとか…してない…し…

人数の問題じゃないな、と重い気持ちが圧し掛かる。久御山は…… "先生" とのことをドン引いたりせず、僕のことをちゃんと考えてくれた……と、思う……けど…もしかしたら単にヤりたいだけなのでは? という疑念がないわけでもない。だって、考えてもみたらそれ以外に久御山が僕に興味を持つ理由がない。

「湊……なんか怒ってんの?」
「別に」
「いつも以上につれない気がするんだけど」
「普通だよ」
「じゃあこっち向けよ」
「…なんで?」
「んー、可愛い湊にチューしたいから?」
「……学校だって言ってるだろ」
「わかってるけど、やっぱなんか怒ってんの?」
「怒ってないよ! 廊下でひしめいてる女子と好きなだけチューしてりゃいいだろ!」




……最低だ。

保健室を飛び出したはいいけど教室に戻る気にもなれず、勢いで屋上に駆け込んで……夏休み前のことを思い出した。僕のことなんてまったく知らないのに自分のことを話してくれた久御山と、いまの久御山の何が違うっていうんだ……いつだって久御山は空気を読んで周りに気を遣って……

さっきだって教室に僕がいないことに気付いて、わざわざ探してくれたってのに。つまらないことでイライラして酷い態度取ってしまったな……はあ、僕はどんだけ器が小さいんだろう……

金網越しに校舎を見下ろしながら、ああ、結構校舎の中見えるもんなんだな……まあ授業中だから誰もいないけど、と思っていると、音楽室か視聴覚室のベランダに出て来た生徒から僕は目が離せなくなっていた。

わあ……青春か? ラブラブか? 授業中に学校でなんつーことしてんだよ……随分と積極的な女子に目が釘付けになっていたけれど、アレじゃない? もしかして、もしかしなくても、あの長身の茶髪って……


久御山じゃん。


前言撤回、やっぱりヤツは誰でもいいからヤりたいだけのイケメンだ。もういい、財布はあるしケータイもある。もういい、今日は帰る。教室になんて戻る気になれない。もういい!!




家に帰ると案の定、母が顔面蒼白になって僕の顔色をうかがった。

「どうしたの、早退? 具合悪いの? 鞄は?」
「……頭痛くて、とにかく横になりたいんだけど」
「でも、大丈夫なの? 熱は? 先生には言ったの?」
「頭…痛いんだってば……」
「湊、具合悪いなら病院に」
「頭痛いって言ってるのに、なんでそうやってしつこく構ってくるんだよ! 放っといてよ!」

母の手を振り払って階段を駆け上がり、思いっきり部屋の扉を閉めた。


……最低だ。

心配させてるのは僕なのに。お母さんが心配するのは当然なのに。お母さんがあれだけ過干渉になったのは僕のせいなのに。ああもう何もかも最悪だ。

中学の時変質者に切り付けられて以降、母は僕の様子に過敏になった。あの時の犯人は常習犯だったらしく、間もなく逮捕されたことは新聞にも小さく載った。当然ザックリと犯行内容なんかも載ったせいで母は憔悴しきっていた。被害者は "小学生から中学生の男子" のみ。心穏やかにいられるわけがない。

ただ僕にしてみれば、少々いつもと様子が違うだけで「男に襲われたのかもしれない」と心配する母の怯えたような目が……同性愛者であることを非難されているようで耐えられなかった。何を疑ってるんだよ。何を心配してるんだよ。


「あの時助けてくれた家庭教師の先生はゲイで、僕を手籠めにしたあと何度も僕に突っ込んで何度も中出しするようなひとだったよ。僕は男とエッチしながらイイ声で鳴くんだって。それで僕は自分がゲイだって気付いたんだ」

もう何百回心の中で母に告げたかわからない。

口にしてしまわないよう、とにかく僕に構わないで、放っといて欲しい……




「湊……久御山くん、鞄持って来てくれたけど」

いつの間にかうたた寝していた僕に、母が申し訳なさそうに告げる。

「うん…」
「あの、せっかくだから上がってもらえば?」
「しんどい」
「…そう、じゃあそう伝えておくね…」

いま久御山の顔は見たくない。いや、正しくは見れない・・・・。久御山には何の罪もないのに、勝手に自分の存在価値をなかったことにされた気になってヒステリックに当たってしまうなんて、控えめに言って頭がおかしい。

これ以上、自分のことを嫌いになりたくないのに……好きになれる要素が1ミリもない…




次の日、登校途中のひとの波や玄関の混雑を避けたくて、いつもより三十分早く学校に着いた。たった三十分なのに、休校日かと思うほど玄関は静まり返っていた。

「…あの、藤城くん」

すっかり油断しているところへ声を掛けられ、僕はわかりやすく身体をびく付かせた。

「…っ……藍田、さん?」
「あ、ご、ごめんね突然…あの、わたしいつもこの時間で」
「あ、そうなんだ。早起きなんだね」
「玄関、混んでるの苦手で…藤城くん、今日早い…よね」
「うん、ちょっと気分転換」
「そ、そうなんだね…あの、えっと」
「どうしたの?」
「あの、昨日のお詫びとお礼」

藍田が差し出した紙袋を受け取り、とりあえず場所を移さないか、と屋上に出た。玄関でもじもじやってると、いつまた大きなヒソヒソ話が聞こえて来るかわからない。

「お詫びとか、気にしなくてよかったのに」
「や、あの、本当にたいしたものじゃないの!」
「…でも、ありがとう。気に掛けてくれて」
「えっ、うん、あのね、それ、栞なの……藤城くん、よく本読んでるから…」

……なんでそんなこと知ってるんだろう。

「本っていっても、半分くらい参考書だけどね」
「あ、そうなんだ、藤城くん頭いいもんね」
「勉強しかできないって陰口叩かれるけどね…」
「勉強できるだけでスゴイよ!」
「…ありがと」
「で、でも、藤城くん、話すとイメージ違うね」
「えっ…そう?」
「うん、もっと、喋らないひとだと思ってた…」
「得意じゃないけど、一対一なら大丈夫かな」
「あ、わたしも、あの、複数だと緊張して喋れなくて」
「わかる、どのタイミングで口挟めばいいか迷っちゃうよね」

しばらく藍田と他愛ない遣り取りをして、予鈴を合図に教室へ向かった。女子と話す機会なんてほとんどないけど、話すことも聞くことも一所懸命な藍田との会話は、なんとなく安心感があった。




「朝、屋上で藍田と何してたの」

一時限目が終わった瞬間、久御山が僕の机に腰掛けて直球を繰り出す。

「えっ…何って……ちょっと話してただけだよ」
「ふーん……じゃあ、何もらったの」
「なんで知ってんだよ」
「大事そうに紙袋抱えて屋上から戻って来たから」
「見てたのか……」
「うん」
「昨日のお詫びとお礼にって」
「へえ、義理堅いんだな…」
「あ、昨日鞄届けてくれてありがと…ごめんな」
「いや、それはいいけど…」
「…? 他に何かあるの?」
「おまえ、藍田のこと好きだなーとか思ってる?」
「は? なんで?」
「湊が女の子に優しくしてるの、初めて見たから」
「僕は誰にだって優しいよ……おまえほどじゃないけど」
「オレ?」
「毎日モテモテですごいね、久御山」
「…昨日から突っ掛かるね、湊」
「別に突っ掛かってないよ」
「気に入らないことあるなら言えば?」
「ないよ」
「ホントにー?」
「ないってば」

久御山は納得のいかない顔で僕を見ていたけれど、「オレは心の中なんて読めないからな」と笑って自分の席に戻って行った。

こどもの頃、言葉を知らなくて話すことができなかったからだろうか、久御山には日本人特有の「察して文化」がない。伝えるべきことは言葉できっちり伝え、相手にも同じようにそれを求める。周りの空気に敏感だから余計なひと言を放つことはないけれど、必要だと思ったことは遠慮なく言葉にする。

真逆な僕は、何も言葉にすることなく自分のすべてを察して欲しいと思っていた。
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