初戀

槙野 シオ

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第九十五話 胡蝶の夢

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「自分で見りゃいいのに」

賢颯けんそうはそう言いながら、スマホの画面をタップして「ほら」と僕の目の前に差し出した。

「……なかったら怖いじゃん」
「あるある、ほら」

ソファの上で膝を抱える僕は、薄く開いた目でその画面を確認した。薄く開こうが思いっきり見開こうが結果が変わるわけでもないのに、なんだか怖いものでも見るかのような気分が抜けず、恐るおそる番号を目で追った。

「……あった」
「だからあるっつってんじゃん」

A60120……しばらくその番号を凝視したけど、それは突然消えることもなくちゃんと表示されたままだった。

隣に座っていた賢颯は僕を抱き寄せ膝の上に座らせると、背中に腕をまわし優しく抱き締め「お疲れさん」と囁いた。「絶対受かると思ってたから、何をそこまでビビってたのかわからん」と言いつつ、きっと誰より僕のメンタルを気に掛けてくれてたのは賢颯だったはずだ。

賢颯の首にしがみ着き、「ありがと」と声にした途端、不覚にも涙があふれた。それは、大学に合格した嬉しさからではなく、いつだってそばにいて僕を支え続けてくれた賢颯への感謝と、その賢颯をこれから悲しませることになるかもしれない、という懺悔によるものだったかもしれない。


***


「……オレ、フラれるんかな」
「人生で一度くらい、フラれる立場を味わってみりゃいいじゃねェか」

相変わらずオレは、新宿にある桐嶋きりしまのクリニックで桐嶋を不機嫌にさせていた。

「アンタ、こうさんの前でも本性隠さなくなって来たんじゃね?」
「…っ…!」
「昔は素直で可愛かいらしかったのになあ……」
「いやっ、あの、そうじゃなくて…!」

午前二時に診療が終わる桐嶋を迎えに来た紅さんは、残念そうな声で桐嶋をチラリと見たあと、診察室のベッドに腰掛けオレに微笑み掛けた。いや、桐嶋がこんな性格になった原因はそもそもオレにあるというか、オレの一族の責任であることに疑う余地などないので、少々微妙な気持ちにはなる。

藤城ふじしろくんとうまく行ってへんの?」

紅さんは空気が重くならない程度の気を遣いながら、オレのぼやきの理由に軽く触れた。別に隠すつもりもなかったオレは、以前桐嶋にもした「沙羅さらに逢えば当時の記憶の整理ができて、ゲイじゃない可能性を見つけることができるかもしれない」という話を紅さんにもしてみた。

「沙羅と引き合わせたあとから、ちょっと違和感があるっていうか」
「違和感て、例えば?」
「ほぼ毎日オレと一緒にいたのに、最近家に来ない日が増えたっつーか」
「それは、大学の入学準備も関わってるんやないの?」
「もうひとつ、沙羅と頻繁に連絡取ってるっぽい、みたいな」
「……それは久御山くみやまが望んだとおり、藤城が実はノンケだった、って話じゃないのか?」
「だから……オレ、フラれるんかな、って……」

溜息まじりにつぶやくと、紅さんはなぜか少し渋い顔をした。

「なんやその話、急過ぎひん?」
「急過ぎるって、どういう意味で?」
「指の骨を犠牲にしてまで久御山くんを守ろうとした子が、心変わりするには早過ぎひんかな思うんやけど」
「……確かに、いままで好きだった久御山がかすむほどの決定的な要因があった、とは考えづらいな」
「例えば久御山くん、ノンケなんやろ? 実はゲイでした、てわかったところでいきなり同性好きになったりせえへんのと違う?」
「じゃあ……何か別の理由があるってこと?」
「久御山、前言ってた検査入院て……藤城のことだよな?」
「そうだけど……全然気にする程のことじゃない、って言うんだよね」
「なんの検査したのか、聴いてないのか」
「貧血気味だから……鉄分が足りないのか、葉酸が足りないのかを調べるとかなんとか」

一瞬眉間にしわを寄せた桐嶋は、落としたはずのPCをもう一度立ち上げカチャカチャとキーボードを叩き始めた。

「久御山くんは……藤城くんがノンケやったほうがしあわせなんと違うかな、て思てるん?」
「うーん……みなとが自分の存在を否定する要素がひとつでも減ればいいかな、って思っただけ、かな」
「ほな "ゲイでもええやん" て肯定するのはあかんの?」
「本人が "普通でありたい" って思ってるんで…」
「こないようさん "普通やない人間" に囲まれたはるのに、不思議なもんやねえ」

……確かに、考えてみりゃオレは研究室のシャーレで創られた突然変異の欠陥品、シロクロは同じように創られた完璧なギフテッドではあるが性的倒錯兄弟、洸征こうせいはコミュ障の胚細胞クローン……桜庭さくらばはゲイで、たちばなさんもワケありのゲイ、綾ちゃんはギフテッドだが兄貴のせいで貞操観念が欠落したコミュ障……燠嗣おきつぐ薫子かおるこも普通とは言いがたい。

同級生の一ノ瀬いちのせも後輩の嵩澤たかざわもゲイのカップルだし、宗弥むねひささんは完璧超人だけど、女癖が地獄のように悪かった過去を持ちいまは男と暮らしてる。桐嶋の異常っぷりも、紅さんの研究者としての倫理観もまあ一般的ではないし、普通と呼べるのはれんさんとはるかさんくらいか? いや、漣さんもなぜか男に好かれる特異体質ではあるしな…

「……普通、ってなんなんだろ」
「言葉だけなら、ありふれたもんや他と異なる性質を持ってへんて意味やけど、他と異なるからあかん、ゆうわけやないやん」
「普通じゃないイコール異常、ってわけでもないよね」
「自己肯定感が低いだけの話や思うけど……低いなりの理由ゆうのが本人にはあるんやろねえ…」

「……紅さん、ちょっとこれ」

PCのディスプレイを指差し桐嶋が振り返ると、紅さんは桐嶋の背後から画面を覗き込んだ。

「……半年以上前のデータ?」
「はい、数値は少し気になる程度だったので、重要度の高いほうを優先治療したんですが」
「ワイセ高いけど…ハーベーもプレートも低いやんな」

あえてオレにわからないように話しているのか、それともこれが医療者同士なら普通なのかはわからないが、桐嶋と紅さんはディスプレイに映し出されたカルテやデータを見ながら何やらうなっていた。

「湊が直接オレに言わないことをさ、ここで訊くのって反則?」
「……そうだな」
「知りたいと思うオレがおかしい?」
「久御山くん、うちらからやなくて藤城くんに直接訊いてみ? あの子にはあの子なりの思いや考えがあるやろ?」
「それはわかってるよ……アンタたちに守秘義務があることもね」

そう、桐嶋や紅さんには守秘義務がある……でもこれで、湊には "オレに隠したい何か" があることを教えてくれたも同然だ。

オレに、湊を詰めてすべてを暴く権利があるかどうかはわからない。ただひとつ確かなことは、知られたくないことが命に関わる話だ、ってことだ。そうじゃなければ……湊がオレから離れようとする理由がない。


───


「おかえり、結構長く掛かったんだね」

撮影が終わるのをオレの部屋で待っていた湊は、読んでいた本をテーブルの上に置いた。「まあね」と言いつつ湊に歩み寄り、湊を抱き締める。まあ、こういうやり方は卑怯だと思うんだが、手段を選んでる時間がどれだけあるのかわからないいま、最善で最良の策を考えてる場合でもない。

「疲れた……癒して、湊…」
「……随分いい香りさせてるね、賢颯」
「んー?」
「女性向けの香水を使う撮影だったわけ?」

んな撮影あるわけねーだろ、と思いつつ、食い付いてくれたことに多少の手応えは感じた。疑ってるとかいぶかしんでるとかを通り越し、完全に怒りをあらわにしてるよな、その顔。

「や、雑誌だから香りはいらんわな」
「……じゃあなんで?」
「そこはほら、いろいろ察してよ」
「何を!?」

珍しく声を荒げた湊は、背中にまわしたオレの手を振りほどいた。まあ、ヘアメイクの鷹栖たかのすさんに、流行ってるレディースのトワレを振り掛けてもらっただけなので、察するのはなかなかに難しいとは思うけどな。そこはそのまま、勘違いしてくれてたほうが都合がいい。

「何を、って……おまえ最近沙羅と仲良くやってるしさ」
「……それは、まあ…否定はしないけど」
「オレと一緒にいる時間減ってるってのは、ある意味いい傾向なのかなーって」
「いい傾向って?」
「湊、いつも "普通がいい" って悩んでたじゃん? 沙羅と仲いいって、いわゆる "普通" ってヤツなんじゃね?」
「……」
「欲しかったもんが手に入るんなら、オレがそれを邪魔しちゃいかんだろ」
「……だからって…もう別の女に手出してるわけ?」
「は? オレの貞操観念が破綻してるなんてことは、おまえが一番よくわかってんじゃねえの?」
「そう…だね……ヤろうと思えば好きな時に好きなだけできるよね、賢颯なら」
「まあ、そこまで優遇されてんのかはビミョーだけど、困ることはないかな」
「……で? 久々に抱いた女は…よかった?」
「フツー? そういえばこんな感じだったなーって」
「あっそ……モテる男は言うことにも余裕があって凄いな」
「余裕ねえ……たかがセックスにそんな高尚なもん求めてねえから」
「たかが…って…」
「お互い気持ち良けりゃそんでいいんじゃね? それ以上何を望むっつんだよ」

言い終えるが早いか、既にオレは湊に胸ぐらをガッチリ掴まれ、そのまま思いっきり壁に身体からだを打ち付けられた後だった。危ねえ、さすがにここまで沸騰するとは思ってなかったから、咄嗟に頭をぶつけないようにうつむくのが精いっぱいだったじゃねえか…

「ずっと……いままでずっとそう思ってたのかよ」
「待てよ、なんでおまえが怒ってんの?」
「訊いてることに答えろよ……気持ち良ければそれでいい、って? ずっとそう思ってたのか?」
「だから、なんでおまえが怒ってんだよ……沙羅とうまくやってきゃいいじゃねーか」
「訊いてることに答えろよ!!」

「……じゃあひとつ言わせてもらうけどな」
「なんだよ」
「おまえ……何隠してんだよ」
「何…って…」
「こんだけわかりやすく、オレとの時間減らしてる本当の理由を言えっつってんだよ」
「……賢颯…」
「心変わりが原因なら……そこまで逆上すんのは不自然過ぎんだろ」
「……それは」
「何を隠してんのか答えろ……話はそれからだ」

胸ぐらを掴んでいた湊の腕の力が緩み、離れた両腕はその肩から頼りなくぶら下がった。


***


「……再生不良性貧血?」
「うん、骨髄検査とかMRIで細胞の数とか形とか、いろいろ調べたんだけど」

他の病気の可能性を排除するための除外検査の結果、再生不良性貧血だって診断されたんだよね。病気自体は珍しいってわけでもないみたいで、まあ、血球を造る造血幹細胞がうまく機能してないから赤血球とか白血球とかが少なくなるんだって。

「洸征と同じような感じ?」
「あ、そうそう、洸征くんの場合はまた別の病気だったけど、同じようなものかな」

はじめはね、軽度だから輸血の必要もないし、薬を飲んでって話だったんだ。でも……最初の検査結果からは考えられない速さで病状が進行してるらしくてさ、担当の先生が驚くレベルみたいで。だからって、いま重症っていうほどのステージなわけでもないんだけど、骨髄移植の話をされたんだよね。

まだ十代だから、骨髄移植のほうが確実性が高いとかなんとか……ただ、薬での治療がまったく効果がないとも断言できないし、輸血をしながらって方法もないわけじゃないって。治る病気だから、とは言うんだけど、やっぱり進行の速さが引っ掛かるみたいで……担当医としては骨髄移植を推してる感じかな。

でも僕ひとりっ子だし、HLAの型は親子で一致することが少ないらしいんだよね。他人だともっと確率は下がるわけだけど…

「型の合うひとを探してる時間、あるのかなあって」
「ドナーバンクとかって、そのためにあるんじゃないのか?」
「半年前後掛かるんだって、適合ドナーが見つかるまで」
「……その間、化学療法を続けながら待つって話なんだよな?」
「うん、でも進行が抑えられない場合は、待ってる間に死ぬこともあるって話もされたんだよ」
「……死ぬ、って…」
「薬が効かない場合も当然あるし、輸血で悪化する場合もあるって言われたからさ」

……そしたら、怖くなったんだよ。ああ、自分が死ぬことに対してっていうんじゃなくて……このままおまえを残して行くことがね。僕のために産まれて来たんだとか言いながら、その僕がいなくなるのか? って。いまのまま僕がいなくなって、賢颯大丈夫なのかな、って。おこがましいけど、そう思えて仕方なくて。

でもさ、多分おまえは僕のためにそばにいてくれたって側面も当然あると思ったんだよ。僕がしあわせでいるために、一緒にいてくれたっていうか。だったら、僕がしあわせなら多少の理不尽は飲み込むんじゃないかって思ったんだ。

「……沙羅がいるから心配しなくてもいい、オレにもまた別の相手が現れるから、そのうち湊とのことは過去の話になって、お互い別々にしあわせな日々を送って行きましょう、と」
「うん、そうなればいいなって」
「で、実はそれは単なる幻想で? 湊はもうこの世界からいなくなってて? それを知らないオレは別の相手としあわせに暮らしてて? めでたしめでたし、って話か」
「そしたら……賢颯が悲しまずに済むのかな、って」


「……おまえは……やっぱり誰よりも先にオレを切り捨てるんだな」


一欠ひとかけらの感情も抑揚もない賢颯のその言葉が、これほど痛く胸をえぐるとは思ってもみなかった。
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