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番外編 クボタさんの魔物図鑑
クボタさんの魔物図鑑 その78 メオバット
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No.100 メオバット
魔獣類ゲンジュウ科
体長30~37cm
体重4~5kg
能力値(野生下での平均値)
『力』100~110
『魔力』500
『機動力』300前後
討伐依頼受諾可能最低ランク
G
・現在の生息地はカムラ地方、街の近辺等。
・※『メタモルシス』の事をメモるため、俺が書物、街の人達等から情報収集していた時にこの魔物の存在を知った。
生息地の項目に〝現在の生息地〟と書かせてもらったのには理由がある。それは元々、コイツが外来種だったからだ。
と言うのもこのメオバット、実はメタモルシスが機能停止した直後に6体程国境付近で発見されたのだと言う。
戦争が終わった直後の、それも強い魔物達が蔓延るあの場所でだ。
詳しくは調査出来ないので、これはあくまでも推測ではあるが、上記の理由から考えると……どうやらこの魔物が自身の魔力を使い、メタモルシスの〝心臓〟代わりをその内部にて務めていたようだ。
そう、これもまた推測だが、メタモルシスは改造されてしまった哀れな生物ではなかったのだ。あれはただの『入れ物』に過ぎなかったのだ。
そのような説を唱えるための証拠の一つとして、アレとこのメオバット、『魔力だけは全く同じ数値をしている』と言う事が挙げられる。
と言うか、それぐらいしかないが……
(ちなみに、それだとメタモルシスは魔物に分類すべきではないのでは?と思うかもしれないが、アレは言わば『魔力を持った岩』のようなものであるため、一応はそれに分類されている)
メオバットは太った猫のような姿をしており、人間で言う所の二の腕付近には何故かコウモリのような飛膜を有している。
それと、メタモルシスは改造されてしまった可哀想な魔物ではなかったらしいが、残念ながらコイツはそうでもなかったようだ。
何故かと言うとメオバットは、その飛膜の存在が非常に迷惑なようで、殆どの個体がそれを爪などで引き裂いてしまうからだ。
その他にもコイツは『非常に短命である』等、生物としては少々不可解な点があると言う。
これもまたまた推測となるが、製造工程という名の動物実験により、偶然にもメオバットのように有能な〝運転手〟が誕生したため、ひとまずそのような人間側にとってどうでも良い遺伝子情報はそのままにしてコイツは製作されたと考えられている。
……もしそうだとすれば鬼畜の所業だな。
だが、少なくとも我が国にて新たな生活を始めた現在のメオバット達はややのほほんとした性格となりつつあり。
街やカムラ地方等で呑気に散歩(?)したり、昼寝したりする姿が確認されているらしく、どうやら実験台にされたという過去は彼等にとっては遥か昔の出来事のようだ。
コイツの亡命はむしろ歓迎してやりたい。
心の傷を癒しつつ、どうか穏やかに過ごして欲しい。
ただまた、もう傷などあるかどうか分からないくらいかもしれないけれど、それで良い。それなら良いんだ。
最後に余談ではあるが。
ザキ地方にいたはずの、しかも戦闘能力も高くないこの魔物がどうやって街、カムラ地方まで辿り着き、繁殖に成功しているのかをお教えしておこう。
とは言え、真相は格別不思議でもない。
調査のために人々が街の施設へとこの魔物を持ち帰ろうとした際、その途中で逃げられたからだ。
注釈
※ メタモルシス 『クボタさんの魔物図鑑 その77』にて紹介
魔獣類ゲンジュウ科
体長30~37cm
体重4~5kg
能力値(野生下での平均値)
『力』100~110
『魔力』500
『機動力』300前後
討伐依頼受諾可能最低ランク
G
・現在の生息地はカムラ地方、街の近辺等。
・※『メタモルシス』の事をメモるため、俺が書物、街の人達等から情報収集していた時にこの魔物の存在を知った。
生息地の項目に〝現在の生息地〟と書かせてもらったのには理由がある。それは元々、コイツが外来種だったからだ。
と言うのもこのメオバット、実はメタモルシスが機能停止した直後に6体程国境付近で発見されたのだと言う。
戦争が終わった直後の、それも強い魔物達が蔓延るあの場所でだ。
詳しくは調査出来ないので、これはあくまでも推測ではあるが、上記の理由から考えると……どうやらこの魔物が自身の魔力を使い、メタモルシスの〝心臓〟代わりをその内部にて務めていたようだ。
そう、これもまた推測だが、メタモルシスは改造されてしまった哀れな生物ではなかったのだ。あれはただの『入れ物』に過ぎなかったのだ。
そのような説を唱えるための証拠の一つとして、アレとこのメオバット、『魔力だけは全く同じ数値をしている』と言う事が挙げられる。
と言うか、それぐらいしかないが……
(ちなみに、それだとメタモルシスは魔物に分類すべきではないのでは?と思うかもしれないが、アレは言わば『魔力を持った岩』のようなものであるため、一応はそれに分類されている)
メオバットは太った猫のような姿をしており、人間で言う所の二の腕付近には何故かコウモリのような飛膜を有している。
それと、メタモルシスは改造されてしまった可哀想な魔物ではなかったらしいが、残念ながらコイツはそうでもなかったようだ。
何故かと言うとメオバットは、その飛膜の存在が非常に迷惑なようで、殆どの個体がそれを爪などで引き裂いてしまうからだ。
その他にもコイツは『非常に短命である』等、生物としては少々不可解な点があると言う。
これもまたまた推測となるが、製造工程という名の動物実験により、偶然にもメオバットのように有能な〝運転手〟が誕生したため、ひとまずそのような人間側にとってどうでも良い遺伝子情報はそのままにしてコイツは製作されたと考えられている。
……もしそうだとすれば鬼畜の所業だな。
だが、少なくとも我が国にて新たな生活を始めた現在のメオバット達はややのほほんとした性格となりつつあり。
街やカムラ地方等で呑気に散歩(?)したり、昼寝したりする姿が確認されているらしく、どうやら実験台にされたという過去は彼等にとっては遥か昔の出来事のようだ。
コイツの亡命はむしろ歓迎してやりたい。
心の傷を癒しつつ、どうか穏やかに過ごして欲しい。
ただまた、もう傷などあるかどうか分からないくらいかもしれないけれど、それで良い。それなら良いんだ。
最後に余談ではあるが。
ザキ地方にいたはずの、しかも戦闘能力も高くないこの魔物がどうやって街、カムラ地方まで辿り着き、繁殖に成功しているのかをお教えしておこう。
とは言え、真相は格別不思議でもない。
調査のために人々が街の施設へとこの魔物を持ち帰ろうとした際、その途中で逃げられたからだ。
注釈
※ メタモルシス 『クボタさんの魔物図鑑 その77』にて紹介
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