352 / 515
番外編 クボタさんの魔物図鑑
クボタさんの魔物図鑑 その198 カツラドリ
しおりを挟む
No.222 カツラドリ
魔鳥類カツラドリ科
体長 2~2.5m
翼幅 5~5.6m
体重 15~22kg
能力値(野生下での平均値)
『力』500~750
『魔力』0
『機動力』1500~2200
討伐依頼受諾可能最低ランク
E
・俺のまだ行った事のない地方に生息しているらしい。そして、それ以外にもカムラ、ザキ地方等で発見される事もあるようだ。たまに。
・街でコイツの髪のようになっている部分で作られたウィッグ的なものを見、この魔物の存在を知った……しかし、この世界でもそういったものはあるんだな。
この魔物はカツラドリ。
カツラドリ科の原種である魔物だ。
つまり他のカツラドリ科魔物も、元々は皆コイツのように大きく、強い生物であったのだろう……
だが、それでもやはり上には上……カツラドリよりも強い魔物が沢山いたからこそ、※1『マンドラゴライーター』や※2『ウィングル』のように小さくなったり、生息域を変える等して『以前は争わなければならなかった者達』との戦闘を回避し、生き延びている種もあるんだろうな。
……多分。
と、言うワケでそろそろ説明に入ろう。
このカツラドリという魔物は俺のまだ行った事のない地方に多く生息している。そこでは主に草木のある場所にて生活しているんだそうだ。
……まあ、そりゃそうか。
巣を作らないといけないからな。
しかし、たまにザキ、カムラ地方等でも発見される事があるようだ。
もしかすると、そういった個体は縄張り争いに敗れる等してそこに辿り着いたのかもしれないな。
カツラドリは肉食性なので他の魔物を捕らえ、それを餌とする魔物だ。
ちなみに、普段は単体で狩りをしているようだが、周囲の食べられる生物が減少したり、子育ての期間に入ったりすると、集団で自分達よりも大きな生物を襲う事があるらしい。
あと言い忘れていたが、何とコイツはカツラドリ科最強クラスの魔物なのだ。
……なるほど、原種こそが最も強かったのだな。
なのでまだ戦い慣れていない者や、カツラドリとの戦闘が未経験な者がコイツと戦う場合には〝色々と〟注意した方が良い。
戦闘能力……その中でも特に、素早さが高いと言う点に注意しなければならないのは勿論だが。
大きな肉体と翼を持っている事や、真っ白い鶴のようなその姿は人間に謎の神々しさ(?)を感じさせるらしく。
『見惚れていたら攻撃を受け、そのまま態勢を立て直す事が出来ずにボコボコに……』なんて事も意外とあるらしいから、そこにも気を付けてくれ。
それと、これまた意外な事にコイツは防御面でも優れているのだと言う。
それはカツラドリ科の自慢(?)とする、頭髪のようになっている長い毛のお陰だ。
コイツの頭髪(もう面倒臭いのでそう呼ばせてもらう)は自分の首を覆い隠せる程の長さがあり、それで自身の……というか、ほぼ全ての生物の弱点である『首、頭部』辺りへの攻撃を当たり辛くし。
更には、例えそれが当たったとしても、そのダメージ自体を緩和してしまうのだ。これを防御面が優れていると言わずして何と言えば良いのだろう。
しかも、しかもだ。
しかもそれだけではなく、実はコイツ、めちゃくちゃ気性が荒い。
それは他のカツラドリ科の魔物と比べてもトップクラスであり、コイツだけは人間にちょっかいをかけられたりすると、すぐに攻撃してくるし、逃げても暫くは追い駆けて来るしで……とにかく。
そんな事をしたら大変な目に遭わされてしまうのだ。
……もう分かっただろう?
コイツは想像以上に凶暴で、強い魔物であり。
だからこそ何度も言うように、色々と気を付けなければならない魔物でもあるのだ。
これを聞き、もし不安になった者は……カツラドリ、もしくはそれの生息していそうな場所等には決して近寄らない事だな。
(ちなみに……ロングヘアーの人はそうでない人よりも、コイツに襲われる確率が少ないらしいぞ。
多分、仲間だと思われるんだろうな)
注釈
※1 マンドラゴライーター 『第一章四話 初陣』にて紹介
※2 ウィングル 『クボタさんの魔物図鑑 その96』にて紹介
魔鳥類カツラドリ科
体長 2~2.5m
翼幅 5~5.6m
体重 15~22kg
能力値(野生下での平均値)
『力』500~750
『魔力』0
『機動力』1500~2200
討伐依頼受諾可能最低ランク
E
・俺のまだ行った事のない地方に生息しているらしい。そして、それ以外にもカムラ、ザキ地方等で発見される事もあるようだ。たまに。
・街でコイツの髪のようになっている部分で作られたウィッグ的なものを見、この魔物の存在を知った……しかし、この世界でもそういったものはあるんだな。
この魔物はカツラドリ。
カツラドリ科の原種である魔物だ。
つまり他のカツラドリ科魔物も、元々は皆コイツのように大きく、強い生物であったのだろう……
だが、それでもやはり上には上……カツラドリよりも強い魔物が沢山いたからこそ、※1『マンドラゴライーター』や※2『ウィングル』のように小さくなったり、生息域を変える等して『以前は争わなければならなかった者達』との戦闘を回避し、生き延びている種もあるんだろうな。
……多分。
と、言うワケでそろそろ説明に入ろう。
このカツラドリという魔物は俺のまだ行った事のない地方に多く生息している。そこでは主に草木のある場所にて生活しているんだそうだ。
……まあ、そりゃそうか。
巣を作らないといけないからな。
しかし、たまにザキ、カムラ地方等でも発見される事があるようだ。
もしかすると、そういった個体は縄張り争いに敗れる等してそこに辿り着いたのかもしれないな。
カツラドリは肉食性なので他の魔物を捕らえ、それを餌とする魔物だ。
ちなみに、普段は単体で狩りをしているようだが、周囲の食べられる生物が減少したり、子育ての期間に入ったりすると、集団で自分達よりも大きな生物を襲う事があるらしい。
あと言い忘れていたが、何とコイツはカツラドリ科最強クラスの魔物なのだ。
……なるほど、原種こそが最も強かったのだな。
なのでまだ戦い慣れていない者や、カツラドリとの戦闘が未経験な者がコイツと戦う場合には〝色々と〟注意した方が良い。
戦闘能力……その中でも特に、素早さが高いと言う点に注意しなければならないのは勿論だが。
大きな肉体と翼を持っている事や、真っ白い鶴のようなその姿は人間に謎の神々しさ(?)を感じさせるらしく。
『見惚れていたら攻撃を受け、そのまま態勢を立て直す事が出来ずにボコボコに……』なんて事も意外とあるらしいから、そこにも気を付けてくれ。
それと、これまた意外な事にコイツは防御面でも優れているのだと言う。
それはカツラドリ科の自慢(?)とする、頭髪のようになっている長い毛のお陰だ。
コイツの頭髪(もう面倒臭いのでそう呼ばせてもらう)は自分の首を覆い隠せる程の長さがあり、それで自身の……というか、ほぼ全ての生物の弱点である『首、頭部』辺りへの攻撃を当たり辛くし。
更には、例えそれが当たったとしても、そのダメージ自体を緩和してしまうのだ。これを防御面が優れていると言わずして何と言えば良いのだろう。
しかも、しかもだ。
しかもそれだけではなく、実はコイツ、めちゃくちゃ気性が荒い。
それは他のカツラドリ科の魔物と比べてもトップクラスであり、コイツだけは人間にちょっかいをかけられたりすると、すぐに攻撃してくるし、逃げても暫くは追い駆けて来るしで……とにかく。
そんな事をしたら大変な目に遭わされてしまうのだ。
……もう分かっただろう?
コイツは想像以上に凶暴で、強い魔物であり。
だからこそ何度も言うように、色々と気を付けなければならない魔物でもあるのだ。
これを聞き、もし不安になった者は……カツラドリ、もしくはそれの生息していそうな場所等には決して近寄らない事だな。
(ちなみに……ロングヘアーの人はそうでない人よりも、コイツに襲われる確率が少ないらしいぞ。
多分、仲間だと思われるんだろうな)
注釈
※1 マンドラゴライーター 『第一章四話 初陣』にて紹介
※2 ウィングル 『クボタさんの魔物図鑑 その96』にて紹介
0
あなたにおすすめの小説
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情され、異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる