異世界魔物大図鑑 転生したら魔物使いとかいう職業になった俺は、とりあえず魔物を育てながら図鑑的なモノを作る事にしました

おーるぼん

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番外編 クボタさんの魔物図鑑

クボタさんの魔物図鑑 その359 スカイオーク

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No.385 スカイオーク
魔鳥類ヨツアシドリ科

体長 1.7~2m
体重 50~60kg

能力値(野生下での平均値)
『力』500~700
『魔力』150~250
『機動力』1880~2000

討伐依頼受諾可能最低ランク
E

・俺のまだ行った事の無い地方、ザキ地方全域、他国等に生息。
・『依頼を受けてオークを討伐するためザキ地方に行ったら、間違えてこの魔物と戦いボコボコにされてしまった……このままでは討伐対象を倒す事が出来ないので、まずこの魔物をどうにかして欲しい』という、本末転倒気味な依頼書を見た事によりこの魔物の存在を知った……それだと討伐依頼受諾可能最低ランクから考えても多分、オークの討伐に成功してもこちらの依頼に支払う金で赤字になってしまうのでは……?依頼主は金持ちの駆け出し戦闘職なのかもしれないな。

どうせ四肢を生やすならば、こっちの方が断然使い易くて良いと思う。※1『プチグリフォン』もこうすれば良かったのに。

まあ、本人の意思でそう出来るかと言われれば当然ながら、そうではないのだが……

失礼。
以前紹介した魔物の事を思い出していただけだ。

それでは改めて……
今回紹介するのはスカイオークという魔物だ。

この魔物は魔鳥類でヨツアシドリ科に分類されているのだと言う。そう、先程名前を出したプチグリフォンとコイツとは同じ科の魔物なのだ。

なら、コイツも四つ足……ではなく、何とスカイオークはそれの代わりに『両手と両足』と呼べるようなものを持っている。

当然、そう言うだけあって前足には五本の指があり、しかもそれは細かい作業も可能で……つまりそれは、本当に人の手、両手と呼んでも良いものであるのだ。

そして後ろ足だけで立ち上がり、上体を起こすのも可能なのだと言う。要するにコイツは人のような姿勢すらも出来る魔物なのである。

ちなみに……
そのせいでよく※2『オーク』と間違われるらしい。

まあ、名前も似ているからな……ただそれは、第一発見者がコイツをオークと間違えたからなのだが。

(背格好も似ているし、何よりオークにも鳥のような頭を持つ奴がいるから間違えられてしまったらしいぞ。なるほど、確かにややこしいな)

皆は間違えないようにしてくれ。
コイツはオークよりも強い魔物なので、それと同じ気持ちで挑めば必ず痛い目を見る事になるぞ。

だが、それでも分からなくなってしまった時は……後方に回ってみると良い。

それがスカイオークならば、そこには翼があるからな。

(勿論、そう出来ればの話だが)

それと、『体毛(羽毛)』でも確認する事が出来る。
オークと横幅まで大体同じであるスカイオークだが、それとは違ってこちらは全体的にふわふわ、ふさふさなのだ。よく覚えておこう。

生息地は俺のまだ行った事の無い地方、ザキ地方(全域)、他国等であるらしい。

またそこでは、昼間は空を飛んだり、地上を移動したりして餌を探し続け、夜になると棲家である森に戻って眠りにつくそうだぞ。

で、その餌とするものは他の魔物だ。
だからコイツは肉食性という事だな……

ちなみに、人間は獲物としては大き過ぎるので襲わないようだが、こちらから攻撃を仕掛けたりすれば話は別だ。

しかも、それで倒せれば良いが……そう出来ずに逃走する場合、機動力が高いので瞬く間に追いつかれてしまうぞ。

なのでスカイオークと戦闘を行う際には必ず倒せるかどうか、よく考えてからそれに挑もう。

自信過剰になって無謀な真似をすれば……何処までも追い駆けられてしまう事になるのだからな。

そして、最後にはなるが。
この魔物、見た目はともかくやはり基本的には鳥であるためか、オークのように『武器を使用しての攻撃』等までは出来ないようだ。

……が、訓練さえすれば可能であるらしい。
まあ野生の個体には、そのような攻撃が出来るものはいないのは間違いないのだがな。

だからそこは気にせず、『スカイオークは武器が使えない』とだけ覚えていれば良いと思うぞ。



注釈

※1 プチグリフォン 『クボタさんの魔物図鑑 その129』にて紹介

※2 オーク 『クボタさんの魔物図鑑 その27』にて紹介
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