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黒崎一族
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医師になった頃は、戸籍上 [早瀬ヒカル]を名乗っていた。
お母さんと先生は、 おお先生が生きている間は、物心両面の援助を受けていたが、死んだ後…本妻の黒崎アヤコから手切れ金の代わりに旅館の権利書を渡される。
本宅の病院は暫く代理の院長を雇っていたが 、義兄が 大学の医局を退職して 今の院長におさまった。 その時期を同じくして…院生だった先生の論文が国内外から評価されて 、アメリカに数年留学できる事になった。留学後先生は、アメリカで目覚ましい成果をを残し、その分野では、若き天才として一躍世界に名前が知られる外科医になっていた。
折しも日本は大学改革の真っ只中、学閥を度外視した大胆な人事が求められ…先生に白羽の矢が立った。
母校からのたっての要請で准教授として迎えられる事になるのだが、日本に帰国する前に、黒崎の本家から籍に入り、黒崎を名乗るように言われる。有名になった先生に、黒崎総合病院の広告塔になれとの命令…先生は強く拒んでいたが、これから日本の医学界で生き残る為の後ろ盾が必要だと…懇願するお母さんの頼みで…黒崎籍に入り【黒崎ヒカル】として母校で働くことになった。
その後も、本家の強引な縁談を受け入れた先生は…関西のO大学医学部長の娘と結婚して 一男をもうける。しかし愛のない結婚は、やがて破綻。妻が息子を連れて、かつて好き合っていた男の元へ駆け落ちすることで終わった。本家は先生に非が無いとの事で離婚を認める。それから暫くして、本妻黒崎アヤコが 脳梗塞で倒れ 後遺症で寝たきりとなり介護施設へ入所する。
最高裁では婚外子も、摘出子と同等の財産相続権を主張する裁判の判決が物議を醸している最中、本家の実権は義兄が握るなか、騒動を避けるべく、先生は早々に財産放棄の手続きをとった。同時に黒崎の単独戸籍を作り、戸籍上黒崎本家から離れた。
既に、先生は着々と日本での実績を証明し、本家の看板が無くても、先生自身の実力で押しも押されもしない第一人者となっていた。
5歳下の義妹も医師であり研究者だった。
妹の夫はK大学医学部の教授で、黒崎先生とは学生時代からの旧知の仲だった。 そのせいもあり義妹夫婦とは、一緒に学会に同行するなど、昔から良好な関係が続いているという。
※※※※※※※※※※※※※
先生とお互いの事を話しているうちに、東の空が白み始めていた。
「お前、大学は?」 先生は設えられた置き時計に目をやった。
「10時45分から…午後は休講だけど」
そう答えると、
「間に合うように送ってやるから、残りの原稿も見てくれ」
「いいけど…でも、先生は?」
「俺は…テロのおかげで足止めくったから、今週いっぱいは休みだ」
( ンな事言っても、緊急の手術が あったらすっ飛んで行くくせに…)
「やっぱり公務員って いいよねぇ~」
「ギャラは最低だけどな…」
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