白衣の下 第一章 悪魔的破天荒な医者と超真面目な女子大生の愛情物語り。先生無茶振りはやめてください‼️

高野マキ

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12月の夜空にまい降りた雪

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『ステフ  香川を呼んでくれないかっ』


『はい』


秘書のステファニーは、彼女のボスである黒崎教授の用件を忠実に実行する。


『Dr香川は 講義中との事です』


『ふん―講義が済み次第、教授室へ来るように事務に伝えてくれ』


『わかりました』


研究棟の中の黒崎先生の部屋。  先生は屋外のグラウンドでフットボールを楽しむ学生に視線を送る。


『Drロスが お目にかかりたいとおいでですが…』


『入って貰え……』



『ヒカルぅ~  逢いたかったぁ』


バーバラは入るなり、彼に抱き付き抱きしめられたお返しに激しいキスをする。


“ んんふぅ……ん ”


先生は挨拶程度のキスのつもりが、バ―バラの熱い思いについほだされてしまう。


(俺も なんだかんだ 丸くなったよな…フフフ  )



ようやくDrロスに解放された先生は

『  お前さ、俺の女でもないのにやたらとベタベタするな』


バーバラのキスでベッタリとついたルージュを手元のティッシュで拭き取る。


『だってぇ、ヒカルの事が好きなの…いつかメイクラブしようよっ』

『ったく…白人のお前達ときたら、頭の中は、セックスしかないのか…』


『ええっ   他に何があるのよ ⁉︎   ディズニーランドでデートする?』


バーバラ・ロスは厭味たっぷりな台詞を吐いた。


(…女なんて  いつになっても 面倒な代物だぜっ)


先生はバ―バラの額を指先で弾き…ふとミチルの事を思いだす。



『ねっ、それよりもうすぐユキの誕生日じゃないの』


バーバラが手帳をひらく。



 「えっ  !そう  だったかぁ」

先生は、8歳になる娘の誕生日を危うく忘れる所だった。









私がシリコンバレーで暮らし始めて半月あまり。自宅は先生の便りどおり11室もあり、  
(事実は、秘書のステファニーがこまめに動画を送ってくれていた。)

連日ラボの職員や 医師仲間が訪れ、毎日その接待に追われ病気の事も忘れてしまうほどだった。   先生一人の時は通いのお手伝いさんが一人、パーティーの時は専用のコックを雇って対応していた。  香川君が同居するようになってから、徹底的に無駄なコストをカットし始めた。  
 先生は時々、   「香川のドケチ」  と、愚痴っていた。


それから秘書のステファニーが、香川君の雑用を代わってくれたおかげで、ますます先生の暮らしは質素…シンプルになっていた。  香川君も自分の時間が持てるようになり その分研究に打ち込める。


『ミチルっ、今日はお買い物に行きますよ…』


『ステフぅ  行きたくない…』

正直…私は昔から買い物とかアミューズメントパークとか人混みが苦手だった。

『だめです!  もうすぐクリスマスシーズンに入りますから…早いう
ちに買い物を済ませないと、ますます混雑しますよっ』

ステファニーの言う通り、アメリカではハロウィンウィークが過ぎると直ぐにクリスマスの準備に取り掛かる。


『わかってる…』

知り合ってたった半月の付き合いのステファニーを私はしっかりものの母親のように慕い始めていた。   がっちりした体格ショートカットのウイッグを気分にあわせてに取っ替えひっかえしている。  細かい根回しから、私の病気の管理まで全てそつなくこなす個人秘書。


12月…
サンフランシスコは冷たい長雨の季節。  年間を通じて気候は温暖で乾燥し、日本より過ごしやすいが クリスマスシーズンは雨が続く。

生き物や草木にとっては恵みの季節。

私はステフの運転で、ウエストフィールドショッピングセンターに行った。   平日の人混みにはうんざりする。

「さあっミチルっ、マスクしましたかっ?  サングラスしてっ、完全防備でお買い物済ませますよっ」

始めは気がすすまなかったが、ベビーコーナーに来ると、出産まじかのクリスティンを思い 彼女へのマタニティプレゼントと…赤ちゃん用品を大量に買い込んでしまう。


「そっ そ、 ミチルっ  たまにはおもいっきりショッピングして、ストレスを発散しなさいっ…ミチルは、ボスと正反対で、自分の気持ちを抑えすぎですよ」

私はこの日、クリスマスプレゼントも含め大量の買い物をした。   生まれて初めてビックリするほどのお金を数時間で使った。先生のカードで…


生まれて来る先生と私の赤ちゃん。   性別はもう判っていた。

  女の子…

「おいっ ベビーの名前を考えたか?」

久しぶりの二人っきりの夜。

私は早々とベッドに潜りこんでいるが、先生は毎日遅くまで机に向かっていた。


「まだ…全然実感が湧かないよ…お腹にいない赤ちゃんに 母性本能が沸くのかなぁ? 」

ぽつり呟くと、先生がくるりと椅子を私の方に回転させベッドの私を見た。  今の呟きに私の不安を察した先生は、


「たしかにな…お前はまだいいさ、何たってタダシの母ちゃん代わりをしてのけたからな…問題は俺のほうかもな…だいたいさぁ、俺って奴は…ガキが好きじゃねぇしなぁ…」

困り顔の先生が愛おしい。

「先生っ、来てっ」


私は先生に向かって腕を差し拡げた。


「………」



ベッドへはい上がってきた先生は、そのまま私の所まで四つ這いで近寄ってきた。   私の胸元まで辿り着いた先生の頭を抱きしめ 黒髪に鼻を押し付ける。   薬品や医療用アルコール臭に混ざって私の好きなおやじ臭が鼻孔を刺激する。


「先生も 全然大丈夫だと思う…よ、私とだって14も歳が離れているのよ!   だけどたっぷり愛情をかけてくれるじゃない…」

「バカっ、その愛情と我が子に注ぐ愛情は別物だろ?」


「別物…?」


「そうだよ…俺がミチルに注ぐ愛情は………………こうだ………ろ?」




「んん、やだぁ…もう…えあっはぁ…くすぐったい…」



「たっぷり…の俺の愛を受け取れっ」


「………やだぁ  すぐ ふざけるぅ~ 」


先生は父親をちゃんとしてくれるだろうか…?









『ボスっ  ドクターがお越しになりましたよ』


『おうっ香川ぁ』


『っ先生!おうじゃないですよ! 』


香川タカシが手荷物を沢山抱えて先生のオフィスに入ってくる。香川タカシは、35歳になり、S大学医科学研究所の主任研究員兼講師として学生の講義も持っていた。


『アハハハ~ 悪いなぁ …しかし 、お前ぇ  なんだぁ?その荷物っ』


香川タカシは、テーブルの上にリボンで飾った大きな箱とタブレット端末を置いた。


『何 言ってるんですかっ! ユキちゃんの誕生日ですよ!まさか、今年も忘れてたなんて事はないでしょうねっ』

香川タカシに睨まれる。



『ああ…まぁ…いや、今年は覚えていたよっなあ   バーバラっ⁉︎ 』

先生はDrロスに助けを求めた。


『えっ、ええ  これからユキのプレゼントを買い物に行くところだったのよっねぇ ヒカルぅ』


『そっ、そうなんだ  お前に聞けば、ユキの喜ぶ物がわかると思って』




「先生っ、今更遅いですよっ!ユキちゃん、とうに帰ってきて 僕にメール寄越しましたから!」


(…っち ユキのやつ、なにかっつうと香川なんだよ)


先生は、娘の事では、香川タカシにお株を奪われ苦々しく思っていた。


「どんなメールだ  見せてみろっ」


香川タカシはタブレット端末から画像入りメールを黒崎先生に見せた。



『ハーイ大好きなタカシ  *\(^o^)/*  ユキが欲しいプレゼントはぁ…日本生まれの超かわいい猫だよ(=^x^=) タカシにわかるかなぁ~?
\(^ー^)/』



「香川ぁっ  その猫の種類は何だ?生体取り寄せてやるよ」

先生はステファニーを呼び日本猫を扱うペット業者を探させる。


「先生っ、その猫は生きていません」



「はぁ、死んでるのか?」

『オケー!私っ 判ったわ  キティキャットね 』

バーバラはしたり顔で、ニヤニヤしステファニーもニッコリと微笑む。


『なっ、何だよぉっ!わからないのは 俺だけかぁ――っ』

先生は五十歳を目前にした熟年世代になっていた。



『先生っ 先生が知らないのも無理はないですよっ、最近アメリカで、再ブレークしている代物ですから、』


香川は相変わらずポーカーフェースで上司である黒崎教授に話す。


『そういやぁ…昔もタクヤが訳の判らん日本製のゲームを欲しがって、タダシに助けて貰った事があったなぁ』


先生は白髪の混じり始めたオールバックの髪を掻きあげた。
その何気ない仕種の一つをとっても大人オヤジの色気が漂ってくる。

バーバラの唇から吐息が漏れ、ステフは赤面した。










クリスマスイルミネーションが点灯され、街中にクリスマスソングが流れ雰囲気を盛り上げる。  先生と私の家にもモミの木が届けられた。   私は、香川君や主治医クラリス、そしてステファニーと一緒に飾り付けを始めた。   先生を誘ったが、

「んなガキみたいな事ができるか…」
と断られた。


飾り付けが終わる頃、先生が書斎から出てきた。


『へぇ…さまになってるじゃないかっ』

『ヒカルっ、手伝いもしないで偉そうにっ』
クラリスが怒っていると…


『ボスっ  サンフランシスコのメディカルセンターから電話です』


「クリスティンっ!」

先生が受話器を取りしばらく電話の相手と話し込んでいると、私に手招きした。  先生の下へ行く。

「代わってみろ」

『…………』

クリスティンが自宅で産気付き 夕方入院した…出産は明日の夕方だろうとの事。


「先生…」


『俺達にも立ち会えってさ…どうする?』

『どうするって、行くに決まってるでしょっ! 私達の娘だよっ』


『ミチルっ…この前から少しだけどおしっこに潜血反応あるし、出来れば、ヒカルに任せて家でいたほうが…………』

クラリスは、ウイルス感染かも知れないと警告した。


「…」

アメリカは自由の国。命に危険があったとしても本人の意志決定が最優先される。


「えーっ! 俺一人はやべえよっ 香川一緒に来てくれよっ 、なっ」

先生はおどけたふりをしてやんわりと、私を思いとどまらせようとしていた。

「僕はいいですけど…」

香川君が私を見ていた。

「じゃ決まりだっ」

『そんな訳無いでしょっ 皆してっ何、勝手に決めてるの…クラリス先生、私っ行きます。抗生剤出して下さい』

私は英語でまくし立てた。

次の日
私は朝から体が重いのに気がついていたが…前夜のイヴの賑わいにちょっと疲れただけだと思っていた。  夕方クリスティンが分娩を待つサンフランシスコの病院に着いた頃、寒さはこの冬一番を迎えていた。


「おいっ ミチル、お前、熱ないかっ?偉く体が温いぞっ」

母子総合医療センターの分娩家族控え室で隣に座る先生が私のおでこに手を当てた。  先生の顔色が変わり急に怖い顔で

「待ってろっ」

先生は私に膝かけのフリースを肩から被せ控室を出た。


そこからの記憶が無くなった…


気がついた時は、私が病室のベッドに寝かされていた。  戸外はクリスマスナイト。

「ミチルっ」

先生の顔がやけに哀し気で 何か 私達の赤ちゃんに悪い事でもあったのか…気になった。

「先生っ 私達の 赤ちゃんは? 」

「大丈夫だ…無事に生まれたぞ 今、メディカルチェック中だ…」


「そう…良かった…早く抱きたいなぁ、 かわいい?  先生に似たらきっと美少女だね…女の子は父親に似るって言うから…」

「俺はもう先に抱っこしたぜ」

先生が漸くいつもの意地悪そうな含み笑いを浮かべた。

「うそー!ひどいっ、ねぇ どんな子? かわいい? 髪の色は?
肌は白い?  女の子なのに先生みたいな色黒だとかわいそうだし…」

「お前っ 俺に似ろって言ったり、似るなって言ったり…どっちなんだ…?  まぁ大丈夫、誰にも似てねえぞ」

「えっ 、うそっ!何でぇ!どうして」

「まだ皺くちゃのお猿さんだぞ…ちっちぇんだよ」

「えー!早く抱っこしたいっ」

私はこの時ばかりは けだるさも忘れ早く会いたいと願った。

「そういえば、さっきから雪だ。  直ぐ止むと思うが見てみるか」


先生が病室の窓に掛かるカーテンを寄せてくれた。

真っ黒な闇の中をはかなげに  雪が舞う。


『ドクターっ赤ちゃんを…少しだけですよ…それからスタンフォードのファイン博士から指示頂いてます』

先生が看護師から 白い布にぐるぐる包まれた固まりを恐々抱えてきた。  私はその滑稽な姿に苦笑する。

「早くっ」

「まっ、待てっ…あぁ  泣きそうだっ!」


「ん 、何してるの  私によこしてっ!」


「おっ、おっ、おぉーよち よちっ、いい子だなぁぁ」

“  ミャャァ…ミャゥ…”

子猫のような消え入りそうな声と共に先生の腕から私の腕の中へ…


「うっ、美しい子!」

先生に似ている!  真っ黒な髪…長い睫毛。  真っ赤な唇が血行のよい証拠

    “ ユキ…”

「先生っ、ユキって名前どうかな?  何十年ぶりかの雪! しかもクリスマスだよ…私達の手元に来た奇跡だよっ」


「そうだな…ユキちゃんか…ちょっと貸せっ」

「あっ、だめだって」

「ユキちゃんかぁ~パパでちゅよぉー ユキちゃんっ、ユーキちゃん!!」


「先生ぇっ…たら」



こんな甘甘な先生を見るのもこの夜が最後になった。



我が子との別れが近い…

サンフランシスコの母子総合医療センター…

思いがけず私は膀胱炎をきっかけにウイルス感染していた。体力は日に日に奪われ、発熱が続きやがて肺炎を合併する。



いま何処にいるかさえわからない…


暖かい光りに包まれ、苦しさもない  …光り輝くかなたの中に  相変わらず慇懃に笑う先生が突っ立っている。

先生っ突っ立ってないで私を抱きしめて!


香川君優しい笑顔  ありがとうね…

お父さん…タダシ    叔母さん…お祖母あちゃん…お別れだよね……


そして…私の赤ちゃん

あなたのお父さんを守ってあげてね


 ずっと  あなたの 側で 見守り寄り添っているから…



     じゃ…ね






























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