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ステラの章・恋する王女
ベルガルドの王女
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トリエステを出た俺は馬車に揺られること数日、ついにベルガルド王国の城へと連れてこられていた。
そして、城内のとある一室へと通された俺はそこにいるベルルガ国王と思われる人物とその横に一人の女性の姿があった。
二人はテーブルへと座り、俺と父へと視線を構えてくる。
彼女が俺を婿にしたいと言ってきたエルゼ姫なのだろうか?
それはいいのだが……、俺はその姫の様子を見て言葉を失った……。
何と言うか……、ものすごく恰幅のいい体格に見れたものではない、へちゃむくれな顔……。
つまりはデブで不細工な顔をした女だ。
ステラと比べようものなら間違いなくステラからぶん殴られそうな、同じ女とは思えないほどの醜い容姿だった。
俺はエルゼ姫と思われる醜い女を見て絶句していた。
「私はオズヴァルド・ベルガルド、この国の王だ。この度はトリエステより遥々と来られたこと深く感謝を申し上げる」
「ねぇ、お父様。この男がわたしの結婚相手?すっごくタイプなんだけど!」
謝意を示すように頭を下げるオズヴァルド国王の横で、エルゼ姫は何の敬意のかけらすら見せずに俺を指差してきた。
何とも厚かましい姫だな……。
ベルルガ国王の隣に立つ彼女から伝わってくるのは、その見かけ通りというか、下品で傲慢なオーラと、俺を値踏みするような下卑た視線……。
それはまさに俺が一番嫌うタイプだ。
そんな女と結婚しろと言うのか……?
「ねえ、あんた名前は?」
「……クロト・ローランドです」
「へぇ、クロトか……。名前までかっこいいじゃん!わたしがこの国の第一王女のエルゼ・ベルガルドだよ。よろしくね、クロト!」
そう言ってエルゼは俺に握手を求めてきたが、さすがにこの手を取る気はしなかった。
しかし、その俺の対応にエルゼ姫は不満そうに頬を膨らませる。
「何よ!あんたはわたしと結婚するために来たんでしょ!なのになんで握手してくれないのっ!?」
「いえ、さすがに初対面の女性にいきなり手を握ろうとするのは失礼に当たると思ったので……」
「姫であるわたしの手を握れるんだから光栄に思って喜べばいいじゃない!」
……初対面だと言うのにこのバカ女は何を言っているんだ?
俺の中でこの女に対する怒りが込み上げてくるが一先ずは我慢をする……。
「エルゼ、クロト殿は我が国とトリエステ王国との友好関係を結ぶために遥々と来られたのだ。その態度は失礼であろう」
「何よ!お父様までっ!わたしよりそんな男の肩持つわけ!?」
「ケイン殿、クロト殿……申し訳ない……。なにぶん一人娘として何不自由なく育ててしたためワガママに育ってしまったのだ……」
オズヴァルド国王は申し訳なさそうに頭を下げてきた。
「ちょっと……!わたしもう不愉快何ですけど……!こんな男と結婚なんてイヤ何ですけど……!」
「それは願ってもない事だ。俺としてもあなたのような女性と結婚する気は毛頭ない!それに俺には……」
俺にはステラという心に決めた愛する女性がいるのだ……!
そう言葉を続けようとしたその時だったっ!
「『火炎球』っ!」
突如この部屋のドアが吹き飛び、馬に乗ったステラが乱入してきたのだった……っ!
そして、城内のとある一室へと通された俺はそこにいるベルルガ国王と思われる人物とその横に一人の女性の姿があった。
二人はテーブルへと座り、俺と父へと視線を構えてくる。
彼女が俺を婿にしたいと言ってきたエルゼ姫なのだろうか?
それはいいのだが……、俺はその姫の様子を見て言葉を失った……。
何と言うか……、ものすごく恰幅のいい体格に見れたものではない、へちゃむくれな顔……。
つまりはデブで不細工な顔をした女だ。
ステラと比べようものなら間違いなくステラからぶん殴られそうな、同じ女とは思えないほどの醜い容姿だった。
俺はエルゼ姫と思われる醜い女を見て絶句していた。
「私はオズヴァルド・ベルガルド、この国の王だ。この度はトリエステより遥々と来られたこと深く感謝を申し上げる」
「ねぇ、お父様。この男がわたしの結婚相手?すっごくタイプなんだけど!」
謝意を示すように頭を下げるオズヴァルド国王の横で、エルゼ姫は何の敬意のかけらすら見せずに俺を指差してきた。
何とも厚かましい姫だな……。
ベルルガ国王の隣に立つ彼女から伝わってくるのは、その見かけ通りというか、下品で傲慢なオーラと、俺を値踏みするような下卑た視線……。
それはまさに俺が一番嫌うタイプだ。
そんな女と結婚しろと言うのか……?
「ねえ、あんた名前は?」
「……クロト・ローランドです」
「へぇ、クロトか……。名前までかっこいいじゃん!わたしがこの国の第一王女のエルゼ・ベルガルドだよ。よろしくね、クロト!」
そう言ってエルゼは俺に握手を求めてきたが、さすがにこの手を取る気はしなかった。
しかし、その俺の対応にエルゼ姫は不満そうに頬を膨らませる。
「何よ!あんたはわたしと結婚するために来たんでしょ!なのになんで握手してくれないのっ!?」
「いえ、さすがに初対面の女性にいきなり手を握ろうとするのは失礼に当たると思ったので……」
「姫であるわたしの手を握れるんだから光栄に思って喜べばいいじゃない!」
……初対面だと言うのにこのバカ女は何を言っているんだ?
俺の中でこの女に対する怒りが込み上げてくるが一先ずは我慢をする……。
「エルゼ、クロト殿は我が国とトリエステ王国との友好関係を結ぶために遥々と来られたのだ。その態度は失礼であろう」
「何よ!お父様までっ!わたしよりそんな男の肩持つわけ!?」
「ケイン殿、クロト殿……申し訳ない……。なにぶん一人娘として何不自由なく育ててしたためワガママに育ってしまったのだ……」
オズヴァルド国王は申し訳なさそうに頭を下げてきた。
「ちょっと……!わたしもう不愉快何ですけど……!こんな男と結婚なんてイヤ何ですけど……!」
「それは願ってもない事だ。俺としてもあなたのような女性と結婚する気は毛頭ない!それに俺には……」
俺にはステラという心に決めた愛する女性がいるのだ……!
そう言葉を続けようとしたその時だったっ!
「『火炎球』っ!」
突如この部屋のドアが吹き飛び、馬に乗ったステラが乱入してきたのだった……っ!
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