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七章 恋する少女
告白
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ラウルへと帰ってきた私は、冒険者ギルドの二階にある、以前使っていた部屋で安静のためにベッドで寝かされている。
私が気を失っている間に診てくれたお医者さんの話では、私はヒドイ栄養失調と著しい体力の消耗、それによる生理不順など、生きているのが不思議とまで言われたらしい。
体力の方はお医者さんからの点滴でだいぶ良くはなったのだが、今度は別の問題が発生していた……。
「はぁ……」
あれから数日後、私は窓を見ながら一人タメ息を付く……。
ザクス……来ないかな……。
今何してるのかな……、寂しいな……。
会いに来てくれないかな……。
気がつけばザクスのことばかり考えていた……。
そう、私の新たな問題とは「恋の病」だった。
たまに部屋に誰かが来てくれるが、ザクスかと思い振り向くも、違う人で心の中でションボリとする……。
しかし、本当にザクスが来ると、変に恥ずかしくなりモジモジとしながら何も話が出来なくなってしまう……。
今までは普通に話せたり出来ていたのに……、なんで話をしたい時に話せないんだろう……?
こんな自分が本当に恨めしい……!
「カナちゃん、またタメ息……?今日だけで何回目……?」
私に会いに来てくれているファナさんが呆れたような顔をしている……。
私はそんなにタメ息ばかりしていただろうか……?
……していたのかもしれない。
「あの……ファナさん、ザクスは今日来ないのかな……?」
「ザクス……?ああ、ザクスならホールにいるよ?呼んでこようか?」
「うん……、お願い……」
ザクスに会える……!そう思うと胸の高鳴りが強くなる……。
それと同時に顔が真っ赤になり、緊張までしてくる……。
「はぁ……」
「カナちゃん、またタメ息……」
……もう放っておいて。
ファナさんは苦笑しながら部屋を出ていった。
ダメだ……。会える分かると余計にでも胸が苦しくなっちゃう……。
うう……、人を好きになるってこんなにも切なくて苦しいものなのかな……。
「カナ、呼んだか?」
ファナさんが部屋を出てから少し待つとザクスがやって来た。
ザクスの顔を見るとまた顔が真っ赤になり、思わず顔を少し布団で隠してしまう……。
「あの……ザクスこっちに来て欲しい……」
私はどうにかそれだけを口にするとザクスが私が寝ているベッドへと近付いてくる。
そして、近くに置かれていた椅子にザクスが座ると暫く無言の時間が続いた……。
何か喋らなきゃと思うけど、何を話していいのか分からない……。
今まではどうやって話してたっけ……?
本当はもっといっぱい話をしたいのに、なんて話を切り出せばいいのか、分からなくなってしまう……。
「カナ、体調はどうだ……?」
無言に耐えかねたのか、ザクスが口を開く。うう……、本当は呼んだ私が話を切り出さないといけないのに……!
「う……うん……、体調は大丈夫だよ……」
「そうか……」
また会話が途切れる……。
うう……、どうにか会話を続けないと……!
がんばれ……、頑張れ私……!
て……、そう言えば私、ザクスを殴ってばっかりだった……!
今になってとんでもないことをしていたことを思い出す……。
「あの……、ザクス……。今まで殴ってばっかりでごめんね……?」
「どうしたんだ……?急に……。」
「どうしたって訳じゃないんだけど……、よく考えたら私、ザクスを殴ってばっかりだったなって思って……」
「そうだな……、俺はカナに殴られてばかりだったな……」
ザクスは苦笑しながら私を見つめている。
私……ザクスに告白……しようかな……。
でも……、こんな暴力ばかり振るう女の子……、ザクスは嫌いだよね……?
でも……、私は嫌いだと言われても……自分の気持に嘘はつきたくない……。
「あのね、ザクス……。私……ザクスが好き……なの……。助けてくれたときに……ううん、もしかしたら最初に出会った時に好きになってたのかも知れない……。でも……、ザクスは私みたいな暴力女……、嫌い……だよね……?」
私自分の気持ちを伝え終わると布団へと潜る……。
多分嫌いって言われる……。
だってザクスはよく私のこと暴力女って言ってたし……。
嫌いって言われたら……その時はこのまま布団の中でめいいっぱい泣こう……。
フラレると思うと目からは涙が滲み出てくる……。
すると、突然布団が捲り上げられ、ザクスの顔がすぐ近くにあった……。
私は泣き顔をザクスに見られていた……。
「何泣いているんだよカナ……」
「だって、ひっく……!ザクス私のこと嫌いなんでしょ……?ぐす……。暴力女だし、胸は無いし……、優しくも出来ないし……。ううぅ……!」
「嫌いなヤツを必死になって探したりはしねえよ……」
え……?それって……どういう……。
「で……でも……ザクスはすぐ私のことバカにしてたし……」
「その……、何と言うか……好きな娘ほどちょっかいを出したくなる……みたいな……?」
好きな娘……?え……?私……?
「その好きな娘って……もしかして……私……?」
「他に誰がいるんだ……?好きだぞ、カナ……」
突然の告白で頭が混乱する……。
え……?どういう……こと……?
ザクスも……私が……好き……?
その事を理解すると目から涙が溢れ出てくる……。
「お……おい、カナどうしたんだ……?」
「ごめん……!嬉しくて……!絶対にフラレるって思ってたから……!ザクスに好きって言われたのが……嬉しくて……!信じられないくらい嬉しくて……っ!!」
拭っても拭っても涙が止まらない……。
ザクスと……好きな人と両想いになれた……!こんなに嬉しいことはない……っ!!
「なら……信じられるように証拠を見せてやろうか……?」
ザクスはしゃがみ込むと、顔を近付けてくる……。
え……?うそ……!
これ……まさか……き……。
「カナちゃーんっ!お客さんだよーっ!!」
私とザクスの唇が触れそうになったその時、ファナさんが勢いよく部屋のドアを開けてきた……!
私とザクスは思わず弾かれたように距離を取る……!
多分私の顔は真っ赤になっていると思う……。
多分ザクスもそれは同じだろう……。
「おや……?私はお邪魔虫だったかな……?」
ファナさんがニヤニヤしながら私とザクスの顔を交互に見ている。
くぅ~……!何このお約束的な展開は……っ!!
もう少しでザクスとキスが出来たのに……っ!!
「ファナさん……、お客さんって誰ですか……?」
折角の時間を邪魔されて少し拗ねたようにファナさんへと問う。
「ボク達だよ、カナ……」
するとファナさんの後ろかミーナとミシェルさん、それになぜかタックくんの姿があった。
私が気を失っている間に診てくれたお医者さんの話では、私はヒドイ栄養失調と著しい体力の消耗、それによる生理不順など、生きているのが不思議とまで言われたらしい。
体力の方はお医者さんからの点滴でだいぶ良くはなったのだが、今度は別の問題が発生していた……。
「はぁ……」
あれから数日後、私は窓を見ながら一人タメ息を付く……。
ザクス……来ないかな……。
今何してるのかな……、寂しいな……。
会いに来てくれないかな……。
気がつけばザクスのことばかり考えていた……。
そう、私の新たな問題とは「恋の病」だった。
たまに部屋に誰かが来てくれるが、ザクスかと思い振り向くも、違う人で心の中でションボリとする……。
しかし、本当にザクスが来ると、変に恥ずかしくなりモジモジとしながら何も話が出来なくなってしまう……。
今までは普通に話せたり出来ていたのに……、なんで話をしたい時に話せないんだろう……?
こんな自分が本当に恨めしい……!
「カナちゃん、またタメ息……?今日だけで何回目……?」
私に会いに来てくれているファナさんが呆れたような顔をしている……。
私はそんなにタメ息ばかりしていただろうか……?
……していたのかもしれない。
「あの……ファナさん、ザクスは今日来ないのかな……?」
「ザクス……?ああ、ザクスならホールにいるよ?呼んでこようか?」
「うん……、お願い……」
ザクスに会える……!そう思うと胸の高鳴りが強くなる……。
それと同時に顔が真っ赤になり、緊張までしてくる……。
「はぁ……」
「カナちゃん、またタメ息……」
……もう放っておいて。
ファナさんは苦笑しながら部屋を出ていった。
ダメだ……。会える分かると余計にでも胸が苦しくなっちゃう……。
うう……、人を好きになるってこんなにも切なくて苦しいものなのかな……。
「カナ、呼んだか?」
ファナさんが部屋を出てから少し待つとザクスがやって来た。
ザクスの顔を見るとまた顔が真っ赤になり、思わず顔を少し布団で隠してしまう……。
「あの……ザクスこっちに来て欲しい……」
私はどうにかそれだけを口にするとザクスが私が寝ているベッドへと近付いてくる。
そして、近くに置かれていた椅子にザクスが座ると暫く無言の時間が続いた……。
何か喋らなきゃと思うけど、何を話していいのか分からない……。
今まではどうやって話してたっけ……?
本当はもっといっぱい話をしたいのに、なんて話を切り出せばいいのか、分からなくなってしまう……。
「カナ、体調はどうだ……?」
無言に耐えかねたのか、ザクスが口を開く。うう……、本当は呼んだ私が話を切り出さないといけないのに……!
「う……うん……、体調は大丈夫だよ……」
「そうか……」
また会話が途切れる……。
うう……、どうにか会話を続けないと……!
がんばれ……、頑張れ私……!
て……、そう言えば私、ザクスを殴ってばっかりだった……!
今になってとんでもないことをしていたことを思い出す……。
「あの……、ザクス……。今まで殴ってばっかりでごめんね……?」
「どうしたんだ……?急に……。」
「どうしたって訳じゃないんだけど……、よく考えたら私、ザクスを殴ってばっかりだったなって思って……」
「そうだな……、俺はカナに殴られてばかりだったな……」
ザクスは苦笑しながら私を見つめている。
私……ザクスに告白……しようかな……。
でも……、こんな暴力ばかり振るう女の子……、ザクスは嫌いだよね……?
でも……、私は嫌いだと言われても……自分の気持に嘘はつきたくない……。
「あのね、ザクス……。私……ザクスが好き……なの……。助けてくれたときに……ううん、もしかしたら最初に出会った時に好きになってたのかも知れない……。でも……、ザクスは私みたいな暴力女……、嫌い……だよね……?」
私自分の気持ちを伝え終わると布団へと潜る……。
多分嫌いって言われる……。
だってザクスはよく私のこと暴力女って言ってたし……。
嫌いって言われたら……その時はこのまま布団の中でめいいっぱい泣こう……。
フラレると思うと目からは涙が滲み出てくる……。
すると、突然布団が捲り上げられ、ザクスの顔がすぐ近くにあった……。
私は泣き顔をザクスに見られていた……。
「何泣いているんだよカナ……」
「だって、ひっく……!ザクス私のこと嫌いなんでしょ……?ぐす……。暴力女だし、胸は無いし……、優しくも出来ないし……。ううぅ……!」
「嫌いなヤツを必死になって探したりはしねえよ……」
え……?それって……どういう……。
「で……でも……ザクスはすぐ私のことバカにしてたし……」
「その……、何と言うか……好きな娘ほどちょっかいを出したくなる……みたいな……?」
好きな娘……?え……?私……?
「その好きな娘って……もしかして……私……?」
「他に誰がいるんだ……?好きだぞ、カナ……」
突然の告白で頭が混乱する……。
え……?どういう……こと……?
ザクスも……私が……好き……?
その事を理解すると目から涙が溢れ出てくる……。
「お……おい、カナどうしたんだ……?」
「ごめん……!嬉しくて……!絶対にフラレるって思ってたから……!ザクスに好きって言われたのが……嬉しくて……!信じられないくらい嬉しくて……っ!!」
拭っても拭っても涙が止まらない……。
ザクスと……好きな人と両想いになれた……!こんなに嬉しいことはない……っ!!
「なら……信じられるように証拠を見せてやろうか……?」
ザクスはしゃがみ込むと、顔を近付けてくる……。
え……?うそ……!
これ……まさか……き……。
「カナちゃーんっ!お客さんだよーっ!!」
私とザクスの唇が触れそうになったその時、ファナさんが勢いよく部屋のドアを開けてきた……!
私とザクスは思わず弾かれたように距離を取る……!
多分私の顔は真っ赤になっていると思う……。
多分ザクスもそれは同じだろう……。
「おや……?私はお邪魔虫だったかな……?」
ファナさんがニヤニヤしながら私とザクスの顔を交互に見ている。
くぅ~……!何このお約束的な展開は……っ!!
もう少しでザクスとキスが出来たのに……っ!!
「ファナさん……、お客さんって誰ですか……?」
折角の時間を邪魔されて少し拗ねたようにファナさんへと問う。
「ボク達だよ、カナ……」
するとファナさんの後ろかミーナとミシェルさん、それになぜかタックくんの姿があった。
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