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八章 決意する少女
大魔道士の悪あがき
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現れたゴーレムは身長5メートルほどもある巨体で、まるで人の死肉を塊にして作り上げたようなおぞましい姿をしていた。
むき出しとなった大きな眼球、口には鋭い歯が生え、さらにその身体はブラッディ・ゴーレムの名の通り鮮血のような色をしている。
ブラッディ・ゴーレムはゆっくりとした動きで私達へと迫ってくると、その大きな手を振りかざし叩き潰すかのように勢いよく手を振り下ろしてきたっ!
「うわっ!?」
「ひゃあっ!?」
私とフィーリエはその攻撃を避けるが、叩きつけられた手の勢いは凄まじく、物凄い風圧を感じた。
そして、ブラッディ・ゴーレムの手が退けられると、叩きつけられた地面は陥没しており、その威力の凄さが伺える……。
「くそっ!」
フィーリエがハルバードで斬りつけるが直ぐに再生してしまっていた。
魔力剣じゃないと無理なのだろうか……?
私もブラッディ・ゴーレムへと斬りつけるが同じく直ぐに再生してしまっていた。
なら一か八か……!
「アレクさん!アレクさん……っ!?」
あのゴーレムはアレクさんを取り込むことで完成した。
もしかしたらまだアレクさんの意識が残っているかもしれない……。
私は一か八かそれに賭けて何度も呼びかけるも、アレクさんの意識が出て来る様子もなく、ブラッディ・ゴーレムは私達へと襲いかかってくるっ!
「カナ!ダメだっ!アレクの意識はもう……っ!」
「その通りですよっ!我が師アレクはもう私のブラッディ・ゴーレムを動かすための最後のパーツとして組み込まれたのですっ!もうあの老いぼれが出てくることはありませんっ!そして、貴女達も私の第二のブラッディ・ゴーレムのパーツとなる為にここで死んでもらいますっ!!」
ザインのあざ笑う声が聞こえるっ!
「アレクさん……っ!!」
しかし、私は諦めることなくアレクさんへと呼びかける……っ!
すると、今の今まで暴れまわっていたブラッディ・ゴーレムの動きがとまった……!
「バカなっ!ブラッディ・ゴーレム!動けっ!そいつ等を叩き潰せっ!!」
ザインはブラッディ・ゴーレムへと指示を出すが、ゴーレムはまるで金縛りにあったかのように動かない。
これは一体……?
『ぐ……うう……!か……カナ……フィーリエ……!』
突然ブラッディ・ゴーレムの口からアレクさんの声が聞こえてきた!
「アレクさんっ!?」
「アレクっ!?」
『カナ!フィーリエっ!よく聞くんじゃ……!コイツの動きは儂が封じる……!その間にコイツを倒すんじゃ……っ!』
「でも、どうやって……っ!?」
『今……コイツの弱点をさらけ出してやる……っ!!ぬおぉぉぉ……っ!!』
アレクさんが唸り声を上げると頭、胸、両肩、両脚に赤い玉のような物が6つ浮き出てきた!
『この出てきた物は……!コイツの弱点……っ!魔導コアじゃ……っ!!カナ!コイツを破壊するんじゃ……っ!!』
「分かりました!アレクさんっ!!」
『それとフィーリエは……向こうにあった魔力タンクと魔導ケーブルを破壊するんじゃ……っ!!それらと魔導コアを壊せばコイツは止まる……っ!!』
よく見れば後の部屋から伸びている魔導ケーブルがブラッディ・ゴーレムへと繋がっている。
どうやらあれを伝って魔力が供給されているようだ。
「アレク……。分かった……っ!!」
「させるかぁっ!!」
魔力タンクが置かれていた場所へと向かおうとするフィーリエに対し、ザインは魔法を唱えようとしていた!
『やらせはせぬわ……っ!!』
アレクさんはブラッディ・ゴーレムの腕でザインを叩き潰した!
ザインは自ら作り出したものにあっけなく殺された……。
悪党の最期というのはなんと惨めなものなのだろう……。
『カナ……!邪魔者は居なくなった!今のうちにコイツを……!コイツを倒すんじゃ……っ!!』
「アレクさん……。く……!分かりました……っ!!」
私はブラッディ・ゴーレムの魔導コアを破壊すべく魔力弓を構えた……っ!
◆◆◆
~サイドストーリー~
ーフィーリエー
ブラッディ・ゴーレムがいた広間から離れたあたしは、アレクに言われた通り魔力タンクが所へと戻ってきた!
「はあっ!」
背中に背負ったハルバードを振り上げ、魔導ケーブルを切断するために振り下ろす……っ!!
が、しかし思った以上に硬くハルバードの刃が通らないっ!
くそ……!こんなことならジョンソンさんから大砲でも借りてくればよかった……!
「他になにか使えそうなものは……っ!?」
周囲を見渡すが、使えそうなものは残念ながら見当たらない。
早くこのケーブルや魔力タンクを破壊しないとカナが不利になる……っ!
でも、どうすれば……っ!?
その時、ふとアレクの言っていたことを思い出した。
そう言えば、明鏡止水がどうのこうのって言ってたな……。
確か、余分な力を抜いて心を鎮めるんだっけ……?
「すぅ~……、はぁ~……。」
静かに息を吸って、そして吐く……。
心を落ち着かせて、そして研ぎ澄ます……。
すると、自分の心が澄み切って行くのが分かる。
不思議と体の奥から力がみなぎってくる。
……今だ!
「はあぁぁぁぁーーっ!!!」
再び魔導ケーブルへとハルバードを振り下ろすと今度は切断に成功したっ!
よしっ!
あたしは次々と魔導ケーブルを切断していく。
「さて、問題はこれだね……。」
残る問題はこの魔力タンクだ。
どのくらいの魔力が溜め込まれているのかは分からないけど、これって変に衝撃を与えたら爆発とかするのかな?
魔法とかそう言うのはよく分からないけど、どうなのかな?
う~ん……。
「えーい!ままよーーっ!!」
あたしはハルバードを魔力タンクへと全力でぶん投げた……っ!!
ハルバードは魔力タンクへと突き刺さると、その衝撃からか魔力タンクは大爆発を起こしたっ!
そして、それに誘発され他の魔力タンクも次々と誘爆を起こすっ!
「ひ……ひいぃぃぃぃーーー……っ!!」
あたしは慌ててその場から急いで逃げ出したのだったっ!
斬りかからなくて本当に良かったっ!!
むき出しとなった大きな眼球、口には鋭い歯が生え、さらにその身体はブラッディ・ゴーレムの名の通り鮮血のような色をしている。
ブラッディ・ゴーレムはゆっくりとした動きで私達へと迫ってくると、その大きな手を振りかざし叩き潰すかのように勢いよく手を振り下ろしてきたっ!
「うわっ!?」
「ひゃあっ!?」
私とフィーリエはその攻撃を避けるが、叩きつけられた手の勢いは凄まじく、物凄い風圧を感じた。
そして、ブラッディ・ゴーレムの手が退けられると、叩きつけられた地面は陥没しており、その威力の凄さが伺える……。
「くそっ!」
フィーリエがハルバードで斬りつけるが直ぐに再生してしまっていた。
魔力剣じゃないと無理なのだろうか……?
私もブラッディ・ゴーレムへと斬りつけるが同じく直ぐに再生してしまっていた。
なら一か八か……!
「アレクさん!アレクさん……っ!?」
あのゴーレムはアレクさんを取り込むことで完成した。
もしかしたらまだアレクさんの意識が残っているかもしれない……。
私は一か八かそれに賭けて何度も呼びかけるも、アレクさんの意識が出て来る様子もなく、ブラッディ・ゴーレムは私達へと襲いかかってくるっ!
「カナ!ダメだっ!アレクの意識はもう……っ!」
「その通りですよっ!我が師アレクはもう私のブラッディ・ゴーレムを動かすための最後のパーツとして組み込まれたのですっ!もうあの老いぼれが出てくることはありませんっ!そして、貴女達も私の第二のブラッディ・ゴーレムのパーツとなる為にここで死んでもらいますっ!!」
ザインのあざ笑う声が聞こえるっ!
「アレクさん……っ!!」
しかし、私は諦めることなくアレクさんへと呼びかける……っ!
すると、今の今まで暴れまわっていたブラッディ・ゴーレムの動きがとまった……!
「バカなっ!ブラッディ・ゴーレム!動けっ!そいつ等を叩き潰せっ!!」
ザインはブラッディ・ゴーレムへと指示を出すが、ゴーレムはまるで金縛りにあったかのように動かない。
これは一体……?
『ぐ……うう……!か……カナ……フィーリエ……!』
突然ブラッディ・ゴーレムの口からアレクさんの声が聞こえてきた!
「アレクさんっ!?」
「アレクっ!?」
『カナ!フィーリエっ!よく聞くんじゃ……!コイツの動きは儂が封じる……!その間にコイツを倒すんじゃ……っ!』
「でも、どうやって……っ!?」
『今……コイツの弱点をさらけ出してやる……っ!!ぬおぉぉぉ……っ!!』
アレクさんが唸り声を上げると頭、胸、両肩、両脚に赤い玉のような物が6つ浮き出てきた!
『この出てきた物は……!コイツの弱点……っ!魔導コアじゃ……っ!!カナ!コイツを破壊するんじゃ……っ!!』
「分かりました!アレクさんっ!!」
『それとフィーリエは……向こうにあった魔力タンクと魔導ケーブルを破壊するんじゃ……っ!!それらと魔導コアを壊せばコイツは止まる……っ!!』
よく見れば後の部屋から伸びている魔導ケーブルがブラッディ・ゴーレムへと繋がっている。
どうやらあれを伝って魔力が供給されているようだ。
「アレク……。分かった……っ!!」
「させるかぁっ!!」
魔力タンクが置かれていた場所へと向かおうとするフィーリエに対し、ザインは魔法を唱えようとしていた!
『やらせはせぬわ……っ!!』
アレクさんはブラッディ・ゴーレムの腕でザインを叩き潰した!
ザインは自ら作り出したものにあっけなく殺された……。
悪党の最期というのはなんと惨めなものなのだろう……。
『カナ……!邪魔者は居なくなった!今のうちにコイツを……!コイツを倒すんじゃ……っ!!』
「アレクさん……。く……!分かりました……っ!!」
私はブラッディ・ゴーレムの魔導コアを破壊すべく魔力弓を構えた……っ!
◆◆◆
~サイドストーリー~
ーフィーリエー
ブラッディ・ゴーレムがいた広間から離れたあたしは、アレクに言われた通り魔力タンクが所へと戻ってきた!
「はあっ!」
背中に背負ったハルバードを振り上げ、魔導ケーブルを切断するために振り下ろす……っ!!
が、しかし思った以上に硬くハルバードの刃が通らないっ!
くそ……!こんなことならジョンソンさんから大砲でも借りてくればよかった……!
「他になにか使えそうなものは……っ!?」
周囲を見渡すが、使えそうなものは残念ながら見当たらない。
早くこのケーブルや魔力タンクを破壊しないとカナが不利になる……っ!
でも、どうすれば……っ!?
その時、ふとアレクの言っていたことを思い出した。
そう言えば、明鏡止水がどうのこうのって言ってたな……。
確か、余分な力を抜いて心を鎮めるんだっけ……?
「すぅ~……、はぁ~……。」
静かに息を吸って、そして吐く……。
心を落ち着かせて、そして研ぎ澄ます……。
すると、自分の心が澄み切って行くのが分かる。
不思議と体の奥から力がみなぎってくる。
……今だ!
「はあぁぁぁぁーーっ!!!」
再び魔導ケーブルへとハルバードを振り下ろすと今度は切断に成功したっ!
よしっ!
あたしは次々と魔導ケーブルを切断していく。
「さて、問題はこれだね……。」
残る問題はこの魔力タンクだ。
どのくらいの魔力が溜め込まれているのかは分からないけど、これって変に衝撃を与えたら爆発とかするのかな?
魔法とかそう言うのはよく分からないけど、どうなのかな?
う~ん……。
「えーい!ままよーーっ!!」
あたしはハルバードを魔力タンクへと全力でぶん投げた……っ!!
ハルバードは魔力タンクへと突き刺さると、その衝撃からか魔力タンクは大爆発を起こしたっ!
そして、それに誘発され他の魔力タンクも次々と誘爆を起こすっ!
「ひ……ひいぃぃぃぃーーー……っ!!」
あたしは慌ててその場から急いで逃げ出したのだったっ!
斬りかからなくて本当に良かったっ!!
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