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第015話(潜在能力?!)
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ガシャン!ゴション!
僕がドロドロに溶かしてしまった壁が収納され、新しい壁が降りてくる。どうやら取替可能な隔壁らしい。
「さっきやった通り、御主人様の魔法出力は最低でアレです。そのスッカラカンの脳みそで考えなしに打てば、大惨事間違いなし。100%魔王認定されるのは間違いなしなのです」
「あ、うん。わかる……気がする」
「いいです?最低出力ですよ?!旧時代だって、最高出力ならば、アレ以上の魔法を使う魔導士はいましたが、最低出力がアレなのは前代未聞なのです。なので御主人様が魔法を使う場合は、わざと無駄な魔力消費を重ねる必要があるのです。全く面倒な仕様になってるやがるのですよ……」
ポメが強い語気でそう説明すると、肩をすくめて、溜息を吐きながら、ヤレヤレと僕のことを見る。
「しかし、なんでそんな事になっているんだろうか……」
「よくわかりませんが、御主人様の持つ種族と潜在能力のせいだと思うのです。生命連結したポメにわかる御主人様の情報ですが、種族:星を識る者、潜在能力:現代物理学?、潜在能力:ロジカルシンキングがやばいのです」
「やばいって?」
「それらのスキルがマシマシに積まれて、御主人様《マスター》は魔導器の大きさが上位精霊級、魔導回路の種類が古代竜級、魔導回路の効率がキ○ガイ級になっているのです」
「キチ○イって、酷い!」
「他に類する生物がいないせいです!炎熱、樹金、風雷、氷漣属性において魔法出力が125倍とかありえない出力なのです!」
僕があまりにもわかっていないので、肩をすくめて大きく溜息を吐くと、ポメが僕の異常さを詳しく説明してくれた内容がコレだ。
種族:星を識る者
星から効率的にエネルギーを集めることに特化した種族で、魔法の適性が高い上、全属性に対応するために積層型魔導回路を持って産まれてくる。
魔導器:10倍、魔導回路効率:5倍、消費魔力:1/2、積層型魔導回路により、炎熱、樹金、風雷、氷漣、聖光、闇刻の属性と肉体、精神といった強化属性の全ての属性が適正。
潜在能力:現代物理学
自然界の物理法則に倣って魔法を使役する事で魔法出力があがり、消費精神力が減る。
炎熱、樹金、風雷、氷漣の魔法出力:5倍、消費魔力が1/2
潜在能力:ロジカルシンキング
効率的な魔導回路運用が可能になり魔法出力があがり、消費精神力が減る。
魔導回路効率:5倍、消費魔力が1/2
つまり、炎熱、樹金、風雷、氷漣属性の魔法を使う時には、魔法出力が125倍。消費魔力が1/8になるらしい。聖光、闇刻に関しては魔法出力が25倍、消費魔力が1/4だそうだ。
「つまり簡単に言うと通常の魔導士の1000倍の能力があるのです!さっき使用した初期魔法の炎の礫の場合、通常は魔法出力は10、消費魔力は5なのです。属性が炎熱なので御主人様が使う場合、魔法出力が1,250、消費魔力が0.625になるのです。通常の消費魔力5を使用すると魔法出力が10,000になるのです!」
「へぇ……」
数字がバカでかすぎて比較できずに、何とも言えないような返事をしてしまう。
「へぇ……って!3倍威力拡張した炎の礫を当てれば、人間くらい一撃で殺せる威力なのです!ですから御主人様が炎の礫の魔法を使えば、一瞬で3,000人くらい殲滅できるって事なのです!」
「確かにさっきの炎の槍みたいのを一本でも食らえば、間違いなく死んじゃうだろうね……って、3,000人?えぇぇぇ!?何その人間兵器?」
「さらに御主人様の魔力量。いわゆる魔力を貯める器である魔導器は今の所100なので、20発打つ事ができるのです。全力で打ち尽くせば60,000人、すなわち軍隊で言えば3個師団程を殲滅できる破壊力なのです」
「何それ怖すぎる。そんなんだったら、魔法は使っちゃダメだね」
「……魔法を使わなければ御主人様はただの貧弱な子供ですから、兎にでも簡単に殺されるのです」
「いやいや、兎くらい大丈夫じゃないの?」
「何を勘違いしているかわかりませんが、この世界の兎は体長1m、発達した前歯の一撃は、御主人様の首くらい余裕で切り飛ばしてきますよ?」
「どこのウィザー○リィだよっ!!」
「ウィザード○ィとやらは知りませんが、とにかく魔法出力が高すぎるので、無駄遣いする特訓が必要なのです」
なんと言うか、無茶苦茶な設定を背負い込んだ僕は、この先どうなるんだろうと不安が増大するのだった。
僕がドロドロに溶かしてしまった壁が収納され、新しい壁が降りてくる。どうやら取替可能な隔壁らしい。
「さっきやった通り、御主人様の魔法出力は最低でアレです。そのスッカラカンの脳みそで考えなしに打てば、大惨事間違いなし。100%魔王認定されるのは間違いなしなのです」
「あ、うん。わかる……気がする」
「いいです?最低出力ですよ?!旧時代だって、最高出力ならば、アレ以上の魔法を使う魔導士はいましたが、最低出力がアレなのは前代未聞なのです。なので御主人様が魔法を使う場合は、わざと無駄な魔力消費を重ねる必要があるのです。全く面倒な仕様になってるやがるのですよ……」
ポメが強い語気でそう説明すると、肩をすくめて、溜息を吐きながら、ヤレヤレと僕のことを見る。
「しかし、なんでそんな事になっているんだろうか……」
「よくわかりませんが、御主人様の持つ種族と潜在能力のせいだと思うのです。生命連結したポメにわかる御主人様の情報ですが、種族:星を識る者、潜在能力:現代物理学?、潜在能力:ロジカルシンキングがやばいのです」
「やばいって?」
「それらのスキルがマシマシに積まれて、御主人様《マスター》は魔導器の大きさが上位精霊級、魔導回路の種類が古代竜級、魔導回路の効率がキ○ガイ級になっているのです」
「キチ○イって、酷い!」
「他に類する生物がいないせいです!炎熱、樹金、風雷、氷漣属性において魔法出力が125倍とかありえない出力なのです!」
僕があまりにもわかっていないので、肩をすくめて大きく溜息を吐くと、ポメが僕の異常さを詳しく説明してくれた内容がコレだ。
種族:星を識る者
星から効率的にエネルギーを集めることに特化した種族で、魔法の適性が高い上、全属性に対応するために積層型魔導回路を持って産まれてくる。
魔導器:10倍、魔導回路効率:5倍、消費魔力:1/2、積層型魔導回路により、炎熱、樹金、風雷、氷漣、聖光、闇刻の属性と肉体、精神といった強化属性の全ての属性が適正。
潜在能力:現代物理学
自然界の物理法則に倣って魔法を使役する事で魔法出力があがり、消費精神力が減る。
炎熱、樹金、風雷、氷漣の魔法出力:5倍、消費魔力が1/2
潜在能力:ロジカルシンキング
効率的な魔導回路運用が可能になり魔法出力があがり、消費精神力が減る。
魔導回路効率:5倍、消費魔力が1/2
つまり、炎熱、樹金、風雷、氷漣属性の魔法を使う時には、魔法出力が125倍。消費魔力が1/8になるらしい。聖光、闇刻に関しては魔法出力が25倍、消費魔力が1/4だそうだ。
「つまり簡単に言うと通常の魔導士の1000倍の能力があるのです!さっき使用した初期魔法の炎の礫の場合、通常は魔法出力は10、消費魔力は5なのです。属性が炎熱なので御主人様が使う場合、魔法出力が1,250、消費魔力が0.625になるのです。通常の消費魔力5を使用すると魔法出力が10,000になるのです!」
「へぇ……」
数字がバカでかすぎて比較できずに、何とも言えないような返事をしてしまう。
「へぇ……って!3倍威力拡張した炎の礫を当てれば、人間くらい一撃で殺せる威力なのです!ですから御主人様が炎の礫の魔法を使えば、一瞬で3,000人くらい殲滅できるって事なのです!」
「確かにさっきの炎の槍みたいのを一本でも食らえば、間違いなく死んじゃうだろうね……って、3,000人?えぇぇぇ!?何その人間兵器?」
「さらに御主人様の魔力量。いわゆる魔力を貯める器である魔導器は今の所100なので、20発打つ事ができるのです。全力で打ち尽くせば60,000人、すなわち軍隊で言えば3個師団程を殲滅できる破壊力なのです」
「何それ怖すぎる。そんなんだったら、魔法は使っちゃダメだね」
「……魔法を使わなければ御主人様はただの貧弱な子供ですから、兎にでも簡単に殺されるのです」
「いやいや、兎くらい大丈夫じゃないの?」
「何を勘違いしているかわかりませんが、この世界の兎は体長1m、発達した前歯の一撃は、御主人様の首くらい余裕で切り飛ばしてきますよ?」
「どこのウィザー○リィだよっ!!」
「ウィザード○ィとやらは知りませんが、とにかく魔法出力が高すぎるので、無駄遣いする特訓が必要なのです」
なんと言うか、無茶苦茶な設定を背負い込んだ僕は、この先どうなるんだろうと不安が増大するのだった。
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