龍神様の供物

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月夜の秘事

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逞しい腰を辛うじて覆っていた布。

龍神様は、何の躊躇いも無く剥ぎ捨てた。



布の下から現れたのは張り詰めた三本の魔羅だった。

いや、魔羅と呼んでいいのかどうか判らない。

ウネウネとくねり、膨らみ、伸びていく、まるで生きているように・・・

それぞれ、勝手に動いているようだったが、一瞬、動きを止め、鎌首のような先をサダ兄ぃの方に向け止まる。

そして、今度は意志を持つかのように、太さを増しつつ、サダ兄ぃの方へ伸びていく。

獲物に狙いを定めた海蛇かウツボのように。

龍神様は腕組みをしている。

一本がサダ兄ぃの右の大腿に絡み付いた。

一重、、二重、、巻き付いていく。

一本は脇腹から岩を並べたような腹、鍛えられた胸と、上半身をくねりながら這い進んで行った。

その跡はテラテラと不気味に光っている。

最後の一本はサダ兄ぃの玉袋の付け根を一周すると、そのまま魔羅に絡み付き、先端でパンパンに張った雁首をなぞり出した。

「フッ、ふぁぁぁぁぁ・・・ぉぉお・・・」

サダ兄ぃが吼え、身体がビクッと痙攣した瞬間。

「ギャッ!」

短い悲鳴が上がり、身体が硬直した。

龍神様の魔羅の一本がサダ兄ぃの玉袋の根元をギュッと締付たのだ。

「ヒッ・・・ヒィィィッ」

サダ兄ぃは笛の音のようなか細い悲鳴を上げ、腰を中心に体を捩った。

見ると、これ以上は無いほど張り詰めたようだったサダ兄ぃの魔羅がさらに弾けんばかりに膨らみ、そして、先っぽからは小便とは違う透明な液体がツゥッと砂の上に滴っていた。

「りゅ、りゅうじんさま・・・後生で・・・ござ・・・います・・・サダの・・・精を、お、おうけとりください・・・サダに精を・・・お捧げすることを・・・おゆるし・・・ください・・・くっ・・・くぁっ」

龍神様は、その声には取り合わず、両腕をサダ兄ィの両方の膝に向かって延ばした。

そして、サダ兄ィの両膝をグィと開き、自らの肘の内側に膝の内側がくるようにすると、サダ兄ィの両足を持ち上げた。

ギシッ!

サダ兄ぃの重みが掛かり、白木の台が軋んだ。

サダ兄ィは、龍神様に向けて大股開きをする格好になった。



気付くと、大腿に絡み付いていた龍神様の魔羅が鎌首をもたげ、
サダ兄ィの水蜜桃のように瑞々しく張った尻の双丘の間に狙いをつけていた。

ま、まさか。

素っ裸に近い状態で大股開きをさせられるだけでも、酷いのに、
更にサダ兄ィに屈辱を与えるというのだろうか。

私が心配するかしないかのうちに、龍神様の魔羅は、グイッと猛り、サダ兄ィの恥ずかしい穴にそのぶっとい鎌首を突っ込んだ。

「ギャッ、グヮッ・・グゥォォォォォォッ!」

サダ兄ィが化鳥が鳴くような叫び声を上げた。

痛みを訴える声。

顔は激痛に歪んでいる。

龍神様の魔羅は、そんなサダ兄ィにかまわず、グイグイとその太い体をくねらせ、尻の穴に潜り込んでいく。

「クッ・・・クォォォ」

サダ兄ィの苦しそうなうめき声に、私は小刀を手に後先考えずに飛び出していた。

多分叫び声をあげていたと思うが、今となっては覚えていない。
無我夢中だった。

そして、衝撃を感じた。

気が付けば私は砂浜に転がっていた。

見えない力で弾き飛ばされたようだった。

小刀は遠くに転がっている。

失敗したという気持ちと、龍神様に大変なことをしてしまったという気持ちが同時に襲って来た。

私は恐れで顔を上げることが出来なかった。

そして信じられない言葉を聞いた。

「邪魔を・・・邪魔をしないでくれ・・・」

サダ兄ぃの声だ。

自分はサダ兄ィのためにしたつもりだったのに・・・

「お、おれは、望んで・・・身を捧げたんだ・・・この日を・・・十二年・・・待ったんだ・・・頼む・・・この俺を見守ってくれ」

驚きで、顔を上げると龍神様が私を見ていた。

怒っているかと思っていたのに、私を見るその目は優しく、慈しみ深い色をたたえていた。

龍神様の動きが止まり、サダ兄ィの尻に入りかけていた魔羅の動きも止まった。

サダ兄ィが、まるでお預けを食らった子供のような情けない表情となった。

縋るように龍神様を見ている。

次の瞬間、龍神様の片方の手が一閃した。

ハラリとサダ兄ィの腕を縛っていた縄がはらりと地に落ちた。

すかさず、もう一閃。

もう片側の縄も同様だ。

支えを失い落ちかけたサダ兄ィの体を龍神様は片方の手で支える。

もう片方の手でサダ兄ィの体に残った白衣の残骸を破り取る。

とうとうサダ兄ィは素っ裸になった。

尻を龍神様の腰につけているだけの不安定な格好。

龍神様は、両手でサダ兄ィを支えると、グィと逞しい腰を突き出した。

サダ兄ィの体が、すとんと龍神様の腰に向けて落ちる。

尻には、まだ龍神様の魔羅が差し込まれたままだ。

「うぐぉぅ・・・」

ズブズブとサダ兄ィの尻の穴に龍神様の魔羅の一本が飲み込まれた。

龍神様の腰とサダ兄ィの尻のところで二人は完全に密着した。

サダ兄ィは両足を龍神様の腰に、両手を首に回し子供のように龍神様にしがみついた。

龍神様の逞しい腰がズンズンと動く。

その度に、サダ兄ィの口から短い叫びが漏れる。

「ゥオッ・・・ァヒッ・・・クァッ・・・ァハァッ・・・」

口元からは涎が垂れ初めている。

玉袋を縛った龍神様の魔羅はサダ兄ィの魔羅をも締付け始めているようだった。

尻に忍び込んだ魔羅と、サダ兄ィの玉袋と魔羅を縛りつける魔羅。

上半身を蠢いてた最後の一本は伸び上がりサダ兄ィの口を目指し始めていた。



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