36 / 55
33. ホリーの覚悟
しおりを挟む
フライングドッグが雲層を突き抜けると、視界いっぱいに巨大な建造物が現れた。
黒い岩盤のような土台に、神殿のような巨大建造物――天空図書館だ。
ナコは天空の大地へふわりと機体を滑らせる。
「じゃあ、これで。また帰る時、呼んで」
「大丈夫、地上に戻れるシステムがあるんだ」
「そっか、また何でも呼んで」
ナコは犬を引き連れ、飛び去っていく。
三人は頷き、天空図書館へと入っていった。
中は相変わらずの静寂だった。
書架の列が地平線まで続くように並び、上方には天窓から差し込む白い光。
無人のはずなのに、どこか『見られている』ような感覚がある。
「……何回来ても、慣れねぇな」
トレセルが小さくつぶやく。
すぐ近くの本棚が、ゴゴッ……と音を立てて動き、三人の前に『通路』が開けた。
ホリーが頷く。
「これこれ。これがあるから無人でも目的地に行けるんだよね」
「図書館そのものが案内しているって感じだね」
今回の目的はただひとつ。
『影』に有効となる手段を探すこと。
ロンフゥに全く歯が立たなかった理由を理解し、そのうえで対策を得るためだ。
三人は通路に従い、奥へ進む。突き当たりまで来た時、棚がわずかに揺れて、一冊だけがせり出すように飛び出してきた。
ヴィーノが慎重に受け取る。
古びた皮表紙に刻印がある。
「……『影との戦いの記録』?」
「開いてみて」
ホリーが身を乗り出す。
ページをめくると、『影』と人間との、過去の戦闘の記述が並んでいた。
「『影』を生じさせるのって、フェイドゥーラだけじゃないんだ」
過去、様々な魔王、魔人などの瘴気、怨念、悪意、魔力などが形を取り、『影』として度々人々を苦しめてきたという。
人の歴史は、魔、そしてそれが生み出す『影』との戦いの歴史であった。
「知らなかった……」
読みながらページをめくっていた、ヴィーノの指が止まる。
「『対影装備についての記述』」
三人は息をのんだ。
「『対影装備とは』」
文章は断片的だが、重要な点が書かれていた。
影に有効な打撃を与えるための特殊素材、影の位相に干渉する鍛造法、使用されたとされる戦い……そして今は封印されたこと。
トレセルが腕を組む。
「つまり、影を斬る力は『強すぎた』。将来それが引き起こすであろう災厄のことも考え、封じたってわけだな」
また別の本が棚から浮き出る。ホリーはそれを手に持って戻ってくる。
目を通した。古代の地名とともに、封印された場所への到達方法が書いてあるようだ。
「……この文章じゃ場所ははっきりしないけど、レーダーで特定はできるね」
文書をフェローストーンに触れさせる。地図上の光の一つが、ことさら明るく輝く。
「七災禍レベルを倒すには、ここにある、その装備が必要……ってことだよね」
ホリーが静かに結論づけた。
ヴィーノも光るフェローストーンを見つめたままつぶやく。
「封印されてる理由も……まぁ、なんとなくわかるね。でも、必要なんだ」
その時だった。
「……ダメだな」
唐突にトレセルが鼻で押して文書を閉じ、静かに言った。
「え?」
「この方法は使えない」
ホリーが振り返る。眉がぴくりと跳ね上がった。
「なんでよ!」
その声は、図書館の奥まで澄んだベルのように響き、幾重もの書架にぶつかって返ってくる。
だがトレセルは眉ひとつ動かさない。
「忘れたか?お前は元々……」
鋭い視線がホリーの目を貫く。
「『フェイドゥーラの影』だ。影を打ち破る装備が、お前に悪影響を与えないわけがない」
ホリーは反論しようとして、言葉に詰まった。
喉の奥でひっかかった声が震え、しゅん……と肩が落ちる。
「……でも、影を倒さなきゃ……」
「倒さなきゃいけないからって、最悪の手段に突っ込む必要はない。他の方法だってある」
「でも!他の方法なんていつ見つかるか」
珍しくホリーが声を荒げた。
それだけ、自分がロンフゥにまったく通用しなかった現実が重くのしかかっているのだろう。
「私が影だからって……! そんなの、私だって理解してる! 影を打ち破る力なら、むしろ私が使いこなせる可能性だって……」
「ないな」
短く、鋭く切り捨てる。
ホリーの言葉がばっさり断ち切られ、空中に死んだように残った。
「影を斬る力は、影を破壊する力だ。お前みたいな『混ざりもの』が触れたら、どうなるか……」
冷酷な言い方をしているように聞こえるが、ヴィーノにはわかった。
トレセルは、ホリーにこの方法を諦めさせようとしている。
ホリーの指が震える。
爪が食い込むほど拳を握って、それでも感情を押し殺し、ぽつりと言った。
「……じゃあ」
顔を上げる。
その瞳は涙ではなく、強烈な決意に震えていた。
「じゃあもし私に何かあったら……その時は、私を殺して」
音が消えた。
本当に、すべての音が。
ヴィーノは言葉を失い、唇だけがわずかに動く。
「ホリー……そんな……そんな事……」
声がかすれる。
彼の手が伸びかけ、しかし途中で止まった。
だがトレセルは視線をそらさない。
長い時間をかけ、慎重に言葉を選び……最後に言った。
「いいだろう」
「トレセル!?」
ヴィーノが叫ぶ。
「何を言ってるんだ! そんなの……」
「事実だろう」
トレセルの声は穏やかですらあった。
だが、その穏やかさが逆に恐ろしく感じる。
「例えばもしお前が正気を失い、世界に害を及ぼす存在になったら……」
静かに、だが残酷なほど明確に言い切る。
「その時は、俺がお前を殺してやる」
ホリーの喉が上下する。
恐怖ではない。
覚悟を飲み込み、全身に染み渡らせていく動作だ。
額に汗が浮き、それでもホリーは、その表情に微笑みを浮かべた。
「……よろしく」
その笑みは、震えながらも、とても美しかった。
トレセルは目を伏せ、文書を閉じる。
「よし。なら決まりだ。……この記述の通りの場所に行ってみよう」
ヴィーノは二人を見つめ、拳を握りしめる。
不安も恐怖も当然ある。
だが――それ以上に、心が前へ進もうとしていた。
「……行こう。みんなで」
ホリーが微笑み、トレセルがうなずく。
三人の足元で、光の柱がすうっと現れた。
図書館が、彼らの覚悟を認めたかのように。
「光よ、この場所まで頼めるか」
トレセルの問いかけに光が拍動する。まるで意志があるかのように。光に包まれながら、三人は胸の内に重い決意と、微かな希望を抱き……
気づいた時には、漆黒の遺跡が、三人の前に口を開けていた。
黒い岩盤のような土台に、神殿のような巨大建造物――天空図書館だ。
ナコは天空の大地へふわりと機体を滑らせる。
「じゃあ、これで。また帰る時、呼んで」
「大丈夫、地上に戻れるシステムがあるんだ」
「そっか、また何でも呼んで」
ナコは犬を引き連れ、飛び去っていく。
三人は頷き、天空図書館へと入っていった。
中は相変わらずの静寂だった。
書架の列が地平線まで続くように並び、上方には天窓から差し込む白い光。
無人のはずなのに、どこか『見られている』ような感覚がある。
「……何回来ても、慣れねぇな」
トレセルが小さくつぶやく。
すぐ近くの本棚が、ゴゴッ……と音を立てて動き、三人の前に『通路』が開けた。
ホリーが頷く。
「これこれ。これがあるから無人でも目的地に行けるんだよね」
「図書館そのものが案内しているって感じだね」
今回の目的はただひとつ。
『影』に有効となる手段を探すこと。
ロンフゥに全く歯が立たなかった理由を理解し、そのうえで対策を得るためだ。
三人は通路に従い、奥へ進む。突き当たりまで来た時、棚がわずかに揺れて、一冊だけがせり出すように飛び出してきた。
ヴィーノが慎重に受け取る。
古びた皮表紙に刻印がある。
「……『影との戦いの記録』?」
「開いてみて」
ホリーが身を乗り出す。
ページをめくると、『影』と人間との、過去の戦闘の記述が並んでいた。
「『影』を生じさせるのって、フェイドゥーラだけじゃないんだ」
過去、様々な魔王、魔人などの瘴気、怨念、悪意、魔力などが形を取り、『影』として度々人々を苦しめてきたという。
人の歴史は、魔、そしてそれが生み出す『影』との戦いの歴史であった。
「知らなかった……」
読みながらページをめくっていた、ヴィーノの指が止まる。
「『対影装備についての記述』」
三人は息をのんだ。
「『対影装備とは』」
文章は断片的だが、重要な点が書かれていた。
影に有効な打撃を与えるための特殊素材、影の位相に干渉する鍛造法、使用されたとされる戦い……そして今は封印されたこと。
トレセルが腕を組む。
「つまり、影を斬る力は『強すぎた』。将来それが引き起こすであろう災厄のことも考え、封じたってわけだな」
また別の本が棚から浮き出る。ホリーはそれを手に持って戻ってくる。
目を通した。古代の地名とともに、封印された場所への到達方法が書いてあるようだ。
「……この文章じゃ場所ははっきりしないけど、レーダーで特定はできるね」
文書をフェローストーンに触れさせる。地図上の光の一つが、ことさら明るく輝く。
「七災禍レベルを倒すには、ここにある、その装備が必要……ってことだよね」
ホリーが静かに結論づけた。
ヴィーノも光るフェローストーンを見つめたままつぶやく。
「封印されてる理由も……まぁ、なんとなくわかるね。でも、必要なんだ」
その時だった。
「……ダメだな」
唐突にトレセルが鼻で押して文書を閉じ、静かに言った。
「え?」
「この方法は使えない」
ホリーが振り返る。眉がぴくりと跳ね上がった。
「なんでよ!」
その声は、図書館の奥まで澄んだベルのように響き、幾重もの書架にぶつかって返ってくる。
だがトレセルは眉ひとつ動かさない。
「忘れたか?お前は元々……」
鋭い視線がホリーの目を貫く。
「『フェイドゥーラの影』だ。影を打ち破る装備が、お前に悪影響を与えないわけがない」
ホリーは反論しようとして、言葉に詰まった。
喉の奥でひっかかった声が震え、しゅん……と肩が落ちる。
「……でも、影を倒さなきゃ……」
「倒さなきゃいけないからって、最悪の手段に突っ込む必要はない。他の方法だってある」
「でも!他の方法なんていつ見つかるか」
珍しくホリーが声を荒げた。
それだけ、自分がロンフゥにまったく通用しなかった現実が重くのしかかっているのだろう。
「私が影だからって……! そんなの、私だって理解してる! 影を打ち破る力なら、むしろ私が使いこなせる可能性だって……」
「ないな」
短く、鋭く切り捨てる。
ホリーの言葉がばっさり断ち切られ、空中に死んだように残った。
「影を斬る力は、影を破壊する力だ。お前みたいな『混ざりもの』が触れたら、どうなるか……」
冷酷な言い方をしているように聞こえるが、ヴィーノにはわかった。
トレセルは、ホリーにこの方法を諦めさせようとしている。
ホリーの指が震える。
爪が食い込むほど拳を握って、それでも感情を押し殺し、ぽつりと言った。
「……じゃあ」
顔を上げる。
その瞳は涙ではなく、強烈な決意に震えていた。
「じゃあもし私に何かあったら……その時は、私を殺して」
音が消えた。
本当に、すべての音が。
ヴィーノは言葉を失い、唇だけがわずかに動く。
「ホリー……そんな……そんな事……」
声がかすれる。
彼の手が伸びかけ、しかし途中で止まった。
だがトレセルは視線をそらさない。
長い時間をかけ、慎重に言葉を選び……最後に言った。
「いいだろう」
「トレセル!?」
ヴィーノが叫ぶ。
「何を言ってるんだ! そんなの……」
「事実だろう」
トレセルの声は穏やかですらあった。
だが、その穏やかさが逆に恐ろしく感じる。
「例えばもしお前が正気を失い、世界に害を及ぼす存在になったら……」
静かに、だが残酷なほど明確に言い切る。
「その時は、俺がお前を殺してやる」
ホリーの喉が上下する。
恐怖ではない。
覚悟を飲み込み、全身に染み渡らせていく動作だ。
額に汗が浮き、それでもホリーは、その表情に微笑みを浮かべた。
「……よろしく」
その笑みは、震えながらも、とても美しかった。
トレセルは目を伏せ、文書を閉じる。
「よし。なら決まりだ。……この記述の通りの場所に行ってみよう」
ヴィーノは二人を見つめ、拳を握りしめる。
不安も恐怖も当然ある。
だが――それ以上に、心が前へ進もうとしていた。
「……行こう。みんなで」
ホリーが微笑み、トレセルがうなずく。
三人の足元で、光の柱がすうっと現れた。
図書館が、彼らの覚悟を認めたかのように。
「光よ、この場所まで頼めるか」
トレセルの問いかけに光が拍動する。まるで意志があるかのように。光に包まれながら、三人は胸の内に重い決意と、微かな希望を抱き……
気づいた時には、漆黒の遺跡が、三人の前に口を開けていた。
10
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
追放された万能聖魔導師、辺境で無自覚に神を超える ~俺を無能と言った奴ら、まだ息してる?~
たまごころ
ファンタジー
王国一の聖魔導師アレンは、嫉妬した王子の策略で「無能」と断じられ、国を追放された。
辿り着いた辺境の村で、アレンは「ただの治癒師」として静かに暮らそうとするが――。
壊れた街を再生し、疫病を一晩で根絶し、魔王の眷属まで癒しながら、本人はただの村医者のつもり。
その結果、「あの無能が神を超えた」と噂が広がり、王と勇者は頭を抱えることに。
ざまぁとスカッとが止まらない、無自覚最強転生ファンタジー開幕!
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。
死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。
命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。
自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる