52 / 55
49. 『魂』の適合
しおりを挟む
続く蒼い炎をくぐり抜けた、その瞬間だった。
足元から、大地が剥がれ落ちる。
「――っ!」
ホリーが反射的に跳び退こうとしたが、踏みしめるべき地面は、すでに存在していなかった。
落下感はない。風圧もない。支えという概念そのものが消失しているように思える空間。
地はない。
空もない。
上下左右、前後の区別すら曖昧な、無限の暗黒。
音すら、意味を持たない。
その中心に――
ゆっくりと、巨大な白い円環が浮かんでいた。
それは無数の魂の集合体。
光とも影とも言い切れぬ、半透明の意識の残滓。
叫びはなく、言葉もない。ただ、奪われ、縫い合わされ、擦り切れた「魂の原型」だけが、空間を満たしている。
「……ここは……」
ヴィーノの声は、闇に吸い込まれ、反響すら返ってこなかった。
次の瞬間。
――カチリ。
あまりにも小さな、金属音。
「……え?」
ヴィーノは自分の左腕を見下ろす。
銀の腕輪が、ひとりでに外れていた。
留め具が壊れたわけでもない。
引きちぎられたわけでもない。
それは黒く染まりながら静かに宙へ浮かび上がり、そして……
腕輪が外れた瞬間を狙うかのようにズブリ、と。
黒い影が、ヴィーノの身体の内側へ流れ込んだ。
「……っ!!」
息が詰まり、全身が硬直する。
喉から声にならない音が漏れ、瞳から生気が抜け落ちていく。
「ヴィーノ!?」
ホリーが駆け寄ろうとした、その瞬間。
肌を刺すような殺気が、空間を裂いた。
――近づくな。
言葉ではない。
本能そのものが、そう警告していた。
「くっ」ホリーがたじろぐ。
ヴィーノが、ゆっくりと顔を上げる。
その瞳には、感情がなかった。
温度も、揺らぎも、生の気配すらない。
ただ、底なしの深淵。
「……ふふ」
低く、濁った声。
決して、ヴィーノのものではない。
「この身体……やはり悪くない」
「……誰だ」
トレセルが一歩前に出る。尾が緊張で張り詰め、魔力が自然と循環を始める。
ヴィーノ――否、『それ』は、口角を歪めた。
「忘れたか? 一度会っているだろう」
胸に手を当て、淡々と名乗る。
「俺は七災禍が一角。『魂』のシェールだ」
ホリーの背筋を、冷たいものが走った。
「シェール……?」
「そうだ」
まるで天気を語るかのように、無感情に続ける。
「俺は魂を奪う。書き換える。上書きする。……そして、乗っ取る」
ヴィーノの身体が、本人の意思と無関係に一歩、前へ出た。
「待て! その身体は――」
「彼のもの、か?」
鼻で笑う。
「勇者よ。考えたことはないか。
なぜこの腕輪は外れるのか。
貴様の転生を妨害するためだけなら、外れる仕様にしなくてもよかろう」
トレセルの思考が、一瞬、停止した。
「……まさか……」
「そうだ。この少年がさらに幼き頃、腕輪を渡したのは俺だ。この体を『必要な時に、俺が使う』ためにな」
魂の円環が、脈打つ。
「この腕輪には、俺が『本来の』肉体の持ち主になるように呪いをかけてあった。今では肉体への適合率は、ヴィーノとやらより俺のほうが高い」
ホリーが叫ぶ。
「そんなの……!なぜ!」
「理由、か?」
シェールは首を傾げた。
「フェイドゥーラ様の邪魔になりそうなものを奪い、我がものとして利用する。それだけのこと」
ヴィーノの足元から、無数の魂の手が伸び上がる。
「くっ!」
トレセルが尾で弾き飛ばすが、魂は霧のように散り、即座に再構成される。
「無駄だ」
幾重にも重なる声。
「斬れるか?
壊せるか?
魂という『概念』を」
シェールが歪んだ詠唱を放つ。
「エンチャント……ソウル・ブレイク」
黒い衝撃波が放たれ、二人をまとめて吹き飛ばす。
「……がっ!!」
闇に叩きつけられ、視界が白く弾ける。
「弱いな」
シェールが近づく。
「魂の理解が、浅すぎる」
ホリーは歯を食いしばり、立ち上がった。
「……ヴィーノを、返せ!」
「返す?」
小さく首を傾げる。
「違うな。今お前の前にいるのが、『本来の持ち主』だ」
ホリーが跳ぶ。
ヴォーパルトゥースが、一直線に首を狙う。
当たらない。
刃は、不可視の魂の層に阻まれた。
「なっ……!」
反撃。
強烈な一撃が腹を抉り、ホリーは転がった。
「ホリー!」
トレセルが吠える。
「……っ!」
魔力を解放する。
「ヴィーノの中にいる限り、殺せねぇ……なら!」
一歩、踏み出す。
「魂ごと、叩き出す!
エンチャント!ソウルリッパー!」
光の刃が、ヴィーノの胸を貫いた。
「くっ!!」
初めて、シェールの表情が歪む。
「……なるほど」
低い笑い。
「勇者の魂で押し出す作戦か。確かに、厄介だ」
シェールが手をかざし、空間が軋む。ホリーとヴィーノ、二人の魂が体から引き剥がされそうになる。
「ぐああ!」
「ああっ!」
「……やめろ」
かすかな声が聞こえた。
「……僕の、身体だ」
シェールが目を見開く。
「……ほう?」
内側から、微かな光。
「決めたんだ」
震えながらも、確かな意志。
「一緒にいるって、決めたんだ。トレセルも、ホリーも……だから」
魂の奥底で、叫ぶ。
「僕の体から、出ていけ!」
宙に浮いた、黒く染まっていた腕輪が銀に戻る。
「なっ……!」
シェールの影が、引き剥がされていく。
「馬鹿な……!適合率は、俺のほうが――!」
「適合率?」
トレセルが笑う。
「それを決めるのは……」
ホリーが刃を構える。
「積み重ねた時間、選び、勝ち取り続けた結果!」
トレセルが魂を燃やして、再び光の刃を放つ。
「そして何より『自分はここにいる』という強い想いだ!お前なんかにヴィーノの存在を乗っ取れるかよ!この『魂の寄生虫』が!」
三つの意志が、重なる。
銀の光が、闇を裂く。
「エンチャント!ソウル!リッパー!」
「ぐ、あああああ!!」
トレセルの魔法が直撃し、シェールが円環へ叩きつけられた。
「覚えておけ……!」
シェールが砕け、円環へ飲み込まれる。
「俺は……必ず……!」
光が弾け、闇は静まった。
ヴィーノが、崩れ落ちる。
「ヴィーノ!」
「……ごめん」
小さく、笑う。
「でも……勝った、よね」
トレセルは深く息を吐いた。
「ああ。
七災禍の一角――『魂』は、ここで終わりだ」
円環を背にして、三人は空間から脱出した。
足元から、大地が剥がれ落ちる。
「――っ!」
ホリーが反射的に跳び退こうとしたが、踏みしめるべき地面は、すでに存在していなかった。
落下感はない。風圧もない。支えという概念そのものが消失しているように思える空間。
地はない。
空もない。
上下左右、前後の区別すら曖昧な、無限の暗黒。
音すら、意味を持たない。
その中心に――
ゆっくりと、巨大な白い円環が浮かんでいた。
それは無数の魂の集合体。
光とも影とも言い切れぬ、半透明の意識の残滓。
叫びはなく、言葉もない。ただ、奪われ、縫い合わされ、擦り切れた「魂の原型」だけが、空間を満たしている。
「……ここは……」
ヴィーノの声は、闇に吸い込まれ、反響すら返ってこなかった。
次の瞬間。
――カチリ。
あまりにも小さな、金属音。
「……え?」
ヴィーノは自分の左腕を見下ろす。
銀の腕輪が、ひとりでに外れていた。
留め具が壊れたわけでもない。
引きちぎられたわけでもない。
それは黒く染まりながら静かに宙へ浮かび上がり、そして……
腕輪が外れた瞬間を狙うかのようにズブリ、と。
黒い影が、ヴィーノの身体の内側へ流れ込んだ。
「……っ!!」
息が詰まり、全身が硬直する。
喉から声にならない音が漏れ、瞳から生気が抜け落ちていく。
「ヴィーノ!?」
ホリーが駆け寄ろうとした、その瞬間。
肌を刺すような殺気が、空間を裂いた。
――近づくな。
言葉ではない。
本能そのものが、そう警告していた。
「くっ」ホリーがたじろぐ。
ヴィーノが、ゆっくりと顔を上げる。
その瞳には、感情がなかった。
温度も、揺らぎも、生の気配すらない。
ただ、底なしの深淵。
「……ふふ」
低く、濁った声。
決して、ヴィーノのものではない。
「この身体……やはり悪くない」
「……誰だ」
トレセルが一歩前に出る。尾が緊張で張り詰め、魔力が自然と循環を始める。
ヴィーノ――否、『それ』は、口角を歪めた。
「忘れたか? 一度会っているだろう」
胸に手を当て、淡々と名乗る。
「俺は七災禍が一角。『魂』のシェールだ」
ホリーの背筋を、冷たいものが走った。
「シェール……?」
「そうだ」
まるで天気を語るかのように、無感情に続ける。
「俺は魂を奪う。書き換える。上書きする。……そして、乗っ取る」
ヴィーノの身体が、本人の意思と無関係に一歩、前へ出た。
「待て! その身体は――」
「彼のもの、か?」
鼻で笑う。
「勇者よ。考えたことはないか。
なぜこの腕輪は外れるのか。
貴様の転生を妨害するためだけなら、外れる仕様にしなくてもよかろう」
トレセルの思考が、一瞬、停止した。
「……まさか……」
「そうだ。この少年がさらに幼き頃、腕輪を渡したのは俺だ。この体を『必要な時に、俺が使う』ためにな」
魂の円環が、脈打つ。
「この腕輪には、俺が『本来の』肉体の持ち主になるように呪いをかけてあった。今では肉体への適合率は、ヴィーノとやらより俺のほうが高い」
ホリーが叫ぶ。
「そんなの……!なぜ!」
「理由、か?」
シェールは首を傾げた。
「フェイドゥーラ様の邪魔になりそうなものを奪い、我がものとして利用する。それだけのこと」
ヴィーノの足元から、無数の魂の手が伸び上がる。
「くっ!」
トレセルが尾で弾き飛ばすが、魂は霧のように散り、即座に再構成される。
「無駄だ」
幾重にも重なる声。
「斬れるか?
壊せるか?
魂という『概念』を」
シェールが歪んだ詠唱を放つ。
「エンチャント……ソウル・ブレイク」
黒い衝撃波が放たれ、二人をまとめて吹き飛ばす。
「……がっ!!」
闇に叩きつけられ、視界が白く弾ける。
「弱いな」
シェールが近づく。
「魂の理解が、浅すぎる」
ホリーは歯を食いしばり、立ち上がった。
「……ヴィーノを、返せ!」
「返す?」
小さく首を傾げる。
「違うな。今お前の前にいるのが、『本来の持ち主』だ」
ホリーが跳ぶ。
ヴォーパルトゥースが、一直線に首を狙う。
当たらない。
刃は、不可視の魂の層に阻まれた。
「なっ……!」
反撃。
強烈な一撃が腹を抉り、ホリーは転がった。
「ホリー!」
トレセルが吠える。
「……っ!」
魔力を解放する。
「ヴィーノの中にいる限り、殺せねぇ……なら!」
一歩、踏み出す。
「魂ごと、叩き出す!
エンチャント!ソウルリッパー!」
光の刃が、ヴィーノの胸を貫いた。
「くっ!!」
初めて、シェールの表情が歪む。
「……なるほど」
低い笑い。
「勇者の魂で押し出す作戦か。確かに、厄介だ」
シェールが手をかざし、空間が軋む。ホリーとヴィーノ、二人の魂が体から引き剥がされそうになる。
「ぐああ!」
「ああっ!」
「……やめろ」
かすかな声が聞こえた。
「……僕の、身体だ」
シェールが目を見開く。
「……ほう?」
内側から、微かな光。
「決めたんだ」
震えながらも、確かな意志。
「一緒にいるって、決めたんだ。トレセルも、ホリーも……だから」
魂の奥底で、叫ぶ。
「僕の体から、出ていけ!」
宙に浮いた、黒く染まっていた腕輪が銀に戻る。
「なっ……!」
シェールの影が、引き剥がされていく。
「馬鹿な……!適合率は、俺のほうが――!」
「適合率?」
トレセルが笑う。
「それを決めるのは……」
ホリーが刃を構える。
「積み重ねた時間、選び、勝ち取り続けた結果!」
トレセルが魂を燃やして、再び光の刃を放つ。
「そして何より『自分はここにいる』という強い想いだ!お前なんかにヴィーノの存在を乗っ取れるかよ!この『魂の寄生虫』が!」
三つの意志が、重なる。
銀の光が、闇を裂く。
「エンチャント!ソウル!リッパー!」
「ぐ、あああああ!!」
トレセルの魔法が直撃し、シェールが円環へ叩きつけられた。
「覚えておけ……!」
シェールが砕け、円環へ飲み込まれる。
「俺は……必ず……!」
光が弾け、闇は静まった。
ヴィーノが、崩れ落ちる。
「ヴィーノ!」
「……ごめん」
小さく、笑う。
「でも……勝った、よね」
トレセルは深く息を吐いた。
「ああ。
七災禍の一角――『魂』は、ここで終わりだ」
円環を背にして、三人は空間から脱出した。
10
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
追放された万能聖魔導師、辺境で無自覚に神を超える ~俺を無能と言った奴ら、まだ息してる?~
たまごころ
ファンタジー
王国一の聖魔導師アレンは、嫉妬した王子の策略で「無能」と断じられ、国を追放された。
辿り着いた辺境の村で、アレンは「ただの治癒師」として静かに暮らそうとするが――。
壊れた街を再生し、疫病を一晩で根絶し、魔王の眷属まで癒しながら、本人はただの村医者のつもり。
その結果、「あの無能が神を超えた」と噂が広がり、王と勇者は頭を抱えることに。
ざまぁとスカッとが止まらない、無自覚最強転生ファンタジー開幕!
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。
死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。
命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。
自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる