13 / 13
とある辺境伯の恋患い
竜の番
しおりを挟む
……────。
ジゼルに一方的な婚約を取りつけた後、ルシアスは人間の身なりを模倣し、城下を徘徊していた。人間の生態を観察しつつ、王都へ魔術師として潜り込み、王に謁見する機会を得た。
「そこで私はジルとの結婚と、王都で捕らえられている同胞の解放を、取引したのだ。王の首と引き換えにな」
当人が語る白竜の昔話を、ジゼルは思い出していた。ルシアスと別れた後の話に変わり、ジゼルは驚いた。何とルシアスはその二つの要望が通らなければ、国王相手に「首を刎ねる」と宣戦布告したのだという。夜なべに話を聞いて、ジゼルは青ざめた。
「しかし、王は豪胆な男であった。王は笑いながら、こう言ったのだ」
──『人間は崖の上には住めぬ』
──『竜達は命からがら逃げてきた者達ばかりだ』
王は竜一族が住む北の辺境の土地をマーレイン領として、爵位とともにルシアスに与えた。ルシアスを恐れた力の弱い竜達は、自ら人間の庇護下に入ることを望んだのだという。
「豪胆だが、狡猾で好かぬ男だ。ジルとの結婚を盾に、二つの要求を申し出た」
望む者はこのまま王都で人間に力を貸しながら暮らすこと、マーレイン領の監視および防衛。ルシアスは王と盟約を結んだのだった。
「ジルが寿命を終えるまで、私は人として生きるつもりだった」
「う、うん……ちょっと疑わしいところもありましたけど」
ルシアスは碧色の瞳を真っ直ぐに向ける。ルシアスが竜だと知ってもなお、ジゼルの気持ちが離れないか、ルシアスは知りたいのだろう。竜の中で一番強い王は、縋るような目でジゼルを見つめていた。
冷たい唇に、ジゼルは口付けた。
「僕はずっと……ルシアス様の側にいたいです。ルシアス様のことが、僕も好きなのだと思う」
「言い切ってはくれぬのか?」
意地悪な質問をした直後に、ルシアスは怜悧な顔を綻ばせた。続くルシアスの言葉は、ジゼルの迷いを取り払った。
「ジルが固有の寿命を終えた後も、生涯他の番はつくらぬ。約束しよう」
……────。
再び寝入ってしまい、ジゼルははっと目を覚ました。タイミングよく入室してきたアノーレイにルシアスの居所を尋ねたところ、彼は竜の姿で北の山脈を飛び回っているらしい。
「ジゼル様に受け入れてもらえて、旦那様は幸せの絶頂にいるのかもしれません」
昨夜の情事のせいで、足腰は使い物にならず、ジゼルはアノーレイに抱えられ浴室まできた。自分が細身で軽いことは自覚しているが、女性に抱かれるのはプライドが傷つく。
湯浴みの間、ジゼルは内股に赤い実のような斑点がいくつもできていることに初めて気付いた。
「な、何これ……病気じゃないよね?」
恐る恐るアノーレイに問いかける。アノーレイは咳払いをし、「恐らく」と前置きをつけて言った。
「それは旦那様の……」
「ルシアス様の?」
「それから先は、ご自分からお確かめください」
いくら洗っても消える気配はないが、擦っても痛みはない。アノーレイによれば、恐ろしい病ではないということなので、ジゼルは一旦気に留めないことにした。
身を清めると、ジゼルはルシアスに会いに湖畔へ向かった。同じ方面にルシアスがいるので、アノーレイは同行しなかった。
道すがら、ジゼルは三匹の子竜を見つけ感動していた。羽の発達していない子竜は、ふわふわと飛ぶのが精一杯で、ジゼルの肩で羽を休めている。
ジゼルは湖の畔の花園へ着くと、子竜達に花冠を編んでやった。昔から細かい作業が好きで、指輪ほどの大きさに編み、子竜達の角にかけてやった。きゅるきゅると可愛い声で鳴き出した直後、強い風が突如として吹いた。子竜が飛ばされないように、ジゼルは三匹を胸に抱く。
大きな影がジゼルと子竜を包む。いつの間にか、白い竜が側にいて、ジゼルは驚いた。
「ルシアス様?」
疑問形だが、ジゼルは確信を持って名前を呼んだ。ルシアスは鼻息を荒くし、ジゼルの身体をやや強く押す。微妙な力加減に、ジゼルは尻餅をついてしまった。厚い舌で一舐めされただけで、全身べとべとだ。
竜の姿を解くと、ジゼルがよく見知った美しい男が現れた。不貞腐れたような表情で、ルシアスはジゼルの身体を起こす。
鋭い眼光が、ジゼルが抱いている子竜達に向けられた。
「その者達がジルを誑かしたのか?」
腕の中がぷるぷると震えだす。幼い子竜達の頭を撫でると、ルシアスはさらにショックを受けたような顔になった。嫉妬深い竜のために、ジゼルは途中まで編んでいた花の腕輪を、ルシアスの手首につけた。
「これは」
「この子達とお揃いです」
それ以上は何も言えなくなったのか、ルシアスは大人しくなった。柔らかい草の上に腰を下ろすと、ルシアスも同じようにジゼルの横に擦り寄る。
「いつ見ても綺麗」
「私もこの景色が好きだ。ジルと見ると、美しさも一層増す」
口下手なルシアスが紡いだ言葉に、ジゼルはくすっと笑う。
「いつかルシアス様と王都に行きたいな。美味しいものを食べたり、いろいろなところを見て回りたい」
仕事で王都と辺境を行ったり来たりしているルシアスは、複雑そうな表情をした。ルシアスは仕事嫌いで王都に行くときは不機嫌になるのだと、先ほどアノーレイから聞いた。
「ジルが一緒であれば構わぬ。……ジルは物好きだな。あそこは狭く人も多いので不便だ。わざわざ足をついて歩かなければならぬのに」
辺境から王都までは馬の足では五日はかかる。しかし、山を越えられる竜であれば、小一時間もかからないのではないだろうか。
うきうきした様子のジゼルに、ルシアスはそれ以上悪態をつくことはなかった。
ジゼルの手首に贈ったばかりの花の腕輪が触れる。二人は手を重ねながら、朝焼けに染まる美しい湖をずっと見ていた。
fin.
ジゼルに一方的な婚約を取りつけた後、ルシアスは人間の身なりを模倣し、城下を徘徊していた。人間の生態を観察しつつ、王都へ魔術師として潜り込み、王に謁見する機会を得た。
「そこで私はジルとの結婚と、王都で捕らえられている同胞の解放を、取引したのだ。王の首と引き換えにな」
当人が語る白竜の昔話を、ジゼルは思い出していた。ルシアスと別れた後の話に変わり、ジゼルは驚いた。何とルシアスはその二つの要望が通らなければ、国王相手に「首を刎ねる」と宣戦布告したのだという。夜なべに話を聞いて、ジゼルは青ざめた。
「しかし、王は豪胆な男であった。王は笑いながら、こう言ったのだ」
──『人間は崖の上には住めぬ』
──『竜達は命からがら逃げてきた者達ばかりだ』
王は竜一族が住む北の辺境の土地をマーレイン領として、爵位とともにルシアスに与えた。ルシアスを恐れた力の弱い竜達は、自ら人間の庇護下に入ることを望んだのだという。
「豪胆だが、狡猾で好かぬ男だ。ジルとの結婚を盾に、二つの要求を申し出た」
望む者はこのまま王都で人間に力を貸しながら暮らすこと、マーレイン領の監視および防衛。ルシアスは王と盟約を結んだのだった。
「ジルが寿命を終えるまで、私は人として生きるつもりだった」
「う、うん……ちょっと疑わしいところもありましたけど」
ルシアスは碧色の瞳を真っ直ぐに向ける。ルシアスが竜だと知ってもなお、ジゼルの気持ちが離れないか、ルシアスは知りたいのだろう。竜の中で一番強い王は、縋るような目でジゼルを見つめていた。
冷たい唇に、ジゼルは口付けた。
「僕はずっと……ルシアス様の側にいたいです。ルシアス様のことが、僕も好きなのだと思う」
「言い切ってはくれぬのか?」
意地悪な質問をした直後に、ルシアスは怜悧な顔を綻ばせた。続くルシアスの言葉は、ジゼルの迷いを取り払った。
「ジルが固有の寿命を終えた後も、生涯他の番はつくらぬ。約束しよう」
……────。
再び寝入ってしまい、ジゼルははっと目を覚ました。タイミングよく入室してきたアノーレイにルシアスの居所を尋ねたところ、彼は竜の姿で北の山脈を飛び回っているらしい。
「ジゼル様に受け入れてもらえて、旦那様は幸せの絶頂にいるのかもしれません」
昨夜の情事のせいで、足腰は使い物にならず、ジゼルはアノーレイに抱えられ浴室まできた。自分が細身で軽いことは自覚しているが、女性に抱かれるのはプライドが傷つく。
湯浴みの間、ジゼルは内股に赤い実のような斑点がいくつもできていることに初めて気付いた。
「な、何これ……病気じゃないよね?」
恐る恐るアノーレイに問いかける。アノーレイは咳払いをし、「恐らく」と前置きをつけて言った。
「それは旦那様の……」
「ルシアス様の?」
「それから先は、ご自分からお確かめください」
いくら洗っても消える気配はないが、擦っても痛みはない。アノーレイによれば、恐ろしい病ではないということなので、ジゼルは一旦気に留めないことにした。
身を清めると、ジゼルはルシアスに会いに湖畔へ向かった。同じ方面にルシアスがいるので、アノーレイは同行しなかった。
道すがら、ジゼルは三匹の子竜を見つけ感動していた。羽の発達していない子竜は、ふわふわと飛ぶのが精一杯で、ジゼルの肩で羽を休めている。
ジゼルは湖の畔の花園へ着くと、子竜達に花冠を編んでやった。昔から細かい作業が好きで、指輪ほどの大きさに編み、子竜達の角にかけてやった。きゅるきゅると可愛い声で鳴き出した直後、強い風が突如として吹いた。子竜が飛ばされないように、ジゼルは三匹を胸に抱く。
大きな影がジゼルと子竜を包む。いつの間にか、白い竜が側にいて、ジゼルは驚いた。
「ルシアス様?」
疑問形だが、ジゼルは確信を持って名前を呼んだ。ルシアスは鼻息を荒くし、ジゼルの身体をやや強く押す。微妙な力加減に、ジゼルは尻餅をついてしまった。厚い舌で一舐めされただけで、全身べとべとだ。
竜の姿を解くと、ジゼルがよく見知った美しい男が現れた。不貞腐れたような表情で、ルシアスはジゼルの身体を起こす。
鋭い眼光が、ジゼルが抱いている子竜達に向けられた。
「その者達がジルを誑かしたのか?」
腕の中がぷるぷると震えだす。幼い子竜達の頭を撫でると、ルシアスはさらにショックを受けたような顔になった。嫉妬深い竜のために、ジゼルは途中まで編んでいた花の腕輪を、ルシアスの手首につけた。
「これは」
「この子達とお揃いです」
それ以上は何も言えなくなったのか、ルシアスは大人しくなった。柔らかい草の上に腰を下ろすと、ルシアスも同じようにジゼルの横に擦り寄る。
「いつ見ても綺麗」
「私もこの景色が好きだ。ジルと見ると、美しさも一層増す」
口下手なルシアスが紡いだ言葉に、ジゼルはくすっと笑う。
「いつかルシアス様と王都に行きたいな。美味しいものを食べたり、いろいろなところを見て回りたい」
仕事で王都と辺境を行ったり来たりしているルシアスは、複雑そうな表情をした。ルシアスは仕事嫌いで王都に行くときは不機嫌になるのだと、先ほどアノーレイから聞いた。
「ジルが一緒であれば構わぬ。……ジルは物好きだな。あそこは狭く人も多いので不便だ。わざわざ足をついて歩かなければならぬのに」
辺境から王都までは馬の足では五日はかかる。しかし、山を越えられる竜であれば、小一時間もかからないのではないだろうか。
うきうきした様子のジゼルに、ルシアスはそれ以上悪態をつくことはなかった。
ジゼルの手首に贈ったばかりの花の腕輪が触れる。二人は手を重ねながら、朝焼けに染まる美しい湖をずっと見ていた。
fin.
58
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
嫌いなアイツと一緒に○○しないと出れない部屋に閉じ込められたのだが?!
海野(サブ)
BL
騎士の【ライアン】は指名手配されていた男が作り出した魔術にで作り出した○○しないと出れない部屋に自分が嫌っている【シリウス】と一緒に閉じ込められた。
聖獣は黒髪の青年に愛を誓う
午後野つばな
BL
稀覯本店で働くセスは、孤独な日々を送っていた。
ある日、鳥に襲われていた仔犬を助け、アシュリーと名づける。
だが、アシュリーただの犬ではなく、稀少とされる獣人の子どもだった。
全身で自分への愛情を表現するアシュリーとの日々は、灰色だったセスの日々を変える。
やがてトーマスと名乗る旅人の出現をきっかけに、アシュリーは美しい青年の姿へと変化するが……。
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
【完結】社畜の俺が一途な犬系イケメン大学生に告白された話
日向汐
BL
「好きです」
「…手離せよ」
「いやだ、」
じっと見つめてくる眼力に気圧される。
ただでさえ16時間勤務の後なんだ。勘弁してくれ──。
・:* ✧.---------・:* ✧.---------˚✧₊.:・:
純真天然イケメン大学生(21)× 気怠げ社畜お兄さん(26)
閉店間際のスーパーでの出会いから始まる、
一途でほんわか甘いラブストーリー🥐☕️💕
・:* ✧.---------・:* ✧.---------˚✧₊.:・:
📚 **全5話/9月20日(土)完結!** ✨
短期でサクッと読める完結作です♡
ぜひぜひ
ゆるりとお楽しみください☻*
・───────────・
🧸更新のお知らせや、2人の“舞台裏”の小話🫧
❥❥❥ https://x.com/ushio_hinata_2?s=21
・───────────・
応援していただけると励みになります💪( ¨̮ 💪)
なにとぞ、よしなに♡
・───────────・
森で助けた記憶喪失の青年は、実は敵国の王子様だった!? 身分に引き裂かれた運命の番が、王宮の陰謀を乗り越え再会するまで
水凪しおん
BL
記憶を失った王子×森の奥で暮らす薬師。
身分違いの二人が織りなす、切なくも温かい再会と愛の物語。
人里離れた深い森の奥、ひっそりと暮らす薬師のフィンは、ある嵐の夜、傷つき倒れていた赤髪の青年を助ける。
記憶を失っていた彼に「アッシュ」と名付け、共に暮らすうちに、二人は互いになくてはならない存在となり、心を通わせていく。
しかし、幸せな日々は突如として終わりを告げた。
彼は隣国ヴァレンティスの第一王子、アシュレイだったのだ。
記憶を取り戻し、王宮へと連れ戻されるアッシュ。残されたフィン。
身分という巨大な壁と、王宮に渦巻く陰謀が二人を引き裂く。
それでも、運命の番(つがい)の魂は、呼び合うことをやめなかった――。
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
龍の無垢、狼の執心~跡取り美少年は侠客の愛を知らない〜
中岡 始
BL
「辰巳会の次期跡取りは、俺の息子――辰巳悠真や」
大阪を拠点とする巨大極道組織・辰巳会。その跡取りとして名を告げられたのは、一見するとただの天然ボンボンにしか見えない、超絶美貌の若き御曹司だった。
しかも、現役大学生である。
「え、あの子で大丈夫なんか……?」
幹部たちの不安をよそに、悠真は「ふわふわ天然」な言動を繰り返しながらも、確実に辰巳会を掌握していく。
――誰もが気づかないうちに。
専属護衛として選ばれたのは、寡黙な武闘派No.1・久我陣。
「命に代えても、お守りします」
そう誓った陣だったが、悠真の"ただの跡取り"とは思えない鋭さに次第に気づき始める。
そして辰巳会の跡目争いが激化する中、敵対組織・六波羅会が悠真の命を狙い、抗争の火種が燻り始める――
「僕、舐められるの得意やねん」
敵の思惑をすべて見透かし、逆に追い詰める悠真の冷徹な手腕。
その圧倒的な"跡取り"としての覚醒を、誰よりも近くで見届けた陣は、次第に自分の心が揺れ動くのを感じていた。
それは忠誠か、それとも――
そして、悠真自身もまた「陣の存在が自分にとって何なのか」を考え始める。
「僕、陣さんおらんと困る。それって、好きってことちゃう?」
最強の天然跡取り × 一途な忠誠心を貫く武闘派護衛。
極道の世界で交差する、戦いと策謀、そして"特別"な感情。
これは、跡取りが"覚醒"し、そして"恋を知る"物語。
【連載版あり】「頭をなでてほしい」と、部下に要求された騎士団長の苦悩
ゆらり
BL
「頭をなでてほしい」と、人外レベルに強い無表情な新人騎士に要求されて、断り切れずに頭を撫で回したあげくに、深淵にはまり込んでしまう騎士団長のお話。リハビリ自家発電小説。一話完結です。
※加筆修正が加えられています。投稿初日とは誤差があります。ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる