宿屋ののぶさん@RPG

てぃば

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早咲きの花が散る …観察眼…

「ようこそ。《サトウ》管轄の山へ!」

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「さて、知識の確認をしようか。」

山の前で足を止めると、店主が尋ねてきた。

「魔物とはなんだい?」

「ヒトとも動物とも取れない、魔力を持ったもの。」

「うんうん、それから?」

「形状は様々だ。ヒト型もいれば、小動物のようなかたちの物もいる。ヒト型は大抵言語も習得している。大抵は人と対立し、こちらを侵略したり襲ったりしている…が、まあ、人と友好的なものもいるのは、最近知った。」

なんとなく顔を背ける。
と同時に店主は山へ入った。
慌てて追いかける。

「そうだね。じゃあ魔物の生まれ方については知っているかな?」

山の中は背の高い雑草だらけで、歩く度に足や手が切れていく。
前を歩いている店主がさばいてくれなかったらもっと酷いことになっていただろう。

「いや…普通に魔物同士で婚姻するんじゃないか?」

しかしこんなにも植物が茂っているのにこの山の中に生き物の気配が一つもしない。

「それもあるよ。だいたい魔物の7~8割くらいは魔物同士の婚姻、からの子作り。だけどね、」

邪魔だったのか店主は前に現れた大きな雑草…小さな木というべきか…を刈り取って…

刈り取る道具なんて持ってきてたか?

「〝人堕ち〟と私は呼んでいるのだけどね、元々人間だったものがいるんだ。人型をとってるものは大抵そういうやつだよ。」

「人間?!」

「ああ、まだその過程は発見されてないけどね。だから言語能力がある魔物もいるのさ。人間に好意的な魔物はみんな人堕ち。ルイシャも元々王族に仕える者だったんだよ。」

あとこの鎌はさっき出したんだ。これは私固有の能力。

バッサバッサ邪魔な植物を狩りながら店主は説明を続ける。

驚きの連続だ…
人堕ちなんて初めて聞いたし、だいたい人間に好意的な魔物なんていないと思っていたし、ルイシャの事も普通に魔物だと思っていた…。

ただ、それよりも気になるのは…。

「そういえばモーブはなんか固有能力あるの?」

それだ…。

店主は宿屋だ。普通固有能力って言ったら、生まれながらにして素質のあるヤツが持つものだ。確率にしてい5万~10万分の1…。
そういうやつの職種は十中八九勇者か魔術師か…特殊な職業だ。
宿屋なんてなろうと思えば誰でもなれるような職種のこいつがどうして…。


「俺は…ない。生まれは田舎で家族も平民だ。俺自身特に突出した素質もない。」

「そうか。まあ冒険者のほとんどは能力無しだし、名を馳せているものも半分くらいは能力無しだ。君もきっと大成するよ。」

「あんたは…なんで…、」

大きくドサッと後ろ後ろ・・から音がした。

「さあ、今回の原因のお出ましさ。」

ようこそ、サトウ管轄の山へ。
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みんなの感想(1件)

関谷俊博
2016.08.13 関谷俊博

は、早く本編を!

解除

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