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第1章 魔王辺境へ降り立つ
指名依頼という初依頼
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ぬるくなったコーヒーを飲み干して、ギルドに戻る。
掲示板で依頼を探すためだ。
手持ちは銀貨20枚、少ない金額ではないが、働かなくてもいい金額でもない。
『働かざる者食うべからず』だ。
俺がギルドに戻ったのを見つけて、ヒューゴが声をかけてきた。
「おーい、カズマ!ちょっと来てくれ!」
カウンターへ来いと呼ばれる。
掲示板の方へ行きたいのだと、掲示板を指さして目で訴えるが、手招きは止まらなかった。
「何だよ。良い依頼が無くなっちゃうじゃないか」
「まあ待て、まずは専属受付嬢を紹介しようじゃないか」
お、『専属』受付嬢?
「いやいや、何の功績もないのに専属受付嬢とかおかしいだろ」
「おかしいのはお前の頭だアホ!お前の専属じゃねえよ。お前が彼女の専属なのっ!」
「は?」
「赤タグの事務処理は煩雑なんでな、赤タグ専門の受付嬢がいるんだ。で、一人で対応できる人数にも限りがあるから、受付嬢毎に専属の赤タグギルド員を決定しているというわけだ」
「そうか」
思い描く専属受付嬢とはまるで逆だった。
担当受付嬢専属ギルド員みたいな感じらしい。
「うふふ、シエラといいます。よろしくお願いしますね」
ヒューゴの隣りに立っていた美人が笑顔でお辞儀をしてきた。
金髪のロングをざっくりとした三つ編みにまとめた、出来る女風でありながら可愛さも失わない絶妙感
全体的に細身でありながら、自己主張の強い双丘、普通にドストライクだ。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
お辞儀の後にサムズアップととびきりの笑顔を向けておいた。
歯はキラリと光っただろうか。
「では、カズマ様の最初の依頼ですが……」
さすがは専属というだけのことはある。
すでに俺向けの依頼が見繕ってあるらしい。
「なんと、指名依頼が入っております」
「は?」
「ですよね。私もそう思いましたが、これは紛れもない事実なのです。あちらを……」
シエラは入り口の方を指し示す。
入り口の扉の脇には、紫のストレートロングの髪に淡いピンクのワンピースを着た少女が立っている。
そして、なんということか、その頭には白いウサミミがついていた。
「あちらの方が、今回の依頼人です。お受けになりますよね?」
「なぜ受ける前提なんだよ。まずは話を聞いてからだろ」
登録したての新人に指名依頼をかけるとは、おかしな話だ。
そもそもが、名前を名乗ったのはギルドと爺さんにだけだし、他で喋った覚えもなければ、色の違うポーションを渡したりした覚えもない。
依頼の内容よりも、指名依頼に至った経緯の方に興味がある。
ウサミミを頭に付けた少女はサリーアと名乗った。
身長は125cm前後だろう。
淡いピンクのワンピース姿に不似合いな革製の大きな鞄をタスキに掛けていた。
何となくウサギ的な印象を受けるのは目の形によるものだろうが、基本的にはウサミミ以外は人間と変わらない。
「こんにちは、赤タグギルド員のカズマという」
「あ……よろしくお願いします」
そんなに積極的な性格ではないようだ。
「依頼の内容を聞いてもいいかな?」
「はい……」
声が小さいので、騒音に近い喧噪で満たされたギルドの中では聞き取れないことも度々あり、その度に聞き直す手間が必要だった。
内容を掻い摘まむと、サリーアの村が火竜の襲撃で壊滅したので、それを領主に報告するためにデルザの街にきたらしい。
領主への報告などは終わっていて、元居た村は廃村となるようだ。
それで、村へ必要な物を取りに帰るのに護衛兼荷物持ちとしてギルド員を雇いたいということだった。
「それなら、俺じゃ無くていいんじゃないの?余分な料金のかかる指名依頼なんか掛けなくても、ギルドで適切な人材を紹介してくれると思うぜ
「それは、ババ様の………」
また何度か聞き直す手間が必要になった。
内容としては、壊滅した村にはババ様なる予言者の生存者がいて、その予言によって、帰りには護衛を雇ってこいと言われているようだ。
そして、その護衛を選ぶときには、ギルドの赤タグの最新の登録者を指名するようにも言われているらしい。
示された報酬も指名依頼であることを除いても、破格の値段だった。
ちなみに、金額もババ様の予言の通りの設定だと。
数時間後、俺と依頼人であるサリーアは、乗合馬車の中にいた。
結果として、俺は指名依頼を受けた。
破格の報酬に目がくらんだ訳ではない。
目がくらんだ訳ではないが、先立つものは必要だ。
それに、俺を指名依頼しろと言った予言者のババ様も気になる。
指名依頼の条件には入っていなかったが、指名依頼を受ける者はエルフの男であろうとも言っていたらしい。
それ程に的確な予言をする者であるならば、魔王としての俺の運命も見てもらえるかもしれない。
要は、よく当たる占い師に運勢を見てもらいに行く感覚だ。
半日ほど馬車に揺られて、痛くなったケツをさすりながら降り立った場所は『テルガの村』、ここから更に2日ほど歩くらしい。
道中の危険については、サリーアでも対処できる程度のもので、実際デルザの街まで来るときは一人だったというから、大きな間違いはないだろう。
街道とも呼べない小道を進むと、大きな渓谷に出た。
ここからは渓谷沿いに進むようだ。
つづら折りの坂道を降りて、渓谷の底まで着くいたところで日は大きく傾き、夜の訪れを予感させる。
「今日はここで夜営」
相変わらず声は小さいが、幸い辺りが静かなので聞き取るのに苦労はしない。
見れば、渓谷の窪みが平らに均され、焚き火の後があった。
奥行きの浅い洞窟のような感じだ。
「そうか、では俺は薪を拾ってくるとしよう」
「お願いします。デルイーが出るかもしれないので気をつけて」
「デルイー?」
初めて聞く言葉だ。
魔物か何かなのだろうか。
「デルイーは、トカゲのような人型の魔物、弱いけど武器を持ってる事が多い」
トカゲのような人型の魔物といえば、ファンタジー脳的にはリザードマンかドラコニアンぐらいしか浮かんでこない。
しかし、リザードマンもドラコニアンもサリーアに弱いと言われるような存在ではない気がする。
なんにせよ、サリーアをして弱いといわれる程度なら特に問題はないだろう。
小一時間かけて必要な薪を集めたが、デルイーとやらに出会う事はなかった。
薪を組み上げて、火を付ける。
サーリアが肩掛けのカバンから携行食糧を取り出すと俺に渡してきた。
実際、水以外に必要なものは全部サーリアのカバンの中だ。
身体に不釣り合いな程の大きさのカバンで、自分の荷物は自分で持つと言ったが、とりあって貰えなかった。
それではと、カバンを俺が持とうとしても、頑として自分が持つという。
どちらが護衛なのか判らない状態ではあるが、依頼人の希望なので否はない。
最悪、サーリアごと担いで逃げればいいだろうというのが、護衛の立場としての個人的な妥協点だ。
携行食糧は、塩気が強くお世辞にも美味と言えたものではないが、腹は膨れる。
焚き火を小さくして、窪みの入口側に座る。
「俺は見張りをするので、奥でゆっくり休んでくれ」
「わかった。あの……」
「どうした?」
「か……覚悟はできているが、その……」
「覚悟?」
「や、やさしくしてほしいっ!」
「は?」
「いや、望まれれば拒否はしない。だから……」
「いやいやいや、まてまてまて」
唐突すぎて、一瞬思考が追いつかなかったが、これはどう考えても「それ」的な話だろ。
「何がどうして、そういう話になっている?護衛対象を護衛の途中の夜営で襲うとかあり得ないだろ」
「そ……そうなのか。しかしババ様からは受け入れるように言われている」
「ああそうかい。それは、万が一俺がそれを求めたらの話だろう?そして俺はそれを求めていない」
「そう…… なら良かった…… それなりに緊張していたんだ」
口数が少ないのは緊張のせいもあったのだろう。
当たり前だ、やられることが確定している見ず知らずの男と一緒に旅してるんだからな。
しかし、予言といい拒否するな的な発言といい、意識の片隅に押しやっていた仮説が急激に膨れ上がった。
どのみち、本人に聞いてみるしか確認する方法はないんだけどな。
掲示板で依頼を探すためだ。
手持ちは銀貨20枚、少ない金額ではないが、働かなくてもいい金額でもない。
『働かざる者食うべからず』だ。
俺がギルドに戻ったのを見つけて、ヒューゴが声をかけてきた。
「おーい、カズマ!ちょっと来てくれ!」
カウンターへ来いと呼ばれる。
掲示板の方へ行きたいのだと、掲示板を指さして目で訴えるが、手招きは止まらなかった。
「何だよ。良い依頼が無くなっちゃうじゃないか」
「まあ待て、まずは専属受付嬢を紹介しようじゃないか」
お、『専属』受付嬢?
「いやいや、何の功績もないのに専属受付嬢とかおかしいだろ」
「おかしいのはお前の頭だアホ!お前の専属じゃねえよ。お前が彼女の専属なのっ!」
「は?」
「赤タグの事務処理は煩雑なんでな、赤タグ専門の受付嬢がいるんだ。で、一人で対応できる人数にも限りがあるから、受付嬢毎に専属の赤タグギルド員を決定しているというわけだ」
「そうか」
思い描く専属受付嬢とはまるで逆だった。
担当受付嬢専属ギルド員みたいな感じらしい。
「うふふ、シエラといいます。よろしくお願いしますね」
ヒューゴの隣りに立っていた美人が笑顔でお辞儀をしてきた。
金髪のロングをざっくりとした三つ編みにまとめた、出来る女風でありながら可愛さも失わない絶妙感
全体的に細身でありながら、自己主張の強い双丘、普通にドストライクだ。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
お辞儀の後にサムズアップととびきりの笑顔を向けておいた。
歯はキラリと光っただろうか。
「では、カズマ様の最初の依頼ですが……」
さすがは専属というだけのことはある。
すでに俺向けの依頼が見繕ってあるらしい。
「なんと、指名依頼が入っております」
「は?」
「ですよね。私もそう思いましたが、これは紛れもない事実なのです。あちらを……」
シエラは入り口の方を指し示す。
入り口の扉の脇には、紫のストレートロングの髪に淡いピンクのワンピースを着た少女が立っている。
そして、なんということか、その頭には白いウサミミがついていた。
「あちらの方が、今回の依頼人です。お受けになりますよね?」
「なぜ受ける前提なんだよ。まずは話を聞いてからだろ」
登録したての新人に指名依頼をかけるとは、おかしな話だ。
そもそもが、名前を名乗ったのはギルドと爺さんにだけだし、他で喋った覚えもなければ、色の違うポーションを渡したりした覚えもない。
依頼の内容よりも、指名依頼に至った経緯の方に興味がある。
ウサミミを頭に付けた少女はサリーアと名乗った。
身長は125cm前後だろう。
淡いピンクのワンピース姿に不似合いな革製の大きな鞄をタスキに掛けていた。
何となくウサギ的な印象を受けるのは目の形によるものだろうが、基本的にはウサミミ以外は人間と変わらない。
「こんにちは、赤タグギルド員のカズマという」
「あ……よろしくお願いします」
そんなに積極的な性格ではないようだ。
「依頼の内容を聞いてもいいかな?」
「はい……」
声が小さいので、騒音に近い喧噪で満たされたギルドの中では聞き取れないことも度々あり、その度に聞き直す手間が必要だった。
内容を掻い摘まむと、サリーアの村が火竜の襲撃で壊滅したので、それを領主に報告するためにデルザの街にきたらしい。
領主への報告などは終わっていて、元居た村は廃村となるようだ。
それで、村へ必要な物を取りに帰るのに護衛兼荷物持ちとしてギルド員を雇いたいということだった。
「それなら、俺じゃ無くていいんじゃないの?余分な料金のかかる指名依頼なんか掛けなくても、ギルドで適切な人材を紹介してくれると思うぜ
「それは、ババ様の………」
また何度か聞き直す手間が必要になった。
内容としては、壊滅した村にはババ様なる予言者の生存者がいて、その予言によって、帰りには護衛を雇ってこいと言われているようだ。
そして、その護衛を選ぶときには、ギルドの赤タグの最新の登録者を指名するようにも言われているらしい。
示された報酬も指名依頼であることを除いても、破格の値段だった。
ちなみに、金額もババ様の予言の通りの設定だと。
数時間後、俺と依頼人であるサリーアは、乗合馬車の中にいた。
結果として、俺は指名依頼を受けた。
破格の報酬に目がくらんだ訳ではない。
目がくらんだ訳ではないが、先立つものは必要だ。
それに、俺を指名依頼しろと言った予言者のババ様も気になる。
指名依頼の条件には入っていなかったが、指名依頼を受ける者はエルフの男であろうとも言っていたらしい。
それ程に的確な予言をする者であるならば、魔王としての俺の運命も見てもらえるかもしれない。
要は、よく当たる占い師に運勢を見てもらいに行く感覚だ。
半日ほど馬車に揺られて、痛くなったケツをさすりながら降り立った場所は『テルガの村』、ここから更に2日ほど歩くらしい。
道中の危険については、サリーアでも対処できる程度のもので、実際デルザの街まで来るときは一人だったというから、大きな間違いはないだろう。
街道とも呼べない小道を進むと、大きな渓谷に出た。
ここからは渓谷沿いに進むようだ。
つづら折りの坂道を降りて、渓谷の底まで着くいたところで日は大きく傾き、夜の訪れを予感させる。
「今日はここで夜営」
相変わらず声は小さいが、幸い辺りが静かなので聞き取るのに苦労はしない。
見れば、渓谷の窪みが平らに均され、焚き火の後があった。
奥行きの浅い洞窟のような感じだ。
「そうか、では俺は薪を拾ってくるとしよう」
「お願いします。デルイーが出るかもしれないので気をつけて」
「デルイー?」
初めて聞く言葉だ。
魔物か何かなのだろうか。
「デルイーは、トカゲのような人型の魔物、弱いけど武器を持ってる事が多い」
トカゲのような人型の魔物といえば、ファンタジー脳的にはリザードマンかドラコニアンぐらいしか浮かんでこない。
しかし、リザードマンもドラコニアンもサリーアに弱いと言われるような存在ではない気がする。
なんにせよ、サリーアをして弱いといわれる程度なら特に問題はないだろう。
小一時間かけて必要な薪を集めたが、デルイーとやらに出会う事はなかった。
薪を組み上げて、火を付ける。
サーリアが肩掛けのカバンから携行食糧を取り出すと俺に渡してきた。
実際、水以外に必要なものは全部サーリアのカバンの中だ。
身体に不釣り合いな程の大きさのカバンで、自分の荷物は自分で持つと言ったが、とりあって貰えなかった。
それではと、カバンを俺が持とうとしても、頑として自分が持つという。
どちらが護衛なのか判らない状態ではあるが、依頼人の希望なので否はない。
最悪、サーリアごと担いで逃げればいいだろうというのが、護衛の立場としての個人的な妥協点だ。
携行食糧は、塩気が強くお世辞にも美味と言えたものではないが、腹は膨れる。
焚き火を小さくして、窪みの入口側に座る。
「俺は見張りをするので、奥でゆっくり休んでくれ」
「わかった。あの……」
「どうした?」
「か……覚悟はできているが、その……」
「覚悟?」
「や、やさしくしてほしいっ!」
「は?」
「いや、望まれれば拒否はしない。だから……」
「いやいやいや、まてまてまて」
唐突すぎて、一瞬思考が追いつかなかったが、これはどう考えても「それ」的な話だろ。
「何がどうして、そういう話になっている?護衛対象を護衛の途中の夜営で襲うとかあり得ないだろ」
「そ……そうなのか。しかしババ様からは受け入れるように言われている」
「ああそうかい。それは、万が一俺がそれを求めたらの話だろう?そして俺はそれを求めていない」
「そう…… なら良かった…… それなりに緊張していたんだ」
口数が少ないのは緊張のせいもあったのだろう。
当たり前だ、やられることが確定している見ず知らずの男と一緒に旅してるんだからな。
しかし、予言といい拒否するな的な発言といい、意識の片隅に押しやっていた仮説が急激に膨れ上がった。
どのみち、本人に聞いてみるしか確認する方法はないんだけどな。
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