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50話
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性別が変わっているから無理もない。
駿 「えっとこれはカクカクシカジカ」
篤人 「そ、そうか、大変だね」
駿 「えぇ、まあ」
篤人 「まあ何はともあれ、みんな家へ寄っていきなさい。お菓子とジュースを用意しているよ」
人が多い島の港の方へと移動する。
一軒の立派なモダンハウスが見えた。
彰良の親は学者でこの島の特殊な蝶の生態調査のためにこの島に住んでいる。
「今年も来てくれたのね...あら?そちらのお嬢さんは...」
駿 「あ、駿です」
以下略ーーー
彼女は柊 橙子、彰良の母親だ。
7年前に息子をなくしてから、年が経つたびに緩和してはいるものの、やはり少し痩せている。
無理もない、大切な一人息子が死んでしまったのだ。
篤人 「そういえば駿くん」
駿 「はい?」
篤人 「君は性転換してしまったって言っていたね」
駿 「はい」
篤人 「この島で今研究中の蝶の生態に似ていてね」
駿 「え」
元の姿に戻る手がかりが何かあるのかもしれない。
篤人 「今調査している蝶の名前はタカトリチョウ、この島にしか生息していないからこの島の名前がついているんだ」
駿 「なるほど、それで似てるって言うのは...」
篤人 「ああ、そうだったね、タカトリチョウは、相手の性別を変えて繁殖するんだ。」
駿 「相手の性別を変える?クマノミとかみたいに自分のを変えるんじゃなくてですか?」
篤人 「いや、タカトリチョウはほとんどの個体がオスでね、自分の羽についてる鱗片を相手に振りかけて相手のホルモンバランスを調整しメスに変えて生殖するんだ」
駿 「メスになった個体が戻ることは無いんですか?」
篤人 「いや、メスになった個体は1年以内に卵を残してまたオスになるんだ」
駿 「なるほど」
篤人 「タカトリチョウの鱗片が人の性別を変えるとは聞いたことがないし見たこともないから分からないけど、もしかしたら何か関係があるのかもしれないね」
一通り話を聞き3人で島を回ろうという話になった。
結衣 「あ、学校だ」
駿 「てことは近くに宿もあるね」
大輝 「ここに来る度に思い出すな」
駿 「この島に初めて来た時のこと?」
大輝 「うん」
ーーーー
「はい、みなさーん、高鳥島キャンプに参加してくださってありがとうございます!皆さんにはここで10日間、高鳥島の自然や人と触れ合って楽しく過ごしてもらいたいと思っています」
長い職員の挨拶と一通りの説明が終わる。
だいたい話の内容は島で10日間好きに過ごす、夕方6時には宿に戻りみんなでご飯を食べる、島の海などは危ないので1グループに1人島の子供が着くというものだ。
駿 「なあなあ、大輝!俺ら一緒の班になれて良かったな!」
大輝 「だな!結衣もいるし!」
結衣 「うん、安心した」
駿 「結衣は人見知りだからな~、俺らの班にはどんな子が来るのかなぁ」
結衣 「優しい人だといいな」
彰良 「やほー!ようこそ高鳥島へ!」
大輝 「おー、島の人?」
彰良 「うん!柊 彰良だよ、よろしくね!」
駿 「よろしくね!ほら、結衣も」
結衣 「よ、よろしくお願いします」
ペコッと頭を下げる。
一日目は親睦を深めるために宿に班で別れボードゲームなどをするということになっていた。
ーー宿ーー
彰良 「トランプでいいー?ババ抜きとか」
大輝 「いいね!得意だぜ!」
駿 「え?大輝めちゃくちゃ弱いじゃん」
駿 「えっとこれはカクカクシカジカ」
篤人 「そ、そうか、大変だね」
駿 「えぇ、まあ」
篤人 「まあ何はともあれ、みんな家へ寄っていきなさい。お菓子とジュースを用意しているよ」
人が多い島の港の方へと移動する。
一軒の立派なモダンハウスが見えた。
彰良の親は学者でこの島の特殊な蝶の生態調査のためにこの島に住んでいる。
「今年も来てくれたのね...あら?そちらのお嬢さんは...」
駿 「あ、駿です」
以下略ーーー
彼女は柊 橙子、彰良の母親だ。
7年前に息子をなくしてから、年が経つたびに緩和してはいるものの、やはり少し痩せている。
無理もない、大切な一人息子が死んでしまったのだ。
篤人 「そういえば駿くん」
駿 「はい?」
篤人 「君は性転換してしまったって言っていたね」
駿 「はい」
篤人 「この島で今研究中の蝶の生態に似ていてね」
駿 「え」
元の姿に戻る手がかりが何かあるのかもしれない。
篤人 「今調査している蝶の名前はタカトリチョウ、この島にしか生息していないからこの島の名前がついているんだ」
駿 「なるほど、それで似てるって言うのは...」
篤人 「ああ、そうだったね、タカトリチョウは、相手の性別を変えて繁殖するんだ。」
駿 「相手の性別を変える?クマノミとかみたいに自分のを変えるんじゃなくてですか?」
篤人 「いや、タカトリチョウはほとんどの個体がオスでね、自分の羽についてる鱗片を相手に振りかけて相手のホルモンバランスを調整しメスに変えて生殖するんだ」
駿 「メスになった個体が戻ることは無いんですか?」
篤人 「いや、メスになった個体は1年以内に卵を残してまたオスになるんだ」
駿 「なるほど」
篤人 「タカトリチョウの鱗片が人の性別を変えるとは聞いたことがないし見たこともないから分からないけど、もしかしたら何か関係があるのかもしれないね」
一通り話を聞き3人で島を回ろうという話になった。
結衣 「あ、学校だ」
駿 「てことは近くに宿もあるね」
大輝 「ここに来る度に思い出すな」
駿 「この島に初めて来た時のこと?」
大輝 「うん」
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「はい、みなさーん、高鳥島キャンプに参加してくださってありがとうございます!皆さんにはここで10日間、高鳥島の自然や人と触れ合って楽しく過ごしてもらいたいと思っています」
長い職員の挨拶と一通りの説明が終わる。
だいたい話の内容は島で10日間好きに過ごす、夕方6時には宿に戻りみんなでご飯を食べる、島の海などは危ないので1グループに1人島の子供が着くというものだ。
駿 「なあなあ、大輝!俺ら一緒の班になれて良かったな!」
大輝 「だな!結衣もいるし!」
結衣 「うん、安心した」
駿 「結衣は人見知りだからな~、俺らの班にはどんな子が来るのかなぁ」
結衣 「優しい人だといいな」
彰良 「やほー!ようこそ高鳥島へ!」
大輝 「おー、島の人?」
彰良 「うん!柊 彰良だよ、よろしくね!」
駿 「よろしくね!ほら、結衣も」
結衣 「よ、よろしくお願いします」
ペコッと頭を下げる。
一日目は親睦を深めるために宿に班で別れボードゲームなどをするということになっていた。
ーー宿ーー
彰良 「トランプでいいー?ババ抜きとか」
大輝 「いいね!得意だぜ!」
駿 「え?大輝めちゃくちゃ弱いじゃん」
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