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鑑定作業完了
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「うわぁっ!? 綺麗ですねぇっ!!」
削り出されて磨き上げられた赤い宝石を、ランプの光源にかざしながら、ルーペで覗き込むスピ―。
光を取り込み内部で屈折させて、キラキラと輝きを放つその宝石は、ダッグ曰く高級品のルビーらしい。
「だろう? この最終判定で、鑑定作業の全てが完了する。金属類は色によって見分けがつくからすぐ判別が出来るが、宝石類はそうもいかねぇからな。ここからは、鉱石鑑定士である俺の仕事さ。それで、マローとスピ―には、こっちの道具で魔石の判別をして欲しいんだ」
そう言ってダッグは、マローとスピ―に筒状の何かを手渡した。
それは、黒く光沢のある材質の、細長い単眼鏡のような道具だ。
「これは魔力測定器18型。略してメトロン18だ。魔力測定器っつうのは、魔石に含まれる魔力の量を目視で確認する事が出来る道具の事だ。大昔は、それぞれの職人が各々の感覚で魔力の含量を測っていたんだが……。それだと個人差が大きくてな。ある者が見て高価値な魔石も、他の者が見れば無価値だった、なんて事も度々起きていた。それのせいで、市場が荒れる事もしばしばあったんだなぁ~。だから、そういった事が起こらないよう、魔石の価値基準を統一するために、この道具が開発されたわけだ。ちょっと中を覗いてみろ」
ダッグに促されて、測定器を覗くスピ―。
そこに映し出されたのは、丸く切り取った視界の中、測定器のレンズに描かれた黄色く小さな円の中に入っている先ほどの赤い宝石。
その宝石から、微量ながら赤いオーラが放たれている様子だった。
「これは……、湯気?」
ふよふよ、ほわほわと漂うそのオーラを見て、スピ―はそう言った。
「ぶはっ!? 湯気じゃねぇよっ!! お前が見ているそれは、いわゆる魔力を可視化したものだ。本来魔力ってのは、魔力を持つ者にしか見る事の出来ねぇものだ。それを、魔力が皆無の者でも見えるようにと作られたのが、この最新式のメトロン18なのさ。魔力測定器は、その内部に特殊な加工が施されていてな。魔力を可視化して、その多寡を測る事が出来る。だけど、数年前までの型だと、魔力がない者はそもそもこのメトロンを使う事すら出来なかったんだ。それじゃあ意味がない……。近年この国では、スピ―のようにあまり魔力を持たねぇ種族にも、均等に職業資格を得られるような工夫がなされるべきだっていう風潮になりつつあるから、魔力の少ない、あるいは魔力を持たない者でも、魔力を可視化出来るようにと、このメトロン18型が開発されたってわけさ」
「なるほど……。素晴らしい道具ですね!!!」
魔力を見る事など初めての経験であるスピ―は、興奮を抑えきれない。
「だははははっ! そうだろうそうだろう!? そこでだスピ―。今からお前とマローには、このメトロン18を使って、俺が最終工程の判定をする前に、これらの鉱石がただの宝石か魔石かを見分けてもらいたいのさ。メトロンで覗いて見てみると、視界には、宝石が収まっている黄色い丸の外側に、黒い三重の円が浮かんでいるのが見えるだろ? メトロン18で鉱石を見て、そこから放たれる魔力のオーラが皆無、もしくは一番小さな第一の円の中に納まるのなら、それはただの宝石だ、魔石じゃない。魔力のオーラが第一の円からはみ出ている物は、全て魔石となる。更に、魔石はそのランクが三段階に分けられていてな。上から順番に、弱、並、強の三つだ。メトロンの第一の円からオーラがはみ出ている物を弱魔石、第二の円からオーラがはみ出ている物を並魔石、第三の円からオーラがはみ出ている物を強魔石と呼ぶ。勿論、魔石は魔力の含有量が多ければ多い程価値があるから、オーラが出ていれば出ているほど、それは価値のある強魔石だってことになるのさ」
ダッグの長く難しい説明を、スピ―は真剣な眼差しで聞き、何度も大きく頷いた。
「まぁ、物は試しだよ! 今持っているそれはどう?」
マローに言われて、スピ―は再度、測定器で赤い宝石を覗き見る。
間違いなく魔力のオーラは出ているものの、第一の円の中に納まる程度のものだ。
「これは……、宝石です。魔石じゃありません」
スピ―の言葉に、マローはその宝石をスピ―から受け取って、自分の測定器で覗き見る。
「うん! そうだね! これは魔力が微量すぎるから、魔石ではないよね!」
マローの笑顔に、スピ―はホッと胸を撫で下ろす。
「そいじゃあ、まだスピ―も不安だろうから、スピ―が最初に測定して、次にマローが測定して、ほんでもって最後に俺に回してくれ」
「はいっ!」
「了解だよっ!」
「よし! じゃあ、最終工程開始!!」
こうして、ダッグとマローとスピ―は、鉱石鑑定作業の最終工程である最終判定へと取り掛かった。
この作業はスピ―も得意なようで、先ほどの磨き上げよりかは随分とリラックスして行う事が出来た。
何より、マローがちゃんと答え合わせをしてくれるので、安心して作業が出来たのだった。
そして、全ての鉱石の判定が終わって、ダッグが数種類のルーペで宝石の種類とランク、魔石の種類とランクを見極め終えたのは、正午を少し過ぎた頃だった。
「ふぃ~……、鑑定作業完了!」
ルーペを置き、最後に判定した魔石を箱の中へと片付けるダッグ。
「お疲れ様です! ほんと……、大変でしたね」
辺りをグルリと見渡して、スピ―は思わずそう呟いた。
種類別、ランク別に分けられた宝石や魔石、金属鉱石類は、大小様々な箱に分けられた。
その数、全てで四十二個。
宝石モグラ団ギルド本部の一階、だだっ広いこの部屋の中は、無数の箱で溢れ返った。
そして、最初に屑石として避けられていた暗い色の鉱石たちは、部屋の隅で小さな山を築いていた。
「こっちもちょうど終わったよ~。あ~、疲れたぁ~」
大きく伸びをしながら、ヒロトがそう言った。
どうやらヒロトとコルトも、荷台二台分の鉱石鑑定を無事に終えたらしい。
「皆さま、お疲れ様です~。ここいらで一度、休憩をしてください~」
そう言いながら、トードは上階へとスピ―達を招く。
階段を上った先の二階は、生活感溢れる狭いリビングだった。
低いテーブルが一つ、二人掛けのソファーが一つと、一人掛けのソファーが三つ。
壁際には扉がいくつかある事から、一階のようなだだっ広い造りではなく、二階はちゃんと部屋分けがされているようだ。
トードに勧められるままに、ソファーに腰掛ける四人。
マローは例によって机の上に降り立ち、座るのにちょうど良さそうな本の上に腰を下ろした。
……と、座った傍から、スピ―のお腹の虫がク~っと鳴いた。
「だっはっはっ! スピ―おめぇ、腹が減ってたのかぁっ!?」
大笑いするダッグ。
「仕方ないよね~。初めての鑑定作業、頑張っていたもんね~、スピ―」
理解を示すマロー。
「なんて可愛らしい……。あぁ、今すぐにでも食べ物を差し上げたいですわ」
両頬に手を当てて、目を細めるコルト。
ヒロトはというと……、あぁ、お腹を空かせているスピ―はなんて可愛いんだ、でも、何かを食べさせてあげたい、きっと美味しそうに食べるんだろうな、あぁでも、お腹を空かせて少し困った顔をしているスピ―を見ているのも悪くない、いやいやでもでも……、と、一人心の中でこんがらがっていた。
「大した物はありませんけど~、どうぞ~」
謙遜しながらもトードは、籠いっぱいの大量のパンと、いろんな果実のジャムを運んできた。
そして全員に、美味しい紅茶を出してくれたのだ。
「わぁっ! 美味しそうっ!!」
「いっただっきまーす!」
「わ~い! ありがとうトードさん!」
「悪いね、こんなに出してもらって……」
「有り難く頂きますわ♪」
「いえいえそんな~。私が焼いたパンなので、大した味じゃないと思いますけれど~。沢山召し上がってくださいね~」
トードの優しい笑顔に、みんなは遠慮なくパンへと手を伸ばす。
焼きたてホカホカのパンと、美味しい紅茶が、疲れた体に染み込んでいく。
殊更スピ―にとっては、初めての仕事の後、空腹の中で食べるそのパンは、まさしく格別の味がした。
削り出されて磨き上げられた赤い宝石を、ランプの光源にかざしながら、ルーペで覗き込むスピ―。
光を取り込み内部で屈折させて、キラキラと輝きを放つその宝石は、ダッグ曰く高級品のルビーらしい。
「だろう? この最終判定で、鑑定作業の全てが完了する。金属類は色によって見分けがつくからすぐ判別が出来るが、宝石類はそうもいかねぇからな。ここからは、鉱石鑑定士である俺の仕事さ。それで、マローとスピ―には、こっちの道具で魔石の判別をして欲しいんだ」
そう言ってダッグは、マローとスピ―に筒状の何かを手渡した。
それは、黒く光沢のある材質の、細長い単眼鏡のような道具だ。
「これは魔力測定器18型。略してメトロン18だ。魔力測定器っつうのは、魔石に含まれる魔力の量を目視で確認する事が出来る道具の事だ。大昔は、それぞれの職人が各々の感覚で魔力の含量を測っていたんだが……。それだと個人差が大きくてな。ある者が見て高価値な魔石も、他の者が見れば無価値だった、なんて事も度々起きていた。それのせいで、市場が荒れる事もしばしばあったんだなぁ~。だから、そういった事が起こらないよう、魔石の価値基準を統一するために、この道具が開発されたわけだ。ちょっと中を覗いてみろ」
ダッグに促されて、測定器を覗くスピ―。
そこに映し出されたのは、丸く切り取った視界の中、測定器のレンズに描かれた黄色く小さな円の中に入っている先ほどの赤い宝石。
その宝石から、微量ながら赤いオーラが放たれている様子だった。
「これは……、湯気?」
ふよふよ、ほわほわと漂うそのオーラを見て、スピ―はそう言った。
「ぶはっ!? 湯気じゃねぇよっ!! お前が見ているそれは、いわゆる魔力を可視化したものだ。本来魔力ってのは、魔力を持つ者にしか見る事の出来ねぇものだ。それを、魔力が皆無の者でも見えるようにと作られたのが、この最新式のメトロン18なのさ。魔力測定器は、その内部に特殊な加工が施されていてな。魔力を可視化して、その多寡を測る事が出来る。だけど、数年前までの型だと、魔力がない者はそもそもこのメトロンを使う事すら出来なかったんだ。それじゃあ意味がない……。近年この国では、スピ―のようにあまり魔力を持たねぇ種族にも、均等に職業資格を得られるような工夫がなされるべきだっていう風潮になりつつあるから、魔力の少ない、あるいは魔力を持たない者でも、魔力を可視化出来るようにと、このメトロン18型が開発されたってわけさ」
「なるほど……。素晴らしい道具ですね!!!」
魔力を見る事など初めての経験であるスピ―は、興奮を抑えきれない。
「だははははっ! そうだろうそうだろう!? そこでだスピ―。今からお前とマローには、このメトロン18を使って、俺が最終工程の判定をする前に、これらの鉱石がただの宝石か魔石かを見分けてもらいたいのさ。メトロンで覗いて見てみると、視界には、宝石が収まっている黄色い丸の外側に、黒い三重の円が浮かんでいるのが見えるだろ? メトロン18で鉱石を見て、そこから放たれる魔力のオーラが皆無、もしくは一番小さな第一の円の中に納まるのなら、それはただの宝石だ、魔石じゃない。魔力のオーラが第一の円からはみ出ている物は、全て魔石となる。更に、魔石はそのランクが三段階に分けられていてな。上から順番に、弱、並、強の三つだ。メトロンの第一の円からオーラがはみ出ている物を弱魔石、第二の円からオーラがはみ出ている物を並魔石、第三の円からオーラがはみ出ている物を強魔石と呼ぶ。勿論、魔石は魔力の含有量が多ければ多い程価値があるから、オーラが出ていれば出ているほど、それは価値のある強魔石だってことになるのさ」
ダッグの長く難しい説明を、スピ―は真剣な眼差しで聞き、何度も大きく頷いた。
「まぁ、物は試しだよ! 今持っているそれはどう?」
マローに言われて、スピ―は再度、測定器で赤い宝石を覗き見る。
間違いなく魔力のオーラは出ているものの、第一の円の中に納まる程度のものだ。
「これは……、宝石です。魔石じゃありません」
スピ―の言葉に、マローはその宝石をスピ―から受け取って、自分の測定器で覗き見る。
「うん! そうだね! これは魔力が微量すぎるから、魔石ではないよね!」
マローの笑顔に、スピ―はホッと胸を撫で下ろす。
「そいじゃあ、まだスピ―も不安だろうから、スピ―が最初に測定して、次にマローが測定して、ほんでもって最後に俺に回してくれ」
「はいっ!」
「了解だよっ!」
「よし! じゃあ、最終工程開始!!」
こうして、ダッグとマローとスピ―は、鉱石鑑定作業の最終工程である最終判定へと取り掛かった。
この作業はスピ―も得意なようで、先ほどの磨き上げよりかは随分とリラックスして行う事が出来た。
何より、マローがちゃんと答え合わせをしてくれるので、安心して作業が出来たのだった。
そして、全ての鉱石の判定が終わって、ダッグが数種類のルーペで宝石の種類とランク、魔石の種類とランクを見極め終えたのは、正午を少し過ぎた頃だった。
「ふぃ~……、鑑定作業完了!」
ルーペを置き、最後に判定した魔石を箱の中へと片付けるダッグ。
「お疲れ様です! ほんと……、大変でしたね」
辺りをグルリと見渡して、スピ―は思わずそう呟いた。
種類別、ランク別に分けられた宝石や魔石、金属鉱石類は、大小様々な箱に分けられた。
その数、全てで四十二個。
宝石モグラ団ギルド本部の一階、だだっ広いこの部屋の中は、無数の箱で溢れ返った。
そして、最初に屑石として避けられていた暗い色の鉱石たちは、部屋の隅で小さな山を築いていた。
「こっちもちょうど終わったよ~。あ~、疲れたぁ~」
大きく伸びをしながら、ヒロトがそう言った。
どうやらヒロトとコルトも、荷台二台分の鉱石鑑定を無事に終えたらしい。
「皆さま、お疲れ様です~。ここいらで一度、休憩をしてください~」
そう言いながら、トードは上階へとスピ―達を招く。
階段を上った先の二階は、生活感溢れる狭いリビングだった。
低いテーブルが一つ、二人掛けのソファーが一つと、一人掛けのソファーが三つ。
壁際には扉がいくつかある事から、一階のようなだだっ広い造りではなく、二階はちゃんと部屋分けがされているようだ。
トードに勧められるままに、ソファーに腰掛ける四人。
マローは例によって机の上に降り立ち、座るのにちょうど良さそうな本の上に腰を下ろした。
……と、座った傍から、スピ―のお腹の虫がク~っと鳴いた。
「だっはっはっ! スピ―おめぇ、腹が減ってたのかぁっ!?」
大笑いするダッグ。
「仕方ないよね~。初めての鑑定作業、頑張っていたもんね~、スピ―」
理解を示すマロー。
「なんて可愛らしい……。あぁ、今すぐにでも食べ物を差し上げたいですわ」
両頬に手を当てて、目を細めるコルト。
ヒロトはというと……、あぁ、お腹を空かせているスピ―はなんて可愛いんだ、でも、何かを食べさせてあげたい、きっと美味しそうに食べるんだろうな、あぁでも、お腹を空かせて少し困った顔をしているスピ―を見ているのも悪くない、いやいやでもでも……、と、一人心の中でこんがらがっていた。
「大した物はありませんけど~、どうぞ~」
謙遜しながらもトードは、籠いっぱいの大量のパンと、いろんな果実のジャムを運んできた。
そして全員に、美味しい紅茶を出してくれたのだ。
「わぁっ! 美味しそうっ!!」
「いっただっきまーす!」
「わ~い! ありがとうトードさん!」
「悪いね、こんなに出してもらって……」
「有り難く頂きますわ♪」
「いえいえそんな~。私が焼いたパンなので、大した味じゃないと思いますけれど~。沢山召し上がってくださいね~」
トードの優しい笑顔に、みんなは遠慮なくパンへと手を伸ばす。
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