9 / 13
第9話:カミーにいったい、何をした……?
しおりを挟む
ディーナとペチェが目を覚ましたのは、東屋の廊下の柱時計が、夕方の六時を告げる鐘を鳴らした時だった。
パチッと目を開けたディーナは、腕の中でスヤスヤと眠るペチェを見て優しく微笑んだ。
泣き過ぎて疲れたペチェと、考え過ぎて疲れたディーナは、共にディーナの部屋の一つのベッドでいつの間にか眠っていたのだった。
いつものように、クワ~っと大口を開けて欠伸をし、ベッドから降りてストレッチをするディーナ。
すると、ペチェが目を覚ました。
「……あれ? 私、寝てました?」
目を擦りながら起き上ったペチェが、何気なく口にした「私」という言葉が、ディーナにはやけに新鮮で、なぜか嬉しかった。
「まだ夕刻だ。疲れているのなら眠っていても大丈夫だ」
優しい口調のディーナ。
「……ディーナさんは? どこかへ行くんですか?」
「そうだな。少し、調べたい事がある……」
一瞬で、キリリとした仕事の顔になるディーナ。
すると、ペチェは少し俯いて、何かを考えてから言った。
「ついて行ってもいいですか?」
先ほどまで泣きじゃくっていたとは思えないほど、ペチェの瞳には強い意志が現れている。
それを感じ取ったディーナは、首を縦に振った。
東の空から夕闇が近付くこの時間、討伐隊の者たちは思い思いの時間を過ごしているようだ。
しかしながら、交代で解体部屋の見張りをすると言っていたカミ―とウィーダスの姿はどこにも見当たらなかった。
ディーナとペチェは、広い屋敷の周りを歩く。
もう既に、昨晩仕留められたミドヌーの解体は終了したのだろう、屋敷の裏庭にある焼却炉の中では炎が躍り、轟々と音を立てて燃え上がっている。
そこから伸びる煙突は、黒い煙をもうもうと吐き出して、辺りには生き物が焼かれている臭いが漂う。
さすがのディーナも、その臭いには顔をしかめた。
「何も、聞こえませんね……」
ずっと何も話さず後ろをついてきていたペチェがそう言った。
どうやら、ペチェもディーナと同じ事を考えていたようだ。
「この屋敷のどこかにいると思うか? ミドヌーの子どもが」
ディーナの言葉に、ペチェが頷く。
二人が考えている事は、一つだった。
「さっき、ディーナさんと話していて、気付いたんです。ミドヌーは夜行性の生き物じゃないのに、小麦畑を荒らす時間は決まって真夜中から朝方……。普通なら有り得ない事です。そして、あの雌ミドヌーの言葉……。あのミドヌーは子どもを探していた。もし本当に、ミドヌーにしか聞こえない、子ミドヌーにしか出せない声があるとして、夜中にそれを聞いた大人のミドヌーたちはどう行動するだろうか……。夜目に強いわけでもない、小麦を食べるわけでもないのに、畑に入るミドヌーたち……。間違いなく、子どもを探しているんです。だとしたら……、答えは一つしかありません。この近くに、子ミドヌーがいるはずです。それも、きっと……」
「……囚われている?」
「はい。そう思います」
自分だけでは整理できなかった全ての事を、ペチェが順序立てて説明してくれた事によって、ディーナはようやく、絡み合った全ての糸を解く事ができた。
カミ―とウィーダスが追っている違法麻薬は、間違いなくここで、ミドヌーの瘤から採れる毒で作られているに違いない。
そして、材料となるミドヌーを手に入れるために、この屋敷の近くで子ミドヌーを捕まえて、鳴かせて、大人のミドヌーたちをおびき寄せているのだ。
それも、夜目の効かないミドヌーたちを仕留めやすいように、真夜中の時間帯を狙って……。
昨晩、雌ミドヌーに対峙した時、相手が足を追って伏したのは、おそらく身を守る為だ。
夜目の効かないミドヌーにとって、夜の戦いは不利であり、ああやって防御する以外に命を守る方法を知らなかったのだろう。
そして、左方から突進してきた三頭のミドヌーたち。
あの俊敏性をもってすれば、ペチェの作った根の壁に激突するまでもなかったはず。
なのに正面からぶつかったという事は、それ即ち、見えていなかったという事だ。
彼らは夜行性の生物ではない……、夜に行動するなど、異常事態以外の何ものでもない。
この時期、彼らにとっての異常事態とは、子どもの行方不明に他ならない……。
きっと、ミドヌーの生態や、その瘤にある猛毒の存在を知らなければ、ディーナがここまでの考えに至る事は出来なかっただろう。
隣で、まだ尖った耳を澄ませて、子ミドヌーの声が聞こえやしないかと集中しているペチェを見下ろして、ディーナは思う。
小さくひ弱でも、ペチェはこの世界にとって、私にとって必要な存在だ、と……。
夜になった。
部屋に戻ったディーナは、ペチェに違法薬物の事を話して聞かせた。
それを聞いたペチェは、絶対にそうだと言って、怒り出した。
「酷いっ! 何も悪い事なんてしていない、大人しい野生のミドヌーをそんな事に利用するなんて……。酷過ぎるっ!」
小さく握り締めた拳が、震えていた。
一刻も早く、カミ―とウィーダスに知らせなければと、屋敷をくまなく探したディーナだったが、やはり二人の姿は見当たらなかった。
そして時間は過ぎ、玄関ホールに集まる夜の十時になった。
「それじゃあみんな、今日も警備についてくれ!」
集まった討伐隊の者たちの真ん中に立って、指揮をとっているのはカミ―ではなく、ウィーダスだった。
「カミ―はどうした?」
不思議に思ったディーナが、ウィーダスに訊ねる。
「あぁ、あいつは一度ビリザードに戻った。先ほど南部隊から伝書鳩が届いてな……。なに、用が済んだらきっとすぐに戻ってくるさ。しばらくは俺たちだけで頑張ろうぜ?」
ウィーダスの言葉に、ディーナは違和感を感じた。
「……見張りは、どうだったんだ?」
「それがな、何もなかったって、カミ―が言ってたんだ。使用人たちはあの部屋の奥から解体包丁などを出してきて、解体処分をきっちりやっていた。何も怪しいところはなかった、てな。もしかしたら、カミ―がビリザードに呼び戻されたのもそれが理由かも知れねぇ……。つまり、ここは白だってわけさ」
ニッコリと笑って見せるウィーダス。
しかしディーナは、気付いていた。
「お前、風呂には入ったのか?」
「えっ!? あ、あぁ、風呂か……? 悪いがまだだな。臭うだろう? ミドヌーの血だ、すまんな」
ウィーダスの返答に、ディーナは確信した。
「いや、いい。行こう」
ウィーダスに背を向けて、ペチェを連れて夜の小麦畑へ歩き出す。
「……ディーナさん? 大丈夫ですか?」
足早に歩くディーナに、ペチェが不安気な声を出す。
しかしながら、その声はおそらく、ディーナの耳には届いていない。
その瞳には、いつもは押し殺している野生剥き出しの殺意と、強い怒りがあった。
「……あの、ここで、何を?」
比較的背の高い小麦の陰に隠れて、身を低くし、じっと息を殺すディーナに対し、同じようにその隣で息を殺しているペチェが訊ねる。
屋敷からさほど離れていないこの場所で、ディーナとペチェは、小一時間ほどこうしていた。
ディーナは、屋敷から討伐隊の者が出払って手薄になり、事が始まるのをジッと待っているのだ。
先ほどのウィーダスの様子は、明らかにおかしかった。
あれだけこの屋敷を怪しんでいた奴が、たった一度の見張りで、今日何もなかっただけで、なぜこの場所を白かも知れないなどと言えるのか。
一軍人にしては、考えが軽率ずぎる。
それに、あの臭い……。
ミドヌーの血に混じって、微かに臭う、嗅いだ事のある臭い。
あれは間違いなく、カミ―の血の臭いだ。
幼い頃、何度も何度も自分に挑んできては傷を負っていた、あの時のカミ―の血の臭いを、ディーナが忘れるはずがない。
あいつ……、カミ―にいったい、何をした……?
ディーナは、殺意のこもった鋭い瞳をじっと屋敷に向けて、何かが起きるのを待っていた。
そして、遂にそれは起きた。
「フューン、フューン……、フューン……」
微かに聞こえる、高い音。
決して聞き取りやすいとはいえない、消え入りそうな鳴き声。
何かが助けを求めているような、悲痛な叫び……。
「……聞こえますか? どこかで、誰かが泣いている」
ペチェが、尖った耳を澄ませてそう言った。
「どこから聞こえる?」
ディーナの問い掛けに、ペチェが真っ直ぐに指差したのは、小麦畑の中に突如として現れる大きな屋敷の外側の……、解体部屋へと繋がる扉だった。
パチッと目を開けたディーナは、腕の中でスヤスヤと眠るペチェを見て優しく微笑んだ。
泣き過ぎて疲れたペチェと、考え過ぎて疲れたディーナは、共にディーナの部屋の一つのベッドでいつの間にか眠っていたのだった。
いつものように、クワ~っと大口を開けて欠伸をし、ベッドから降りてストレッチをするディーナ。
すると、ペチェが目を覚ました。
「……あれ? 私、寝てました?」
目を擦りながら起き上ったペチェが、何気なく口にした「私」という言葉が、ディーナにはやけに新鮮で、なぜか嬉しかった。
「まだ夕刻だ。疲れているのなら眠っていても大丈夫だ」
優しい口調のディーナ。
「……ディーナさんは? どこかへ行くんですか?」
「そうだな。少し、調べたい事がある……」
一瞬で、キリリとした仕事の顔になるディーナ。
すると、ペチェは少し俯いて、何かを考えてから言った。
「ついて行ってもいいですか?」
先ほどまで泣きじゃくっていたとは思えないほど、ペチェの瞳には強い意志が現れている。
それを感じ取ったディーナは、首を縦に振った。
東の空から夕闇が近付くこの時間、討伐隊の者たちは思い思いの時間を過ごしているようだ。
しかしながら、交代で解体部屋の見張りをすると言っていたカミ―とウィーダスの姿はどこにも見当たらなかった。
ディーナとペチェは、広い屋敷の周りを歩く。
もう既に、昨晩仕留められたミドヌーの解体は終了したのだろう、屋敷の裏庭にある焼却炉の中では炎が躍り、轟々と音を立てて燃え上がっている。
そこから伸びる煙突は、黒い煙をもうもうと吐き出して、辺りには生き物が焼かれている臭いが漂う。
さすがのディーナも、その臭いには顔をしかめた。
「何も、聞こえませんね……」
ずっと何も話さず後ろをついてきていたペチェがそう言った。
どうやら、ペチェもディーナと同じ事を考えていたようだ。
「この屋敷のどこかにいると思うか? ミドヌーの子どもが」
ディーナの言葉に、ペチェが頷く。
二人が考えている事は、一つだった。
「さっき、ディーナさんと話していて、気付いたんです。ミドヌーは夜行性の生き物じゃないのに、小麦畑を荒らす時間は決まって真夜中から朝方……。普通なら有り得ない事です。そして、あの雌ミドヌーの言葉……。あのミドヌーは子どもを探していた。もし本当に、ミドヌーにしか聞こえない、子ミドヌーにしか出せない声があるとして、夜中にそれを聞いた大人のミドヌーたちはどう行動するだろうか……。夜目に強いわけでもない、小麦を食べるわけでもないのに、畑に入るミドヌーたち……。間違いなく、子どもを探しているんです。だとしたら……、答えは一つしかありません。この近くに、子ミドヌーがいるはずです。それも、きっと……」
「……囚われている?」
「はい。そう思います」
自分だけでは整理できなかった全ての事を、ペチェが順序立てて説明してくれた事によって、ディーナはようやく、絡み合った全ての糸を解く事ができた。
カミ―とウィーダスが追っている違法麻薬は、間違いなくここで、ミドヌーの瘤から採れる毒で作られているに違いない。
そして、材料となるミドヌーを手に入れるために、この屋敷の近くで子ミドヌーを捕まえて、鳴かせて、大人のミドヌーたちをおびき寄せているのだ。
それも、夜目の効かないミドヌーたちを仕留めやすいように、真夜中の時間帯を狙って……。
昨晩、雌ミドヌーに対峙した時、相手が足を追って伏したのは、おそらく身を守る為だ。
夜目の効かないミドヌーにとって、夜の戦いは不利であり、ああやって防御する以外に命を守る方法を知らなかったのだろう。
そして、左方から突進してきた三頭のミドヌーたち。
あの俊敏性をもってすれば、ペチェの作った根の壁に激突するまでもなかったはず。
なのに正面からぶつかったという事は、それ即ち、見えていなかったという事だ。
彼らは夜行性の生物ではない……、夜に行動するなど、異常事態以外の何ものでもない。
この時期、彼らにとっての異常事態とは、子どもの行方不明に他ならない……。
きっと、ミドヌーの生態や、その瘤にある猛毒の存在を知らなければ、ディーナがここまでの考えに至る事は出来なかっただろう。
隣で、まだ尖った耳を澄ませて、子ミドヌーの声が聞こえやしないかと集中しているペチェを見下ろして、ディーナは思う。
小さくひ弱でも、ペチェはこの世界にとって、私にとって必要な存在だ、と……。
夜になった。
部屋に戻ったディーナは、ペチェに違法薬物の事を話して聞かせた。
それを聞いたペチェは、絶対にそうだと言って、怒り出した。
「酷いっ! 何も悪い事なんてしていない、大人しい野生のミドヌーをそんな事に利用するなんて……。酷過ぎるっ!」
小さく握り締めた拳が、震えていた。
一刻も早く、カミ―とウィーダスに知らせなければと、屋敷をくまなく探したディーナだったが、やはり二人の姿は見当たらなかった。
そして時間は過ぎ、玄関ホールに集まる夜の十時になった。
「それじゃあみんな、今日も警備についてくれ!」
集まった討伐隊の者たちの真ん中に立って、指揮をとっているのはカミ―ではなく、ウィーダスだった。
「カミ―はどうした?」
不思議に思ったディーナが、ウィーダスに訊ねる。
「あぁ、あいつは一度ビリザードに戻った。先ほど南部隊から伝書鳩が届いてな……。なに、用が済んだらきっとすぐに戻ってくるさ。しばらくは俺たちだけで頑張ろうぜ?」
ウィーダスの言葉に、ディーナは違和感を感じた。
「……見張りは、どうだったんだ?」
「それがな、何もなかったって、カミ―が言ってたんだ。使用人たちはあの部屋の奥から解体包丁などを出してきて、解体処分をきっちりやっていた。何も怪しいところはなかった、てな。もしかしたら、カミ―がビリザードに呼び戻されたのもそれが理由かも知れねぇ……。つまり、ここは白だってわけさ」
ニッコリと笑って見せるウィーダス。
しかしディーナは、気付いていた。
「お前、風呂には入ったのか?」
「えっ!? あ、あぁ、風呂か……? 悪いがまだだな。臭うだろう? ミドヌーの血だ、すまんな」
ウィーダスの返答に、ディーナは確信した。
「いや、いい。行こう」
ウィーダスに背を向けて、ペチェを連れて夜の小麦畑へ歩き出す。
「……ディーナさん? 大丈夫ですか?」
足早に歩くディーナに、ペチェが不安気な声を出す。
しかしながら、その声はおそらく、ディーナの耳には届いていない。
その瞳には、いつもは押し殺している野生剥き出しの殺意と、強い怒りがあった。
「……あの、ここで、何を?」
比較的背の高い小麦の陰に隠れて、身を低くし、じっと息を殺すディーナに対し、同じようにその隣で息を殺しているペチェが訊ねる。
屋敷からさほど離れていないこの場所で、ディーナとペチェは、小一時間ほどこうしていた。
ディーナは、屋敷から討伐隊の者が出払って手薄になり、事が始まるのをジッと待っているのだ。
先ほどのウィーダスの様子は、明らかにおかしかった。
あれだけこの屋敷を怪しんでいた奴が、たった一度の見張りで、今日何もなかっただけで、なぜこの場所を白かも知れないなどと言えるのか。
一軍人にしては、考えが軽率ずぎる。
それに、あの臭い……。
ミドヌーの血に混じって、微かに臭う、嗅いだ事のある臭い。
あれは間違いなく、カミ―の血の臭いだ。
幼い頃、何度も何度も自分に挑んできては傷を負っていた、あの時のカミ―の血の臭いを、ディーナが忘れるはずがない。
あいつ……、カミ―にいったい、何をした……?
ディーナは、殺意のこもった鋭い瞳をじっと屋敷に向けて、何かが起きるのを待っていた。
そして、遂にそれは起きた。
「フューン、フューン……、フューン……」
微かに聞こえる、高い音。
決して聞き取りやすいとはいえない、消え入りそうな鳴き声。
何かが助けを求めているような、悲痛な叫び……。
「……聞こえますか? どこかで、誰かが泣いている」
ペチェが、尖った耳を澄ませてそう言った。
「どこから聞こえる?」
ディーナの問い掛けに、ペチェが真っ直ぐに指差したのは、小麦畑の中に突如として現れる大きな屋敷の外側の……、解体部屋へと繋がる扉だった。
0
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
黒騎士団の娼婦
イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる