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第一章【愛情の形】
3話 学園に通う事となります
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「ぬぅおぉぉお!!!!!!!」
ゴゴゴと巨大な岩を引く褐色肌の少年の名はカンディ。
あれから時は過ぎ14歳となっていた。
「おいおいおい。何へこたれてんだ?テメェはそんなもんかぁ?」
鼻をほじりながら寝そべり嫌味ったらしくいうのはラルフである。
「クソガァァァぁ!!!!!!」
言われて更に気合いを入れるカンディは勢いで指定されたラインまで岩押し込んだ。
「しゃぁ!!」
一気に力が抜けて仰向けに倒れ込む。
「はぁ、はぁ、はぁ。‥出来たぞクソッタレ!」
「がっはっはっ!上出来だ!さて、俺も体をあっためるかね。」
ラルフは上着を脱ぎ捨て、拳をかち合わせる。
「かかってこい」
手をクイクイとする。
「相変わらず鬼だな!」
そう言いつつ、のそりとカンディは起き上がり目をギラつかせる。
「今日こそ顔面いれてやる!覚悟しろジジイ!!」
カンディは地を蹴り一気に間合いを詰め連打を放つ。
だが、ラルフは簡単に薙ぎ払っていく。
「がっはっはっ!甘い甘い!チョー甘い!そんなんじゃ誰も倒せんなぁ!ふんっ!」
カンディの腹に膝が突き刺さる。
「ぐはっ!‥ぐっ」
だが、ダメージをうけつつラルフの足を両腕で掴む。
「うおぉぉぉ!!」
気合いて持ち上げようと踏ん張ると、ラルフも「むう!」と力を入れる。
すると身体から闘気が放たれた。
その闘気は着いた足の周りが円形上にクレーターができ、それでうまれた波動によりカンディは弾き飛ばされる。
「ぐは!」
ゴロゴロと地に転がり、慌てて状態を戻すと既にラルフが目前に踏み込んでいた。
間一髪に体を捻りそれを回避。
ラルフの拳は地面にボゴォォ!とクレーターを作る。
「殺す気か!?ジジイぃ!!」
カンディも負けじに闘気を纏い、拳を突き出す。
ラルフもその拳に合わせて突き合わせる。
ドガァァアン!!
大きな衝突音が響き、両者距離を取る。
カンディは両拳に集中力を集め、待機中の熱を凝縮する。
「くらいやがれ!必殺!閃光波!」
グオォォオ!!!と音を響かせ閃光がラルフに飛んでいくが、それもラルフにとっては些細な物。
デコピン一発の衝撃波で打ち消した。
「嘘だぁぁぁ!!!!ズリィよ!!強すぎんだろ!」
「がっはっはっ!お前が弱すぎるのだよカンディ君。俺の強さが怖いぜ!」
歯を輝かせマッスルポーズでカンディをおちょくるラルフ。
「うぜぇ。」
○○○
それから数日。
「中央図書館にそろそろいってもいい頃だと思う。いくか?」
食事の準備をしていたカンディは一瞬固まり、すぐに返答する。
「マジか!ついにいけんのか!街に!ヤッホぉぉい!!」
あまりの喜びに持っていた包丁を投げてしまい、テーブルに置かれた肉に突き刺さる。
ラルフはそれを見て眉間に手を当て溜め息をはく。
「本当にいかせていいものやら。」
「何言ってんだよ!いくに決まってんだろ!なんてたって女がいる!!」
目を輝かせるカンディに更に頭を悩ませるラルフ。
どういうわけか、この世界の女はオッパイがデカくてムフフな事ができるという先入観がカンディにはあるらしい。
これをこの数年でぬぐい去ろうともしたが、とうとう無理だった。
人間はダメと言われると余計に興味が湧く物なのである。
「で、いつ行くんだよ?」
「そうだな。明後日にはここを出ようと思う。」
「おう!善は急げだもんな!さっそく準備に」と荷物を纏めるべく自分の部屋に行こうとするとラルフが呼び止める。
「あと一つお前に言っておく事がある。」
「なんだよ」
「中央図書館は学園の中にある。一般公開もされてはいるが、毎回入場料を払わないかん。
そこでお前はちょうど15の歳だ。この世界じゃ15の歳から学園入学テストが受けれて、学園に、入る事がでにきる。
それに加えて図書館の出入りも無料で行き来できるようになる。
だからお前の調べ物の間は学園に通ってもらうことにする。」
「学園!?異世界学園生活か!!最高じゃん!」
さらに目を輝かせる。
想像している事がラルフには分かるので苦笑する。
「お前は帰る気があるのか?」
「ねぇ!」
その即答にラルフはまた頭をかかえる。
薄々感じてはいたが、時とは怖いもので人を順応させるものだ。
ましてや子供なんかは特にそうなのだろう。
しかし、来た以上帰り方を勉強するのもいいだろう。
カンディみたいな人間が他にいないとも限らない。
それにカンディはラルフ以外の人と会った事がない。
この世界の知識を知るいい機会だろうし、生きていく上では必要な事だとラルフは考える。
「ん~!マジ楽しみだなぁ!エルフや獣人もいるかなぁ!?ワクワクしすぎて今日寝れねーよ!ん?待てよ。っつか俺金なんかもってねぇぞ。」
「そこは心配しなくていい。学費は俺がだす。それに稼ぎ方だって以外と簡単だ。順を追って教えてやるさ。」
「ん?一緒にきてくれんのか?」
「当たり前だろ。ここでは俺がお前の保護者だからな。」
ラルフがそういうと照れくさそうにするカンディ。
ラルフはまたニカッと笑いカンディの頭に手をのせワシャワシャとなでた。
ゴゴゴと巨大な岩を引く褐色肌の少年の名はカンディ。
あれから時は過ぎ14歳となっていた。
「おいおいおい。何へこたれてんだ?テメェはそんなもんかぁ?」
鼻をほじりながら寝そべり嫌味ったらしくいうのはラルフである。
「クソガァァァぁ!!!!!!」
言われて更に気合いを入れるカンディは勢いで指定されたラインまで岩押し込んだ。
「しゃぁ!!」
一気に力が抜けて仰向けに倒れ込む。
「はぁ、はぁ、はぁ。‥出来たぞクソッタレ!」
「がっはっはっ!上出来だ!さて、俺も体をあっためるかね。」
ラルフは上着を脱ぎ捨て、拳をかち合わせる。
「かかってこい」
手をクイクイとする。
「相変わらず鬼だな!」
そう言いつつ、のそりとカンディは起き上がり目をギラつかせる。
「今日こそ顔面いれてやる!覚悟しろジジイ!!」
カンディは地を蹴り一気に間合いを詰め連打を放つ。
だが、ラルフは簡単に薙ぎ払っていく。
「がっはっはっ!甘い甘い!チョー甘い!そんなんじゃ誰も倒せんなぁ!ふんっ!」
カンディの腹に膝が突き刺さる。
「ぐはっ!‥ぐっ」
だが、ダメージをうけつつラルフの足を両腕で掴む。
「うおぉぉぉ!!」
気合いて持ち上げようと踏ん張ると、ラルフも「むう!」と力を入れる。
すると身体から闘気が放たれた。
その闘気は着いた足の周りが円形上にクレーターができ、それでうまれた波動によりカンディは弾き飛ばされる。
「ぐは!」
ゴロゴロと地に転がり、慌てて状態を戻すと既にラルフが目前に踏み込んでいた。
間一髪に体を捻りそれを回避。
ラルフの拳は地面にボゴォォ!とクレーターを作る。
「殺す気か!?ジジイぃ!!」
カンディも負けじに闘気を纏い、拳を突き出す。
ラルフもその拳に合わせて突き合わせる。
ドガァァアン!!
大きな衝突音が響き、両者距離を取る。
カンディは両拳に集中力を集め、待機中の熱を凝縮する。
「くらいやがれ!必殺!閃光波!」
グオォォオ!!!と音を響かせ閃光がラルフに飛んでいくが、それもラルフにとっては些細な物。
デコピン一発の衝撃波で打ち消した。
「嘘だぁぁぁ!!!!ズリィよ!!強すぎんだろ!」
「がっはっはっ!お前が弱すぎるのだよカンディ君。俺の強さが怖いぜ!」
歯を輝かせマッスルポーズでカンディをおちょくるラルフ。
「うぜぇ。」
○○○
それから数日。
「中央図書館にそろそろいってもいい頃だと思う。いくか?」
食事の準備をしていたカンディは一瞬固まり、すぐに返答する。
「マジか!ついにいけんのか!街に!ヤッホぉぉい!!」
あまりの喜びに持っていた包丁を投げてしまい、テーブルに置かれた肉に突き刺さる。
ラルフはそれを見て眉間に手を当て溜め息をはく。
「本当にいかせていいものやら。」
「何言ってんだよ!いくに決まってんだろ!なんてたって女がいる!!」
目を輝かせるカンディに更に頭を悩ませるラルフ。
どういうわけか、この世界の女はオッパイがデカくてムフフな事ができるという先入観がカンディにはあるらしい。
これをこの数年でぬぐい去ろうともしたが、とうとう無理だった。
人間はダメと言われると余計に興味が湧く物なのである。
「で、いつ行くんだよ?」
「そうだな。明後日にはここを出ようと思う。」
「おう!善は急げだもんな!さっそく準備に」と荷物を纏めるべく自分の部屋に行こうとするとラルフが呼び止める。
「あと一つお前に言っておく事がある。」
「なんだよ」
「中央図書館は学園の中にある。一般公開もされてはいるが、毎回入場料を払わないかん。
そこでお前はちょうど15の歳だ。この世界じゃ15の歳から学園入学テストが受けれて、学園に、入る事がでにきる。
それに加えて図書館の出入りも無料で行き来できるようになる。
だからお前の調べ物の間は学園に通ってもらうことにする。」
「学園!?異世界学園生活か!!最高じゃん!」
さらに目を輝かせる。
想像している事がラルフには分かるので苦笑する。
「お前は帰る気があるのか?」
「ねぇ!」
その即答にラルフはまた頭をかかえる。
薄々感じてはいたが、時とは怖いもので人を順応させるものだ。
ましてや子供なんかは特にそうなのだろう。
しかし、来た以上帰り方を勉強するのもいいだろう。
カンディみたいな人間が他にいないとも限らない。
それにカンディはラルフ以外の人と会った事がない。
この世界の知識を知るいい機会だろうし、生きていく上では必要な事だとラルフは考える。
「ん~!マジ楽しみだなぁ!エルフや獣人もいるかなぁ!?ワクワクしすぎて今日寝れねーよ!ん?待てよ。っつか俺金なんかもってねぇぞ。」
「そこは心配しなくていい。学費は俺がだす。それに稼ぎ方だって以外と簡単だ。順を追って教えてやるさ。」
「ん?一緒にきてくれんのか?」
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