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第一章【愛情の形】
4話 旅
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「らぁ!」
カンディは怪鳥のロックバードを拳で叩きのめす。
「カンディ!こいつぁ群れだ!親玉が近くにいるぞ!」
ラルフは2羽を一瞬で吹き飛ばす。
「わかってら!」
カンディも蹴りでまた1羽を吹き飛ばしながら威勢をはる。
両手をパチンと音をたて合掌。
「【波紋】」
薄く辺り一面に衝撃波動が広がる。
「みつけた!」
力一杯に地を蹴り茂みに隠れた小型ロックバードを捉えた。
「ゴケェェ!」
ロックバードは通常、140センチ程の大型の怪鳥であるが、群れの長になるロックバードは大概が100センチ程と小さい。
どの魔物にも言える事だが、魔物は通常群れを作らない。
それが作られている場合はユニークモンスターの存在を疑うのがこの世界での常識。
そしてそのユニーク個体は群が大きくなるにつれて進化する特性も持っている。
「ざっと8匹か。1羽は今晩の飯にして後は丸ごとアイテムボックスにしまっとけ。ここでは食事にしかならなかったが、街でコレを売ると羽から骨まであまぁな金になる。」
「えっ?そうなの?今まで全部捨ててたじゃん!勿体ねぇー」
カンディは空間をシュッと指で割り、その中へロックバードを掘り込んでいく。
その姿を見てラルフは懐かしく思う。
「そういえばお前と会ったのはロックバードがきっかけだったな。」
「うっ。変な事思い出させんなよな。」
「がっはっは!あん時のお前は泣いて小便垂らしてたけったなぁ!がっはっは!」
「お、おおぉい!小便は垂らして無かったろ!た、たしかにちょっとは出たかもだけど!」
赤面にして抗議するカンディ。
「まぁあん時よかは少しマシになった。まだまだヒヨコだかな。」
ラルフはニヤリと笑う。
「うぅ。ちっ。さっさとロックバード捌いちまうから、野営の準備しとけよな!」
「おい!俺を顎で使うんじゃねぇよ!」
「けっ!どうせ俺が捌いてる間暇なんだし手伝えよ」
「へいへい」
渋々ではあったが嫌がる訳でもなく、ラルフの表情は微笑みがかっていた。
あれからもう10年近くなるか。
あのガキがよく育ったもんだ。
出会った頃は運動能力も低く、すぐにバテては弱音を吐く。
環境に慣れない所為か色んな病気にもかかりやがるし、挙句、普段風邪ひかねぇ俺まで写って2人してトイレ争奪戦を繰り広げたり。
生涯1人で暮らすつもりだったんだがな。
それに何の縁かはわからんが、俺が赤眼の子を養うたぁな。
それに最近のあいつはなんだか‥
いや、ダメだな。ついつい考えちまう。
考えたってあいつはもう‥
○○○○
3日目の夜。
パチパチパチパチ。
焚き火で大きな肉がまるやきになっている前でガツガツと食事をとるカンディ
「うま!!!このウサギ美味しい!!」
「がっはっは!このウサギはキルバニーといって肉も美味いが毛革も爪もなかなかに値が付く魔物なんだ。」
「そうなんだ。っつか大分と長い間ここらに住んでたけど、コイツを見た事なかったな。」
「そりゃそうだ。こいつは中腹地点に分布する生き物だ。だからコイツがいるって事はこの樹海の中腹に入ったっつう事だな。」
「へぇ。ま、どんな奴でもぶっ飛ばしてやんけどな!」
ニヒルに笑うカンディにラルフがデコピンする。
しかしラルフのデコピンは普通のデコピンではない。
ドゴォと言う音をたて弾かれる。
「ぬぉぉ!痛ってぇ!!何すんだよ!」
「慢心は自分を滅ぼしかねん。自惚れるな。」
普段おちゃらけてるラルフだがその言葉には妙に重みが感じられ、カンディは額を擦りながらもうなずいた。
「わーったよ!」
「がっはっはっ!わかりゃいい!」
カンディの頭をワシャワシャなでた。
カンディは怪鳥のロックバードを拳で叩きのめす。
「カンディ!こいつぁ群れだ!親玉が近くにいるぞ!」
ラルフは2羽を一瞬で吹き飛ばす。
「わかってら!」
カンディも蹴りでまた1羽を吹き飛ばしながら威勢をはる。
両手をパチンと音をたて合掌。
「【波紋】」
薄く辺り一面に衝撃波動が広がる。
「みつけた!」
力一杯に地を蹴り茂みに隠れた小型ロックバードを捉えた。
「ゴケェェ!」
ロックバードは通常、140センチ程の大型の怪鳥であるが、群れの長になるロックバードは大概が100センチ程と小さい。
どの魔物にも言える事だが、魔物は通常群れを作らない。
それが作られている場合はユニークモンスターの存在を疑うのがこの世界での常識。
そしてそのユニーク個体は群が大きくなるにつれて進化する特性も持っている。
「ざっと8匹か。1羽は今晩の飯にして後は丸ごとアイテムボックスにしまっとけ。ここでは食事にしかならなかったが、街でコレを売ると羽から骨まであまぁな金になる。」
「えっ?そうなの?今まで全部捨ててたじゃん!勿体ねぇー」
カンディは空間をシュッと指で割り、その中へロックバードを掘り込んでいく。
その姿を見てラルフは懐かしく思う。
「そういえばお前と会ったのはロックバードがきっかけだったな。」
「うっ。変な事思い出させんなよな。」
「がっはっは!あん時のお前は泣いて小便垂らしてたけったなぁ!がっはっは!」
「お、おおぉい!小便は垂らして無かったろ!た、たしかにちょっとは出たかもだけど!」
赤面にして抗議するカンディ。
「まぁあん時よかは少しマシになった。まだまだヒヨコだかな。」
ラルフはニヤリと笑う。
「うぅ。ちっ。さっさとロックバード捌いちまうから、野営の準備しとけよな!」
「おい!俺を顎で使うんじゃねぇよ!」
「けっ!どうせ俺が捌いてる間暇なんだし手伝えよ」
「へいへい」
渋々ではあったが嫌がる訳でもなく、ラルフの表情は微笑みがかっていた。
あれからもう10年近くなるか。
あのガキがよく育ったもんだ。
出会った頃は運動能力も低く、すぐにバテては弱音を吐く。
環境に慣れない所為か色んな病気にもかかりやがるし、挙句、普段風邪ひかねぇ俺まで写って2人してトイレ争奪戦を繰り広げたり。
生涯1人で暮らすつもりだったんだがな。
それに何の縁かはわからんが、俺が赤眼の子を養うたぁな。
それに最近のあいつはなんだか‥
いや、ダメだな。ついつい考えちまう。
考えたってあいつはもう‥
○○○○
3日目の夜。
パチパチパチパチ。
焚き火で大きな肉がまるやきになっている前でガツガツと食事をとるカンディ
「うま!!!このウサギ美味しい!!」
「がっはっは!このウサギはキルバニーといって肉も美味いが毛革も爪もなかなかに値が付く魔物なんだ。」
「そうなんだ。っつか大分と長い間ここらに住んでたけど、コイツを見た事なかったな。」
「そりゃそうだ。こいつは中腹地点に分布する生き物だ。だからコイツがいるって事はこの樹海の中腹に入ったっつう事だな。」
「へぇ。ま、どんな奴でもぶっ飛ばしてやんけどな!」
ニヒルに笑うカンディにラルフがデコピンする。
しかしラルフのデコピンは普通のデコピンではない。
ドゴォと言う音をたて弾かれる。
「ぬぉぉ!痛ってぇ!!何すんだよ!」
「慢心は自分を滅ぼしかねん。自惚れるな。」
普段おちゃらけてるラルフだがその言葉には妙に重みが感じられ、カンディは額を擦りながらもうなずいた。
「わーったよ!」
「がっはっはっ!わかりゃいい!」
カンディの頭をワシャワシャなでた。
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