2 / 14
落とされた先は森の中
しおりを挟む
光に包まれ徐々に視界が鮮明になっていく。
すると俺は森の中にいて、其処には本当に小さな小川が流れていた。
服装は安易な白シャツ一枚に動きやすそうなカーゴパンツにレザーブーツ。
ふと足元に違和感を感じ、視線を下へと向けると人一人分程だろうか?地面から浮いていた。
まさかとは思ったが見事に重力が発生し、落下する。
「ぬおー!」
ドテン!!
「痛ってぇ。っつかここ何処ぉ?」
辺りを見渡すが何もない。
別世界?
と、言われても只の森。
夢?とも思ったが、地に手足がつく感覚は間違いなく本物だ。
立ち上がり再度辺りを見るが、森は深く、先の先まで木だ。
木々の間から落ちてくる日の光からしてまだ日中だろう。
「どうなってんだ?ってかこれから俺どうすんだよ?」
いきなり折れそうな心情を抑えて考え込むと
カサッ。
不意に目の前に一枚の紙が舞い降りた。
それを手に取り見る。
「特別に無限収納のスキルだけをお主に授ける。後、食事も幾つか収納しておいた。食べるが良い。by神。」
‥‥。
「って、アホかぁ!!ここは何処なんじゃぁ!!!」
勢いで紙を破き、放り投げてやった。
ったく。どないなっとんじゃ!?
そんな風に腹を立てていると、急にお腹の虫が鳴き始めた。
「あ~。イライラして腹が減ってきた。無限収納かインチキドリか知らんが、スキルとか言われても意味が分からん。ゲームでもあるめぇしよ‥って、え?」
意識的にインベントリを想像すると、頭の中に色んな食べ物が現れた。
言葉では説明しずらいが、食べたい物と言うよりも今手に持ってる物?謎だがそんな感じに思えた。
試しにステーキが頭の中で出てきたので、出そうと考えると、目の前に厚さ2センチぐらいある熱々のステーキが黒い鉄板の上でジュージューと音をたて現れた。
その横にはニンジンとマッシュポテトも添えられている。
ステーキの上に乗せられたガーリックの香ばしい匂いが食欲を掻き立てる。
その流れでまた脳内でインベントリを開き、フォークとナイフを取り出した。
なんと用意のいい事だ。
俺は食欲のままにステーキに齧りついた。
「上手い!!!なんじゃこりゃ!!今まで食ったステーキの中で一番上手い!」
あっという間にステーキを平らげ、満腹状態となると、急に喉が渇きだす。
もう一度インベントリを開くが水は無かった。
その代わりに水袋と名称される物を発見し、取り出すが中は空っぽだ。
「川の水を汲めって事か‥」
迷わず川の水を袋に入れ、水を飲み干した。
水は冷たく、とても美味しかった。
せっかくなので、水袋に再度水を入れる。
「そういえば出す事は出来たが収納はできるのか?」
試しに水袋を持って収納を意識すると、パッと目の前から消えた。
「成る程。なかなか便利だ。」って感心している場合ではない。
これからどうして行くかを考えねば。
暫し目を瞑り心を落ち着けようとしたその時。
ガササ。
不意に茂みから物音が聞こえ、視線は自然とそちらに向く。
「なんだ?猪か?それか熊?」
直ぐにでも逃げれる様に姿勢を低くし様子を伺うと、その物音の正体が姿を現した。
「ギギギ!」
な!!?
驚愕のあまり声が出なかった。
現れたのは尖り耳で緑色の肌をし歯を剥き出した生き物だった。
体調は140センチ程とそこまで高くはないが、物騒な事に錆びついた剣を持っている。
そして更に此方に向けての敵意を剥き出しにしま表情が何とも悍ましい。
何だあれ?ってか物語にでてくるゴブリンっぽくね!?いや、間違いなくゴブリンだ。まさか襲ってくるとか?
いや、襲ってくる。絶対。絶対だ。
「ギギギィィ!!!!!」
案の定、そのゴブリンは剣を振り上げ突っ込んできた。
ゴブリンは剣で突きを繰り出したが、間一髪でそれを避けた。
おいおい!マジか!やる気か!?話が通じそうな感じでも無い?よな?そもそもあの剣が本当に斬れるのかはともかく、当たったら痛い事は間違い無い。死だってあり得るぞ。
さぁどうする!?
殺るか殺られるか?
答えは決まってるでしょ?
やるに決まってんだろ!!馬鹿野郎!
====== ====== ====== ======
すると俺は森の中にいて、其処には本当に小さな小川が流れていた。
服装は安易な白シャツ一枚に動きやすそうなカーゴパンツにレザーブーツ。
ふと足元に違和感を感じ、視線を下へと向けると人一人分程だろうか?地面から浮いていた。
まさかとは思ったが見事に重力が発生し、落下する。
「ぬおー!」
ドテン!!
「痛ってぇ。っつかここ何処ぉ?」
辺りを見渡すが何もない。
別世界?
と、言われても只の森。
夢?とも思ったが、地に手足がつく感覚は間違いなく本物だ。
立ち上がり再度辺りを見るが、森は深く、先の先まで木だ。
木々の間から落ちてくる日の光からしてまだ日中だろう。
「どうなってんだ?ってかこれから俺どうすんだよ?」
いきなり折れそうな心情を抑えて考え込むと
カサッ。
不意に目の前に一枚の紙が舞い降りた。
それを手に取り見る。
「特別に無限収納のスキルだけをお主に授ける。後、食事も幾つか収納しておいた。食べるが良い。by神。」
‥‥。
「って、アホかぁ!!ここは何処なんじゃぁ!!!」
勢いで紙を破き、放り投げてやった。
ったく。どないなっとんじゃ!?
そんな風に腹を立てていると、急にお腹の虫が鳴き始めた。
「あ~。イライラして腹が減ってきた。無限収納かインチキドリか知らんが、スキルとか言われても意味が分からん。ゲームでもあるめぇしよ‥って、え?」
意識的にインベントリを想像すると、頭の中に色んな食べ物が現れた。
言葉では説明しずらいが、食べたい物と言うよりも今手に持ってる物?謎だがそんな感じに思えた。
試しにステーキが頭の中で出てきたので、出そうと考えると、目の前に厚さ2センチぐらいある熱々のステーキが黒い鉄板の上でジュージューと音をたて現れた。
その横にはニンジンとマッシュポテトも添えられている。
ステーキの上に乗せられたガーリックの香ばしい匂いが食欲を掻き立てる。
その流れでまた脳内でインベントリを開き、フォークとナイフを取り出した。
なんと用意のいい事だ。
俺は食欲のままにステーキに齧りついた。
「上手い!!!なんじゃこりゃ!!今まで食ったステーキの中で一番上手い!」
あっという間にステーキを平らげ、満腹状態となると、急に喉が渇きだす。
もう一度インベントリを開くが水は無かった。
その代わりに水袋と名称される物を発見し、取り出すが中は空っぽだ。
「川の水を汲めって事か‥」
迷わず川の水を袋に入れ、水を飲み干した。
水は冷たく、とても美味しかった。
せっかくなので、水袋に再度水を入れる。
「そういえば出す事は出来たが収納はできるのか?」
試しに水袋を持って収納を意識すると、パッと目の前から消えた。
「成る程。なかなか便利だ。」って感心している場合ではない。
これからどうして行くかを考えねば。
暫し目を瞑り心を落ち着けようとしたその時。
ガササ。
不意に茂みから物音が聞こえ、視線は自然とそちらに向く。
「なんだ?猪か?それか熊?」
直ぐにでも逃げれる様に姿勢を低くし様子を伺うと、その物音の正体が姿を現した。
「ギギギ!」
な!!?
驚愕のあまり声が出なかった。
現れたのは尖り耳で緑色の肌をし歯を剥き出した生き物だった。
体調は140センチ程とそこまで高くはないが、物騒な事に錆びついた剣を持っている。
そして更に此方に向けての敵意を剥き出しにしま表情が何とも悍ましい。
何だあれ?ってか物語にでてくるゴブリンっぽくね!?いや、間違いなくゴブリンだ。まさか襲ってくるとか?
いや、襲ってくる。絶対。絶対だ。
「ギギギィィ!!!!!」
案の定、そのゴブリンは剣を振り上げ突っ込んできた。
ゴブリンは剣で突きを繰り出したが、間一髪でそれを避けた。
おいおい!マジか!やる気か!?話が通じそうな感じでも無い?よな?そもそもあの剣が本当に斬れるのかはともかく、当たったら痛い事は間違い無い。死だってあり得るぞ。
さぁどうする!?
殺るか殺られるか?
答えは決まってるでしょ?
やるに決まってんだろ!!馬鹿野郎!
====== ====== ====== ======
1
あなたにおすすめの小説
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
家を建てたら創造神に壊されたので、神界に就職しました
猫吉
ファンタジー
事故で死んだ俺は異世界に転生し、
現代の知識を使って商売を成功させ、二年三か月。
やっとの思いで念願のマイホームが――
粉砕した。
原因は空から降ってきた謎の少年――ではなく、創造神。
曰く、
「この世界の管理に、一般人の視点が欲しくて雇いに来た」
家はもうない。
地上に未練もない。
というわけで俺、神界に就職することになりました。
年収は平均の七十倍!
福利厚生は神!
衣・食・住、すべて一流!
こうして俺は、神々が暮らす世界で住み込み勤務を始める。
そんな中、初めて呼ばれた「上級神会議」。
神話でしか聞いたことのない面々がずらりと揃う中、
提示された議題は――
「今日の夕食、何にする?」
魔法と技術が入り混じるこの世界を、
こんな神々は本当に平和に管理できるのか……?
これは、
世界を作った“その後”の神様たちと、
巻き込まれた一般人が送る、
ちょっと人間くさいコメディファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる