サーシェ

天山敬法

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第四章 叛逆の同志

22話 水の魔道士

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 日を改め、正体不明のレジスタンス、ティファからの提案に乗ると決めた僕は、再び彼女と接触するため……気は進まなかったけど……、同じ娼館を訪れた。
 女を買いに来た客と装って、受付でティファを指名する。そして顧客の秘密厳守の名目のもと、いたって円滑に密会が成立する。なるほど密偵をやるなら本当にいい隠れ蓑だ、なんて嫌な感心をした。
 案内された部屋のベッドに適当に腰掛けて待つ。すぐに女が現れた。
「ご指名ありがと、ヨンくん。……あら、一人なのね? ボスは連れてきてくれなかったんだ」
 ティファは相変わらず朗らかに作った笑顔で、そういやに馴れ馴れしく声をかけてくる。もういちいち反応するのも面倒になってきた。
「会うのなら場所を決めてからだ。今日はそれだけを言いに来た」
 僕は無感情に言う。そんな僕の関心を引こうとは、彼女も今更躍起になることもないらしい。涼しい顔で僕の隣に腰掛けてはきたが、体を寄せてくるようなことはなかった。
「会うこと自体は了承してくれるのね?」
「ああ。そちらに差し支えがなければ場所はこちらが指定する。希望だけ伝えておこう」
 僕はパウルが希望した場所を記した紙切れを、折りたたんだまま彼女に突き出す。彼女はそれを受け取り、ちらりとだけ中を見たようだった。
「回りくどいわね、用心深いこと」
「お互い様だろ」
 短くやりとりを交わす。一人で現れたのは向こうも同じ……、ここから彼女がそのボスに僕達の希望を伝え、その返事を受け取ってから会合がなされる。本当に回りくどいことだ。
 パウルは……その出会った時の印象ではいい加減で無防備にさえ見えたが……、長く彼の行動を見ていると、ヒューグが評した通り、実際彼は相当警戒心の強い魔術師だった。
 最初フェリア達と会った時もそうだし、ガダンにいた時もそうだ。フェリアと会った時は場所を指定してあらかじめ魔法陣を設置し、ガダンにいた時も町のあちこちに魔法陣を設置して回っていた。敵との交戦が決まる前から、それだけの労力をかけて警戒体制を張っていたのだ。
 魔道士にとって戦う場所を選ぶことは、あらかじめ魔法陣を設置しておけるかどうかという戦況を大きく左右する判断であり、彼はその状況を極力有利にとろうと動く。
 今回も場所をこちらから指定しているのは……、実際パウルの口から確かめたわけではないが、どうせそのためだろう。
「すぐに確認とってくるからちょっと待ってて」
 ティファはそう言って部屋の外へと向かっていった。向こうのボスはどうやらすぐにこちらと会う心づもりで近くにいるということだろうか。この閉鎖された娼館の中では確かめようもないが。
 しばらくして戻ってきたティファの顔に、もう作り笑顔はなかった。
「場所の指定は了解したわ。ただしその代わり、時間はこちらが決めさせてもらう。明日、またここにきてくれる?」
 それだけの連絡をして、僕はまたパウルの元に戻る。本当に回りくどい……。
 そう思ったのはパウルも同じらしく、呆れたようなため息をついてベッドに寝転んだ。
「時間は好きに決めてもらって構わんが、指定するならすぐに決めろよな。予定が立つのが明日かよ、ただ会うってだけなのに大仰なもんだ」
 僕はそれを見下ろして呆れてやる。
「わざわざ場所の指定をするのも大仰だと思うがな。相手は……全貌はわからないと言ってもレジスタンスとは名乗ったんだ、そこまで警戒する必要があるのか、まったく」
 パウルはむすっと顔をしかめて、黙り込んだ。彼の立場上、警戒はしてもしすぎることはないと、そういう姿勢で今まで生きてきたのだろう。
 翌日、ティファに再び会って時間の指定を聞く。あらかじめパウルから時間の指定はなんでもいいと聞いていたのでその場で了承する。
 そうしてやっとお互いのボスが会うことが決まった、その日取りは三日も先のことであった。

 その日の未明、そろそろ太陽が顔を出すだろうかという時刻だが、生憎空は黒い雲に包まれ、まばらながらに雨が降っていた。
 場所はパーティルの町はずれ、なるべく人目がなさそうで、かつ魔法陣が仕掛けやすい砂地の地面がある開けた空き地で。当然パウルは既にそこに隠した魔法陣を仕掛けている。
 近くには倉庫らしい建物がいくつか連なっていて、その隙間に蹲った浮浪者の姿が一つ――まだ時間も時間だ、雨に打たれながらも眠っているのか――背景に溶け込むようにして動かない彼は、まるで死んでいるかのようにさえ見える。
 僕はその広場に立って周囲を窺う。やや後ろに控えているパウルはいつも通りフードを目深に被って顔を隠している。偵察はどうせ僕の役目だ。
 しかし雨音のせいで他の気配を聞く感覚は鈍る。仕方なく目だけに頼る限り、一見おかしなものは見当たらない。足元にはかすかに魔力が立ち込めている、それはパウルが書いた陣のものだろう。
 他に人影がないなか……、やがて背景に溶け込んでいた浮浪者がおもむろに動き出した。
 当然警戒を払ったまま、僕はそちらを向いた。蹲っていた浮浪者は、立ち上がるとその体躯は逞しかった。薄汚れた服以外に武装している様子はなかったが、そこから立ち込める殺気は、隠せていない。
 僕が短剣を抜くが早いか、彼が背後の資材箱に隠していた剣をとるのが早いか……、いとも容易くその戦いの幕は開けた。
 彼が何者なのか、どうして仲間と待ち合わせたはずの場所で攻撃を受けるのか、全て考えるのは後にする。
 相手の男が振ったのは刀身が弧を描くように強く反った形の剣だった。その体つきの逞しさから、僕よりもよっぽど筋力があることは容易に想像できた。
 いたずらに刃を交えることはせず、しかし脇にいるパウルに敵の攻撃が向かないために体を前には出して、攻撃に当たりに行くような素振りで躱す。
 体同士がすれ違うように近付いた、その瞬間に男の荒い息遣いと必死の形相を感じていやに意識がひりつく。
 雨はまばらだ。視界は薄暗いが、足元の感触にも、相手の動きを捉える感覚にも支障はない。僕はすれ違いざまに短剣を振った。敵の目的も知らないうちに殺すのは得策ではない、余裕のあるうちは急所は狙わない。
 しかし相手も、どうやら手練れだ。大きな図体で、難なく僕の短い一振りを躱した。また体同士が正面を向き合い、次の攻撃の気配が訪れる。
 その間呆気にとられて立ち尽くしている魔術師ではない。僕達の戦闘からは一歩引いたところに体を構え、すぐに足元に張っていた魔法陣に魔力を流した。たちどころに地面から炎の柱が上がる。
 雨の中でもあかあかと熱を持つその攻撃は、しかし当たれば火傷を負うのは僕も同じだ。味方への誤射を避け、それは局地的に敵の動きを牽制することしかできない。
 相手の男は、意外にもその魔道攻撃を瞬間的に察知したようだった。咄嗟に身を翻し、体を転がらせて大きく距離をとった。パウルの攻撃はそれを捕らえず空を焼く。
 男の体が転がった先は既に魔法陣の外だった。そして彼は魔法陣の中に入るのを警戒し、素早く体勢を整えたあともすぐに距離を詰めようとはしない。
 そして僕も、味方からの援護が受けられるその範囲から、いたずらに飛び出す理由もなくじりとその場に踏みとどまる。三者の距離が離れたまま、張り詰めた睨み合いが起こった。
 男の顔は戦意に滾り、魔法攻撃を受けても動揺したり怯える様子は全く無い。……魔道士とも戦い慣れている、動きを見るに当然手練れの者だ。一体何者なのかと、そこに至ってようやく思考が動き出していた。
 緊張した睨み合いはいやに長く重く感じられたが、時間にしてみれば一瞬だ。真っ先に均衡を崩したのはパウルだった。
 魔法陣に頼らずとも、彼は片手の平で軽くソル・サークルを浮かべて敵を狙い撃つ。矢のように飛ぶその火の玉を、僕はかっと開いた目で捉え、一拍の後に思い切り足を踏み出した。
 パウルの攻撃は局地的に敵の動きを牽制することしかできない。であれば、その牽制に合わせて活路を開くのは僕の役目だ。
 パウルの攻撃によって牽制される敵の動きと判断、そして僕の一撃が通る道筋……、それをお互いに読み合い、まるで呼吸を合わせるように。
 矢のように飛んだ火の玉を、やはり男は躱す。しかしその速さと熱量を前に、そして同時に猛進する僕の姿にまで気を配りながらではとれる動きも限られる。
 男は、僕がトレンティア兵と戦う時によくそうしているのと同じように、地面に這うように姿勢を低くして炎の矢をやりすごす。僕は一歩手前で足を踏ん張り、それとは逆に高く跳躍した。
 魔法の炎が通り過ぎたあとに上から飛びかかってくる近接の戦士、それを都合よく避けるために、男は屈んだ状態からバネが弾けるように……、前へ跳ぶ。
 それを目視するよりも早く、僕は宙に浮いていた足を思い切り振った。空と地とで敵とすれ違った僕の足が、強く男の背中を叩く。それを踏み台にするようにして僕は前に着地、すぐさま体を切り返して敵の方を向く。
 上から背中に蹴りを入れられた男は倒れないながらにも怯み、体勢を整えるためにまた転がる……、その先は、僕の体とは反対側……、あらかじめ張っていた魔法陣の上だ。
「パウル!」
 咄嗟に名前を叫んだ。それとほとんど同時に、地面に張っていた魔法陣いっぱいに……、火柱、いやそれどころではない爆発が真っ白に吹き上がった。雨空の下、なんとも表現しがたい分厚い破裂音が響く。
 陣の外側に出ていた僕にもびりびりとした熱気が伝わってくる。あらかじめ設置していたものとはいえ、なんという威力だ。これじゃ相手も丸焼けになってしまったのではないか……。
 名前も知らない敵の心配をするのも束の間、爆発の後、白く上がった煙が晴れた所には敵の男が地面に屈み込んでいるのが見えた。その体は真っ黒に焼けて……は、いない。
 あれだけの爆発を受けて? と思わず僕は訝しむ。男は……雨のせいだろうか、まるで水の中を潜ってきたみたいにずぶ濡れになってその場にいた。
 その顔にも確かにぎらりとした目つきがある。負傷さえしていないその様子を見て、不可解だが、まだ緊張を解くわけにはいかないことを悟って僕は奥歯を噛んだ。
 しかし戦闘の気配はふいに途切れる。男達の張り詰めた空気を裂いて、抜けるような女の声が張り上げられた。
「はい、君たちそこまで! ストップよ!」
 その言葉通りに、敵の男はしんとその場に留まっていた。僕は一瞬のうちに思考を巡らす。どうせ声の主はティファだろうが、今はそれはいい。
 目の前には突然襲いかかってきた男がいて、仕留めたと思った矢先になぜかピンピンしている。襲ってきた理由は分からない、だが間違いなく敵……、それを少なくとも封じるまでは、判断を鈍らせてはいけない。今すぐにでも僕がとるべき行動は、敵への追撃……
「ヨン、止まれ」
 その思考を遮ったのは他でもないパウルの声だった。思わずすぐにでも飛びかかろうと整えた体勢がつんのめる。
 ばっと顔を上げてパウルの方を振り向くと、彼は魔法陣に触れて屈み込んだ姿勢から、ゆっくりと立ち上がって、女の声がした方……、ティファの方を見つめていた。
 近くに連なっていた倉庫の脇に、止まれという合図のつもりか、大きく手を叩いて鳴らすティファの姿……、そしてその隣に、もう一人の人影があった。
 それはまるでパウルと瓜二つの出で立ち……、ローブについたフードの奥に顔をすっぽりと隠しているのは雨除けのためだけではないだろう。顔は分からないが、体格からして恐らく男……。
 僕達が揃ってそちらを見つめていると、そのローブの男がぐいとティファの前に出てきて声を上げた。
「はい、そこまでにしましょう。慈愛深きレインよ、この誇り高き戦士たちに祝福を……」
 その口ぶりはまるで神への祈りだが……、口走っているのは聞いたことのない名前の神だった。
 パウルの顔もまた隠れていて分からないが、その体が、まるで何かに気圧されるようにじりと後退る素振りが見えた。
 ……状況は分からない。僕はパウルの制止を耳に留めながらも、いつでも斬りかかれるように体勢を整える。しかしそれを察したらしい、パウルがこちらに手の平を向けてもう一度言った。
「ヨン、下手に動くな。……あいつには勝てん」
 そう呟くように言った言葉に驚いて彼を見返す。パウルはじわりとこちらに歩み寄ってきていた。そしてすぐ隣に、僕を庇うように立って耳打ちしてきた。
「“水の魔道”の使い手だ。この天気じゃ分が悪すぎる」
 間近に寄ってきたパウルの顔色を窺うと、燃えるような敵意の表情……、しかしその体は慎重に動きを抑えている。
「水……」
 僕は小さく呟いて、天から降りしきる水の粒を見る。
 ……今まで特に疑問に思うこともなかった。僕が見てきた限り、トレンティア人が戦闘において扱う魔法は、誰も例外なく炎だったが……。
 パウル曰く水の魔道士だという男は、そのローブの下に鎧を纏っている様子はない。薄暗い中でも、小綺麗な金の刺繍が光っているのが少しだけ見えた。
 腰には長剣を提げているようだが、両手を広げてまるで無防備だとでも言いたげに、ゆるやかな足取りで近付いてくる。
「ご安心ください、これ以上攻撃するつもりはありません。……あなたがヨンさん……と、お仲間の魔道士さん。パウル……さんと呼んでいましたか?」
 その声もまるで猫を撫でるように穏やかだ。名前を呼ばれ、パウルが舌打ちをしたのが分かった。
 ……必死の戦闘中に咄嗟に、ではあったが、彼の名前を呼んだのは僕だ。悪いことをしたな、などとのんきに思いながら僕はそれを聞いていた。
「まずは突然の非礼をお詫びいたします。あなたがたの実力の程を見ておきたくて」
 ローブの男はそう言って深々と礼をして見せた。仲間だと言って接触しておきながら、実力を見たいなどと言って断りなく決闘をさせたと……、そう察すると途端に腹が立ってきた。
 しかしパウルの言葉通りであるなら、僕達はこの男を前に下手に動くこともできない。僕達がじっとしているのを見て男も満足そうに頷き、広げた両手をぱんと合わせてみせた。
「人目があるといけません、場所を移しましょう。どうぞこちらへ」
 そしてゆったりと、向ける足の方向を変えた。それに伴ってティファも無言で歩き出す。
 僕達に切りかかってきた男は、まるで何事もなかったかのように、最初にいた倉庫の隙間に蹲って浮浪者のふりに戻った。
 ローブの男がゆったりと歩いていくのを見て、僕はちらりとパウルに視線をやった。どうする、と無言で聞く。
 パウルはフードの外側からでもありありと分かるほど、憤り立っている様子だった。……当然だ、全く面白くない。しかしそれでも彼は細いため息とともに言った。
「……行くしかねえだろ。……レインの血門術けつもんじゅつ……、まさかこんなもんが出てくるとはさすがの俺様もびっくりだ」
 独り言のように言った言葉は、どうやら僕の知らない話のようだ。しかし今は詳しく聞き出す雰囲気でもない。
 それ以上何を言うでもなく、僕達は黙ってローブの男の背を追った。
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