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第26話 第二王子エリオット視点 ― 密かな調査の始まり
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第二王子エリオット視点 ― 密かな調査の始まり
大広間の喧騒が遠ざかる。
兄上アルベルトの高らかな宣告、ミーア嬢の泣き声、取り巻きたちの喝采……すべてが悪夢のように頭の奥で反響していた。
――ローゼ姉さんを、地下牢に。
胸の奥が焼けつくように痛い。
無実の人間を断罪し、見せしめのように引きずり出す。そんな残酷な光景を、黙って見ているしかできなかった自分が、情けなくてならなかった。
「殿下」
低く落ち着いた声に、我に返る。
すぐ横にいるレオナルドが、誰にも聞こえぬよう囁いた。
「ここでは言葉を控えてください。目と耳は常に殿下を見張っています」
その言葉に僕は奥歯を噛みしめた。
広間に居並ぶ貴族たちの視線が、ちらりちらりとこちらを盗み見ている。第二王子がどう動くか――皆、注視しているのだ。
僕は悔しさを飲み込み、背筋を伸ばし、無表情を装った。
***
その夜。
自室に戻った僕は、机に両肘をつき、深く頭を抱え込んでいた。
蝋燭の灯りが揺らめき、書類の影を不気味に伸ばす。
「ローゼ姉さんが……そんなことをするはずがない」
胸の奥から、何度でもこみ上げてくる思い。
幼い頃から、彼女がどれだけ真面目に努力してきたか知っている。王妃教育に泣きながら耐え、それでも常に気高くあろうとした人だ。
兄上の冷淡な態度にも耐え続け、それでも国の未来のためにと自分を律してきた。
その姉さんが、弱き者を虐げる?
あり得ない。
「……証拠を見つけるしかない」
唇を噛みながら呟いたとき、扉が静かに叩かれた。
「殿下、私です」
レオナルドの声。
僕は立ち上がり、扉を開いた。
彼は深々と頭を下げ、部屋へと入ってくる。
「……落ち着かれましたか」
「落ち着けるわけがないだろう! ローゼ姉さんが……あんな……!」
感情が溢れ出し、声が震える。
けれどレオナルドは動じなかった。淡々と蝋燭を一本灯し、机の上に羊皮紙を広げる。
「殿下。激情は理解します。ですが、感情で戦うのは兄上の思う壺です」
「っ……」
「彼らはローゼ様を断罪するために舞台を用意しました。殿下が感情のままに反発すれば、同じ舞台に引きずり込まれるだけ。……それでは守れません」
痛いほどの正論だった。
唇を噛み、机を強く握る。
「じゃあ……どうすればいい」
レオナルドの瞳が、蝋燭の炎を映して鋭く光る。
「証拠です。ローゼ様が冤罪であることを示す、確たる証拠を掴む。それしかありません」
「証拠……」
「はい。逆に言えば、それがあればアルベルト殿下の茶番は崩せます。真実を暴けば、殿下の言葉は国中に響くでしょう」
胸の奥で小さな炎が灯る。
絶望に押し潰されかけていた心に、希望の光が差し込んだ。
「……見つけよう。必ず」
レオナルドは静かにうなずいた。
「すでに気になる点はいくつかあります。今日の断罪劇に参加したのは、王子殿下、ミーア嬢、アーサー様、マッスル様……。彼らはなぜ同時に、同じ主張を口にできたのでしょう」
「……まるで、最初から打ち合わせしていたみたいに」
「その通りです。ならば――誰かが台本を書いた。そう考えるのが自然でしょう」
ぞくり、と背筋が震えた。
もしそうなら、ローゼ姉さんは計画的に嵌められたということになる。
「殿下。今は表立って動けません。ですが、私と殿下で水面下の調査を始めましょう」
「……ありがとう、レオナルド」
心からの感謝が漏れた。
彼がいなければ、僕は怒りのままに突っ走り、取り返しのつかない事態を招いていたかもしれない。
「どこから調べる?」
僕の問いに、レオナルドは用意してきた地図を広げた。
「まず、宮廷内でのミーア嬢の行動記録を調べましょう。彼女が本当に『虐げられていた』のなら、目撃した者は多いはず。ですが、出てきた証人はごく一部の取り巻きだけ。これは不自然です」
「確かに……」
「さらに、アーサー殿とマッスル殿。彼らは別々の家の跡継ぎです。そして、アルベルト殿下の側近であります。す。当然のことですが……背後で糸を引く人物がいます」
「兄上……か」
「断定はできません。ですが、少なくとも殿下の婚約破棄劇を利用して権勢を広げようとする者がいるのは確かです」
僕は拳を握りしめた。
――許さない。絶対に許さない。
「レオナルド、頼む。僕に力を貸してくれ」
「もちろんです、殿下。私はそのために仕えております」
彼の言葉は静かだったが、その奥に燃える忠義の炎を感じた。
***
こうして僕たちは動き始めた。
宮廷の文官に扮して記録を探る者、厨房の下働きに密かに耳を澄ませる者、図書館で過去の裁判記録を洗い直す者……レオナルドの人脈を駆使して少しずつ情報を集める。
僕自身も、深夜に忍び出ては廊下を歩き、密談の気配を探った。
何度も心臓が跳ねる。もし見つかれば「第二王子が不審な行動をしている」と言い立てられるだろう。だが――恐れている場合じゃない。
ローゼ姉さんを救うためなら、僕はどんな危険も冒す。
そう心に誓い、蝋燭の炎が揺らめく部屋で、羊皮紙に走る羽根ペンの音を聞きながら、僕とレオナルドの密かな調査が始まった。
――真実を暴くために。
そして、愛する人を救うために。
大広間の喧騒が遠ざかる。
兄上アルベルトの高らかな宣告、ミーア嬢の泣き声、取り巻きたちの喝采……すべてが悪夢のように頭の奥で反響していた。
――ローゼ姉さんを、地下牢に。
胸の奥が焼けつくように痛い。
無実の人間を断罪し、見せしめのように引きずり出す。そんな残酷な光景を、黙って見ているしかできなかった自分が、情けなくてならなかった。
「殿下」
低く落ち着いた声に、我に返る。
すぐ横にいるレオナルドが、誰にも聞こえぬよう囁いた。
「ここでは言葉を控えてください。目と耳は常に殿下を見張っています」
その言葉に僕は奥歯を噛みしめた。
広間に居並ぶ貴族たちの視線が、ちらりちらりとこちらを盗み見ている。第二王子がどう動くか――皆、注視しているのだ。
僕は悔しさを飲み込み、背筋を伸ばし、無表情を装った。
***
その夜。
自室に戻った僕は、机に両肘をつき、深く頭を抱え込んでいた。
蝋燭の灯りが揺らめき、書類の影を不気味に伸ばす。
「ローゼ姉さんが……そんなことをするはずがない」
胸の奥から、何度でもこみ上げてくる思い。
幼い頃から、彼女がどれだけ真面目に努力してきたか知っている。王妃教育に泣きながら耐え、それでも常に気高くあろうとした人だ。
兄上の冷淡な態度にも耐え続け、それでも国の未来のためにと自分を律してきた。
その姉さんが、弱き者を虐げる?
あり得ない。
「……証拠を見つけるしかない」
唇を噛みながら呟いたとき、扉が静かに叩かれた。
「殿下、私です」
レオナルドの声。
僕は立ち上がり、扉を開いた。
彼は深々と頭を下げ、部屋へと入ってくる。
「……落ち着かれましたか」
「落ち着けるわけがないだろう! ローゼ姉さんが……あんな……!」
感情が溢れ出し、声が震える。
けれどレオナルドは動じなかった。淡々と蝋燭を一本灯し、机の上に羊皮紙を広げる。
「殿下。激情は理解します。ですが、感情で戦うのは兄上の思う壺です」
「っ……」
「彼らはローゼ様を断罪するために舞台を用意しました。殿下が感情のままに反発すれば、同じ舞台に引きずり込まれるだけ。……それでは守れません」
痛いほどの正論だった。
唇を噛み、机を強く握る。
「じゃあ……どうすればいい」
レオナルドの瞳が、蝋燭の炎を映して鋭く光る。
「証拠です。ローゼ様が冤罪であることを示す、確たる証拠を掴む。それしかありません」
「証拠……」
「はい。逆に言えば、それがあればアルベルト殿下の茶番は崩せます。真実を暴けば、殿下の言葉は国中に響くでしょう」
胸の奥で小さな炎が灯る。
絶望に押し潰されかけていた心に、希望の光が差し込んだ。
「……見つけよう。必ず」
レオナルドは静かにうなずいた。
「すでに気になる点はいくつかあります。今日の断罪劇に参加したのは、王子殿下、ミーア嬢、アーサー様、マッスル様……。彼らはなぜ同時に、同じ主張を口にできたのでしょう」
「……まるで、最初から打ち合わせしていたみたいに」
「その通りです。ならば――誰かが台本を書いた。そう考えるのが自然でしょう」
ぞくり、と背筋が震えた。
もしそうなら、ローゼ姉さんは計画的に嵌められたということになる。
「殿下。今は表立って動けません。ですが、私と殿下で水面下の調査を始めましょう」
「……ありがとう、レオナルド」
心からの感謝が漏れた。
彼がいなければ、僕は怒りのままに突っ走り、取り返しのつかない事態を招いていたかもしれない。
「どこから調べる?」
僕の問いに、レオナルドは用意してきた地図を広げた。
「まず、宮廷内でのミーア嬢の行動記録を調べましょう。彼女が本当に『虐げられていた』のなら、目撃した者は多いはず。ですが、出てきた証人はごく一部の取り巻きだけ。これは不自然です」
「確かに……」
「さらに、アーサー殿とマッスル殿。彼らは別々の家の跡継ぎです。そして、アルベルト殿下の側近であります。す。当然のことですが……背後で糸を引く人物がいます」
「兄上……か」
「断定はできません。ですが、少なくとも殿下の婚約破棄劇を利用して権勢を広げようとする者がいるのは確かです」
僕は拳を握りしめた。
――許さない。絶対に許さない。
「レオナルド、頼む。僕に力を貸してくれ」
「もちろんです、殿下。私はそのために仕えております」
彼の言葉は静かだったが、その奥に燃える忠義の炎を感じた。
***
こうして僕たちは動き始めた。
宮廷の文官に扮して記録を探る者、厨房の下働きに密かに耳を澄ませる者、図書館で過去の裁判記録を洗い直す者……レオナルドの人脈を駆使して少しずつ情報を集める。
僕自身も、深夜に忍び出ては廊下を歩き、密談の気配を探った。
何度も心臓が跳ねる。もし見つかれば「第二王子が不審な行動をしている」と言い立てられるだろう。だが――恐れている場合じゃない。
ローゼ姉さんを救うためなら、僕はどんな危険も冒す。
そう心に誓い、蝋燭の炎が揺らめく部屋で、羊皮紙に走る羽根ペンの音を聞きながら、僕とレオナルドの密かな調査が始まった。
――真実を暴くために。
そして、愛する人を救うために。
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