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第32話 ゼノ軍団長、動く!
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◆獄中記――アベル=ダンガー子爵の独白5◆
―英雄の兄、その血を以て火蓋は切られる―
俺の中で何かが静かに燃えている。
それは、獄中で培われた怨念の火。
そして今、その炎が“初めての獲物”を求めて燻り始めていた。
――カール=キリト。
奴の全てを奪う。そのための第一歩として、俺が狙うのは……あの男の“兄”だ。
キリアン=キリト。
フリューゲン情報局所属。王宮の書庫と魔導局を行き来する、頭脳派貴族。
剣では弟に及ばないが、政治と情報の分野では鋭いと評判だ。
それがどうした。
家族という“弱点”であることに変わりはない。
◇
夜の帳が王都ルメリアに落ちるころ。
俺は、キリト家本邸裏の旧魔導塔跡地に身を潜めていた。キリアンが週に一度、王宮からの帰路に立ち寄る古い書庫だ。
情報収集が趣味らしい。ふん、そんな習慣が命取りになるとは思いもしなかったろうな。
やがて、音もなく扉が開いた。
「……今夜は思ったより冷えるな」
銀の眼鏡越しに書類を眺めながら、ローブ姿の男が静かに歩いてくる。
あの目、立ち振る舞い――まぎれもなく、キリアン=キリトだ。
俺は一歩、影から踏み出した。
「よう、久しいな。……“キリト家の誇り”とやら」
その声に、キリアンが振り返る。
「……誰だ?」
「俺を忘れたか? まあ、無理もない。お前の弟に“すべてを奪われた男”など、貴族様の記憶には残らんか」
しばしの沈黙のあと、彼は眉をひそめた。
「……アベル=ダンガー。……脱獄の噂は本当だったのか」
「“噂”じゃない。現実だよ。そして現実は、これからお前の肉体に刻み込まれることになる」
◇
俺は一切の躊躇なく、呪いの指輪に魔力を込める。
その瞬間、足元から闇が蠢き、黒い鎖が地を這った。
「呪詛術式《黒紋・縛炎》!」
足元に刻まれた魔法陣から、赤黒い火柱が立ち上る。キリアンは瞬時に障壁を展開した。
「氷結障壁《クリオ・アグニス》!」
氷と炎がぶつかり、辺りに激しい衝撃音が響く。
さすがはキリト家。素人ではない。
だが、所詮は後方型。呪いの指輪の前では──遅い。
「お前の弟に奪われたもの、返してもらうぞッ!」
拳に全力の魔力を纏わせ、壁を突き破って突進する。俺の右腕が、キリアンの腹部を貫いた。
「……が、ッ……!」
呻き声とともに、男が膝をつく。
「肋骨が……三本は折れたな。それでも立つのか? 英雄の兄として?」
「……兄として、立つしかないだろう……あいつは……背負ってきたんだ……この国を……!」
血を吐きながらも睨む目。その中には、怒りも恐怖もなく――弟への誇りだけがあった。
それが癇に障った。
「……うざいな、お前」
俺はさらに呪詛を放つ。《浸呪》──体内から魔力を侵食し、動きを止める闇の術。
キリアンの身体がびくりと痙攣した。
「くっ……ぐ、あああっ!」
「言っておけよ。カールに……“次はてめえだ”ってな」
◇
俺はキリアンの意識が薄れるのを確認し、書庫を後にした。
殺してはいない。
むしろ、生きているからこそ“効果”がある。
キリアン=キリトが無残に倒れている――その光景こそ、カールに最も深く突き刺さるはずだ。
血は、絆の象徴。
ならば、俺はその絆から引き裂いてやる。
弟のせいで兄が傷ついたと知ったとき、英雄様はどう反応するか。
顔が見ものだな。
◇
街の灯が遠ざかる。
呪いの指輪は脈を打ち、俺の生命を少しずつ喰らっている気がした。
けれど構わない。
俺にとって命など、もはや復讐の燃料に過ぎないのだから。
さあ、カール。
てめえの番だ――
この手で、英雄を終わらせてやる。
◆王国軍戦記録――ゼノ=バルジェの報告◆
―赤き眼の獣、鋭く牙を研ぐ―
重厚な扉が、音を立てて閉まった。
王都ルメリア北塔、王国直属騎士団詰所の作戦室。
分厚い石壁と地図だらけの室内に、重々しい空気が充満していた。
俺は、椅子にもたれながら地図を睨みつける。
その横で、部下の一人が震えた声で報告を続けていた。
「……間違いありません。ダンガー子爵、脱獄しました。午前二時頃、牢獄北棟の魔封結界が破壊され、監視兵三名が昏倒。現在、所在不明です」
「…………」
俺は何も言わず、目を閉じた。
内心、頭の奥で鋭い警鐘が鳴り響いている。
(まさか、本当に動いたか──ダンガー)
アベル=ダンガー子爵。
かつては貴族派の有力者であり、王都の裏商取引を取り仕切っていた陰の人物。
が、カール=キリトによって罪を暴かれ、貴族位を剥奪。
そして数ヶ月前、正式に収監されたはずだった。
……だが、奴がこのまま終わるとは思っていなかった。
「“組織的”な脱獄か?」
「はい。獄内の魔道具と術式が、外部から同時に干渉を受けた形跡があり……単独犯では不可能です」
「ということは、手を貸したやつがいる。しかも王国外部の“何か”がな」
俺は立ち上がり、壁の地図を指でなぞった。
「ここだ。王都南西の下層街。……奴が根を張っていた元領地に近い。まずはそこを洗え」
「はっ!」
部下が敬礼し、足早に部屋を出て行く。
◇
部屋に残ったのは、古参の副官であるギレムだけだった。白髪混じりの髪と浅黒い肌。戦場で何度も俺の背を預けた男だ。
「……団長、奴の“狙い”は?」
「……カール=キリトか、あるいは……」
言い淀む。だが、口に出さねばならない。
「……リリス=ヴァレンタインだ」
ギレムが眉をひそめた。
「どちらも過去に因縁があり、奴の逆恨みが根深い。とくにカールは──“すべてを奪った男”だ」
「カール殿は今、冒険者ギルトの依頼で王都を離れていると報告が。すぐには王都へ戻れません」
「リリス嬢は?」
「侯爵邸内に。現在はいるそうです」
「ならば、警備を倍に。民間の護衛団じゃ不安だ。直属騎士団から精鋭を回せ」
「承知しました」
◇
ギレムが退出したあと、俺はふっと息をついた。
(この動き……早すぎる)
ダンガー子爵が逃げ出したのは今朝方。にもかかわらず、もう街の警備の一角が動揺し始めている。
いや……違う。
あいつは「逃げた」んじゃない。
「狙って出てきた」んだ。
(今の王都には、大義も正義も、静かに根を張る“闇”もある)
そして、カールもまた……狙われるに値する存在になってしまった。
俺は、王国直属騎士団の団長として、戦場の英雄と呼ばれてきた。
だがそれは、常に“敵”が明確だったからこそだ。
今、目の前にあるのは――輪郭の曖昧な“内なる敵”。
あのダンガーが、ただの復讐者で終わるとは思えない。
「……裏に、誰かいるな」
俺は指を組み、呟いた。
脱獄の手口、術式の痕跡、消された記録。
魔族か? ノルドの陰謀か? それとも──新たな貴族派の残党か?
だが、どれであれ関係ない。
アベル=ダンガーをこのまま放っておけば、王都に再び“あの腐臭”が満ちる。
◇
扉が再び開く。
ギレムが戻ってきた。
「団長、キリト伯爵家の次男──キリアン=キリト様が、負傷されました。王立病院より緊急報が……重傷とのことです」
俺の眼が鋭く細まった。
「……やったか、ダンガー」
「現場に残された呪痕が一致。加害者はほぼ確実にダンガー子爵」
キリト家を狙った。弟カールではなく、次兄を。
(あえて“殺さなかった”のか……)
家族を傷つけ、英雄の心を揺るがせる。精神を先に削る手法だ。まるで戦術家のようなやり方……だが、これは復讐者の動きだ。
「よし。今すぐ追撃班を編成しろ」
「対象は?」
「アベル=ダンガー子爵。ただちに拘束せよ」
「目撃情報が少なく、正確な居場所が……」
「――ならば、動いた者すべてに目をつけろ。影を使え。裏路地の物売りから、魔道具商まで洗え。やつは必ず“痕跡”を残しているはずだ」
「はっ!」
副官が走り去る。
◇
残された部屋で、俺は一人、窓の外を見つめる。
王都の灯りは穏やかだ。
だがその裏で、闇が静かに広がっている。
カールは、“英雄譚の主役”にされすぎた。
そして、一緒に断罪されたリリスは、今は話題の剣聖殿に夢中のようだ。今、その光が強いほど、狙われやすくなっている。
「……なら、俺がやるしかないか」
もう一度、戦場に立つのは厭わない。
今度の敵が“獣”であろうと、“闇”であろうと。
この手で食い破ってやる。
ゼノ=バルジェ。
王国の赤き剣――獣の名にかけて。
必ず、奴を狩り出す。
―英雄の兄、その血を以て火蓋は切られる―
俺の中で何かが静かに燃えている。
それは、獄中で培われた怨念の火。
そして今、その炎が“初めての獲物”を求めて燻り始めていた。
――カール=キリト。
奴の全てを奪う。そのための第一歩として、俺が狙うのは……あの男の“兄”だ。
キリアン=キリト。
フリューゲン情報局所属。王宮の書庫と魔導局を行き来する、頭脳派貴族。
剣では弟に及ばないが、政治と情報の分野では鋭いと評判だ。
それがどうした。
家族という“弱点”であることに変わりはない。
◇
夜の帳が王都ルメリアに落ちるころ。
俺は、キリト家本邸裏の旧魔導塔跡地に身を潜めていた。キリアンが週に一度、王宮からの帰路に立ち寄る古い書庫だ。
情報収集が趣味らしい。ふん、そんな習慣が命取りになるとは思いもしなかったろうな。
やがて、音もなく扉が開いた。
「……今夜は思ったより冷えるな」
銀の眼鏡越しに書類を眺めながら、ローブ姿の男が静かに歩いてくる。
あの目、立ち振る舞い――まぎれもなく、キリアン=キリトだ。
俺は一歩、影から踏み出した。
「よう、久しいな。……“キリト家の誇り”とやら」
その声に、キリアンが振り返る。
「……誰だ?」
「俺を忘れたか? まあ、無理もない。お前の弟に“すべてを奪われた男”など、貴族様の記憶には残らんか」
しばしの沈黙のあと、彼は眉をひそめた。
「……アベル=ダンガー。……脱獄の噂は本当だったのか」
「“噂”じゃない。現実だよ。そして現実は、これからお前の肉体に刻み込まれることになる」
◇
俺は一切の躊躇なく、呪いの指輪に魔力を込める。
その瞬間、足元から闇が蠢き、黒い鎖が地を這った。
「呪詛術式《黒紋・縛炎》!」
足元に刻まれた魔法陣から、赤黒い火柱が立ち上る。キリアンは瞬時に障壁を展開した。
「氷結障壁《クリオ・アグニス》!」
氷と炎がぶつかり、辺りに激しい衝撃音が響く。
さすがはキリト家。素人ではない。
だが、所詮は後方型。呪いの指輪の前では──遅い。
「お前の弟に奪われたもの、返してもらうぞッ!」
拳に全力の魔力を纏わせ、壁を突き破って突進する。俺の右腕が、キリアンの腹部を貫いた。
「……が、ッ……!」
呻き声とともに、男が膝をつく。
「肋骨が……三本は折れたな。それでも立つのか? 英雄の兄として?」
「……兄として、立つしかないだろう……あいつは……背負ってきたんだ……この国を……!」
血を吐きながらも睨む目。その中には、怒りも恐怖もなく――弟への誇りだけがあった。
それが癇に障った。
「……うざいな、お前」
俺はさらに呪詛を放つ。《浸呪》──体内から魔力を侵食し、動きを止める闇の術。
キリアンの身体がびくりと痙攣した。
「くっ……ぐ、あああっ!」
「言っておけよ。カールに……“次はてめえだ”ってな」
◇
俺はキリアンの意識が薄れるのを確認し、書庫を後にした。
殺してはいない。
むしろ、生きているからこそ“効果”がある。
キリアン=キリトが無残に倒れている――その光景こそ、カールに最も深く突き刺さるはずだ。
血は、絆の象徴。
ならば、俺はその絆から引き裂いてやる。
弟のせいで兄が傷ついたと知ったとき、英雄様はどう反応するか。
顔が見ものだな。
◇
街の灯が遠ざかる。
呪いの指輪は脈を打ち、俺の生命を少しずつ喰らっている気がした。
けれど構わない。
俺にとって命など、もはや復讐の燃料に過ぎないのだから。
さあ、カール。
てめえの番だ――
この手で、英雄を終わらせてやる。
◆王国軍戦記録――ゼノ=バルジェの報告◆
―赤き眼の獣、鋭く牙を研ぐ―
重厚な扉が、音を立てて閉まった。
王都ルメリア北塔、王国直属騎士団詰所の作戦室。
分厚い石壁と地図だらけの室内に、重々しい空気が充満していた。
俺は、椅子にもたれながら地図を睨みつける。
その横で、部下の一人が震えた声で報告を続けていた。
「……間違いありません。ダンガー子爵、脱獄しました。午前二時頃、牢獄北棟の魔封結界が破壊され、監視兵三名が昏倒。現在、所在不明です」
「…………」
俺は何も言わず、目を閉じた。
内心、頭の奥で鋭い警鐘が鳴り響いている。
(まさか、本当に動いたか──ダンガー)
アベル=ダンガー子爵。
かつては貴族派の有力者であり、王都の裏商取引を取り仕切っていた陰の人物。
が、カール=キリトによって罪を暴かれ、貴族位を剥奪。
そして数ヶ月前、正式に収監されたはずだった。
……だが、奴がこのまま終わるとは思っていなかった。
「“組織的”な脱獄か?」
「はい。獄内の魔道具と術式が、外部から同時に干渉を受けた形跡があり……単独犯では不可能です」
「ということは、手を貸したやつがいる。しかも王国外部の“何か”がな」
俺は立ち上がり、壁の地図を指でなぞった。
「ここだ。王都南西の下層街。……奴が根を張っていた元領地に近い。まずはそこを洗え」
「はっ!」
部下が敬礼し、足早に部屋を出て行く。
◇
部屋に残ったのは、古参の副官であるギレムだけだった。白髪混じりの髪と浅黒い肌。戦場で何度も俺の背を預けた男だ。
「……団長、奴の“狙い”は?」
「……カール=キリトか、あるいは……」
言い淀む。だが、口に出さねばならない。
「……リリス=ヴァレンタインだ」
ギレムが眉をひそめた。
「どちらも過去に因縁があり、奴の逆恨みが根深い。とくにカールは──“すべてを奪った男”だ」
「カール殿は今、冒険者ギルトの依頼で王都を離れていると報告が。すぐには王都へ戻れません」
「リリス嬢は?」
「侯爵邸内に。現在はいるそうです」
「ならば、警備を倍に。民間の護衛団じゃ不安だ。直属騎士団から精鋭を回せ」
「承知しました」
◇
ギレムが退出したあと、俺はふっと息をついた。
(この動き……早すぎる)
ダンガー子爵が逃げ出したのは今朝方。にもかかわらず、もう街の警備の一角が動揺し始めている。
いや……違う。
あいつは「逃げた」んじゃない。
「狙って出てきた」んだ。
(今の王都には、大義も正義も、静かに根を張る“闇”もある)
そして、カールもまた……狙われるに値する存在になってしまった。
俺は、王国直属騎士団の団長として、戦場の英雄と呼ばれてきた。
だがそれは、常に“敵”が明確だったからこそだ。
今、目の前にあるのは――輪郭の曖昧な“内なる敵”。
あのダンガーが、ただの復讐者で終わるとは思えない。
「……裏に、誰かいるな」
俺は指を組み、呟いた。
脱獄の手口、術式の痕跡、消された記録。
魔族か? ノルドの陰謀か? それとも──新たな貴族派の残党か?
だが、どれであれ関係ない。
アベル=ダンガーをこのまま放っておけば、王都に再び“あの腐臭”が満ちる。
◇
扉が再び開く。
ギレムが戻ってきた。
「団長、キリト伯爵家の次男──キリアン=キリト様が、負傷されました。王立病院より緊急報が……重傷とのことです」
俺の眼が鋭く細まった。
「……やったか、ダンガー」
「現場に残された呪痕が一致。加害者はほぼ確実にダンガー子爵」
キリト家を狙った。弟カールではなく、次兄を。
(あえて“殺さなかった”のか……)
家族を傷つけ、英雄の心を揺るがせる。精神を先に削る手法だ。まるで戦術家のようなやり方……だが、これは復讐者の動きだ。
「よし。今すぐ追撃班を編成しろ」
「対象は?」
「アベル=ダンガー子爵。ただちに拘束せよ」
「目撃情報が少なく、正確な居場所が……」
「――ならば、動いた者すべてに目をつけろ。影を使え。裏路地の物売りから、魔道具商まで洗え。やつは必ず“痕跡”を残しているはずだ」
「はっ!」
副官が走り去る。
◇
残された部屋で、俺は一人、窓の外を見つめる。
王都の灯りは穏やかだ。
だがその裏で、闇が静かに広がっている。
カールは、“英雄譚の主役”にされすぎた。
そして、一緒に断罪されたリリスは、今は話題の剣聖殿に夢中のようだ。今、その光が強いほど、狙われやすくなっている。
「……なら、俺がやるしかないか」
もう一度、戦場に立つのは厭わない。
今度の敵が“獣”であろうと、“闇”であろうと。
この手で食い破ってやる。
ゼノ=バルジェ。
王国の赤き剣――獣の名にかけて。
必ず、奴を狩り出す。
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